幻想郷へようこそ   作:もみ〜じ

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5話 俺の家

レミリア「そう、もう行くのね」

涼太「短い間だけど、お世話になりました。」

 

俺はレミリアさん達にお別れの挨拶をしていた。さすがに迷惑だと感じていたからだ。

 

フラン「また遊ぼーね!」

涼太「いいぞ!」

パチュリー「こ、今度、小鈴連れて、来てちょうだい!絶対よ」

 

なんだろう、この展開どっかで聞いたことある。俺生きて帰れるかどうか分からないような場所に行くような感覚なんだが…

 

涼太「あ、はい、分かりましたよ」

咲夜「お気をつけて、」

涼太「ありがとうございます、ケーキや紅茶美味しかったです」

 

咲夜さんはやはり好きだ。ほんと、いい髪色だしケーキとか美味しかったし…

 

美鈴「お元気で!」

涼太「そちらも」

 

美鈴さんは…すごい怖かった、あの殺気が…でも優しい人だ。いい門番…なはずだが。

 

俺は別れを告げ、門の外に出た。そういえば、俺、まだ自分の家がなかった。不動産屋に行こう。あるか分からないけど、こうして、結構離れた場所にある人里に向かうのだった。

 

涼太「あ〜ジ〇ジョ見てぇ」

 

そうつぶやきながら、俺は里についた。

 

涼太「不動産屋…不動産屋」

 

ない。それじゃぁ、どうやって家…作ればいいのか、でも許可がいるのだろう。こういうのって…

 

?「あ、お前は…」

 

そこには慧音さんがいた。久しい肉じゃが…じゃなくて慧音さんに会えて、なぜな心がほっとする。

 

慧音「久しぶりってほどでもないが、元気してるか?」

涼太「はい、おかげで能力が具体的に分かりましたし、とりあえず住まいを造ろうかなと…」

 

造る…そう、造るのだ。この能力があれば、物体などは画像を見ればそれを記憶し、実現化させることができるというチートを持っている。

 

慧音「家を…造る…?」

涼太「なんて言うか、想像した物や人を実現化させることができるらしいんですよ。それで、家建てていいか聞こうかなと」

慧音「建てるのは別にいいんだが場所だよ場所」

 

正直なところどこでもいいんだよね。静かな場所ならどこでもOKです。

 

慧音「分かった、好きに建ててくれ。今度また肉じゃが作ってやるよ」

涼太「やった!」

 

慧音さんの肉じゃが美味いんだよ。やったね。

 

涼太「ありがとう!ぜひいつでもいらしてください」

慧音「そうさせてもらうよ、他にも誰か呼んでもいいか?さすがに2人だけじゃ寂しいだろ?」

涼太「ま、まぁそうですね(慧音さんが言うんだ、我慢)」

慧音「じゃあまたあとでな!」

涼太「はい!」

 

そして慧音さんは里の方へ帰って行った。これから授業なのだろう。少し慌てて走って行った。

 

涼太「さて、建てるか(適当)」

 

建てる場所はもう決めている。この人が全然いないところだ。周りは自然で溢れている。読書するためだけに存在する場所って言っても過言ではないだろう。

 

涼太「……」

 

集中して、想像している家の設計図を考える。ハッ!

 

できた。

 

木造建築でモダンな内装、とてもオシャレな外見である。木材はダークオークを使用している。庭もあり、そこにはベンチのような椅子を置いた。ここで読書するためだけに置いた。

 

涼太「うん神だな(小並感)」

 

ここに住みたいと思う人が増加するだろう。しかもちゃんと倉庫も建てたんだ。そこには畑のくわとかもある。最高だろ?

 

涼太「今日からここが俺の家だ。ぐへへ」

 

俺は興奮していた。結構夢だったりしたこの建築ができたんだ。幼稚園の頃の将来の夢に「建築家」があったぐらいだ。

 

涼太「山田くん。俺は夢を叶えられたよ」

 

とりあえず言いたかったセリフも吐けたので、何もかもスッキリしていた。3LDK×3の一軒家。夢のマイルームができたことに感動している。

 

涼太「てか高校生がこんな立派な家に住んでいいのだろうか、今更だが」

 

まぁ、もう高校やめたって言ってもいいよね?ここ幻想郷だし、なんなら寺子屋の生徒になるのも悪くない。

 

そう思いながら、想像で作ったコーヒー製造機(?)でコーヒーを作りコーヒーを飲んでいた。

 

涼太「コーヒーうめぇ」

 

と言っても、ゲームあるけど、それ以外やる事ないし、友達作りたいので、人里に行くことにした。

 

涼太「あそこが寺子屋か」

 

寺子屋の中はまるで昭和時代の小学校のようだった。知らんけど、

 

慧音「お、涼太君じゃないか、どうしたんだ?」

涼太「いえ、一応学生なんで、寺子屋で授業受けようかなぁとかなんとか」

慧音「ぜひ!来てくれ!」

 

慧音さんは俺の手を強く握り、目をキラキラしてそう言った。おっふ、

 

涼太「(ち、ちちち近い)」

慧音「最初は見学でいいぞ!」

涼太「は、はい見学させていただきます」

 

えっと、ここは小学校なのか?俺より年下が多い。

 

慧音「みんな、彼は涼太だ。今は見学ということだがみんな仲良くしてくれな!」

涼太「涼太です。よろしく」

慧音「とりあえずミスティアのとなりだな」

 

俺は言われたところに向かい、座る。もちろん正座だ。

 

ミスティア「よろしく〜!」

涼太「よろしくねミスティア」

ミスティア「みすちーでいいよ〜!」

涼太「みすちー、よろしくね」

 

そこからは、慧音さんの歴史の授業を受けた。まて、これ高校でも多分習わないぞ。最難関学校レベルじゃあないか。興奮してきた。こう見えて、勉強はできるタイプなので、意外とモチベもあるし、結構好きなのだ。

 

涼太「分からないところが分かるようになるこの感覚はとても最高なんだ」

 

と、授業終わりにみすちーと会話していた時に出た話題だ。

 

みすちー「確かに、分からなかったことを分かるようになるまでの努力、それを成し遂げた時はとてもいい気分になるよね〜」

涼太「分からないところがあったら聞いてくれ、できる限り教えるよ」

 

あ〜言っちゃった。言っちゃったよ!友達ができたら言いたかったことベスト5!

 

みすちー「いいの?ありがとう!」

 

可愛い。その耳をモフモフしたい。

 

学校が終わり、みすちー達が家か分からないが、自分の帰るべき場所に帰って行った。今寺子屋には俺と慧音さんがいる。

 

慧音「今は、午後5時半、じゃあ8時に涼太君の家でいいか?」

涼太「はい!」

慧音「ど、どうした!?泣いているのか?」

 

いつの間にか、涙が出ていた。初めてだったんだ。両親も海外にいるもんで、だいたい菫子だけしか人間の関わりがなかったもんだからな。

 

涼太「初めてで…なんか嬉しくて、」

慧音「そうか、辛かったんだな色々と」

 

慧音さんは優しく俺を抱いてくれた。それは幼稚園の頃に迷子になっていた俺を探して、抱きついてくれた母親のように、とても暖かい気持ちになれた。

 

涼太「ありがとうございます…色々と用意しますから…待っていますよ。友達作る作戦を…」

慧音「ま、まぁそこは頑張ってくれ」

 

俺は改めて思った。幻想郷…ここは俺のいるべき場所だと思えた。

 

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