伝説の超鬼殺隊員   作:ツキリョー

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第七話です。遂に炭治郎の同期が登場します。最後まで読んでくれたら嬉しいです。


炭治郎の同期登場!兄妹を守れ!鼓屋敷の戦い!

珠世達と別れた三人は、次の場所に向かって歩みを進めていた。そしてそれを知らせるために鎹烏が叫んでいる。

 

鎹烏「南南東!南南東!南南東!!次ノオ場所ハァ南南東!!」ギャー!

 

ブロリー「うるさい!!」

 

炭治郎「わかった!!わかったからもう少し黙ってくれ。頼むから・・」

 

「頼むよぉ!!」

 

炭治郎・ブロリー「!!」

 

炭治郎とブロリーが騒がしい鎹烏に抗議の声をあげていると、前の方から一番大きな声が聞こえてくる。二人が前を見ると、黄色い服を着た金髪の隊服を着た少年が少女に抱きついて何かを懇願していた。少女の方はとても迷惑そうな顔をしている。

 

炭治郎「何だ?」

 

ブロリー「何なんだぁ?」

 

「頼む頼む頼む!!結婚してくれ!!いつ死ぬかわからないんだ俺は!!だから結婚してほしいってわけで!!頼むよぉー!!」

 

「~~~~っ」

 

二人が困惑していると、炭治郎の元に一羽の雀が慌ててやってくる。この雀は、最終選別を終えたあとに各隊員に鎹烏が与えられたが、一人だけ何故か雀だったのだ。そのときの雀が今ここにいるのだ。つまり、この隊服を着た少年、我妻善逸は炭治郎の同期である。そして善逸は最終選別を終えたあと、呪文を唱えていた人である。

 

雀「チュン!チュン!」

 

炭治郎「そうかわかった。何とかするから。」

 

ブロリー「何がわかったんだ?」

 

炭治郎「どうやらあの子が嫌がってるのに無理矢理結婚を迫っているみたいなんです。俺はあいつを止めます。なのでブロリーさんは女の子の方の安否をお願いします。」

 

ブロリー「わかった。」

 

善逸「助けてくれ!!結婚してくれ!!」

 

炭治郎は善逸の襟元を掴んで引き離して怒鳴った。

 

炭治郎「何してるんだ道の真ん中で!!その子は嫌がっているだろう!!そして雀を困らせるな!!」

 

善逸「あっ隊服、お前は最終選別の時の・・」

 

炭治郎「お前みたいな奴は知人には存在しない!知らん!!」

 

善逸「えーーっ!!会っただろうが会っただろうが!お前の問題だよ!記憶力のさ!!」

 

炭治郎と善逸が言い争っているうちに、ブロリーは女の子を自由にする。

 

ブロリー「大丈夫ですかぁ?もう帰っていいYO。」

 

女の子「ありがとうございます。」

 

善逸「おいーーーっ!!その子は俺と結婚するんだ!俺のこと好きなんだからな!!」

 

それを聞いた女の子はドン引きしながら善逸を叩こうとする。それにいち早く気づいたブロリーは女の子の肩を押さえて止める。

 

ブロリー「落ちつけ。」

 

女の子「いつ私があなたを好きだと言いましたか!!具合が悪そうに道端に蹲っていたから声をかけただけでしょう!!」

 

善逸「俺のこと好きだから心配して声をかけてくれたんじゃないの!?」

 

女の子「私には結婚を約束した人がいますので絶対にありえません!それだけ元気なら大丈夫ですね!さようなら!!」

 

善逸「待ってくれ!待っ・・」

 

この一連のやり取りを見た炭治郎は善逸を別の生き物・・いや、生き物ではない別のなにかを見るような目で見ていた。ブロリーも悲しそうな同情するような表情をしている。

 

善逸「何なんだよその顔!!やめろーっ!!何でそんな別の生き物見るような目で俺を見てんだ!お前責任とれよ!!お前のせいで結婚できなかったんだから!俺はもうすぐ死ぬ!!次の仕事でだ!!俺はな、物凄く弱いんだぜ!舐めるなよ!」

 

炭治郎「俺の名は竈門炭治郎だ!!お前じゃない!」

 

善逸「そうかい!!ごめんなさいね!俺は我妻善逸だよ!」

 

炭治郎と善逸がお互い自分の名前を言ったあと、不意に善逸がブロリーを見る。ブロリーを見てからしばらく何かを考える表情をしていたが、やがて思い出したように叫ぶ。

 

善逸「あーーーっ!!!貴方は最終選別んときに鬼を全滅させた人だぁぁぁ!!うわぁぁぁ!!」ガシッ

 

ブロリー「へぁっ!?」

 

善逸はブロリーに抱きついて大泣きしており、今度はブロリーが迷惑そうな顔をした。炭治郎も困惑している。

 

