機動戦士ガンダムSEED もう一人の英雄   作:どこかの超電磁砲

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PHASE-17「限界領域」

 

 

アークエンジェルは民間人などを降ろした後にアラスカを目指す為に地球へ降下しようとしていた。第8艦隊を護衛にアークエンジェルは地球へ降下する――――だが、そんなアークエンジェルや第8艦隊にザフトの艦が近付く。

 

 

「なんだってこんな時に!」

 

「ショウマ!」

 

「クリスは部屋に戻ってるんだ!!……ちぃ!」

 

 

艦内に警告音が鳴り響く。ショウマは格納庫を目指す―――――だが、ショウマの前方にトール達がいた。

 

 

「トール……皆……アークエンジェルを降りたんじゃ……」

 

「ん?ああ、俺達もお前と同じで地球軍に志願したんだよ」

 

「キラは降りるみたいだけど、ショウマは戦うんだな」

 

「ああ……まあな……そっか、やっぱりキラは……なら!」

 

「ああ!ショウマ!」

 

 

トール、サイ、ミリアリア、カズィを後にショウマは格納庫に――――すると、ショウマの視界にディアクティブモードのストライク・ブリッツが立ち並び、傍らにはストライク用試作ストライカーパックが置いてあった。

 

 

「マードックさん!ストライクを!」

 

「なぁに!?ストライクで!?お前さん、出来るのか!」

 

「OSを弄れば、なんとか。それとあのストライカーパックを装備したいんですが」

 

「……あれか!?だが、あれは試作用のストライカーパックだぞ!まだテストもしていないんだ!」

 

「けど、やるしかないでしょ!……このまま皆、仲良く死ぬ訳にはいかないでしょ!」

 

 

マードックの制止も聞かず、ショウマはストライクに乗り込む。OSを再構築して自身が扱いやすいようにする。マードックは仕方ないと割り切り、第8艦隊の補給物資の中にあった試作用ストライカーパック"i.w.s.p"を用意する。

 

 

 

《本当にいいのね、ショウマ君……》

 

「仕方ないでしょ。どうせ今ここで降りたって、G兵器の機密を知った俺を地球軍が放ってはおかないでしょ」

 

《それは……》

 

「取り敢えず、限界ギリギリまで出ます!今は戦いますから」

 

 

マリューはこの状況下で出ようとするショウマを止めようとした。しかし既にデュエル・バスター・イージスとゼダス2機がいる。第8艦隊の艦が次々と沈んでゆく。艦隊が全滅すると予測したショウマはギリギリで出撃する。

 

 

『カタパルトオンライン!ストライカーパックは……i.w.s.pを装備!進路クリア、ストライク発進どうぞ!』

 

「キラ、今は借りるぞ。お前の相棒を……ストライク、頼むぞ!」

 

 

ストライクはi.w.s.pを装備して出撃する―――――ムウは現時点で待機の為出撃していない。限界まで時間を稼ぐ……ショウマは艦隊を守る為にも動く。だが……

 

 

『ようやくお出ましかァ!!ストライクゥゥ!!』

 

「デュエル!?装備が!」

 

 

ストライクに近付く機影……それは追加装甲などを装備したデュエルアサルトシュラウド。デュエルはビームサーベルを振るい、ストライクはi.w.s.pにある武装 9.7メートル対艦刀でサーベルを受け止める。

 

 

『この傷の礼だァァァ!!』

 

「今お前を相手にしている暇はァ!!」

 

 

デュエルを蹴り、ストライクは115mmレールガン・105mm単装砲を放ち、迫るジンを撃墜する。しかしデュエルはそれでもストライクを追う……前回の戦闘で顔に傷を付けられた屈辱を晴らす為に、ストライクを倒そうとする。

 

 

『イザーク出過ぎです!ディアッカも!』

 

『ちぃ!やばい……戻れない!』

 

『うるさいっ!!』

 

 

レイラのゼダスがストライクとデュエルの間に入る。ゼダスレイラ機が実体剣を構えてストライクに斬りかかる。シールドは通常のエールで使用する時の物であり、ゼダスの実体剣を受け止め切れずに再び真っ二つになる。

 

 

「なかなかやる!」

 

『X105 ストライク……キラさん……でも動きが違う』

 

レイラ機とストライクがぶつかり合う――――――一方で降下シーケンスに移行しているアークエンジェルからブリッツとメビウス・ゼロが出撃する。

 

 

『ブリッツとMAか!くそ!』

 

「しつこいんだよ、お前等っ!」

 

《ショウマ!無事?》

 

「キラ!なんで……」

 

《僕も戦う……僕だけ何もしないのは……よくないから!》

 

 

キラの駆るブリッツはトリケロスに内蔵されたビームサーベルでバスターを退ける。だがザフトの攻撃により艦は沈んでゆく――――やがてハルバートンの乗るメネラオスが爆発する。大気圏突入するアークエンジェル……ムウは戻るもののショウマとキラはデュエルに阻まれて艦へ戻れない。

 

 

「「……!?」」

 

『まずい!このままでは!』

 

 

大気圏に近付き、ストライク・ブリッツ・デュエル・バスター・ゼダスは地球側へ引き込まれてゆく。だが、そんな状況でもデュエルはストライクとブリッツにビームライフルで砲撃する。だがそんな時にメネラオスから射出された民間人のシャトルが降下していた。

 

 

『よくも邪魔を……!逃げ出した腰抜け兵がァァァァァァァァ!!!』

 

 

「っ!やめろォォ!それにはァァァ!!」

 

 

ブリッツを駆るキラはシャトルを守ろうとする――――そのシャトルには折り花をくれた女の子が乗っていたのだ。キラは必死にシャトルに手を伸ばした。しかし、触れることは出来ず、デュエルから放たれたビームがシャトルを撃ち抜く――――

 

 

「うわああァァァァァァァァァ!!!!」

 

「キラァァァァァァァァ!!!」

 

 

 

 

 

ストライクはブリッツを抱えて大気圏へ突入する。

 

 

 

 

 

 

 

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