伝説の超鬼殺隊員   作:ツキリョー

17 / 49
第十七話です。ブロリーの強さを引き出したかったので大分簡素化してしまいました。こんな小説でも最後まで読んで頂けると嬉しいです。


下弦と上弦!乗客を守れ!無限列車の戦い!

無限列車の屋根上に下弦の壱、魘夢によって眠らされたブロリーは自身のトラウマとも言える赤子の時の孫悟空に泣かされてる夢を見ていた。このときのブロリーは、眠らされたことをしっかりと覚えており、この夢も魘夢が見せていると自覚していた。

 

孫悟空「うえーん!!うえええん!!うえええん!!」

 

ブロリー「・・う・・ひっく・・ぐす・・」

 

ブロリー(現実)(俺にカカロットの夢を見せるとはいい度胸だ!!あのムシケラ絶対に許さん!血祭りにあげてやる!!ここが夢の中なら、カカロットや赤ん坊の俺もろとも破壊し尽くしすだけだぁ!!)「破壊の呼吸!捌の型!ブラスターメテオ!うおおおお!!」ピュンピュンピュンピュン! ドッカーンドッカーンドッカーン!

 

本来魘夢の夢は、自分の頚を斬ることによって目が覚めるのだが、実は方法はもう一つあったのだ。それは夢の中のもの全てを破壊することだった。全てがなくなることで初めて目が覚めるようになっていたのだ。これはブロリーだけが発見した新しい方法だった。

 

――――――――――

 

現実世界では、ブロリーを眠らせた魘夢が汽車との融合を進めていた。

 

魘夢(ようやく客車二両の融合ができたよ。こいつが術にかからなかったせいでだいぶ融合するのが遅れた!そのままトラウマの夢を見続けるといい。廃人になったところを切断してあの御方のところに持っていくから、もう少しの辛抱だよ、待っててね。)

 

魘夢はブロリーが寝たことに、勝利を確信して物思いに耽りながらうっとりと俯いて眠っている姿を見ていた。が、しかし

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

魘夢「!?」(あれぇ?何だ?空気が・・揺れてる!!)

 

一気に空気が揺れだしたことに魘夢は困惑する。そして

 

ブロリー「があああああああ!!カァカァロッットォォォォォーーー!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

ブロリーが『伝説のスーパーサイヤ人』に覚醒しながら雄叫びをあげて目を覚ましたのだ。そして、このときのブロリーの叫び声は山彦の如く響き渡り

 

「「!!?」」ガバッ

 

炭治郎「!!ブロリーさん!?」バッ

 

杏寿郎「!ブロリー青年!!」バッ

 

善逸・伊之助「!?」ガバッ

 

なんと魘夢の血鬼術を破って、乗客約二百人全員を眠りから目覚めさせたのだ。そしてブロリーは悪魔の白眼で魘夢を睨み、物凄い威圧感を出す。

 

ブロリー「よくも俺にカカロットの夢を見せたな!覚悟できてんだろうな?」

 

魘夢「!!・・あの方が"柱"に加えて首飾りの君を殺せって言った気持ち、凄くよくわかったよ。術をかけても一瞬で破る所とか、鬼じゃないくせにあの方よりも強いところとか。存在自体がもう邪魔な感じ。」

 

ブロリー「お前だけは簡単には死なさんぞ。」

 

魘夢「これ以上俺をイラつかせないでよ。もう一度眠ってて。血鬼術・強制昏倒催眠の囁き。お眠りぃぃ!」

 

ブロリー「それがどうした?破壊の呼吸!弐の型!イレイザーキャノン!」ポウ

 

魘夢「!!」ドッカーン!

 

『伝説のスーパーサイヤ人』になったブロリーに、魘夢の血鬼術は効かなくなっていた。そしてそのままブロリーの気弾は魘夢を呑み込み、そのまま爆発を起こした。

 

ブロリー「フハハハハ!!雑魚がいきがったところで無駄なのだ!!これにて一件落着「等と、その気になっていた君の姿はお笑いだったよ。」・・へぁっ!?」

 

声がした方向を見ると、気弾で破壊されたはずの魘夢がバラバラになりながらも、その体の肉の一つ一つは客車と繋がっていた。

 

魘夢「はぁ、まだたった二両とはいえ融合しといて良かったよ。この二両と融合してなかったら俺死んでたよ。」

 

ブロリー「何故お前が生きている!?」

 

魘夢「うふふふ。いいねいいね、そういう顔を見たかったんだよ。まだ前から二両しかできてないけど、俺はこの汽車と融合した!」

 

