ある日の昼休み
「榛名~。この前はジム作ったけど今度は何作るんだ?」
「そうねぇ、、。ならHGのザクにしましょう」
「おっいいねぇ。でもなんでザクなんだ?」
「あれは作りも難しくないし、以前作ったジムと並べて飾れるからよ」
「なるほど、じゃ学校帰りに生頼の家寄ってくか」
「賛成ー♪」
てなわけで買ってきましたHGザク。このザクは機動戦士ガンダムに登場する敵勢力のジオン軍が運用する量産型MSだ。扱いやすく大量生産されバリエーションも豊富。代表的なのはザクキャノンやザクタンクなどがある。武装もマシンガンやバズーカなど多岐にわたるがこのキットにはマシンガン、バズーカ、ヒートホーク(格闘用の斧)、ミサイルが付属するらしい。
「ジムよりパーツが多いな」
「その分作り応えがあるってものよ。じゃ、さっそく始めましょ!今回は合わせ目消しをやっていくよ」
「合わせ目消しって?」
「このジムのすねの部分見て。パーツ同士の境界に線がいってるでしょ?アニメとかじゃこんな線は入ってないからちょっとかっこ悪いでしょ。だからこれを使ってこの線を消すの!」
そう言って彼女が取り出したのは四角いビンに入っている薬品だ。
「プラモデル用接着剤?」
「そう!これでこの隙間を埋めるの。他にもパテとか使った埋め方もあるけど、まずはお手軽簡単の接着剤でのやり方を教えるね。と、その前に…」
カラカラ~と音をたてて窓を開け
「接着剤はとても便利なんだけど、とても危険なものでもあるの。燃えやすいし吸い込んだりするとめまいがしたり、呼吸困難になったりして最悪死ぬかもしれないわ。だからきちんと換気をすることが大切よ。」
「お、おう。気を付けるよ」
「これぐらい開いていれば大丈夫よ。それじゃまず接着剤について説明するね。プラモデルとかによく使われる接着剤はスチロール樹脂系接着剤といって、プラモデルの材料に使われているスチロール樹脂を溶かしてパーツをくっつけるの。だからヘタな所に塗ってしまうとパーツの表面が溶けてザラザラになるから注意!今日使う接着剤はこの流し込みタイプ!接着剤にもいろいろと種類があるんだけど、今回使う流し込みタイプはパーツとパーツをくっつけてから合わせ目にそって流し込んで固めるやつよ。」
そしてジムの足を取り外し
「まずこのジムのすねの合わせ目に塗ったらしばらく乾かす。乾いたらはみ出したところを紙ヤスリとかでキレイにすれば完成!」
「おぉー」
「ガンプラはバリとかパーツのズレとかがほとんど無いからこの流し込みタイプでも埋めれるけど飛行機や艦船だとこれじゃうまくいかない物もあるの。そのときはこのセメントタイプの接着剤。これはパーツをくっつける前に接合面に塗ってくっつけるの。まぁこれはまた今度詳しく教えたげるね」
「フムフムなるほどキットによって使い分けるのだな」
さっそくジムのもう片方の足で試してみる。榛名のようにキレイにはできず、少し隙間が残ったりしてしまったが何度か練習すればそのうちうまくいくだろう。