幻想郷へようこそ   作:もみ〜じ

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8話 庭師との出会い

華扇さんは明日修行すると言っていた、今日のうちに剣術などと言った自分の身を守れる、まぁ護身術と言ったものを学んでいこうと思う。

 

と、口で言うのは簡単なんだが誰を選べばいいのかさっぱり分からない。とりあえず人里に行っとけば何かしら出会いがあるだろう。と歩いていた。

 

?「あの〜」

 

突然後ろから呼び止められた。これで3〜4回目だな。

 

俺はすら〜っと後ろに振り向き、

 

涼太「はい」

 

その声は、なんとも言えない感じだった。喉がカラカラなのかどうかも分からない。ただ1つ確かなのは、「「ものすごく緊張してる」」

 

?「あなたが涼太さん…ですね?」

 

なぜか名前を知られている…ってそれはちょいと有名人になったからなのか?

 

涼太「そうですね、俺は涼太です」

?「あ!え〜っと、華扇さんに言われて…あいさつしといてって言われて…その〜」

 

なんか…すごく可愛い子だね。その子は白髪で黒のリボン?を頭につけている。そして刀を持っていた。ん?刀?

 

涼太「華扇さんに言われたってことは、剣術の先生ってことですか?」

妖夢「まだ未熟者ですが、ってまだ自己紹介してませんでした!私は魂魄妖夢、白玉楼で庭師をしています!」

 

妖夢さんと言うのか、こんな可愛い子が刀を振るって考えると、意外にいいな。そう思ってしまう俺は今どんな気持ちでたっているのだろうか。

 

妖夢「昼食はまだですか?」

涼太「えぇ、まぁ」

妖夢「良かったらお昼食べません?」

 

つまり、妖夢さんのお家に行けるということでいいの?それとも外食?

 

妖夢「もちろん!お家です!」

涼太「じゃあ、お言葉に甘えて」

 

ギュゥゥ〜〜

 

涼太「・・・・(めちゃ恥ずい)」

妖夢「お腹がすいてるんですね!ならちょうど良かったです!早く行きましょ?(なんか可愛いなぁ)」

涼太「はい!」

 

ということで、妖夢さんのお家、白玉楼とやらに来ました。ここに来て一言目が「怖い」でした。あちこちに幽霊がふわふわ飛んでいる。よく見ると妖夢さんの背中に引っ付くように幽霊がいる。

 

妖夢「えへへ、みんなちょっとイタズラするかもですけど、いい子たちですよ!」

 

そういうと、1匹?の霊が俺の方に近づいてきて、それに触れた。まず触れたことに疑問を抱く。

 

幽霊「なぁ、あんちゃん」

涼太「おう、どうした」

幽霊「絶対良い奴やろ、」

涼太「知らん」

幽霊「お前の後ろに引っ付くことにするわ、妖夢ちゃんのように」

涼太「おk」

 

幽霊が仲間になった。

 

俺に引っ付いた?取り憑いた?まぁどっちでもいいんだが、こいつのは山田と言うらしい、本人曰く「バナナの皮滑ったらいつの間にか閻魔大王のとこにいた」との事らしい。お気の毒に。

 

まぁそんなこともあったが、やっと妖夢さんの手料理を食える。

 

妖夢「あ!」

 

だが、人生はそう甘くはなかった。

 

妖夢「幽々子様!これ全部食べてしまったんですか!?」

 

恐らく幽々子という人がこの白玉楼を管理している者なのだろう。そんなことはどうでもいいんだが、この量を1人で平らげたのか?半端じゃないんだが。

 

幽々子「あら?あなたが涼太君?」

 

なんだろう、急に冷静になるじゃあないですか、さっきまでの満腹感に満たされたような、幸せな顔はどこに…

 

涼太「まぁ俺が涼太ですけど、飯……」

 

この数秒間、まるで時が止まったように沈黙していた。

 

幽々子「俺が時を止めた」

 

あれ、これ完全に知ってるやつじゃあないですか…絶対知ってますよね?俺はどう対応したらいいのだろうか…助けてくれ妖夢さん。

 

いや妖夢さん、Goodじゃあない。全然Goodじゃない。しかも顔可愛いな、どんな顔してるのッ。

 

数分後

 

まぁなんだかんだあって、やっと飯を食える。今日はオムライスを作ってくれるらしい。いやぁ、幻想郷にもちゃんとオムライスあるんだな!すごく嬉しい。

 

そして数分が経った。オムライスは今目の前にある。ケチャップはどこ?って思ったが、なんと妖夢さんがかけてくれるらしい。どうだ、全世界の男性諸君、羨ましいだろ。俺も嬉しい。

 

しかも…ハート型…だと、これは綺麗に食うしかないな。

 

では1口目、いただきます。

 

妖夢「どう…ですか?」

 

その上目遣いだけでゴチになります。だがオムライスもすごい美味い。食えば食うほどお腹がすいてくるだろう。俺は食レポが下手なので素直に美味い。しか言えないが…とにかく美味い。

 

涼太「すごく…美味いです。まじうめぇ」

妖夢「良かった!」

 

守りたい、この笑顔。ところで幽々子様は何をしているのだ?

 

幽霊「幽々子様!ちょっと!あの!僕はボールじゃないですぅ」

幽々子「ボンボンしてるだけじゃない、いいでしょ?」

幽霊「えぇ」

 

幽霊になると違う意味で大変だね。山田も怖気付いてるよ。

 

山田「いいなぁ俺もボンボンされてぇわ」

 

全然そんなことなかった。むしろやってほしくてたまらないようだ。

 

いつの間にかオムライスを完食していた。幻想郷の住民って飯作るの上手いのか?そんなことはないか、だけど美味いに超したことはないので、美味い美味いはその辺にしておこう。

 

涼太「ごちそうさまでした」

妖夢「お粗末さまでした!」

涼太「いやぁ美味しかったですよ!」

 

俺は食レポも語彙力もないので率直な感想を述べた。

 

妖夢「ありがとうございます!涼太君に食べてもらいたくて頑張って練習しました!…………あ」

 

すると、妖夢さんが赤面し言っちゃったァ!!!というような顔をしていた。

 

涼太「え?俺のために?」

幽々子「そうなのよぉ〜妖夢ったらまるで彼氏ができたみたいな顔をして、作ったことないオムライスを作り始めちゃって」

妖夢「ゆ、幽々子様!余計な事は言わないでくださいって!」

 

俺は何をしたらいいか困惑して、無意識に妖夢さんの手を握り、

 

涼太「妖夢さんの手料理、美味しかったですよ!」

妖夢「あ……」

 

パタン

 

妖夢さんは赤面したまま倒れた。布団に入れてあげよう。

 

その後幽々子様との会話で、

 

幽々子「多分妖夢は一目惚れをしたのよ」

涼太「一目惚れですか?」

 

まさか一目惚れされるとは思わなかったな。俺そんなにイケメンじゃないのにな。

 

幽々子「涼太君結構イケメンよ?」

 

結構ってなんですか結構って…ちょっと悲しいですよ!

 

幽々子「あら、ごめんなさいね」

 

明日は華扇さんの所で修行だから早く寝なければ。ということで白玉楼を後にする。妖夢さんにも挨拶しておきたかったんだが、今も横になってるからな。仕方がない。

 

俺は自分の家に帰り横になる。一目惚れされたことがない俺はこれからどうしたら良いのだろうか、そう考えていると眠くなってしまった。まぁ、惚れられる男になれて嬉しい気持ちだったのは間違いない。

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