伝説の超鬼殺隊員   作:ツキリョー

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第四十七話です。大変お待たせしてしまいまして申し訳ありません。今回も駄文ですが最後まで読んでくださると嬉しいです。


宿敵!孫悟空現る!そして故人達との出会い!

ブロリーにとって見覚えのある宿敵の姿に顔をしかめる。しかし、青いタンクトップのうえに橙色の胴着を着た宿敵"孫悟空"はそんなことを気にも止めずに近寄ってきた。

 

悟空「ブロリー、オラ驚ぇたぞ。しばらく見ねぇ間に随分良い奴になったんだなぁ。」

 

ブロリー「・・カカロット。何故ここにいる?」

 

ブロリーは殺気を放ちながらもあくまで冷静に問いかける。

 

悟空「いやぁ、オラも新惑星ベジータでおめえと戦ってから少しして死んじまってな、何回か地獄に行ってみたんだけどどこ探してもおめえがいねぇもんだから界王神様に頼んでここから色んな世界を見て探してたんだ。」

 

ブロリー「・・で?何しに来たんだカカロット。俺に血祭りにあげられに来たのか?仮にそうなら望み通りにしてやるが。」

 

悟空「タンマタンマ。戦いに来たんじゃねぇ。ここの世界のあの世におめえに会いたいっちゅう奴らがいるから連れてきたんだ。」

 

ブロリー「俺に会いたい奴らだと?」

 

ブロリーが悟空に聞き返したそのとき、"ブロリー!"と自身を呼ぶ声が聞こえた。そっちを向くと、かつて狭霧山で炭治郎と共に稽古を付けて貰った錆兎と真菰が笑顔でやってきた。

 

ブロリー「錆兎に真菰か。」

 

真菰「!覚えててくれたの!?」

 

ブロリー「お前達のお陰で俺も炭治郎も鬼殺隊に入れたんだ。忘れるわけないだろ。錆兎から出会ってすぐに斬りかかられたこともな。」

 

錆兎「ッ!それは忘れててほしかったな。そんなことよりもだ!お前の勇姿見たぞ!実に男らしかった!見事だ!それと炭治郎に義勇を立ち直らせてくれた感謝を伝えてほしい。俺はもう未練はない。」

 

真菰「そうだね。私も炭治郎と貴方が気になってずっと見てたけど、凄いね。結局全部の鬼を倒しちゃうんだもん。鬼と戦うことがなくなって私ももう未練はないよ。ありがとう、ブロリー。」

 

ブロリー「義勇に会わなくて良いのか?」

 

錆兎「・・やめとく、まだここにいたくなるかもしれないからな。」

 

ブロリー「そうか。」

 

錆兎「お前もしっかり生きろよ。達者でな。」

 

真菰「元気でね、ブロリー。」

 

ブロリー「お前らもな。」

 

二人は種を返すとそのまま暗闇の中へと消えていった。再び悟空と二人きりになり、ブロリーは悟空に聞いた。

 

ブロリー「カカロット、俺に会いたいって奴はあの二人か?もういないなら俺はもう行くぞ。」

 

悟空「待て、もっといるぞ。だからもう少し待ってくれ。」

 

悟空がそう言い終えると同時に、奥から髪が長い男子が歩いてきた。その容姿は無一郎にそっくりであった。

 

ブロリー「!無一郎か?」

 

?「それは俺の弟の名前だ。俺は時透有一郎。無一郎の双子の兄だ。」

 

姿を見せたのは有一郎であった。しかし、先程の錆兎と真菰とは違い、有一郎は少し距離を置いて立ち止まった。目付きは鋭く、ブロリーを明らかに警戒している様子が見てとれた。

 

有一郎「まず俺の弟を幾度の危機から救ってくれたことには礼を言う。だがあんたにとって無一郎を助けても何の利益にもないはずだ。今の無一郎はあんたに絆されてる。そしてあんたは自分の危険を省みないで人助けして、何が目的なんだ?」

 

