星空へ架かる橋2   作:真田信之

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第14話・治療代150、000円口座に振り込んでおいてください

第14話・治療代150、000円口座に振り込んでおいてください

 

ここは、日本のとある病院のとある手術室、ここでは今、グレンがオペをしている真っ最中だった。

グレン「……」

汗をかいてるグレンに対し、女性の助手が汗を拭いた。

グレン「コッヘル鉗子」

男性の助手が、その手術道具をグレンに渡した。

そして、しばらくして。

男性の助手「11時23分、オペ完了」

グレン「お疲れさん」

そう言うと、助手の人たちは、軽くグレンにお辞儀をした後、着替えたグレンは院長室に来て、小切手をもらった。

病院の院長「これで、よろしいかな?」

グレン「確かに」

その小切手を、懐にしまった。

病院の院長「いや~、本当に助かったよ、また、何かあったら、頼みますよ」

グレン「いつでも、では」

グレンは院長室を出て、バイクスーツを着て、青いボディのバイクに乗り、まだ、授業が終わってる時間ではなかったので、グレンは山比古南学園高等部へと向かった。着いたのはちょうど昼休みに入り、クラスメイト達が、お昼をたべ始めるところだった。

グレン「ただいま、戻りました」

雷牙「ああ、お帰り」

我夢「お疲れ様です」

走「……(ペコリ)」

初「グレンちゃん、お帰りなさい」

伊吹「お帰り、早かったわね」

大吾「それで、いくら稼いできたんだ、グレンちゃん?」

グレン「ほれ」

そう言ってグレンは、懐から小切手を大吾たちに見せたその額。

伊吹「い!」

初「い!」

大吾「1億、だど!」

雷牙「……」

我夢「……」

走「……」

その、桁外れの金額に、大吾たちじゃなく、2年の生徒たちも驚き、言葉もなく腰が抜けしりもちをついていた。

ただし

雷牙、我夢、走を除いて。

西「1億って!」

東海林「目玉が飛び出る、金額じゃないか!?」

西「それなのに!?」

雷牙「……」

我夢「……」

走「……」

初「ライくんと我夢くん、走くんは驚かないの?」

雷牙「はい」

走「……(ペコリ)」

我夢「グレンは、いつも、それぐらい稼いでいますから」

雷牙「驚きません」

初「そうなんだ?」

伊吹「あんた達って一体?」

グレン「ん?」

大吾「ぐ、ぐ、ぐー」

大吾が何やら、力強く何かを開けようとしていた、それに気づいたグレンは。

グレン「開かないのか、それ?」

大吾「あ、あ、そうなんだ」

グレン「貸せ、俺が、開ける」

大吾「あ、分かった」

そう言って、大吾はグレンに渡した、それは、イチゴのジャムが入った瓶だった。

大吾「そいつを付けて、パンを食べようと思っていたのによ、全然、開ねぇんだよ」

雷牙「ああ、それで」

我夢「怖い顔に、なっていたわけですね」

大吾「でも」

走「……?」

大吾「男の俺が、開けられなかった物を、女のグレンちゃんが、開けられるわけ」

次の瞬間

パリンとイチゴのジャムが入った瓶が割れた。

それを見ていた、雷牙、我夢、走以外、その場にいた全員、驚いていた。

瓶の中に入っていた、イチゴのジャムはこぼれ落ち、飛び散ってしまった。

雷牙は急ぎ、グレンの元に駆け寄ってきた

雷牙「大丈夫か、グレン、怪我はないか?」