ブロリー「は?」

 

魘夢「つまりこの列車の乗客が、俺の体を更に強化するための餌ってことだ。お前にこの汽車の乗客達全員を、守りきれるかな?」ズズズズ

 

魘夢は挑発するようにブロリーに告げると、そのまま客車の中に溶けるように消えていった。

 

ブロリー「チッ!「ブロリーさん!」へぁっ!?」

 

自分のすぐ後ろから大声が聞こえ、ブロリーは驚いて後ろを振り返ると、そこには眠りから目覚めた炭治郎が日輪刀を構えて真後ろにいたのだ。

 

炭治郎「ブロリーさん!!鬼はどこに!?」

 

ブロリー「炭治郎!他のやつらは起きてるか?」

 

炭治郎「えっ!はっはい!さっきのブロリーさんの大声で他の人全員が目を覚ましました!」

 

ブロリー「ならば炭治郎!柱として命令をする!俺や善逸達で他のやつらをこの汽車の二両目よりも後ろに避難させる!お前は伊之助と二両目と三両目の車両を切り離せ!」

 

炭治郎「はい!ブロリーさん!行きましょう!」

 

ブロリー「はい・・」

 

ブロリーと炭治郎は先ほど開けた穴から再び車内に戻ると急いで二両目へと向かった。そして二両目へ着くと、通路を伊之助が凄い勢いで向かってきていた。

 

伊之助「うおおおおお!!ついて来やがれ子分共!!ウンガァアアア!!爆裂覚醒!猪突猛進!伊之助様のお通りじゃアアア!!」

 

伊之助の姿を見た炭治郎は一瞬安堵の笑みを浮かべるが、すぐに気を引き締めた表情をすると、すぐ様伊之助に指示を飛ばした。

 

炭治郎「伊之助!!この列車はまだ三両目から後ろは安全だ!!他の人たちを守るんだ!!この汽車の前から二両までが鬼になっている!!」

 

伊之助「!!やはりな・・俺の読み通りだったわけだ。俺が親分として申し分なかったという訳だ!!」

 

「うわあああ!!」「キャアアア!!」

 

炭治郎・伊之助・ブロリー「!!」

 

炭治郎が状況を伝えていると悲鳴が聞こえ、向くと魘夢の触手のような肉片が乗客達に襲いかかろうとしていた。

 

伊之助「全員伏せやがれえええ!!獣の呼吸!伍の牙!狂い裂き!!!」ジャキーン!

 

四方八方に斬りつける技で肉片を破壊して元に戻るための時間稼ぎができるようになった。

 

――――――――

 

一方一号車では、禰豆子がたった一人で乗客を魘夢から守っていたが、やがて限界が見えてくる。そして両腕を肉片に捕らえられてしまった。

 

禰豆子「ムッ!」

 

そのまま両足までもを捕らえられてしまい、その部分からミシミシと軋む音がする。

 

ミシミシ

禰豆子「ムッ!・・うう・・」

 

しかしそのとき、目を覚ました杏寿郎が屋根を突き破って一号車の車内に降りてきた。そしてそのまま禰豆子を締め上げていた肉片を切り落とした。

 

杏寿郎「うーん!うたた寝してブロリー青年に起こされるまでにこんな事態になっていようとは!!よもやよもやだ!柱として不甲斐なし!!穴があったら、入りたい!!」

 

そして杏寿郎の目に見えないほどに速い剣術に、一号車は一時肉片はなくなった。それを確認するとすぐさま二号車へと向かった。

 

杏寿郎「竈門少年!ブロリー青年!」

 

炭治郎・ブロリー「煉獄さん!/杏寿郎!」

 

杏寿郎「一号車ではかなり細かく斬擊を入れてきたので、鬼側も再生に時間がかかると思うが、余裕はない!!手短に話す!ブロリー青年から何か指示は聞いてるか!?」

 

炭治郎「はい!一号車と二号車の人たちを避難させたら二両目から後ろを切り離せと言われました。」

 

杏寿郎「うむ!ブロリー青年!柱としていい指示だ!竈門少年は俺と共に行動するように!この二両は俺と竈門少年が守る!黄色い少年は乗客の誘導を任せる!猪頭少年と竈門妹は黄色い少年の誘導が終わり次第、連結機を破壊するんだ!」

 

炭治郎「連結機?」

 

杏寿郎「車両と車両を繋ぐ金属だ!それを外すと切り離されるんだ!」

 