生前はあまねに水をかけようとする暴君も見せた有一郎だが、ブロリーには無一郎を助けられた恩もあるためか、当時とはかなり穏やかだった。

 

ブロリー「目的だと?そんなものは無い。無一郎とは刀鍛治の里で大事な仲間になった。やられそうになっている仲間を助けるのは当然のことだろう。」

 

ブロリーはさも当然かのように言い放った。それを聞いた有一郎は表情が柔らかいものへと変わった。

 

有一郎「・・そうか。それがあんたの答えなんだな。・・無一郎をよろしく頼む。あいつは俺が縛り付けていた・・きついことを言って突き放して・・純粋無垢だったあいつを何事にも関わらないようにしてきた。そうすることで無一郎を守れると思ってたんだ・・だけど、あいつが記憶喪失になってたとき、その態度と振る舞いを見て俺は後悔した・・俺があいつにしてきたことと同じことをしていたから・・俺が無一郎を変えてしまったと思ったんだ・・」

 

ブロリー「・・・・」

 

有一郎「あいつはあんたに凄い懐いてる・・正直言って無一郎が羨ましかった・・俺にとっても心強かった・・だから、俺が兄としてしてやれなかった分あいつにしてやってほしい。どうかこの通りだ。」

 

有一郎はブロリーに深々と頭を下げて無一郎を支えることを懇願した。しかし、ブロリーはその頼みを断った。

 

ブロリー「断る。」

 

有一郎「ッ!」

 

ブロリー「俺がいなくても無一郎は無事にやっていけるからな。無一郎には既に炭治郎も禰豆子も玄弥もいる。それに鬼殺隊の柱として支えてきたんだ。貴様が思ってるほど無一郎は弱くない。無一郎も独り立ちできる頃だろう。無駄な世話を焼いて仲が拗れる未来が見える。無一郎の人生は無一郎の物だ。俺に口出しする筋合いなど無いからな。だから無一郎なら大丈夫だ。」

 

有一郎「・・ふっ。そう言われたら俺も何も言えないな。でもあんたがそう言うなら大丈夫な気がしてきた。・・もし来世というものがあるなら今度こそ無一郎と良い兄弟になってやるぜ。」

 

ブロリー「フハハハハ!!その意気だ!」

 

ブロリーと笑いあった有一郎は最後にブロリーに微笑むと暗闇の中に姿を消した。

それと入れ違うように四人の子供達が駆け寄ってきた。

 

?「あっ実弥兄ちゃんと玄弥兄ちゃんを助けてくれた人だ!」

?「わ~。」

?「格好いい!」

?「凄い!」

 

その四人の子は二人はブロリーの手前で止まったが、もう二人は勢いそのままにブロリーに飛び付いた。それぞれ男女二人ずつであった。突然のことにブロリーは目を少し開いて驚いた。

 

ブロリー「!?」(なんだ?こいつらは?顔は玄弥達に似てるが、まさかあいつらの兄弟か?)

 

その兄弟達は不死川弘、不死川就也、不死川寿美、不死川貞子であり、ブロリーの予想通り、実弥と玄弥の兄弟達であったその奥から、小柄な女性が姿を表した。彼女は不死川志津、実弥達の母親である。ブロリーと志津の視線が合うと、志津は悲しそうな表情をしながらも会釈した。

 

志津「初めまして、私は不死川志津、その子達の母親です。貴方がブロリーさんで合ってますね?」

 

ブロリー「そうだ、それに玄弥と実弥の親でもあるな。ここにいる全員が顔が何となく似ている。」

 

志津「!その通りです。貴方にはとても返し切れないほどの多大な恩を受けてしまいました。あの子達、実弥と玄弥の仲を改善してくれただけじゃなく、玄弥を何度も助けてくれたこと、本当にありがとうございました。貴方には感謝してもしきれません。」ペコ

 

そう言うと志津は深々と頭を下げた。しかし、ブロリーには一つ不可解な点があった。

 

ブロリー「・・お前が今言ったことに嘘は感じられなかったが、何故貴様は悲しげな表情をしてるんだ?」

 