グレンの手元もイチゴのジャムでべとべとに汚れてしまった。

グレン「ああ、平気だ、それより、すまない、ジャムダメにしちゃって」

そう言って、頭を下げたグレン。

大吾「……?」

伊吹「いや、それよりも!」

初「グレンちゃんの方こそ!」

雷牙「早く着替えて来い、制服、ジャムでベトベトだぞ」

雷牙の言うとうり、汚れたのは、手元だけではなかった、グレンは自分の身の周りを見渡して見て見ると制服がイチゴのジャムで汚れていることに気づいた。

グレン「こりゃいかん、着替えねぇと!」

大吾「それにしても!」

グレン「?」

大吾「ジャムの入った瓶を、潰すなんて、ビックリしたぜ、まさかとはおもうけどよ!」

西「リンゴを、握り潰すことができたりして?」

東海林「片手一本で?」

我夢「できますよ!」

雷牙「片手一本で!」

一同「えー!」

雷牙「論より証拠をお見せしましょう、我夢」

我夢「は!」

雷牙言われ、我夢はどこから、一個のリンゴを出して、グレンに投げて渡し、グレンはそれチャッチし、それを。

グシャっと、実際にリンゴを片手一本で握り潰すのだった

西「ほ!」

大吾「本当にやりやがった!」

雷牙「グレン」

グレン「!」

雷牙「もう、その辺にしておいて、早く着替えてこい」

グレン「ああ、そのつもりだ」

グレンは2年の教室を出て行った。

雷牙「すみません、大吾殿、ジャムは私が弁償しますのでどうか!」

大吾「別に、ジャムが無くても、パンは食べられる」

そう言って、パンを食べ始めた。

大吾「だから、気にするな、兄弟」

雷牙「そうですか」

我夢「なら、よろしいのですが」

それからしばらく、グレンが戻って来た、体操着に着替えて、雷牙たちは既に昼食を終えていたところだった。

グレン「ただいま、戻りました」

雷牙「お帰り、昼は?」

グレン「着替えてくるついでに、済ませてきた」

雷牙「そうか」

初「そう言えば?」

グレン「……?」

初「グレンちゃんって、どうして、いつも、男の子の格好をしているの」

グレン「動きやすいからに、決まっているだろ」

初「それに?」

グレン「それに?」

初「どうして、ブラをつけないで?」

伊吹「さらしを、まいているのよ?」

東海林「確かに別に、女だって隠していたわけじゃないだろ?」

西「なのにどうして、そんな?」

大吾「豊かで、豊満な、ワガママおっぱいを、隠すなんて」

大吾と東海林「もったいないぜ!」

西「もったいないよ!」

それを聞いた瞬間、雷牙は大吾、東海林、西の3人一人筒の腹に。

大吾「げぼ!?」

東海林「げぼ!?」

西「げぼ!?」

膝蹴りを食らわせた。

大吾「何するんだよ、兄弟!?」

西「そうだよ!?」

東海林「死ぬかと思ったぜ!?」

我夢「人間、膝蹴り一発食らったぐらいで」

走「死に…は…しない」

大吾「それで、いきなりなんで、膝蹴りを食らわせる!?」

伊吹「あなた達が、霧隠に失礼な事言うからに決まっているでしょ!」

初「伊吹ちゃんの言う通りだよ、3人共!」

女子F「日向や初の言う通りよ、あんた達」

女子R「女の子の前で、ホント男子は!」

女子G「デリカシーが、なさすぎよ!」

女子たち「そうよ、そうよ!」

雷牙「グレンのことを変な目で見たら、許しませんよ! 次はこんなのじゃすまさないからな。」

そう言うと雷牙の体から、怖いオーラが哀れ出て、それを見た、男子たちは

 

 

 

 

 

