アサルトウィード –私立葛葉高等学校物語–   作:貴司崎

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変わってしまったもの、変わらなかったもの

 10月□日

 

 両親に葛葉高校に入ってリリィ(男だけど)になる事を相談したら『お前が本当にやりたい事がリリィになる事なら好きにすれば良い』というお言葉を頂いた……妹の事と言いウチの両親って本当に放任主義だからな。

 ……子供に出来る限り自分のやりたい事をやらせて、自分達はそれを可能な限り助けるって在り方は尊敬するけど。

 

 とにかくそう決めた以上は受験に向けて準備をしなければ……って、ガーデンへの受験って一体どう準備すれば良いんだろうか? 妹は普通に勉強しまくってるけど、リリィの事についての専門知識とかは要らないのだろうか。明日学校で先生にちょっと相談してみよう。

 

 

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 10月■日

 

 中学の先生に聞いてみたところガーデンへの受験も基本的には普通の高校受験と変わらず筆記試験と面接があるとの事だ……ただ、ガーデンによって違うらしいが受験する条件にスキラー数値50以上があったり、筆記試験にリリィ関連の専門知識や戦術の科目があったり、CHARMの起動やマギ容量の測定などの実技試験があったりするらしい。

 そもそもガーデンでは小学校から中学校までで各種戦闘技術をみっちり教えて高校生で実戦投入するのがが基本なので、高校からの編入組は余程優秀か高い資質が無いと難しく倍率は超高いらしい。

 ……まあ、戦闘技術とかそんな直ぐに身につけられないだろうし、命の危険のある実戦に出るんだからその辺りは当然厳しくなるよな。

 

 しかしながら各ガーデンによって編入の方針とか難易度はかなり変わるらしく、編入組の倍率数十倍とかいう百合ヶ丘レベルのトップガーデンとかならともかく、俺が希望する葛葉高校ならスキラー数値70あれば“レアスキル”が発現する可能性が高いにで十分に行けるだろうとも先生は言っていた。

 ……ちなみにこのレアスキルとはリリィが使う魔法(マギ)の中でもさらに能力が発現が著しいものを言うらしく、そのリリィの生き様が反映されるため原則1人1種で複数持つことは基本不可能とされている能力だそうだ。

 そして男性は女性と比べるととスキラー数値がかなり低い傾向にあるのでレアスキルの発現率が低く、それ故に葛葉高校は発現の可能性が高い60以上のスキラー数値を持つ男性を葛葉高校は積極的に募集しているのだとか……あの紹介文に書かれていた『優遇措置』とはこういう事だったらしいな。

 

 なので、今からでも俺のやる気と努力次第で『葛葉高校CHARMユーザー専門科』に十分受かる可能性はあると言われた……尚、この専門科は葛葉高校でのCHARMユーザーを育成する学科の事だそうだ。

 他にもスキラー数値が50に満たない人間を受け入れる為の『普通科』や、CHARMの開発を始めとする技術関係の事を教える『工廠科』などがある。

 ……リリィを育成するガーデンなのに何故『普通科』があるのか疑問に思ったが、ここでは市民避難の時間稼ぎやミドル級までの露払いを行う対ヒュージ戦闘員……通称『マディック』を育成しているらしく、更にスキラー数値が成長すればマディックからリリィになることも出来るのだとか。

 

 後、先生からは滑り止めで近場の高校もちゃんと受けておく様にと念入りに言われたが……何でも、あの『甲州撤退戦』を経験したせいか進学先をガーデンに変更する生徒が増えたらしく、酷いものになるとガーデンしか受けないと言い出す生徒も出たらしい。そりゃあ滑り止めのちゃんと受ける様に言うだろうよ。

 先生がリリィやガーデンについてやたら詳しかったのもこう言った相談を受けたので改めて調べ直したかららしい……中学校も最近再開したばかりで大変そうなのに本当お疲れ様です。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

 10月▽日

 