ブロリーが問うと志津は大量の涙を流してから顔を覆って泣き始めた。それを見て四人の兄弟達は母親の元へと駆け戻っていき、ブロリーも突然のことに駆け寄った。

 

「「「「母ちゃん!!」」」」

 

ブロリー「!どうしたんだ?」

 

志津「・・私は大丈夫です・・話しますから・・」

 

志津は目元を拭うとポツリポツリと話し始めた。

 

志津「本当は私は実弥と玄弥は勿論この子達にも顔向け出来ないんです・・私は鬼になってこの子達を喰い殺してしまった・・ッ・・自分の子に手を掛けたんです・・」

 

ブロリー「!そうなのか。」(鬼になると身内ですら喰い殺すとは聞いていたがまさかここまでだとはな。)

 

志津「・・知らない男にいきなり何かを体に入れられたと思ったら・・ものすごい苦痛と空腹感が襲ってきたんです・・意識も朦朧として・・あのときはただ空腹を満たすことしか考えられなかった・・そして実弥に止められて日に当たってもうすぐ死ぬときに・・苦痛と空腹感が消えて正気を取り戻したんです・・そのときに自分がしたことを思い出して絶望と後悔しながら死んだんです・・」

 

ブロリー「・・・・」

 

志津「・・私は地獄に落ちるべきです。自分の子に手を掛けるような私には親を名乗る資格も無いんです・・だから・・」

弘「嫌だよ!」

 

志津の言葉を遮るように弘が叫んだ。突然のことにブロリーと志津はそちらに顔を向けた。

 

弘「俺母ちゃんと一緒に居たいよ!母ちゃんが地獄に行くんなら俺も着いていく!」

就也「俺も一緒に行く!殺されたことなんてちっとも気にしてないよ!」

寿美「私も!せっかくまた会えたのに離れるなんて嫌だ!」

貞子「私もずっと一緒に居たい!」

 

志津「ッ!駄目よ!」

 

子供達は誰一人として母親の元を離れないという選択をしたが、志津は口元を引き締めると強く否定したのだ。

 

志津「お願い、わかって・・!これは私のけじめなの!私は罪を償わなくてはいけないの!こんな人殺しのことなんて忘れて貴方達に幸せになってほしいの!」

 

頑なに離れる意思を貫く志津に対してブロリーが睨んだ。

 

ブロリー「・・貴様。そいつらの意思に従え。」

 

「「「「「ッ!」」」」」

 

ブロリーは子供達の意見を尊重したのだ。納得出来ない志津はブロリーに反対した。

 

志津「なんで・・どうして一緒にしようとするんですか?何度も言うますが私はこの子達を喰い殺してしまったんです!だから私には・・

ブロリー「そんなことは何度も聞いたからわかっている!だがお前は自ら地獄に落ちることで逃げようとしてるだけだ!」

 

志津「・・私の・・しようとしている方法が・・逃げ・・?」

 

ブロリー「そうだ。お前が受ける罰を何故お前自身が決められるんだ?そんなのは罪の意識から逃れたいために自分を満足させようとしているだけに過ぎない!お前に償える方法は殺した分息子と娘達に尽くしてやることだぁ!異論など認めない!」

 

ブロリーの言葉は志津の心に深く突き刺さった。再び目から涙を溢れさせて消えそうな声で問う。

 

志津「・・私は・・この子達と一緒にいていいのですか・・?また・・笑い合える家族に・・なってもいいのですか・・?」

 

ブロリー「そいつらはお前とまた家族になることを望んでいる。だったらそれに従うのが一番だ。これに反対する奴がいるなら俺が力ずくでねじ伏せてやる!」

 

志津「う・・うあああぁぁぁ・・!!弘・・!就也・・!寿美・・!貞子・・!本当に・・ごめんなさい・・!」

 

遂に折れた志津は四人の子供達を抱き締めて号泣しながら謝罪した。子供達も母親である志津の体を無言で泣きながら抱き締め返した。ブロリーは"してやったり"としたドヤ顔でその光景を見つめているのだった。しばらくして志津がブロリーの方を見た後に子供達を促した。

