無個性オリ主が共にヒーロー目指す!   作:チェリオ

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第49話 撮影

 一人の少年ががっくりと肩を落として、大きなため息を零していた。

 少年の名前は蛙吹 五月雨(アスイ サミダレ)

 彼は今日と言う日を心待ちにしていた。

 家から二駅ほど離れた場所であの“猿渡 一海(ペンネーム)”がシナリオを描いた初の映画撮影が行われるのだ。

 “猿渡 一海(ペンネーム)”はメディアに一切情報を出さない作曲家で発表した曲のことごとくがヒットする事で有名な人物で、彼もだが彼の姉に妹もお気に入りのCDを買っていたりする。

 特に発表された曲の中には姉の声そっくりなモノもあって、周りからその話を聞いて以降気になって聞き始めたらしい。

 

 当然ながら主題歌も担当しており、撮影現場では数量限定で先行販売が行われている。

 しかもその現場のキャストのサイン入りという限定版仕様。

 五月雨の目当てはまさにそれだったが転売されているものは非常に高く、小学校(十歳)と言う縛りがある以上は休日を狙う他なく、撮影日が休日に重なった今日になるのが楽しみで仕方ない。

 撮影場所によっては当日エキストラの抽選会もやっていたりもして、自分が選ばれたらと妄想まで膨らませながらワクワクドキドキと期待で胸を膨らませた。

 膨らむだけ膨らみはするも、その期待は当日になって急速に萎む事になる……。

 

 本来の予定では休みと言う事で父が連れて行ってくれるとの事だったのだけど、仕事の疲れもあって爆睡して揺さぶっても唸るだけで起きる気配はなく、姉に連れて行って貰おうと思うも職場体験の疲労から父同様に起きる事はなかった。

 時間も差し迫っていた事もあって起きていた妹に玄関の戸締りを頼み、少ない小遣い片手に大慌てで家を跳び出した。

 不安と淡い期待を混ぜ込んだ思いを胸に電車に乗り込み、撮影現場に到着した彼に突き付けられた現実は“完売”の二文字。

 無論抽選会も終わってとんだ無駄骨となってしまった。

 怒りやら苛立ちやら悲しいやらで膨れっ面になって立ち尽くす五月雨。

 そんな彼に一人の男性が近づく。

 

「迷子か?」

 

 声を掛けられ振り向くと純白のスーツに中折れハットを着用しているお兄さんが立っていた。

 見た感じから姉と同い年くらいだろうか。

 そう思うと視線を落としながら首を横に振って先の問いを否定する。

 

「なら具合でも悪いのか?」

 

 さらに問いかけるお兄さんに五月雨はぽつりぽつりと事情を零す。

 すると驚いたようで一瞬目を見開き、「そうか」と僅かに微笑みながらふわりと頭を撫でられた。

 

「わざわざ二駅も一人で来るとは大したモンだ。これは手ぶらで帰す訳にはいかないな」

 

 そう言うと撮影現場を周辺を見渡ながら取り出した携帯電話で誰かと話し始めた。

 どうしたんだろうと眺めていると撮影現場の方からおじさんがやって来る。

 こちらに向かってくる事から戸惑うもお兄さんは微笑むばかり。

 やって来たおじさんは「子供のエキストラが足りないから、良ければやってみないかい?」と言ってきたのだ。

 それもお礼に内緒でCD(予備)を差し上げますというオマケ付きで。

 いきなりの事で驚きながらも二つ返事で引き受けて、言われるままにしていると撮影はスムーズに終わり、五月雨はおじさんからCDを受け取って先のお兄さんの所へと走った。

 これらは全部あのお兄さんのおかげだという分かっているのでお礼を言わなくちゃというのと、少し聞きたい事もあるので足が自然に早まる。

 戻ってお兄さんに開口一番に礼を言うと「良かったな」とだけ言って笑う。

 だから五月雨も満面の笑みを返し、そしておずおずと不安交じりに問いかける。

 

