プラモは積んでも人生は詰むな   作:tossi104

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HGジム製作3「お茶とポテチとプラモと」

「ただいまー」

 

返事がない。まだ春名は来ていないようだ。今のうちに汗流して昼飯を済ませてしまおう。

まず風呂でざっと汗を流す。次に昼飯の準備。今日はラーメンだ。スーパーとかで5袋入りで売ってるいわゆる袋ラーメンと呼ばれるやつだ。鍋に適当に水を溜めてお湯を沸かす。このとき水が多いとスープが薄くなるから注意な。沸騰したら麺を入れる。底にくっつかぬようにたまに混ぜながら3分待つ。この間に事前に用意した切った白菜と肉、ニンジン、もやしを一緒に茹でる。ニンジンは茹でる前に軽くレンジでチンすればすぐにゆだる。タイマーが鳴ったらどんぶりにお湯ごと入れる。ここがポイントだ。こうすることで野菜を茹でたときに出た旨味をそのまま利用できるからな。そしてこの時心のなかで

 

「エントリーーーーー!!!」

 

って叫ぶのを忘れない。ヴェルナー少尉に敬礼。

そしたらスープを入れて完成。

 

「うまい、、、」

 

この言葉に尽きる。

食べ終わったらちゃっちゃと洗う。使った道具も鍋だけやしな。お茶をいれてスマホをいじりながら煎餅をかじる。そうしてると居間のほうから声がした。

 

「長門ー。いるー?」

 

「おー、来たか。今いくー。」

 

春名が来たようだ。今日は時間もあるしじっくり作れるぞ。昨日は両足までできた。今日はどこまでいけるかな、などと考えていると春名から「はーやーくー」と急かされた。まったく、どんだけプラモ好きなんだよ。まぁおれもこうして沼と言うのだろうか?にはまり初めているわけなんだが、、、。

 

さっそく机をだしてジムの入っている箱とニッパー等の道具を並べる。

 

「さーて今日もジム作り、始めるわよ!」

 

「今日も元気だなお前」

 

「うむ!元気が一番!」

 

「さいですか」

 

足の次はどうやら胴体らしい。前回の失敗を踏まえて説明書をまずはしっかり一読する。そしたらさっそくニッパーでパーツを切り出しヤスリでキレイにしていく。B33とB34の間にP.CのDを挟む。それをB30とB31でP.CのKとともに挟む。そしたら次はコクピットハッチのところにシールを張るようだ。ジムのコクピットハッチは蓋のところが黒だがパーツをみると赤一色だ。だからこれにシールを張り付けて色分けを再現するようだ。

 

「シールを張るときは手でやってもいいけどずれたりするからニッパーと一緒に入ってたピンセットを使うと楽よ」

 

手を震わせながらもシールをハッチのところに張り付けて

 

「張れたら綿棒とかない?あれで上から擦るように、とくに隅のほうを押さえると後々剥がれたりしないよ。ピンセットで押さえると痕がついちゃうから注意ね。」

 

そのあとも順調に春名の指導のもと作業が進んでいき、3時間ほどで完成した。

 

「やっと完成したー!」

 

「お疲れさまー。うん。うまくできてるじゃない。じゃ次は墨いれよ!」

 

「まてまて。その前におやつにしないか?」

 

台所からポテチとお茶を持ってくる。

 

「たべるーー!!」

 

プラモデルとはいえ、作業さた後のおやつはうまい。春名もズズズ、、とお茶をすするのであった。

(うまそうに飲むなぁこいつ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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