炭治郎「ちょっ!?善逸!?」

 

善逸「ずっとずっと探してた!!俺を守ってくれ!!助けてくれぇぇぇーーっ!!俺のそばから離れないでくれーーっ!!」

 

ブロリー「なんだお前は!お前は何者だ!」

 

善逸「俺は我妻善逸ですよー!貴方は誰ですかー!最終選別が終わったあとどこに行ってたんですか!!俺はずっと貴方を探してたんだから!!」

 

ブロリー「俺はブロリーだ。何故貴様は俺を探した!俺は貴様のことなど知らん!」

 

善逸「俺を守ってもらうためですよー!鬼を全滅させた貴方のそばにいれば安心できると思ったからー!頼むから俺を助けてくれぇぇぇ!!」

 

炭治郎「やめろ!ブロリーさんが迷惑そうにしているだろう!」

 

炭治郎が善逸をなんとかブロリーから引き剥がすと、両肩を掴んで叫ぶ。

 

炭治郎「助けてくれってなんだ!何で善逸は剣士になったんだ!何でそんなに恥をさらすんだ!」

 

善逸「言い方ひどいだろ!女に騙されて借金したんだよ!借金を肩代わりしてくれたジジイが育手だったの!!毎日毎日地獄の鍛練だよ!死んだ方がマシだってくらいの!最終選別で生き残るからいまだに地獄の日々だぜ!あー怖い怖い怖い怖い!イイヤアアアーッいやあああ!助けてぇー!!」

 

炭治郎「どうしたんだ、大丈夫か?」トントン

 

善逸「ヒィーッヒィーッ」ブルブル

 

なんとか善逸を落ち着かせたあと、なんだかんだで三人は共に行動することになった。

 

ブロリー「貴様も散々な目にあってきたようだな。」

 

炭治郎「善逸の気持ちもわかるが雀を困らせたらダメだ。」

 

善逸「えっ?困ってた雀?なんでわかるんだ?」

 

炭治郎「いや、善逸がそうやってずっと仕事に行きたがらないし女の子にすぐちょっかい出す上にイビキもうるさくて困ってるって・・・言ってるぞ」

 

雀「チュン」

 

善逸「言ってんの!?鳥の言葉がわかるのかよ!?」

 

炭治郎「うん。」

 

善逸「嘘だろ!?俺を騙そうとしてるだろ!」

 

善逸が疑ったとき、鎹烏により指示が入る。

 

鎹烏「カァァ!!駆ケ足!!駆ケ足!炭治郎、善逸、ブロリー走レ!!共二向カエ!次ノ場所マデ!!」

 

善逸「ギャーッ!!烏が喋ってる!」どてん

 

善逸は鎹烏が喋った驚きと恐怖で腰を抜かしたようだった。そして、三人はとある屋敷にやって来た。

 

炭治郎「血の匂いがするな・・でもこの匂いは。」

 

善逸「えっ?なにか匂いする?それより何か音がしないか?あと俺たち共同で仕事するのかな?」

 

ブロリー(この建物の中からムシケラの気を感じる。それと、そこの陰からも弱い気を感じる。どこのどいつだ?)

 

炭治郎「音?・・!!」

 

炭治郎と善逸とブロリーが音のする方を見ると、男の子と女の子が抱き合いながら炭治郎達を怯えた表情で見ていた。二人の様子から兄妹であることがわかる。

 

善逸「子供だ・・」

 

炭治郎「どうしたんだろう?こんなところで何してるんだ?」

 

炭治郎が近づくと、二人は後ずさる。それを見た炭治郎はかなり怯えていることを悟る。そして善逸の雀を見せることにしたのだ。雀も何かアピールしようと炭治郎の掌の上で踊った。

 

炭治郎「じゃじゃーん!手乗り雀だ!!」

 

雀「チュン!!チュン!!」ぴょこぴょこ

 

炭治郎と雀を見た怯えてた二人、兄の正一と妹のてる子は足から力が抜けて地面に座り込んだ。いまだに涙は流しているものの、炭治郎達が敵ではないと気づき、安心したようだった。

 

炭治郎「何かあったのか?そこは二人の家?」

 

炭治郎の質問に正一が屋敷内での恐怖を思い出したのか震えながら答える。

 

正一「違う・・違う・・ばっ・・化け物の家だ・・兄ちゃんが連れていかれた、夜道を歩いてたら。俺たちには目もくれないで兄ちゃんだけ・・」

 

炭治郎「あの家の中に入ったんだな。二人で後をつけたのか?えらいぞ!頑張ったな。」

 

正一「・・・・うう・・・・兄ちゃんの血の跡を辿ったんだ。怪我したから・・」

 

炭治郎(!!怪我・・)「大丈夫だ。俺たちが悪いやつを倒して、兄ちゃんを助ける。」

 