 そんな訳で俺は葛葉高校への編入を目指して準備に励む事になるのだが……兎にも角にもまずは勉強だよな。優遇措置があるかと言って肝心の成績が悪ければ入学など出来ないだろう。ガーデンだって基本は高校なんだし。

 それとどうにか入手出来たリリィやガーデン関連の資料(妹と共有)で専門的な知識も出来る限りものにしていこう。田舎だから大した資料は手に入らなかったんだが無いよりはマシだろう。対ヒュージの歴史資料とかなら学校で手に入るし。

 ……ただ、CHARMの実技やら身体測定やらはどうしようもないな。普通の人はCHARM使う機会なんて無いどころか戦闘訓練を受ける機会も無いだろうから、体力維持の為のランニングぐらいしか出来ないだろうし。

 

 後、葛葉高校の制服は黒の学ランで『甲州撤退戦』の時に俺を助けてくれた男性リリィが来ていた物と同じだった……まあ、日本で唯一のガーデン男子校なんだから、この国にいる全ての男性リリィはそこに所属している訳だし当然か。

 彼の事は妹の様に何かこう崇拝する勢いで尊敬している訳ではないが、やはり命の恩人なので会ったらお礼を言いたいぐらいには感謝してるし、彼に出来れば会うためにも受験勉強を頑張ろうか。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

 11月◯日

 

 今日はリリィ関連の資料を見てみたが……『スキラー数値』と『マギ容量』って別のものなんだな。ちょっとごっちゃになってたよ。

 具体的にはスキラー数値はマギをどれだけ一度に出力できるのかを示す値で、マギ容量はその人物がどれだけマギを保有しているかを表すのだとか。つまりは水を出す蛇口と水を溜めるタンクみたいな感じか。

 

 日記に学んだ事を書くと結構頭に入ってくるからこれからもちょくちょくやっていこうか。リリィ周りって設定が多過ぎるし……。

 

 

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 11月◎日

 

 今日はCHARMについての資料──と言っても、手に入ったのはCHARM作ってる会社が発行しているパンフとか概要が載ってる教科書レベルの物を見てみた。

 CHARMとはヒュージにとどめを刺せる唯一の決戦兵器でCounter Huge ARMSの略……と言うところまでは以前見た雑誌に載っていたから知っていたんだが、まだ知らない情報も多かったので非常に為になった。

 例えばCHARMは『マギクリスタルコア』という魔法の宝玉でコントロールされており、コアの換装によりCHARMは細かくカスタマイズが可能になるとか、このコアを搭載したCHARMはマギクリスタルフォースと呼ばれる謎のエネルギーを引き出してリリィに力を与えているのだとか。

 ……正直分からない部分も多いんだけど、とりあえず試験用に概要だけ知っておけばいいかな。というかそれしか出来ないし。

 

 後、CHARM使用者のことをリリィと呼ぶ事は現代では既に常識レベルの知識なのだが、実は『リリィ』という呼び名は『女性のCHARM使用者』だけの事を言うらしい。

 男性の場合はCHARM使用者の総称である『CHARMユーザー』と呼ぶ方が正しいのだとか。これは総称なので性別関係無く使われる呼称みたいだな。

 

 

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 11月■日

 

 今日は学校で面接の練習をしたのだが……なんか、こう『俺がCHARMユーザーを目指す理由』をいまいち上手く言えなかったんだよな。

 ……お金の為とか他に進学先が無かったとかはともかく、故郷がヒュージに襲われた事とか知人がヒュージに殺されたからとか……うーむ、何かこう上手く言語化が出来ないな。勉強のしすぎで疲れてるのか? 