 

志津「貴方達は先に行ってて、私は彼にお礼をしなくてはいけませんから。」

 

「「「「はーい!」」」」

 

元気よく返事するとそのまま暗闇の中へと駆けて行ったのだった。そして残った志津はブロリーに向き直ると微笑んで頭を下げた。

 

志津「ブロリーさん。この度は本当にありがとうございました。貴方にお礼するはずだったのに逆私の方が助けられてしまいましたね。面目ないです。」

 

ブロリー「気にするな。俺が好きでやったことだ。礼なんて必要無いからな。フハハ!」

 

志津(この方、最初は実弥のことを殺そうとした最悪の人だと思ってたけど・・玄弥は勿論、実弥が敬愛していたお館様?という人も助けてくれて。あの子達自身だけじゃなくて大切なものまでも守ってくれたとても心優しい方だったのね。彼ならきっと良い旦那様になれるわ。この人と結ばれる人はさぞかし幸せでしょうね。)「ふふっ・・頑張ってくださいね。」

 

ブロリー「?」

 

志津は将来ブロリーの嫁になるであろう女性に微笑ましく思った。そしてブロリーを応援すると心に決めたのだが、本人は何のことだか理解できずに頭上に?を浮かべるのだった。そうしているうちに志津は暗闇の中へと姿を消した。"今の奴とはここで終わりだ"と悟ったが、もう慣れたため悟空に追言することはなかった。

次に現れたのは不死川家と同じように四人の子供とそれを連れた母親らしき人が歩いてきたのだ。

 

ブロリー(また子供を連れた奴か?)「誰だ?」

 

?「私は竈門葵枝。この子達、そして炭治郎と禰豆子の母です。」

 

ブロリー「炭治郎と禰豆子のお袋・・?まさかその子供は?」

 

葵枝「はい。この子達は竹雄に茂、花子に六太です。察しの通り、炭治郎と禰豆子の兄弟ですよ。」

 

葵枝は優しく微笑むと兄弟達を紹介した。それと同時に下の弟達がブロリーへと駆け寄ってくる。そして身長差故に足に飛び付いた。

 

茂「この兄ちゃんすげぇ筋肉だ!」

 

六太「お兄ちゃん凄い格好いい!」

 

さっきの子供と全く同じ行動に、ブロリーはもう驚くことなく引っ付いた二人を見下ろしていた。

 

花子「こら!茂に六太!このお兄さん困ってるでしょ!離れなさい!」

 

茂「なんだよ!お兄ちゃんそんなこと言ってないだろ!それに花子姉ちゃんだって会うの楽しみにしてたじゃん!そわそわしてて隠しきれてないよ。」

 

花子「なっ///!?」

 

花子は竹雄を咎めようとしたが、逆に図星を突かれてしまい顔を真っ赤にして恥ずかしがった。

 

ブロリー「お前も来て良いぞ。」

 

花子「!わっわかりました。では遠慮なく・・///」

 

ブロリーは引っ付いた二人を片腕で抱き上げると、もう片腕で花子も抱き上げるた。

 

六太「わぁ~!高~い!」

 

茂「わぁ!すげぇ!」

 

花子「うう・・恥ずかしい・・///」

 

抱っこされている兄弟達を微笑ましく見ている葵枝は、笑顔で竹雄に聞く。

 

葵枝「竹雄、貴方は行かないの?」

 

竹雄「行きたい気持ちはあるけどそれだとお兄さんが大変になっちゃうから我慢する。俺は次男だから。」

 

ブロリー(炭治郎みたいなことを言うんだな。)

 

葵枝「すっかりお兄ちゃんになったわね。さてと。」

 

葵枝もブロリーの目の前まで近寄ってくる。そして頭を深々と下げた。

 

葵枝「改めましてブロリーさん。沢山の危機から炭治郎と禰豆子を今までずっと守ってくださったこと、本当にありがとうございました。」

 