「お兄さんは――――“猿渡 一海(ペンネーム)”なんですか?」

 

 周囲の人から離れた位置であった事と周りの雑音に紛れ、小声で問いかけた事でその言葉を耳にしたのはお兄さんのみ。

 少しばかり悩む仕草を見せたお兄さんは苦笑を浮かべ、唇に人差し指を当てた。

 反応から本人なんだと思うと嬉しくて仕方がない。

 

「良く気が付いたな」

「色々と手を回してくれたから偉い人だと思ったけど、監督さんはあの人ぽかったからもしかしてそうなのかなと」

「推測と予測、あとは勘と言ったところか。タダ(11人いる!)のように優れた直観力でもあるのかな?」

 

 クツクツと笑うと手にしていた紙袋の口を向けながら「どうぞ」と勧められ、中からシュガードーナツを手に取って齧る。

 ふわっと上品な甘さに程々の油を纏うしっとりしたドーナツの味わいが広がり、美味しいと二口目はガブリと大口で齧り付く。

 同じくお兄さんもシュガードーナツを齧るのだけど、憧れの人だからか似た動作にも関わらず格好良く観える。

 真似をするように齧ると微笑ましそうに笑った。

 

「さて、どうしたものか。俺としてはあまり知られたくないのだが」

「勿論秘密にします。だから、その、サインを……」

 

 交換条件と言う程ではないが、ならばとサインを強請るも色紙は持ち合わせていない。

 ハッと先ほど貰ったCDが脳裏を過るもそもそもすでにキャストのサインが入っているのでスペースが少なすぎる。

 焦り悩む素振りから察して一つ提案―――否、趣味の布教をする事に。

 

「サインぐらい構わないさ。ただ色紙などを持ち合わせてなくてね。お気に入りのCD(仮面ライダー系)があるからそれにサインしてプレゼントしよう」

「良いんですか!?」

「秘密を守ってくれるなら安いぐらいだ。とは言っても別に性別と年齢、格好とかを言わなければ会った事自体は言ってくれても構わないが……。そうだ、時間があるなら色々と遊んでいくかい?」

 

 思いもしなかった誘いにキラキラと目を輝かせる。

 到着時には最悪な日だと思ったけど、今となっては最高の一日になりそうだと五月雨は頬を緩ませる。

 近くのCDショップに連れられ、プレゼントするCDを探し始めるも、どちらにしようかと悩み始めて最終的に二枚CDをプレゼントされる事に。

 どちらも持っていないCDというのもあって非常に嬉しく、浮きそうなぐらい軽い足取りでゲームセンターではシューティングにレースをプレイしたり、カラオケでは思う存分歌いまくった。 

 遊びを楽しみながらその視線はお兄さんに向き続けていた。

 一つ一つの動作が格好良く、昼も近いという事で入ったオープンカフェでお兄さんが飲んでいるものを注文し、見様見真似で口にする。

 

「………苦い…」

 

 砂糖もミルクも一切入ってないブラックコーヒーは苦く、感想を渋い顔をしてそのまま口にしてしまった。

 普通なら砂糖を入れて甘くするところだけど、少しばかり意地も混ざって頑張ってそのまま飲もうかと悩む。

 そんな中、お兄さんは砂糖を二杯入れ、ミルクをぐるりと回し入れた。

 

「君も入れるか?」

「うん」

 

 勧められるままに砂糖とミルクを入れ、飲み易くなった事でホッと息をつく。

 続いて料理が届き始めて手を付けるも食べるペースは鈍い。

 これを食べ終えたらここでお別れなのだ。

 

 遊びに行く前に家族に心配させてはいけないと言われて連絡は済ませており、“猿渡 一海”のマネージャーよりそれらしい事情説明が行われ、昼過ぎには帰す事になっている。

 だからこの食事が終わったらさよなら……二度と会える事もないだろう。

 ゆえに食事のペースは遅い。

 

