機動戦士ガンダムSEED もう一人の英雄 作:どこかの超電磁砲
バルトフェルドやレイラとの出会いと再会から数日後、アークエンジェルは明けの砂漠から提供された基地を後にして全速力で移動を開始する。アスラカを目指すアークエンジェル……しかしそれを見過ごす事などしない砂漠の虎は急いで追撃を開始する。明けの砂漠の援護を受けて砂漠を脱出するというものだが、正直彼等では戦力にはならない。
キラとショウマはそれぞれストライクとブリッツに乗り込む。ムウは先にスカイグラスパーで出撃している。ストライクはエールストライカーを装備して出撃する。
『ショウマ君はアークエンジェルの艦上でそのまま出来る限り攻撃を防いで。無茶な話だけど』
「やりますよ……可能な限りは」
そしてショウマもまたアークエンジェルの艦上へ。すると戦闘ヘリ アジャイルからミサイルが放たれる。
「ごちゃごちゃと…!!」
ブリッツはトリケロスに内蔵されたビームライフルでミサイルを破壊しそのまま浮上してアジャイルを斬る―――そして艦上へ戻ると警告音がコクピット内に鳴り響くと同時にミリアリアの通信が入る。
『ショウマ気を付けて!7時の方向からMAが来るわ!』
「なに……まさか……」
耳に響く音速が次第に近付き、その黒き翼はアークエンジェルに攻撃を加えると変形してMSへと変わる。間違いない……そのMSこそ以前に戦ったモビルスーツ ゼダスだ。
「レイラさんかよ!!」
「ショウマさん……強行手段にはなりますが」
レイラのゼダスがそのままブリッツに激突――――ブリッツはそのまま下へ落下する。ゼダスもまた下へ降りると尾に付いた実体剣を装備して、ブリッツもビームサーベルを展開。
「レイラさん……やるしかない……情を持つな……彼女は敵だ」
「………参ります」
ゼダスは加速すると実体剣を振り上げ、トリケロスに振り下ろす……しかしブリッツはランサーダートを一本取るとそのまま二刀流で押し返す。一方のキラは苦戦はしつつもエールの機動性を活かしてバクゥを倒していた。
「はぁ、はぁ、あとは!」
猛攻が続く中でひときわ目立つオレンジ色のバクゥがストライクの前に現れる。
「君の相手はわたしだよ……奇妙なパイロット君」
「隊長機!?あの人かっ!!」
バクゥの指揮官用として開発された上位機種ラゴゥ……それに乗るのは砂漠の虎 アンドリュー・バルトフェルドとアイシャ。自由自在に砂の上を動くラゴゥはビームキャノンを放つ。
「くっ!!」
シールドで防ぐストライクはそのまま浮上してビームライフルを撃つ。しかしラゴゥはそれを交わして、2連装ビームサーベルを展開する……そして互いにサーベルをぶつけた。
「やるな少年……だが!」
「そんな!」
ラゴゥはストライクを押し返すと、そのままエールの左翼を斬る。ラゴゥが着地すると同時にゼダスとブリッツが火花を散らす。
「アークエンジェルには、近づけさせない!!」
「くっ!?ゼダスが押される……!!」