てる子「ほんと?ほんとに・・・・?」

 

炭治郎「うん。きっと・・」

 

善逸「炭治郎。なぁこの音何なんだ?気持ち悪い音・・ずっと聞こえる、鼓か?これ・・」

 

ブロリー(!!何か来る!)「炭治郎気を付けろ!何か来るぞ!」

 

善逸「えっ!?何々何々!?何か来るってなんなの!?いやあぁぁぁ!」

 

ポンポンポンポン

鼓を叩く音が屋敷の中から聞こえてくると、全身から血を垂れ流してもう虫の息の男性が、上階から落ちてきて地面に叩きつけられる。

 

てる子「キャーッ!!」

 

炭治郎「見るな!!」

 

炭治郎とブロリーはすぐに男性の元へ駆けつける。

 

炭治郎「大丈夫ですか!?しっかり・・!!」(傷が深い!これは・・・・)

 

男性「せっ・・かく・・あ・・あ・・出られ・・たの・・に・・外に・・出ら・・れた・・のに・・死ぬ・・のか・・俺・・死ぬ・・の・・か」

 

炭治郎は男性を抱きしめる。それを見たブロリーは炭治郎に声をかける。

 

ブロリー「炭治郎、一旦退いてくれ。」

 

炭治郎「なっ何をいってるんですか!?この人はもう脈がかなり弱っています!!それなのに見殺しにするなんてできません!」

 

ブロリー「違う!俺なら治せるんだ!だから退け!」

 

炭治郎「本当ですか!?」

ブロリー「本当だ!」

 

炭治郎「・・わかりました!お願いします!」

 

炭治郎は男性を離し自身も距離をとると、入れ代わりにブロリーが掌を男性に向ける。そこから緑がかった金色のオーラが出て来て男性を包んでいった。すると、男性の致命傷がみるみる回復していき、脈も安定したのだ。炭治郎はその普通ではあり得ない光景に口を開けて唖然としていた。

 

男性「あっあれ?・・俺・・助かったのか?傷が治っている。」

 

炭治郎「・・・・!」(凄い!あれだけの致命傷を負ったのに、今はもう傷一つない!本当にブロリーさんは、治すことができるんだ・・!)

 

傷を治し、生死の境をさまよっていた男性を助け出したブロリーは、男性に話しかけた。

 

ブロリー「俺の気を分けて貴様の傷を治した。この建物の中は危ないから、貴様はすぐにここから離れろ。」

 

男性「!ありがとうございました!この恩は忘れません!」

 

男性はブロリーの指示に素直に従い、ブロリーにお礼を言ってから走り去っていった。炭治郎と善逸は唖然としていたが、正一の声により我に帰った。

 

正一「あの人は兄ちゃんじゃない・・兄ちゃんは柿色の着物きてる・・・・」

 

炭治郎「!!」(そうか、何人も捕まっていたんだ。)

 

炭治郎「ブロリーさん!!善逸!!行こう!」

 

ブロリー「はい・・」

 

善逸「・・」ブンブン

 

ブロリーは返事をするものの、善逸は首を横に振って拒否を意思を示した。

 

炭治郎「・・そうか、わかった。行きましょうブロリーさん。」

 

善逸「ヒャーッ!!何だよぉー!!何なんでそんな般若みたいな顔をするんだよー!!行くよぉー!!」

 

炭治郎「無理強いするつもりはない。」

 

ブロリー「臆病者はついてこなくていい。」

 

善逸「行くよぉーッ!!」

 

炭治郎は正一とてる子の前に禰豆子が入ってる箱を置いた。

 

正一・てる子「!?」

 

炭治郎「もしもの時のためにこの箱を置いていく。何かあっても二人を守ってくれるから。」

 

それだけを伝えると、善逸とブロリーと共に、屋敷の中に入っていった。

 

善逸「ブロリーさん、ねぇブロリーさん。守ってくれますよね?俺を守ってくれますよね?」ガタガタガタガタ

 

ブロリー「・・時と場合によるな。」

 

善逸「ヒィーッ!!最終選別の時は鬼を全滅させたじゃないですかー!!そこは嘘でも"絶対に守りきってやる"の一言くらい言ってくださいよ!!何なんですかー!!その曖昧な解答はぁー!!リアル過ぎて怖いんですよぉー!!」

 

炭治郎「善逸、静かにするんだ。お前は大丈夫だ。」

 

善逸「炭治郎!気休めはよせよぉーッ!!」

 

炭治郎「違うんだ、俺にはわかる!善逸は・・ダメだ!!」

善逸「ギャーーーッ!!!」

 

炭治郎「入ってきたら駄目だ!!」

 

炭治郎が叫んだ方向を見ると、正一とてる子が走って炭治郎達の方へ来ていた。

 

