機動戦士ガンダムSEED もう一人の英雄 作:どこかの超電磁砲
皆さんお待ちかねのやめてよねはないんで、あしからず。
アークエンジェルの窮地を救ったのは"明けの砂漠"というレジスタンスだった。レジスタンスに救われたが、その明けの砂漠の中にキラは見知っている人物がいた……金髪の少女"カガリ"はストライクを見た後、キラに殴り掛かる。
「お前……お前が何故あんなものに乗っている!?」
「あっ……君は、あのモルゲンレーテにいた」
「くっ!」
「オイ!何すんだ!?」
「は、離せ!」
再びカガリはキラに殴り掛かろうとしたが、ブリッツから降りてきたクリスがそれを止めた。レジスタンスとアークエンジェルが合流している頃、レイラはイザーク、ディアッカと共に大気圏での戦闘で地球に降りてジブラルタル基地にいた。そしてレイラはイザークとディアッカを後ろに、ラウと通信していた。
《三人共、無事にジブラルタルに入ったと聞いて安堵している。前の戦闘ではご苦労だった》
「はい」
「……」
「死にそうになりましたけど」
《残念ながら、足付きとストライク、ブリッツを仕留めることは出来なかったが君達が不本意とはいえ、地球に降りたのは幸いかもしれん。足付きは今後、地球駐留部隊の標的となるだろうが君達もしばらくはジブラルタルに留まり、奴等を追ってくれ―――無論、機会があれば討っても構わんがね?》
ラウはそれを告げると通信を切る――――大気圏での戦闘でレイラのゼダスとイザークのデュエル、ディアッカのバスターはそのまま地球へ降下したが、駐留部隊に保護されて今に至る。
「宇宙には戻って来るなってこと?」
「そうではないでしょ……」
「けどよぉ、駐留軍と一緒に足付きを探して地べたを這いずれっていうのか?」
「―――――やるしかなかろう。それに」
レイラとディアッカが話す中で、今まで黙っていたイザークが顔に巻かれた包帯をほどく……顔には、以前ストライクによって付けられた傷が生々しく残っていた。
「討ってやるさ……この俺がな!」
「イザーク……」
「(……ショウマさんは……無事に降りたんでしょうか……)」
あの大気圏での戦闘で、ショウマがいたのを知っていたレイラは彼の安否を気にしていた。一方でアークエンジェルは明けの砂漠の案内で彼等が提示した目的地にいた。キラはクリスの要望で、ブリッツのOSを書き換えていた。
「―――よし、これでいいよ……でも本当に戦うのクリス?」
「……ショウマがあんな状態になったのはアタシのせいだ……だからアタシも戦う。見ているだけじゃ、ダメだ」
「クリス……いや、ショウマをあんな状態にしたのは僕の責任だ。僕が迷っていたから……」
日差しが照り付ける中でディアクティブモードのストライクとブリッツが立ち並んでいた。暑いのがうっとしく感じる中で、ストライクとブリッツの元に近寄る人影がいた。
「あ……おいキラ」
「なに?」
「あれ、さっきの奴じゃないか?」
「え……」
コクピットから確認するとカガリの姿がある。キラはクリスと共に機体から降りた。
「またキラを殴りに来たのか?」
「違う……その……謝りに来たんだよ……さっきはその済まなかったな」
カガリは照れくさそうに謝る。そんな彼女にキラとクリスは思わず笑ってしまう。
「っ!?な、何がおかしい!?……というか、あの時聞けなかったがお前は?」
「……クリス・ユキネだ。クリスでいい」
「そうか……クリス、お前がなんであんなものに乗っている?それにお前も」
「アタシはブリッツのパイロットじゃない……ただの臨時だ。ブリッツのパイロットはアークエンジェルにいる」
「え……」
「けどな……」
クリスの表情を見て、何かを察したカガリはそれ以上聞くのをやめた――――アークエンジェルにある一室。そこにショウマは寝かされていた……そんなショウマの元にフレイが再び近づいていた。
「あんなことで気が狂うなんて、本当にバカなんだから……でもいいわ。邪魔者はどんどん消しちゃわないと……次はあの女ね……」
フレイの言うあの女とはクリスのことだ……フレイは笑みを浮かべて、キラに近づこうと企んでいた。