炭治郎「わかりました!ブロリーさん行きましょう!」

 

ブロリー「はい・・」

 

炭治郎とブロリーは杏寿郎の指示の通りに去っていき、杏寿郎が次々に湧いてくる肉片を切り刻んで、その隙に逃げ惑う乗客達を善逸の必死の呼び掛けでなんとか避難させていた。

そして

 

善逸「煉獄さん!全員の避難が終わりました!」

 

杏寿郎「うむ!では猪頭少年!竈門妹!頼んだぞ!」

 

魘夢『させないよ!』

 

まだ融合が完了していない三号車と二号車の連結機を破壊しようとしたとき、二号車から魘夢の肉片が連結機を守るように動く。しかし

 

禰豆子「ムーッ!」ザシュッ

 

伊之助「よくやったぞねず公!流石俺様の子分だ!獣の呼吸!肆の牙!切細裂き!!」ジャキーン!

 

ガシャン!ギギギ

 

禰豆子が連結機を守るように動いた肉片を切り刻み、伊之助ががら空きになった連結機を破壊して、二号車と三号車を切り離したのだ。

 

伊之助「よっしゃああああ!!ぶった斬ってやったぜぇぇぇ!!」

 

魘夢(やられた・・!!乗客二百人全員が避難させられた・・!汽車と一体化し、一度に大量の人間を喰う計画が台無しだ。この猪のせいだ!そしてあの娘、鬼じゃないかなんなんだ!鬼狩りに与する鬼なんて、どうして無惨様に殺されないんだ!融合を解いて早く逃げなければ殺される・・!なんなんだあの化け物は!?俺の術が全く効かなくなった!あのトラウマの夢を見せてからがケチのつき始めだ。こんなことになるならあんな悪夢なんて見せなければ良かった・・!!逃げるんだぁ・・勝てるわけがないYO・・)

 

炭治郎「煉獄さん!善逸から教えてもらったブレーキと言うのを早く・・!」

 

杏寿郎「これがブレーキか!これを回せばいいんだな!」グイ

 

魘夢が人間を喰えなかった為に逃げようとしている、その間に杏寿郎がブレーキをかけて汽車を止めた。魘夢は汽車との融合を解いて再び屋根の上に姿の現した。そして二号車にいる炭治郎達を恨めしそうにみながら去ろうとした。・・後ろからブロリーが迫っていることも知らずに。

 

魘夢「くそっ!次はこうはいかないよ。必ずお前達の息の根を止めてや・・ふおおお!?」

 

ブロリー「イェイ☆!」

 

ガシッ ヒューーン! ドゴーーン!

 

ブロリーは魘夢の頚にラリアットを決めると、そのまま近くにあった岩盤に叩きつけたのだ。その威力は、ブロリーが叩きつけた所を中心に大きなクレーターが出来るほど強いものだった。それだけではなく、グイグイと更に押し付けている。

 

ブロリー「もう終わりか?」グイッグイッ

 

魘夢「ぐっ・・くっ・・う・・」ズザー・・

 

ブロリー「終わったな。所詮、クズはクズなのだ・・!」

 

ブロリーに尋常ではないほどの攻撃を受けた魘夢は意識を保つことができずに、手を離されると力なく地面に落下し、そのまま気を失った。それを見たブロリーは魘夢をクズと一蹴した。そして

 

ブロリー「取って置きだ!破壊の呼吸!壱の型!ブラスターシェル!」ポウ ドッカーン!

 

魘夢「!!ギャアアアアア!!」デデーン☆

 

ブラスターシェルをもろに受けた魘夢は、あまりの衝撃に気絶から目を覚ましたものの、その直後に来た激痛に耐えられずに凄まじい断末魔をあげて飲み込まれていった。そしてブラスターシェルが爆発すると魘夢は完全に消滅し、死亡した。自身の勝利を確信すると、ブロリーは通常形態に戻った。そしてそこに列車を止めた炭治郎達がやって来る。炭治郎は重傷こそないものの所々怪我をしていた。

 

ブロリー「俺にカカロットの夢を見せた報いだな!惨めに死んでいったな。フハハハハハハハハハハ!!」

 

炭治郎「ブロリーさん!」

 

杏寿郎「ブロリー青年!」

 

伊之助「セロリー!」

 

ブロリー「炭治郎!杏寿郎!伊之助!」

 

杏寿郎「下弦の壱は倒したか?」

 

ブロリー「はい・・」

 