ブロリー「貴様ら!何故入ってきた?ここは危ないんだぞ!」

 

正一「だっ、だってあの箱カリカリ音がして・・」

 

炭治郎「だっ・・!!だからって置いてこられたら切ないぞ!あれは俺の命より大切なものなのに・・」

 

ミシッ!ギイイイイイイ!ミシッミシッ!ドム

 

善逸「キャアアア!あっごめん・・尻が!」

 

ポンポンポン

 

ちょうどそのとき、炭治郎とてる子とブロリーが善逸と正一とはぐれてしまった。部屋がいきなり変わったのである。

 

炭治郎達side

 

炭治郎(部屋が変わった!!いや、俺たちが移動したのか?鼓の音に合わせて)

 

てる子「ううう・・・・」

 

炭治郎「!!お兄ちゃんと離れ離れにしてごめんな。でも必ず俺とブロリーさんで守るから。お兄ちゃんのことも善逸が守るよ、大丈夫。名前は?」

 

てる子「てる子・・」

 

ブロリー「てる子、カワイイ!」

 

てる子「!?」

 

炭治郎「もうブロリーさん!言ってる場合ですか!?」

 

ブロリー「フフフッ良い名前だと誉めて・・誰だ?」

 

ブロリーが廊下の方を見てそう言った。それに炭治郎も何かの匂いを感じとり、廊下を見る。すると、腹や肩等、全身に鼓をつけたのか鬼が姿を現した。

 

炭治郎(!!いくつかの匂いの中でもこの屋敷に染みついたきつい匂いだ。かなり人を喰ってる!!こいつが屋敷の・・主!!)

 

ブロリー(こいつからムシケラの気を感じる。この建物に住んでいるのか?)

 

善逸達side

 

善逸「死ぬ死ぬ死ぬ!死んでしまうぞ!これは死ぬ!!ブロリーさん達と離れちゃった!」

 

正一「てる子!!てる子!!」

 

善逸「だめだめだめ!大声出したらだめ!!ちょっと外に出よう!」

 

正一「なんで外に?自分だけ助かろうとしてるんですか?死ぬとかずっとそういうこと言っていて恥ずかしくないんですか?あなたの腰の刀は一体なんのためにあるんですか?」

 

善逸「ぐはっ!?すごい言葉の切れ味が!ぐはっ!?違うんだよ!俺じゃ役に立ちそうにないから人を・・大人を呼んでこようとしているんだよ!」

 

正一「放してください!」

 

善逸「子供だけでどうにかできることじゃないからこれは!!」ガラッ

 

しかし、善逸が開いた本来外へ繋がるはずの扉は何故か畳の部屋になっていた。

 

善逸「嘘だろ嘘だろ嘘だろ!ここが玄関だったのに!!外はどこに行ったの!この戸が・・こっちか!?」ガラッ

 

善逸が開いた扉の先には、上半身裸で腰に鹿や熊の毛皮を巻き、頭に猪の被り物を被っている男がいた。

 

「ふしゅうううう!」ダッ

 

善逸「化け物ダァーーーッ!!ギャアアア!!」

 

しかし、その猪の被り物を被った男は善逸達には目もくれずに走り去っていった。

 

正一「・・・・・・」ジトー

 

善逸「何だよぉー!!その目なに!?やだそんな目!」

 

炭治郎達side

 

炭治郎「てる子、叫ぶのは我慢だ。部屋は動くから、廊下に出るな。ブロリーさん!てる子を頼みます。俺はあいつを斬ります。」

 

ブロリー「はい・・てる子、この棚の後に隠れてろ。」

 

炭治郎は鼓をたくさんつけた鬼、響凱という名を持つ鬼に向かって日輪刀を構える。

 

響凱「何故だ。どいつもこいつも余所様の家にづかづかと入り込み、腹立たしい・・小生の獲物だぞ。小生の縄張りで見つけた小生の獲物だ・・あいつめ・・あいつらめ。」

 

炭治郎「俺は鬼殺隊階級・癸!!竈門炭治郎だ!今からお前を斬る!!」

 

ブロリー(・・なにも言わずに頸を斬っていれば不意打ち出来たものを・・)

 

炭治郎は不意打ちができない男だった。わざわざわかるように鬼に宣言してしまったのだ。

 

響凱「俺が見つけた"稀血"の子供なのに。」ポン

 

響凱が身体についている鼓を叩くと部屋がぐるりと回転し、畳が側面に来る。このとき、棚が上に来てしまったので、てる子が重力に従って背中から落ちていく。

 

てる子「キャアア!!」

 

ブロリー「!!」ヒュン ガシッ

 

なんと、ブロリーが宙に浮かび、落ちてくるてる子を受け止めたのだ。そしてそのまま自分の胸のなかに片手で抱えながら、てる子に聞いた。

 

てる子「!!」

 

ブロリー「大丈夫かぁ?」

 

てる子「うん///」ポッ

 

炭治郎「!!」(畳が側面にある・・部屋が回転したんだ。これがこの鬼の血鬼術!屋敷すべてが鬼の縄張り・・!!)