 

 

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 11月の終わりのとある休日、俺──一柳(ひとつやなぎ)(りく)は冬物のコートを着込んでちょっと外へ散歩に出かけようとしていた……昨日の『俺がCHARMユーザーを目指す理由』が中々纏まらないので気分転換の為だな。

 

「……まあ、最近は体力づくりの早朝ランニングと学校以外は受験勉強で殆ど部屋に篭りっきりだったし、偶にはのんびりと散歩するのも良いだろう」

 

 そうして俺は外に出ようと玄関まで歩いて行ったのだが、ちょうどそこで同じ様に冬用のコートで厚着をした妹──一柳(ひとつやなぎ)梨璃(りり)とばったり遭遇した。

 

「あ、お兄ちゃんも外出るの?」

「ああ、ちょっと気分転換に散歩にな。そっちは?」

「買い置きのラムネが切れたからいつもの駄菓子屋さんに行こうと思って」

「……相変わらずお前も好きだなぁ、ラムネ」

 

 実は、この妹のラムネ好きの所為で我が家の冷蔵庫の一角には常に買い置きのラムネ達が鎮座しているからなぁ……俺もラムネは小さい頃から良く飲んでるし、今も偶に駄菓子屋に寄った時に買ったりするから嫌いではないんだが……。

 

「しかし、よくこんな寒い日が続くのに冷たいラムネを飲めるな」

「チッチッチ、分かってないなぁお兄ちゃんは。暖房がガンガンに効いた室内で飲むラムネもオツなものだよ。……まあ、流石に電気代とかあるから週一ぐらいだけどね。今は主にラムネ菓子だよ」

「さいですか(呆れ)」

 

 週一でも十分多いと思うのは俺だけだろうか……しかし、そういえばあの駄菓子屋さんには『甲州撤退戦』以降は寄ってなかったな。あんな事があった後もまだ営業を続けていたのか。

 

「……ふむ、そうだな。俺も久し振りに駄菓子屋さんに行ってみるか。あのおじいちゃんにもしばらく会ってなかったし」

「それじゃあ一緒に行く?」

「そうだな」

 

 ……そんな訳で俺は特に断る理由も無かったから、妹の梨璃と一緒に昔よく通った駄菓子屋さんまで散歩に行く事になったのだった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

 そうして寒空の下、俺達兄妹は取り留めのない事を喋りながら駄菓子屋への道を進んでいた。

 

「そういえばお兄ちゃんとこうして出かけるのも久しぶりだね」

「確かに俺が中学校に上がった辺りでこうして出かける事は無くなったかな。……昔は一緒に外で駆け回ったりした物だが」

「そうだね。……でも、捕まえてきた虫をいきなり手渡しした事はアレだと思う。お陰で今でも虫は苦手なんだよ」

「……それに関しては本当に申し訳ないと思っております」

 

 認めたくない物だな、若さ故の過ちというヤツは……まあ、こんな田舎だとまともな娯楽が殆ど無いからな。一応ウチにもテレビゲームぐらいは(古い物が少しだけだが)あったので梨璃は良くやってたりしたが。

 だからと言って家でじっとしてるのが辛い子供も多いので(小さい頃の俺とか)どうしても外で駆け回って何かの遊ぶ者もおり、まだ小さい子供なのでその際にやらかす事も多々あったり……。

 

「……そう言えば、お前がテレビゲーム好きになったのもその時期からだったか」

「虫が嫌いなのにお兄ちゃんについて森に行くわけがないでしょ。運動自体は嫌いじゃないけど」

 

 まあそれもそうか……ヒュージが攻めてくる前やその少し後ぐらいの時代にはこんな田舎でも普通にネットに繋げたり出来たらしいが、ここ三十年ぐらい民間ではそんな事も出来なくなったと学校の歴史の授業で習ったな。

 ……俺がそんな事を考えていると、不意に梨璃が町の方を見つめ出した。

 

「……やっぱり、この辺りも昔と比べて外に出ている人が少なくなったよね」

「元から田舎だったし住んでる人達は多くなかったが……ここは『陥落指定地域』も近いからな。その所為か外に出る子供も少なくなったし、もっと内陸の方に引っ越した人も多いんだろうよ。……そこから避難して来た人も結構此処に移り住んでいる筈なんだが……」

 