伊之助「そうか!倒したか!ガハハハハハ!!流石俺様のライバルだ!倒し甲斐があるぜぇ!」

 

杏寿郎「うむ!柱としての振る舞いは見事だった!そして全員全集中の常中ができるようだな!感心感心!」

 

炭治郎「煉獄さん・・」

 

杏寿郎「常中は柱への第一歩だからな!柱までは一万歩あるかもしれないがな!」

 

炭治郎「頑張ります・・」

 

杏寿郎「呼吸を極めれば様々なことができるようになる。なんでもできる訳ではないが、昨日の自分より確実に強い自分になれる。」

 

炭治郎「・・はい。」

 

炭治郎の返事に杏寿郎は満足そうに笑い、この任務の結果を炭治郎に伝えた。

 

杏寿郎「皆無事だ!怪我人もいない!ブロリー青年や竈門少年を始め、皆素晴らしい活躍をした!俺は君達を誇りに思う!後はもう・・」

 

ドオーーン!!

 

杏寿郎が今後の指示を出そうとしたとき、空から何かが降ってきて凄まじい轟音と共に砂埃が舞う。そして砂埃が収まると中から出てきたのは、白い体に青い模様が入った全身が筋肉質の男だった。その目には『上弦、参』とかかれていた。この男は十二鬼月の上弦の参、猗窩座である。突然の上弦の鬼の登場に炭治郎は動揺を隠せなかった。

 

炭治郎(上弦の・・参?どうして今ここに・・)

 

ブロリー「また一匹、ムシケラが死にに来たか。」

 

猗窩座は何も言わずに、いきなり炭治郎やブロリーへと襲いかかった。それを見た杏寿郎は咄嗟に呼吸を使って炭治郎達を庇う。

 

杏寿郎「炎の呼吸!弐の型!昇り炎天!」ガキーン!

 

猗窩座「!!」バッ

 

自身の左腕を真っ二つに斬られた猗窩座は、後ろに大きく跳んで杏寿郎と距離をとる。そして瞬く間に左腕の傷を再生させた。

 

猗窩座「いい刀だ。」ペロッ

 

ブロリー(あいつ手をなめた・・!気持ち悪リーです・・)

 

杏寿郎(再生が速い・・この圧迫感と凄まじい鬼気、これが上弦。)「何故手負いのものから狙うのか理解できない。」

 

猗窩座「話の邪魔になるかと思った、俺とお前の。」

 

杏寿郎「君と俺が話をする?初対面だが俺はすでに君のことが嫌いだ。」

 

猗窩座「そうか、俺も弱い人間が大嫌いだ。弱者を見ると虫酸が走る。そいつら二人は弱い。」

 

杏寿郎「俺と君とでは物事の価値基準が違うようだ。」

 

猗窩座「そうか、では素晴らしい提案をしよう。お前も鬼にならないか?」

 

なんと猗窩座が提案した内容は鬼への勧誘だった。それに対して杏寿郎は拒否の意思を持って即答した。

 

杏寿郎「ならない。」

 

猗窩座「見れば解る、お前の強さ。その闘気、練り上げられている。至高の領域に近い。」

 

杏寿郎「俺は炎柱の煉獄杏寿郎だ。」

 

猗窩座「俺は猗窩座。杏寿郎、何故お前が至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう。人間だからだ。老いると死ぬからだ。鬼になろう杏寿郎。そうすれば、百年でも二百年でも鍛練し続けられる。強くなれる。」

 

炭治郎(今まで会った鬼のなかで一番鬼舞辻の匂いが強い。俺も加勢しなければ・・)

 

杏寿郎「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ。強さというものは、肉体にたいしてのみ使う言葉ではない。少年や青年は弱くない、侮辱するな。何度でも言おう、俺と君とでは物事の価値基準が違う。俺は如何なる理由があろうとも鬼にはならない。」

 

猗窩座「そうか・・術式展開!破壊殺・羅針!鬼にならないなら殺す。」ドン!

 

杏寿郎「壱の型!不知火!」ドン!