 

そのとき炭治郎とブロリーがそれぞれ別の気と匂いを感じとる。

 

ブロリー「!!何か来る!」

てる子「えっ?」

 

炭治郎(!?何だ!?匂いが迫ってくる。)

 

そこに障子戸を突き破ってさっきの猪の被り物を被った男、嘴平伊之助が姿を現した。

 

伊之助「猪突猛進!!猪突猛進!!」

 

炭治郎(何だあの男、猪の皮を被って・・日輪刀を持ってる。)

 

同じ鬼殺隊ならここで響凱に向かっていくはずである。だがしかし、伊之助が標的にしたのは、てる子を抱えたブロリーだった。それに気づいたブロリーもてる子を一旦降ろし、伊之助と対峙する。

 

伊之助「さぁ化け物!!屍を晒して俺がより強くなるため!より高くいくための踏み台となれぇ!!」

 

ブロリー「俺が化け物?違う・・俺は悪魔だ!フハハハハハハハハハ!!」

 

炭治郎「やめろ!!ブロリーさんは鬼ではない!斬りかかるのはよせ!!」

 

響凱「腹立たしい・・小生の家で騒ぐ虫共。」ポンポン

 

ぐるん

 

てる子「ぎゃっ!」

 

伊之助「アハハハハハハハハ!!部屋がぐるぐる回ったぞ!面白いぜ面白いぜぇ!!」

 

てる子「ううっ・・」

 

ブロリーが伊之助にラリアットを決めて投げ飛ばした。その理由はてる子を踏みつけていたからだ。

 

ブロリー「てる子を踏むなぁ!!」

 

伊之助を飛ばしたあと再びブロリーはてる子を片手で抱える。

 

ブロリー「大丈夫か?痛くなかったか?」

 

てる子「・・大丈夫・・ありがとう///」ポッ

 

何故かブロリーの安否に答えるときのてる子は顔が赤くなっていた。そしてとても、もじもじしている。炭治郎はてる子を踏みつけにした伊之助を怒鳴る。

 

炭治郎「人を踏みつけにするな!!」

 

伊之助「なんだぁてめぇ・・」

 

炭治郎「小さい子を踏みつけるなんてどういうつもりだ!!」

 

伊之助「アハハハハハハハハ!!いいねいいね!いい威勢だ!嫌いじゃないぜぇ!!」ダッ

 

炭治郎「!?」(何故俺に向かってくるんだ?鬼殺隊じゃないのか!!」

 

ブン!!

伊之助が斬りかかるも炭治郎はかわす。鬼がいる状況なのに己に向かってくることに炭治郎は困惑を隠せない。

 

伊之助「俺の刀は痛いぜ!!坊っちゃんが使うような刀じゃねぇからよぉ!千切り裂くような切れ味が自慢なのさ!」

 

炭治郎「やめるんだ!!そこに鬼がいるんだぞ!!」

 

伊之助「知るか!!」ダッ

 

響凱「虫め、消えろ、死ね。」ポンポンポン ギャギャ

 

響凱が鼓を叩くと今度は衝撃波が生まれて四人に襲いかかる。二人はそれぞれ避け、一人はてる子を抱えながらバリアを張ることで防ぐ。

※ブロリーに衝撃波など効くわけないが、てる子に傷を負わせないために一応張ったのだ。

 

炭治郎「!」(突然畳が裂けた!鼓の音と同じ速度で、獣の爪痕のような形!だんだんわかってきたぞ!)

 

響凱「虫め、虫けら共め・・」ポンポン

ポン!

 

ブロリー・てる子「!!」

 

響凱の鼓とは別の鼓を叩く音が聞こえると、炭治郎の姿がなかった。

 

ブロリー「炭治郎?どこへ行った?」

 

炭治郎side

 

炭治郎「!!」(また部屋が変わった!!でもどういうことだ?さっきあの鬼は鼓を打ってないぞ。この屋敷は複数の鬼の匂いがする。別の鬼も鼓を持っているのか?血の匂いがする。これまでとは違って今まで嗅いだことのない独特な匂いだ。出血量は少ないみたいだ。)「ブロリーさんとはぐれてしまった。」

 

炭治郎が匂いを頼りに襖を開くと奥に男子の姿が見えた。その男子は鼓を持っていて炭治郎を警戒するように見ている。それを悟った炭治郎は優しく声をかけた。

 

炭治郎「大丈夫?怪我はない?」

 

男子「貴方は・・」ブルブル

 

炭治郎「俺は竈門炭治郎、悪い鬼を倒しに来たんだ。君の名前は?」

 