 俺達家族は全員無事だったし、元々この避難区域から程近い所に住んでいたので殆ど今まで通りの生活が出来ていたが……当然、あの撤退戦で犠牲になった人も多くいたし、ヒュージがいる可能性がある『陥落指定地域』が結構近い事を嫌がって引っ越した人や恐怖で家から出られない人もいる。

 ……俺のクラスメイトや知人にも何人かそういう人はいたし、おそらくは梨璃の方も同じだろう……そう考えつつ俺は足を進めて何度か近くを通った経験のあるぶどう園を通り過ぎ、幼い頃によく遊んだ記憶のある森へ続く入り口にたどり着いたのだが……。

 

「……そうか、ここから先が『陥落指定地域』だったか」

「……うん」

 

 ……そこには『危険区域』『立ち入り禁止』と書かれた看板に鎖が貼られる事で、そこから先に進む事を禁じていた。

 

「大丈夫? お兄ちゃん」

「……ああ、一応事前に知ってはいたからな」

 

 とはいえ、実際に見るとこう何か来るものがあるんだが……まあ、気分も滅入るしいつまでもこうしている訳にも行かないので、さっさとその場を離れて駄菓子屋さんに行く事に。

 ……そうやって歩いて1分ほど、俺達は幼い頃から通っていた駄菓子屋に到着した。

 

「……ここは昔と変わらないな」

「そうだね。……おじいちゃん! ラムネ買いに来ました!」

「おお、梨璃ちゃん。いつもありがとうなぁ。今日は陸君も一緒けぇ」

 

 俺達が店の中に入ると独特の方言が特徴的な駄菓子屋のおじいちゃんが出迎えてくれた……幼い頃から梨璃とよく通っていたから、すっかり顔と名前を覚えられてしまったんだよな。

 ……昔から梨璃の機嫌を損ねる度にラムネを献上してたからな。本当におじいちゃんには色々と世話になった。

 

「お久しぶりですおじいちゃん。今日は受験勉強中に食べるお菓子を買いに来ました」

「おお、久しぶりじゃけぇ。幾らでも持っておいき。……陸君も梨璃ちゃんと一緒でリリィさ目指すんじゃろ? こうして店を続けられるのもリリィ達のおかげじゃけぇ」

「まだ試験に合格した訳では無いので……それに合格した後でもお代はちゃんと払いますよ」

 

 このおじいちゃん昔から色々と子供達にお菓子とかをただでサービスしてくれるんだよな。俺もおこずかいが少ない時に梨璃の機嫌をとる必要がある時には世話になったよ。

 ……本人曰く『年寄りが道楽でやってる店だから売り上げとかは気にせんでええよ』との事だが。昔ならともかく今は俺も梨璃もいい歳だからちゃんとお金は払うさ。

 

「しかし、あの頃から品揃えも変わってないな。……じゃあ、酢昆布とうまい棒と金平糖とかりんとうとベビースターラーメンと……」

「ラムネ(瓶)とラムネ(袋)と……」

「おう、どんどん持って行きんしゃい……ああ、ストーブでマシュマロ焼いとったけんど食べるけぇ?」

 

 ……そんな感じで俺は懐かしい気分を味わいつつ駄菓子を買い込んで行ったのだった……中学生のおこずかい基準だと駄菓子は凄く安く感じられたから、ついつい大量に買ってしまったな。

 まあ、家での受験勉強中に食べていれば無くなるだろう。あと焼きマシュマロ美味しかったです。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

「いやぁ、お兄ちゃん大分買ったね」

「お前も結構な量を買ってるだろ。……全部ラムネだが」

 

 あれから駄菓子屋での買い物を終えた俺達は大量の駄菓子を入れた袋(自前)を持って家への帰り道を歩いていた……そんな途中、俺はこの道中で思い続けていた事をつい口に出してしまった。

 

「……あの事件から色々と変わってしまったな」

「でも変わらなかったものもあるよ。あの駄菓子屋さんとか」

 

 俺の口から出た言葉に梨璃は即座に()()()()()()()()()言葉で返した……その直後、梨璃はくるりとこちらに振り向いてこれまでにない真剣な目で俺を見て言葉を紡ぎ始めた。