ブロリー「いや、礼を言うのはこっちだ。俺は炭治郎と禰豆子に救われた。そして一緒に過ごすうちに俺は変わることが出来た。今まで沢山の星の民族共を見てきたが、炭治郎と禰豆子程の素晴らしい人間は今まで見たことがない。」

 

葵枝「うふふ。貴方はお世辞を言うのも上手なんですね。そう言われると嬉しいです。」

 

ブロリー「本心なんだがな。」

 

葵枝「私としましても貴方程強くて逞しく心優しい殿方は他にいません。禰豆子の事、これからもよろしくお願いします。」

 

ブロリー「勿論だ。了解した。」

 

ブロリーの即答を聞けて満足したのか、葵枝は笑顔になると子供達に戻るように促した。

 

葵枝「そろそろ行くわよ。」

 

花子「!わ、わかった!で、ではまた!」

 

茂「えー、もう行くのか。お兄ちゃんまたね。」

 

六太「はーい!お兄ちゃんバイバイ。」

 

ブロリーはしたに下ろすと子供達は手を降って葵枝の元へと戻り、そのまま奥へと消えていった。その時、悟空がブロリーに声をかけた。

 

悟空「ブロリー。次が最後の奴だぞ。」

 

ブロリー「うるさい!」

 

ブロリーが悟空を一蹴するとそれと同時に奥から一人の女性が歩いてきた。その人はしのぶが着ている羽織と同じ物を着ており、桃色の蝶の耳飾りを付けていて、少し上背があり、優しそうな笑顔を常に浮かべていた。そしてブロリーの前まで来ると元気に挨拶した。

 

?「貴方がブロリーさんですね。初めまして、私は鬼殺隊の元花柱にして胡蝶しのぶの姉、胡蝶カナエです。よろしくお願いします。」

 

ブロリー「ブロリー、破壊柱だ。」

 

ブロリーの紹介を聞き終えたカナエは微笑んだ。そして早速と言わんばかりに本題に入った。カナエは膝を折るとそのまま膝まづき、他の柱が耀哉にしている姿勢と全く同じ姿勢をブロリーにしたのだ。

 

カナエ「まずはしのぶの事、本当にありがとうございました。貴方のお陰であの子は復讐に執着せずに生きる意思を固めることができました。それに貴方と共に行動している竈門炭治郎君、彼のお陰でカナヲは固く閉ざしていた心を開いて感情豊かになってくれました。貴方達には本当に感謝してもしきれません。」

 

ブロリー「頭を上げろ。俺はしのぶの"死ぬために生きる"ことが気に食わなかっただけだ。」

 

ブロリーは素っ気なく返したつもりだったが、これが返ってカナエの好感度を上げたのだった。カナエは再び立ち上がると顔を赤らめてブロリーを見つめていた。

 

カナエ(凄いわ。謙遜出来る人なのね。上弦や鬼舞辻を余裕で倒せる程の実力を持っているのに決して過信したり傲慢になったりしないわ。それに自分の大事なものを守るために力を振るうことを当然と思ってる。なんて心優しい人なの///。)

 

ブロリー「?俺に何か付いてるか?」

 

カナエ「!いいえ、ただちょっと素敵だなと思いました。」

 

ブロリー「なんだ?口説いてるのか?」

 

カナエ「!・・ッ・・///」

 

ブロリー「フハハハハ!!お前面白いなぁ。」

 

カナエ「か、からかわないでください!///」

 

カナエは顔を真っ赤に赤らめて恥ずかしがったが、やがて何かを思い出すように話題を切り替えた。

 

カナエ「そういえばしのぶの事ですけど。あの子の事、貴方に任せたいのですがよろしいですか。しのぶは貴方に想いを寄せてます。」

 

ブロリー「勿論だ。俺はしのぶの気持ちには答えると約束したからな。」

 

カナエ「その答えを聞けて安心しました。しのぶの事、泣かせたら許しませんからね。何度でも夢に出てたっぷりと報復しますから。」

 