男子「・・清。俺の名前は清。」

 

炭治郎「清。いい名前だね。さぁ傷を見せて独りで良く頑張ったな。」

 

清「うっ・・うっ・・」

 

炭治郎が安心できる存在だとわかると清は安堵したのか、その場で泣き出してしまった。

 

炭治郎「この傷薬はすごいんだぞ!俺の師匠がくれたものだ!!俺の師匠は天狗のお面を被っててな。よしできた!!痛みが引いたろ?」

 

清「・・うん。・・そういえば正一とてる子は?二人は無事?」

 

炭治郎「・・実はてる子とは、この屋敷の途中ではぐれちゃってね。「えっ!?」でも大丈夫だ!てる子と一緒に俺と同じで、悪い鬼を倒すブロリーさんって人がいるから!ブロリーさんはね、俺よりもずっとずっと強くて、どんな鬼にも絶対に勝つんだ!俺が密かに尊敬して憧れてる人なんだよ!」

 

清「・・炭治郎さんがそういうなら信用する。」

 

炭治郎「ありがとう。ここで何があったか話せるか?」

 

清「・・化け物に拐われて・・く・・く・・喰われそうになった。そしたらどこからか別の化け物が来て、こ・・殺し合いを始めた・・誰が俺を・・喰うかって・・それで、体から鼓が生えてる奴・・あいつが他の奴にやられたときに、この鼓を落としたから。叩いたら部屋が変わって・・何とか今まで。」

 

炭治郎「そうか。頑張ったんだな。えらいぞ!・・そういえば稀血って言ってたが・・」

 

清「!!そうだそう・・俺のこと稀血って呼ぶんだ!」

 

鎹烏「カァーァ!!稀血トハ珍シキ血ノ持チ主デアル!!」

 

清「うわっ・・」

 

鎹烏「グワハハハ!!ガキメ!!ツツキ回スゾ!!」

 

炭治郎「よせ。珍しき血ってどういうことだ?」

 

鎹烏「生キ物ノ血ニハ種類系統ガアルノダ馬鹿メ。稀血ノ中デモサラニ数少ナイ血デアレバアル程、鬼ニハ!!ソノ稀血一人デ五十人!!百人!!人ヲ喰ッタノト同ジクライノ栄養ガアル!!稀血ハ鬼ノ御馳走ダ!!大好物ダ!!」

 

清「・・・・」ガタガタ

 

ブロリーside

 

ブロリーは、はぐれてしまった炭治郎を探して屋敷の中を歩いていた。てる子を片手で抱っこしながら。

 

てる子「うっ・・ううっ・・」

 

ブロリー「てる子?どうしたんだ?」

 

てる子「清兄ちゃん・・大丈夫かな・・?」

 

ブロリー「清?」

 

てる子「清兄ちゃん・・私のお兄ちゃん・・私・・生きてお兄ちゃんに会えるかな・・?化け物に食べられないかな・・?お兄ちゃんも生きてるかな・・?」ガタガタ

 

ブロリー「てる子・・大丈夫だ、人間の気を上から感じる。炭治郎とは別のものだ。絶対に清は生きている!それに途中でてる子と俺がムシケラ共と会ったら、俺がムシケラ共を血祭りにあげるだけだ!だから安心しろ。」ぎゅっ

 

てる子「ムシ・・ケラ・・?」

 

ブロリー「そうだ。てる子にとっての化け物は俺にとっては雑魚のムシケラだ。あんなやつらは俺を倒せない!フフフッ!」

 

てる子「ほんと?ほんとに清兄ちゃんに会える・・?鬼が出ても、守ってくれる・・?」

 

ブロリー「ああ、てる子を守りきること。その役割、この俺が任されよう。」

 

てる子「ありがとう///・・カッコイイ」ボソッ

 

ブロリーがてる子を安心させていると、ブロリー達の前から一体の鬼が匍匐前進する形で近づいてくる。

 

「ぐへへへ!人間の子供だ!肉が柔らかくて上手い子供だ!おいお前、その子供を寄越してくれないか?とても美味そうだから是非とも喰いたい。」

 

てる子「ひぃ!?」ビクッ

 

ブロリー「俺が大人しく、てる子を飯にすることを許すと思っているのか?てる子は渡さん!」

 

「そうか。ならばお前を倒したあとにそいつを喰ってやる!」バッ

 

鬼は飛びかかってくるが、ブロリーは体を少し動かすことで簡単によける。ブロリーは片腕が塞がっているため、一見不利だと思うが、本人にとってはなんともないみたいだった。

 

「俺を避けられるとは、運のいい奴め、だが、次で終わりだ。」

 

ブロリー「いくら向かって来たところで無駄なのだ。」

 