 

「お兄ちゃん、やっぱり私は百合ヶ丘に入ってリリィになるよ」

「それは散々聞いた。撤退戦の時に助けてくれた『天使様』とやらに会いたいんだろう?」

「それはそうなんだけど……ええと、“それだけ”じゃなくて……うーん……」

 

 梨璃は顎に手をやりながら自分の考えを纏めるかの様にしばらく唸った後、再び真っ直ぐな瞳で俺を見て口を開いた。

 

「……そう、私は甲州から逃げる時に助けてくれた“あの方”の様なリリィに……私の家族や友達やあの駄菓子屋のおじいちゃんみたいな()()()()()を守ってくれた百合ヶ丘の彼女(リリィ)達みたいになりたいんだ」

「…………」

 

 真剣にな表情の梨璃が言った、そのどこまでも真っ直ぐなその言葉を聞いた俺は思わず黙り込むと同時に、自分の中のこれまで悩んでいた“何か”にその言葉がカチリと当てはまる様な気がした。

 うん、確かにお金の為や俺の日常を壊したヒュージへの怒りや日常を守りたいと思う気持ちもあるんだが、その根幹には“そういう事が出来る人間でありたい”と思っていたんだな……いつからだったか、こういう風に真っ直ぐ自分のなりたいものを目指す事を言い張れ無くなったのは。

 ……そんな風に考え込んで黙っていたからか、梨璃は疑問符を浮かべて様な感じになって話しかけてきた。

 

「……お兄ちゃん? 『どうせ百合ヶ丘とかお前の頭じゃ無理だろ』とかツッコミを入れたりしないの?」

「お前は俺をなんだと思っているんだ。……俺は真面目に夢へ向かって頑張る人を馬鹿にしたりはしない」

「え? 今まで散々突っ込んで来たような……」

「アレは現実的な意見を言っただけだ。……まあ、頑張れよ梨璃。お前なら立派なリリィになれるさ」

 

 俺がそう言ったら梨璃は物凄く驚いたかの様に目を丸くしたが、俺はサクッと無視して(ちょっとらしくない事を言って恥ずかしかったのもあり)さっさと身を翻して家まで早足で歩いて行った。

 ……まあ、気分転換には十分になったし考えも纏まったから梨璃には感謝しないとな。

 

「……学力的に百合ヶ丘は無理かもしれないが」

「ちょ⁉︎ お兄ちゃんさっきと言ってること違うんじゃない⁉︎ それに今から頑張れば大丈夫だよ」

 

 まあ、立派なリリィになれるだろうとは言ったが、百合ヶ丘に合格出来るとは言ってないしね……こう現実(スキラー数値と成績)的に。




あとがき・各種設定解説

一柳陸:良くも悪くも現実主義者
・中学校に上がってから妹の様に真っ直ぐに夢を追う事が出来なくなっていた(要は厨二病かちょっと早い高二病)ので、内心では妹に憧憬の感情を抱いていた。
・尚、成績に関してはそこそこ(偏差値55ぐらい)なので滑り止めは問題無いぐらいに余裕はある。

一柳梨璃:家族間だと口調はややフランク
・これから百合ヶ丘を目指すに当たって『お嬢様学校なんだから口調は丁寧語の方がいいですよね!』と思い至って口調を徐々に変えていった。
・尚、百合ヶ丘に入った時点で『お嬢様女子校オーラ』に当てられて、口調は自然と丁寧語に矯正された。

行きつけの駄菓子屋:アニメで夢結様が行ったあそこ
・こうすれば夢結様のあの行動は『大切なシルトの為に彼女が昔通っていた駄菓子屋まで態々行ってラムネを買ってきた』という美談にならなくもないと思う。


読了ありがとうございました。
ホントにラスバレのシナリオはどれも素晴らしい(スキャルドメールプレイ済)ので頑張って書いてみたが、俺の文章力では原作主人公の尊みを描写仕切れない……!
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