ブロリー「フハハハハ!!報復だと?されてみたいものだな。まぁお前がそんな意思を抱くときは永遠に来ないがな。」

 

カナエ「ふふっ。しのぶの事、よろしくお願いします。」

 

カナエは最後にそう言うとそのまま行こうとする。しかし、ふと振り返ると悲しそうな顔でブロリーを見た。

 

ブロリー「どうした?」

 

カナエ「・・貴方に一つお願いがあります・・」

 

カナエはそう言って生前から使用していた全集中の呼吸で一気に距離を詰めると、そのままブロリーに飛び付いた。そして両眼から涙を流して泣いていた。

 

ブロリー「!?」

 

カナエ「もし・・もしも来世というものがあるなら・・今度は私のことを・・お嫁さんにしてほしいです・・ずっとここからしのぶの事を見守っていたとき、炭治郎君や鬼の禰豆子ちゃんと貴方をを見ました・・私の夢であった鬼と仲良くすることを実現している、特に禰豆子ちゃんが貴方に甘える姿はとても可愛らしかった。禰豆子ちゃんと仲良くしながら他の仲間を救出して悪鬼をねじ伏せる。そしていつの間にかしのぶ達を心身共に救ってくれた貴方にしか目が行かなくなっていた。私も想いを寄せてたんです・・しのぶの為にも諦めなきゃ行けないことはわかってます・・でも心の何処かでそれを拒否する自分がいる・・もし私が生きてたなら貴方と結ばれるのは自分だったかもしれないなんて都合の良い妄想もしてました・・」

 

ブロリー「・・・・」

 

カナエ「でも今回こういう形で貴方に会うことが出来て改めて確認できました・・私は貴方の事を好いています・・お願いします・・今世ではしのぶに譲るから・・来世こそは私も幸せになりたい・・!だから・・だから・・!」

 

ブロリー「良いだろう。約束してやる。」

 

カナエ「ほ、ほんと・・?」

 

ブロリー「俺もお前と会って少ししか経ってないが、お前はしのぶや炭治郎達に勝るとも劣らないほど良い奴だということがわかった。だったらそれに答えるだけだ!カナエにとって幸せが俺の嫁になることなら喜んで嫁にしてやろう。」

 

カナエ「ブロリーさん・・!嬉しい・・!ありがとうございます・・!」

 

カナエは嬉しさで更に強く抱きついた。そしてしばらくするとカナエはブロリーから距離を取った。そして奥へと種を返した。

 

カナエ「ブロリーさん。また来世にお会いしましょう。」

 

ブロリー「そうだな。いつまでも見つかんなかったら探すからな。」

 

カナエ「!はい!///」

 

最後に元気よく返事するとそのままカナエは姿を消した。それと同時に悟空が現れる。

 

悟空「ブロリー。会いたい奴らと話せてたのしかったか?」

 

ブロリー「貴様が俺の前に現れたせいで良い雰囲気が全て台無しになったがな。」

 

悟空「まぁそう言うなよ。オラもおめぇに会えて嬉しいんだぜ?」

 

ブロリー「俺は二度と貴様の顔など見たくなかったがな。」

 

悟空「えぇ・・オラ嫌われてんなぁ・・それよりおめぇこれからどうすんだ?確か明日夜までにこっちに戻らねぇと二度と戻れなくなるって界王神様が言ってたぞ。明日までに決めておけよ。じゃあな。」ビシュ

 

悟空はブロリーに重要なことだけ伝えると人差し指を額に当てて瞬間移動で姿を消した。残されたブロリーには苛立ちが残った。

 

ブロリー「言いたいことだけ言いやがって・・!元の世界に戻るかどうかだと?そんな答えはもう既に決まってる!」

 

ブロリーがそう一人で決意すると、夢の中のブロリーは再び意識が睡魔と共に落ちていく感覚に包まれたのだった。




今回は夢でブロリーがかつて鬼殺隊や鬼と関わった故人と出会う話を書いてみました。今回大変遅れてしまいましたが、失踪だけはしないように頑張りますそれではまた次回。
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