鬼は再度飛びかかり、ブロリーの至るところに攻撃しようとするが、ブロリーはこれも楽々すべて避ける。

 

ブロリー「てる子、これからとっておきをするYO。」

 

てる子「?」

 

ブロリー「見ててYO。全集中・破壊の呼吸!漆の型!オメガブラスター!!」ポウ ギュルル

 

「ギャアアアアア!!」ギュルル ドカーン デデーン☆

 

ブロリーが放ったオメガブラスターは鬼を包み込んで飛んでいき、屋敷の外に出たタイミングで爆発したのだ。そして鬼は跡形もなく消滅したのだった。その一部始終を見ていたてる子は唖然として言葉を失っていた。

 

てる子「・・すごい・・」

 

ブロリー「てる子。これでも俺が鬼なんかに負けると思うか?」

 

てる子「ううん。お兄ちゃんのそばにいれば大丈夫!」ニコッ

 

てる子はそこではじめて笑顔を見せた。子供らしい無邪気で素直な笑顔だった。

 

ブロリー「フハハハハ!流石てる子、カワイイ笑顔だと誉めてやりたいところだぁ!・・!すぐ近くから炭治郎の気を感じる。そしてもう一人、人間の気もあるな。てる子、行くYO。」

 

てる子「うん!」

 

てる子の元気のある返事と共に近くの襖を開くと、なかには炭治郎と清がいた。清は最初、鬼が来たと思って鼓を叩こうとしたが、ブロリーの腕の中にいるてる子の姿を見て叩こうとしたのをやめた。

 

てる子「清兄ちゃん!!」

 

ブロリーはてる子が叫んだのに気づいて、優しく地面に降ろしてあげた。

 

てる子「兄ちゃん!!兄ちゃん!!」

 

清「てる子!!てる子!!」

 

二人は駆け寄って抱き合い、お互いに無事なことに安堵する。

 

清「てる子!無事だったのか!」

 

てる子「うん!お兄ちゃんが守ってくれたから!」

 

清はブロリーを見上げると、ブロリーはすでに炭治郎と話していた。

 

炭治郎「ブロリーさん。大丈夫でしたか!そういえばさっき凄い爆発音しましたけど何かあったんですか?」

 

ブロリー「てる子と一緒にいたらムシケラが襲いかかってきたからな。返り討ちにした。」

 

そのとき、炭治郎とブロリーは同時に響凱の匂いと気を感知した。

 

炭治郎「二人とも、俺たちはこの部屋を出る。」

 

清「えっ!?」

 

炭治郎「落ち着いて、大丈夫だ。鬼を倒しに行ってくるから。」

 

ブロリー「てる子、清は本当に今疲れてるんだ。だからしっかりと守ってやれよ。」

 

炭治郎「俺たちが部屋を出たらすぐに鼓を打って移動しろ。今まで清がしてきたように、誰かが戸を開けようとしたり物音が聞こえたら、間髪入れずに鼓を打って逃げるんだ。」

 

てる子「でも、私たちが逃げちゃったらまた会えるかな・・?」

 

ブロリー「問題ない。俺は気を探って見つけることができる。清と言ったな?お前は強い奴だ。頑張れるな?」

 

清とてる子は力強くうなずく。それを見た炭治郎とブロリーは笑みを浮かべて立ち上がる。

 

炭治郎「えらい!強いな。行ってくる!行きますよ!ブロリーさん。」

 

ブロリー「はい・・」

 

響凱が部屋に来る直前に炭治郎が叫ぶ。

 

炭治郎「叩け!!」

ポン

 

てる子と清は鼓を叩くと共に消えた。それを見た響凱は歯軋りをする。

 

響凱「虫けらが・・忌々しい・・」

 

ブロリー「ムシケラは・・お前だろ!」

 

ポンポンポンポン

 

響凱が鼓を叩いて部屋を回転させたり、爪の攻撃を打ってきたりするが、ブロリーは宙に浮いているためなんの意味もなかった。最も炭治郎にはきつそうだったが。

 

炭治郎(ヤバいヤバい!万全の状態じゃないから間合いの内側に入ろうとしたとき痛みが走って足がもつれたら・・俺は輪切りだ!怪我のせいで悪いことばかり想像してしまう。)「!!」

 

炭治郎の目の前に爪の攻撃が迫っていた。当たる直前にブロリーが炭治郎の前に降り、爪攻撃を諸に食らった。しかし

 

ザン! ドゴォン

 

炭治郎「!!ブロリーさん!」

 

ブロリー「なんなんだぁ?今のはぁ?」

 

響凱「!!」(小生の攻撃が効いてないのか!!)