 

杏寿郎が鬼にならないと答えたのを最後に、戦いの火蓋が切っておとされた。目に見えない速度で二人の技がぶつかり合うと激しい衝撃波が発生し、伊之助もその気配をひしひしと感じていた。

 

猗窩座「今まで殺してきた柱たちに炎はいなかったな!そして俺の誘いに頷く者もなかった!何故だろうな?同じく武の道を極める者として理解しかねる!選ばれた者しか鬼にはなれないというのに!素晴らしき才能を持つ者が醜く衰えてゆく!俺は辛い!耐えられない!死んでくれ杏寿郎!若く強いまま!破壊殺・空式!」ドドドドド

 

杏寿郎「肆の型!盛炎のうねり!」ガガガガガ

 

炎がうねるような剣擊で猗窩座の血鬼術をなんとか相殺するも、杏寿郎が徐々に押されてきていることは明らかであった。

 

杏寿郎(虚空を拳で打つと攻撃がこちらまで来る!一瞬にも満たない速度!このまま距離を取って戦われると、頚を斬るのは厄介だ。ならば近づくまで!!)ドン!

 

猗窩座「この素晴らしい反応速度!この素晴らしい剣技も失われていくのだ杏寿郎!悲しくはないのか!!」

 

杏寿郎「誰もがそうだ!人間なら当然のことだ!」

 

その間に加勢しようと炭治郎が動こうとするが、杏寿郎が怒鳴り付けてそれを阻止した。

 

杏寿郎「動くな!!傷が開いたら支障が出るぞ!!待機命令!!」

 

炭治郎「!!」ビクッ

 

猗窩座「弱者にかまうな杏寿郎!!全力を出せ!!俺に集中しろ!!」

 

杏寿郎・猗窩座「炎の呼吸!伍の型!炎虎!!!/破壊殺・乱式!!!」

 

二人の技がぶつかり合って砂埃が消えると、鬼と人間の身体能力の差が現れてきていた。猗窩座は胸部の傷をすぐに修復させるが、杏寿郎は肋骨が折れ、左目がつぶれていた。そして息が上がっており見るからに辛そうだった。

 

ブロリー「・・!」ビキ

 

炭治郎(煉獄さん・・)

 

伊之助(すげぇ・・隙がねぇ入れねぇ、動きの早さについていけねぇ。あの二人の周囲は異次元だ。間合いに入れば"死"しか無いのを肌で感じる。助太刀に入った所で足手まといでしかないとわかるから動けねぇ。)

 

猗窩座「生身を削る思いで戦ったとしても全て無駄なんだよ、杏寿郎。お前が俺に喰らわせた素晴らしい斬擊も既に完治してしまった。だがお前はどうだ?潰れた左目、砕けた肋骨、傷ついた内臓、もう取り返しがつかない。鬼であれば瞬きする間に治る。そんなもの鬼ならばかすり傷だ。どう足掻いても人間では鬼に勝てない。」

 

炭治郎(手足に力が入らない・・ヒノカミ神楽を使うとこうなる、助けに入りたいのに・・!)

 

しかし、杏寿郎はそれでも笑いながら強い闘気を猗窩座に向ける。

 

杏寿郎「俺は俺の責務を全うする!!ここにいるものは誰も死なせない!!」ゴォ

 

猗窩座「素晴らしい闘気だ・・それほどの傷を負いながらその気迫!その精神力!一部の隙もない構え!やはりお前は鬼になれ杏寿郎!!俺と共に戦い続けよう!!」

 

杏寿郎・猗窩座「炎の呼吸!玖の型!/術式展開!破壊殺!」

 

ブロリー「はあああああぁぁぁぁ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

猗窩座・杏寿郎・炭治郎「!?」

 

猗窩座と杏寿郎が互いに技をぶつけ合いそうになったとき、ブロリーが雄叫びをあげて空気を震わせた。辺り一面が緑色の世界になって周りにいる人は全員別世界へ来たように感じていた。炭治郎は勿論、杏寿郎と猗窩座も驚いて動きを止めた。そして緑色のエフェクトがブロリーのいる場所に収まっていくと、そこには再び覚醒したブロリーがいた。しかし、そのブロリーの姿を見た炭治郎は思わず声に出して驚いていた。

 

炭治郎「いつものブロリーさんと姿が違う!?」

 

炭治郎の言うように、今のブロリーは『スーパーサイヤ人』でも『伝説のスーパーサイヤ人』でもない形態になっていた。白眼は変わらないが緑がかった金髪から完全な緑髪になり、それは後ろに自身の腰まで伸びていた。そして眉毛がなく『伝説のスーパーサイヤ人』よりも禍々しい気を身に纏っていた。




皆さん、大変お待たせいたしました。ブロリーMADネタの登場です。簡単に死なせないと台詞を言ったのでベジータと同じ方法です笑。他にもMADネタを取り入れようか検討中です。今後もこの小説をよろしくお願いいたします。それではまた次回。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。