「もう少し、遊べないかな?」

「こうして縁は結ばれたんだ。また会う事もあるだろう」

 

 ポツリと期待を込めて零すも断言はされずとも叶わなかったのは理解出来た。

 残念で残念で仕方が無く俯いているとぽふっと頭の上に何かを乗せられ、それがお兄さんが被っていた中折れ帽子だと気付くのに時間は掛からなかった。

 

「ある人の言葉だが“男の目元の冷たさと、優しさを隠すのがこいつの役目だ”。まぁ、俺も早すぎて(・・・・)似合っているとは言い難いんだがな」

 

 戸惑いの視線を投げかけていると、駐車場に入って来た車より撮影現場にも居たおじさん―――マネージャーが近寄って来た。

 「迎えが来たな」と口にしてマネージャーに後を任せてお兄さんはお金を払って立ち上がる。

 

「帽子が“似合う男になれ”」

 

 その一言を残して背を向けるや否や、軽く手を振ってそのまま去って行った。

 また会えるよねと五月雨はその背を見送りながら帽子を被り直す。

 マネージャーに送られて帰宅後、朝早く一人で出かけた事について両親から叱咤されるも、“猿渡 一海”と会った事で姉と妹より質問攻めにされると自慢するかのように上機嫌で語るのだった。

 しっかりと帽子を被りながら。

 

 

 

 

 

 

 朝のSHR前の教室。

 扇動 無一は昨日出会った少年の事を思い返していた。

 職場体験と通常授業の間にある休日。

 今まで全てマネージャーに任せっきりだった事と、ヒーロー殺しの一件で想う所があった扇動は気分転換も兼ねて撮影現場の様子を眺めに行っていた。

 勿論素性を付ける事無く一般人の観客としてだ。

 好きな曲の普及なら兎も角、映画関連を全て再現する気は毛頭ない。

 あるのはこの一件でシナリオライターとして名声を得れば、他の作品にも手が出せるようになるという皮算用は存在している。

 すぐには無理でもいずれは仮面ライダーを今生で再現出来るのではないか………と。

 最初はホラーデビューの為にそういった作品が多いだろうけど、途中途中路線変更して行けば大丈夫だろう。

 ホラー(・・・)繋がりで牙狼とか。

 そんな想いを抱いていた昨日、ある少年と出会ってしまった。

 

 少年を思い返すにあたり、別に身バレして焦っている云々とかではなく、ヒーローなどを一切忘れて純粋に遊んだのはいつ振りだろうかという想いからである。

 今生どころか前世にまで遡るのでは…と軽く記憶が遡り始めた所で止め、それより布教がてら渡したCDの感想とか聞きたいなと考えを切り替える。

 お気に入りの曲と言う事でライダー系のCDを渡そうとしていたのだけど、名前(ペンネーム)から仮面ライダーグリスの主題歌を渡すべきか、それとも衣装的に鳴海 荘吉(なるみ そうきち)の挿入歌を渡すべきかで悩んだんだった。

 結局決めきれずにどちらも渡したわけだが…。

 そういえば連絡先も名前も聞いていなかった事に気付くが、自分が口にしたように縁があれば会えるだろう。

 微笑みながら思い出していると教室内が騒がしくなる。

 

 なんだろうと視線を向ければ蛙吹を中心に盛り上がっている様子。

 大方先週までの職場体験の内容だろうと当たりを付けたが、それは会話の内容から即座に否定された。

 

「えぇー!“猿渡 一海(ペンネーム)”に会ったの!?」

「ケロッ、私じゃなくて弟がよ」

 

 内容が内容だけに凝視してしまった。

 確かに顔つきとか似ていたなと思いながら耳を傾ける。

 

「どんな人だったの?」

「男性だった?それとも女性?」

「頼む!女性だと言ってくれ!そして美人であってくれ!!」

「それがいくら聞いても教えてくれなかったの」

 

 ちゃんと約束を守ってくれた事に心の中で感謝する。

 同時に願望を口にする峰田に男で悪かったなと苦笑を向ける。

 