 

ブロリーにはダメージどころか傷一つさえつけることができなかったのだ。そして炭治郎に背を向けながら、聞こえるように渇を入れる。

 

ブロリー「炭治郎!貴様には俺がいる!一人で抱え込むな!それと気合いいれろ!貴様ならできる!」

 

炭治郎(!!そうだ!俺ならできる。できるようなことをやって来たんだ!己を鼓舞しろ!)「頑張れ炭治郎頑張れ!!俺は今まで良くやって来た!!俺はできる奴だ!」

 

炭治郎が己を鼓舞しながら響凱の攻撃を避ける。このとき、響凱の作品が床に散らばっており、炭治郎はそれを踏まずによける。

 

響凱「!!」

 

炭治郎「!!」(わかった。紙を踏まないように避けたおかげで、怪我が痛まない体の動かしかた呼吸の仕方がわかった!)

 

響凱は炭治郎が自分の書いた物を踏まずによけたことに驚き、動きを一瞬止める。その隙をついてブロリーは響凱に向かっていく。

 

ブロリー「うおおおおお!!」ギュオオオオ

 

響凱「!!」

 

響凱の攻撃は受けるものの傷つかないので構わずに突き進み、響凱の腹に拳を入れる!

 

ブロリー「デヤァッ!!」バキッ!!

 

響凱「ぐっ!?」

 

ブロリーが攻撃を入れて響凱を怯ませる。そして間髪いれずに叫ぶ。

 

ブロリー「炭治郎今だ!」

 

炭治郎「!はい!全集中・水の呼吸!玖ノ型!水流飛沫・乱!」

ブロリー「全集中・破壊の呼吸!伍ノ型!イレイザーブロウ!」

 

炭治郎とブロリーの息はピッタシで隙が全くなく、響凱が攻撃しても二人には当たらなかった。

 

炭治郎「君の血鬼術は凄かった!!」

 

響凱「!!」

 

ザン

ドッカーン!!

 

炭治郎の刀が頸を斬ってブロリーのイレイザーブロウが胴体を吹き飛ばした。そして宙にいた二人は着地する。

 

タン

シュタ

 

炭治郎(はー!!いだだだい!!深く息を吸ってしまった!!)

 

ブロリー「炭治郎大丈夫か?」サスサス

 

ブロリーは炭治郎の背中を擦ってあげてた。そこに響凱が灰になりかけながらも炭治郎に問う。

 

響凱「小僧・・答えろ・・」

 

炭治郎・ブロリー「「!?」」

 

響凱「小生の・・血鬼術は・・凄いか・・?」

 

炭治郎「・・凄かった・・でも、人を殺したことは許さない。」

 

響凱「・・・・そうか。」

 

響凱は炭治郎が自分の書いた物を踏まずによけたことと最後の質問の答えに、最期の最期で自分が認められたことを実感しながら涙を流し、灰になって消えていくのだった。そして炭治郎とブロリーは、清とてる子がいる場所に向かって歩き、部屋の襖を開けた。

 

炭治郎「清!!てる子ー!!」

 

てる子「キャアアア!!」

清「うわーっ!!」

 

炭治郎「!!」

ブロリー「へぁっ!?」

 

二人が部屋に入った瞬間物が飛んできて驚く。

 

炭治郎「なんで物を投げつけるんだ!」

 

ブロリー「・・・・」

 

清「たっ炭治郎さん。ごめんなさい、鼓が消えちゃって混乱して・・」

 

炭治郎「さ。外に出よう。」

 

炭治郎は清を背負い、ブロリーはてる子を抱えて屋敷内を歩く。

 

炭治郎「あっ善逸と正一の匂いがする。外に出てるな、二人とも無事・・アイタタタ。」

 

清「大丈夫ですか?」

 

ブロリー「てる子、清をしっかりと守りきるとは、天才か!?」

 

てる子「ううん。清お兄ちゃんに助けてもらったから天才なのは清お兄ちゃんの方だよ。」

 

四人は鬼を倒したことで一段落し、ほのぼのとしながらゆっくり玄関までやってきた。そのとき、炭治郎が外から血の匂いを感じとる。

 

炭治郎(!!血の匂い!)

 

炭治郎は今までの経緯からか、すぐさま走り出して外に向かった。それにブロリーも後に続いた。そして外にたどり着くと衝撃の光景を目の当たりにする。

 

伊之助「刀を抜いて戦え!!この弱味噌が!!」

 

伊之助が善逸を蹴っていたのだ。蹴られてボロボロになっている善逸は、禰豆子の入った箱をかばっていたのだ。炭治郎の姿を見た善逸は言った。

 

善逸「炭治郎・・俺・・守ったよ・・お前が・・これ・・命より大事なものだって・・言ってたから・・」

 

炭治郎は現状を見て憤り、伊之助に殴りかかって行くのだった。




善逸と伊之助が出てくる回を分けようと思いましたが、鼓屋敷の戦いをひとまとめにしたかったので二人同時に登場させてしまいました。次回もよろしくお願いします。
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