そして。

キー、コーン、カーン、コーン。

チャイムが鳴り、南国原先生が戻って来た。

南国原先生「チャイムが鳴ったぞ、席に就け、ほかの学年は、自分のクラスに戻れ、って、いて、て、て!」

グレン「……?」

南国原先生は何やら、首が痛そうだった。

雷牙「先生、まだ!」

我夢「首が、痛いのですか?」

南国原先生「ああ、朝から、ずっとだ!」

グレン「……」

南国原先生「!」

いつの間にか、グレンが、南国原先生の背後にいて、雷牙、我夢、走以外は全員驚いていた。

南国原先生「何だいきなり?」

話を聞かず、グレンは、南国原先生の首を触った。

グレン「ん? この凝り方、あんた、ここの学校の教師以外にも仕事してないか?」

グレンがそう言うと、クラスメイト達は静まり返った、雷牙、我夢、走、そして、今帰って来た、七海も含めて。

七海「……」

南国原先生「へ! 何のことだ!?」

グレン「まあ、いい、動くな」

グレンは両腕で、南国原先生の顔を捻った。

南国原先生「ぎゃー!」

クラスメイト達「……!?」

そして、四角型のケースから、針を一本取出し、人差し指と中指でそれをはさみ、南国原先生の首に刺した。

それを見ていた、クラスメイト達は驚いて、特に息子である大吾。声を出すものもいれば、出さない者もいた、ただし、雷牙、我夢、走、七海を除いて。

初「あ!」

伊吹「は!」

大吾「お袋!」

南国原先生「あれ?」

クラスメイト達「え?」

南国原先生「直っちゃった?」

南国原先生は何もなかったかのように首を動かした

それを聞き、見ていた、その場にいたクラスメイトたちはズッコケた。

クラスメイト達「ズコッ」

そして、立ち上がり、グレンに注目した。

初「すごい!」

伊吹「針治療もできるの、あんた!」

グレン「生体漢方、針、指圧、灸、カイロ一通りな、前にも言っただろ、俺は、」

そう言って、針をケースに戻した。

南国原先生「ありがとうな、霧隠、おかげで、授業に集中できる」

グレンは話を聞きづつ、何かを紙で書いて、南国原先生に渡した。

南国原先生「なんだ、これは?」

グレン「請求書、針治療の」

南国原先生「何!」

大吾「タダじゃ、ないのかよ!」

グレン「俺がいつ、タダと言ったんだ?」

その請求書に書かれていた、金額は。

南国原先生「何、何だ、この金額は!?」

大吾「どうした、お袋? な!」

金額、150万と書かれていた、

南国原先生「なんだ、この金額は!?」

大吾「高すぎだろ!?」

グレン「そうか、首の痛みから完全解放されるなら、安いもんだろ?」

南国原先生「完全?」

雷牙「首を回してみてください、南国原先生」

雷牙に言われ、南国原先生は首を回してみた。

南国原先生「本当だ、完全に首の痛みが治っているぞ!」

グレン「俺の治療は完璧だ、それに見合うだけの、額を提示した」

初「それが」

伊吹「150万?」

グレン「ああ、首の痛みから、完全に解放されるなら、150万なんて安いもんだろ?」

南国原先生「ん…」

グレン「それじゃ、俺と走は、1年の教室に戻る、お金は、請求書に書かれている、口座に振り込んで、おいてくれ」

そう言い残し、グレンと走は2年の教室を出た後、七海がつぶやいた。

七海「霧隠は」

一同「……」

七海「整体師の腕は、どんな大きいな痛みもほんの数時間で治療で治してみせますが、代わりに法外な金額を要求しますと言っても、これは」

我夢「医者でも、変わらない」

そして、あっという間に、午後の授業も終わり、雷牙達は下校の途中、なでしこ、楓、かさねと合流一緒に下校し、大吾はかさねに今日のお昼に何があったのかを正確に話した。

かさね「い! 150万円って、何ですかその法外な治療代は!?」

大吾「かさねっちも、そう思うだろ」

かさね「それで、実際にその金額を払ったのですか?」

グレン「いや、口座に振り込むよう頼んだ」

かさね「そうですか、それはそうと、本当に直したのですか?」

雷牙「はい、グレンは完全に、南国原大吾先生の首を治しました、数時間で」

かさね「数時間、そんな馬鹿な!?」

我夢「本当です、グレンはどんな大きな痛みもほんの数時間の治療で治します、しかし」

かさね「……?」

我夢「代わりに、法外な金額を要求します、まあ、それは」

楓「医者でも、同じですけどね」

雷牙「確かに、そうだな」

そんな中、雲行きが怪しくなり、雷がなり始めた。

ゴロゴロ、ゴロゴロ。

かさね「しかし、さっきまで晴れていたのに、急に雲行きが変わりましたね!」

つむぎ「今日の天気予報は、一日中晴れって、言ってたけど、早く帰ったほうがいいわね」

初「うん、そうしよう、行こう、伊吹ちゃん」

伊吹「こら、初、走ったら危ないわよ」

初を追いかける伊吹に、合わせるかのように。

ドゴーン!

初「!」

伊吹「!」

二人が、通った道の横の木に雷が落ち、初と伊吹に向かって木が倒れてきた。あまりにも突然だったことに二人は固まってしまい動けなかった。

その時。

グレン「ッ…」

グレンは急ぎ、二人の元に行きそして。

グレン「青の一撃」

そう言い放つと、二人を避けるように木は真っ二になり、二人は助かった。雷牙たちは急ぎ、彼女たちの元に駆け寄って来た。

雷牙「大丈夫ですか、初殿、伊吹殿、お怪我はありませんか!?」

初「うん、平気だよ、ねぇ、伊吹ちゃん」

伊吹「ええ、平気よ、それより今のは…」

走「切った…グレンが…そして…お前たち…助けた…」

伊吹「切ったって、あんたが!」

グレン「ああ、この妖刀・流水でな」

初「過ぎすぎるよ、グレンちゃん」

グレン「……」

つむぎ「一体、どこで?」

こより「剣を、習ったのですか?」

グレン「忍びの修行でな、ほら、天気がこれ以上、酷くなる前に」

雷牙「帰りましょう、皆さん」

そう言って、しばらくして、全員家路についた。

次の日、雷牙達は元気よく登校しているところ、初、伊吹、大吾と出会い一緒に登校し歩く中、グレンは大吾に何か入った袋を渡した。

大吾「これ、なんだよ、グレンちゃん?」

そう言いつつ、大吾は袋の中身を見て見たそれは。

大吾「これ、ジャムじゃないか、イチゴの!?」

グレン「昨日、俺が開ける時に、割っちゃって、ダメになっただろ、そのお礼だ」

そう言って、先に行くグレンであった。

            つづく

 

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