「サイン入りのCDに帽子をプレゼントされて、午前中遊んで貰って凄く喜んでいたわ。寝る時まで帽子を被ろうとしていたぐらいよ」

「とっても嬉しかったんやろうね」

「――っていうか本人直筆のサインとか超レアじゃん!俺も欲しいなぁ」

「アンタ、踏んで割ってオチつきそう」

「んな事しねぇって!」

 

 素性を知りながら話に参加している耳郎や八百万から時々視線を受ける中、中心にいた蛙吹が輪から抜けてこちらにやって来る。

 

「扇動ちゃん、少し良いかしら?」

「別に良いけど話し中だったようだけど―――どうした?」

「いつもドーナツを持ち歩いていたわよね?」

 

 表情には出さなかったがその言葉に内心驚いていた。

 確かに黙っていて欲しいと頼んだ項目外。

 身バレしても構わないと思う反面、そうしたら面倒な事になりそうだなと策を巡らし始める。

 何を言われるかと身構える扇動に蛙吹は続ける。

 

「弟が昨日から食べたいって言っててね。どこかオススメの店ないかしら」

「………それなら何件かあるから後でリストアップしておくよ」

「助かるわ」

 

 バレたのかと思ったがそうでもないらしく安堵する。

 それにしても世間と言うものは狭いものだなと持ち込んでいたシュガードーナツを齧る。

 蛙吹が輪の中に戻った事でニヤニヤと笑いながら耳郎がそそそっと寄って来る。

 

「子供には随分と優しいじゃん」

 

 耳元で囁かれた言葉にため息交じりに返しておく。

 

「元々優しいだろ俺は?」

「「「「「―――え?」」」」」

 

 耳郎を含む返事が聞こえてしまった面々は否定と疑問を抱く戸惑いを持たした。

 そんな面々は朝っぱらから扇動のデコピンを受けるのであった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラスや学年トップではなく雄英高校在校生トップに君臨し、プロにも匹敵する実力者三名―――通形 ミリオ(トオガタ ミリオ)波動 ねじれ(ハドウ ネジレ)天喰 環(アマジキ タマキ)を総じて“ビッグ3”と呼称している。

 すでにヒーロー資格を保有して職場体験やインターンでは活躍を見せる彼・彼女らは撮影現場である一室を訪れていた。

 別に雄英高校で行われた授業の一環と言う訳ではない。

 通形にバイトの依頼が入って、波動達はその見学という形で随伴したのだ。

 正確には通形より話を聞いた波動が親友の甲矢 有弓(ハヤ ユウユ)を誘い、渋っていた天喰の背を押して(半ば強制)見学に訪れた形である。

 

「どんな撮影なんだろう。楽しみだね!」

「そうだね。けどあまりスタッフさんの邪魔しないように」

 

 にこにこ笑いながら見渡す限り興味津々と言った様子の波動に性格を熟知している甲矢が釘を刺しておく。

 あらゆる事に興味を持って問いかける様も波動の可愛らしいところだとは思っている甲矢だが、さすがに撮影前であちこち忙しそうに往復しているスタッフ達の邪魔をするのは良くないと理解している。

 だから先に釘を刺したというのに言った矢先から問いかけようと、スタッフに負けじとあちこち行こうとする波動を何とか止める。

 せめて天喰ぐらい大人しくしてくれればと思うも、それはそれは波動らしくないと考えを検める。

 

 天喰は目付きが悪いために一見強気のように見えるが、実際はメンタルが弱い上にネガティブな思考の持ち主。

 今とて邪魔にならないようにスタジオの端に寄っているのだけど、極端な程に壁に寄っては頭を擦り付けるようにして人の視線を視ないように壁へと向いたまま。

 それでは見学にならないだろうと思いながらも、とりあえず波動の手を引いて天喰の下へと向かう。

 

「誰もが忙しそうな中、俺は暇を持て余して……周りからなんて思われているのだろうか……もう、帰りたい」

「駄目だよ天喰君!ちゃんと見ないと」

「けど、姿が見えないんだけど」

 

 別の意味で帰りたい甲矢は肯定したい気持ちはあるも、せっかく波動に誘われたからと今すぐ帰る選択肢はない。

 訪れている一室で行われるのはホラー映画のワンシーンの撮影。

 内容を知らないとはいえホラーシーンを画面を通して観るのと、直に見るのとでは大きく異なるだろう。

 もっと怖く感じるのか編集前の為にそうでもないのかは別として。

 

 それにしても見学しようにも通形の姿が全くもって見当たらない。

 一緒には来た筈なのだけどと周りを見渡す。

 その間も波動が勝手に動き回らないように甲矢は見ておかないといけないので、しっかりと探すにしては注意が散漫してしまう。

 その最中、可笑しな光景を目にしてしまった。 

 

「―――えっ…」

「どうしたの?」

「――ヒッ!?」

 

 声に反応した波動と天喰は甲矢が見ている先に視線を向けて、膠着して小さく声を漏らしてしまった。

 目線の先は一室の置かれた一台のブラウン管のテレビ。

 映像が映し出される画面は真っ暗だったが、真っ白な手が映り込む。

 

 否、血の気の引いた真っ白な手が画面から出て来たのだ(・・・・・・・・・・)

 ゆっくりとした動作で出て来たのは手だけでなく、腕から肩、そして顔を隠すように少しばかりぼさついた長い黒髪が垂れる。

 這い出るように画面から姿を現したソレは立ち上がり、古びて薄れ汚れた白いワンピースを不気味に揺らす。

 慌ただしかったスタッフ一同も気が付いて膠着し、テレビから現れたソレを凝視する。

 ゴクリと生唾を呑んだのは誰だったのだろうか?

 

 誰もが見つめる中でソレは小刻みに震えながら動き出して―――サイドチェストのポーズを取って髪の隙間からきらりと歯を見せてニカリと笑った。

 

 「ナイスバルク!」とスタッフの誰かが口にした事で現場は笑いに包まれた。

 同時に画面から出て来たソレが通形なのだと理解した。

 

 通形の個性は“透過”と言って発動すればありとあらゆるもの(・・・・・・・・・)をすり抜ける事が可能。

 今回バイトを頼まれたのはその個性ゆえにである。

 撮影期間が非常に短いために当初はCGの予定だったが何処からか聞き付け、バイトの依頼をする事になったのだ。

 個性ならCG加工するより時間も短く、なおCGに掛かるお金より大分安く済む。

 そんな事情は知らず、目の前で行われた通形の練習で驚いた事に感想を零した。

 

「ビックリしたぁ」

「凄かったね今の!個性見て解かったけど背筋がぞぞぞってしたね!」

「変な声出しちゃったよ」

「ねぇ、天喰君は―――あれ?」

 

 波動と甲矢は互いに感想を口にする中、天喰にも振るが当の本人は驚きと恐怖のあまり固まってしまっていた。

 固まるほど怖かったもんねと納得しながら早矢は、天喰の周りをうろうろしながら声を掛ける波動も可愛いなとほっこりとしながら眺める。

 撮影シーンは無事終わり、帰り支度する頃には天喰も平常運転―――いや、大分怯えていたが動ける程度には回復するも、撮影を終えた通形と波動より映画が公開されたら一緒に見に行こうと誘われたのは震えながら全力で断ろうとしていたが、結局は押し切られる形で行く事になるんだろうなぁと甲矢はオチの予想を立てながら静かに見守るのである。

 

 

 

 ちなみに蛙吹 五月雨が関わったのは別であり“ある家に関わるだけで呪われる”作品で、猫の群れが出て来る方ではなく映画一作目の内容になっている。




●男の目元の冷たさと、優しさを隠すのがこいつの役目だ
 似合う男になれ
 【仮面ライダーW】鳴海 荘吉より
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