ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》   作:JINISH

16 / 36
最近、パソコンに悩む自分がいる・・・


青とピンクの速き来訪者

開拓島・ノルンでカオスウルトラマンカラミティ、カオスウルトラマン、ゼルガノイド、ダランビア、ジオモスの出現により、激しい戦闘を繰り広げられるゼロ。

スピカとネッシーとランスロットはダランビアとジオモスを撃破するも、超合成獣・ネオダランビアと超宇宙合成獣・ネオジオモスとなった。

その時、ダイナ、コスモス、ゾフィー、タロウが加わり、ゼロと共に戦闘を再開する。

ゼロ達は辛うじてカオスウルトラマンカラミティ達に勝利する。

しかし、トランプ共和国で事件が起きた。

 

「城下町の大半は制圧しました。」

「このまま行けば王宮まで手を伸ばすのも時間の問題です。」

 

2人の兵士は現在のトランプ共和国の状況を報告する。

 

「ゴスペルが破壊され、スパークレンスの強奪に失敗し、セレナも操りの輪を壊されてウルトラマンゼロ達の元にいる今、戦力に心許ないが、モンスターズルーラーは健在。例の機械兵器やホシイナーとナケワメーケもあるからトランプの国を取り戻すには十分だ。」

 

兵士長はトランプ共和国に来る前の出来事を振り返る。

真理奈が持つスパークレンスの強奪に失敗し、テストの為に使用したゴスペルも一機しかない為、ゼロに破壊された時は憤慨せざるを得なかった。

更に、操りの輪で操ったセレナもゼロによって救われる。

 

「デニーズ様はルルイエと言う島の一件の後、バロン王国に護送されている。ならば、今度は我々がトランプの国を取り戻す。そして、かつてのトランプ王国に戻すのだ。」

「隊長!報告します!王宮に結界が張り巡らせている模様!ホシイナーでもナケワメーケでも入れないようです!」

「怪獣達を向かわせろ!愚かなるジョナサン・クロンダイクめ。今度こそ地獄に送ってやる。」

 

ユグドラシル兵の数名は大統領府の方に進軍する。

 

 

 

 

 

 

その頃、シン達はダニエルからユグドラシルの残党がトランプ共和国に襲撃を受けていると報告を受けた為、ジュエル鉱国に通じるルートで向かうことにした。

シン達は先程カオスウルトラマンカラミティ達との激しい戦いで相当な疲労があり、トランプ共和国に着くまで変身は控えるようにした。

ちなみに、プリキュアやウルトラマン、魔導師のような力を持たない真理奈は留守番する事になった。

 

「わざわざ案内悪かったな、ディアーナ。」

「いえ、私もユグドラシルの事は遺憾に思っていましたから。」

 

シン達の先頭に進むダイヤモンドの頭をした妖精。

シンはその妖精の事をディアーナと呼ぶ。

カーバンクルと共にジュエル鉱国を守り続けていた妖精である。

真理奈に闇薙の剣を渡したのも彼女である。

 

「ジュエル鉱国、噂には聞いていましたが・・・」

「いろんな所に繋がってるんだね・・・」

「これから向かうのは最近できたばかりの通り道です。」

 

ディアーナはなのは達に行き先を伝える。

その後、目の前の穴から緑色の光が見えてきた。

その先に出ると、そこには人工的に作られていたと思われる地下水路になっており、壁や天井にはヒカリゴケに覆われていた。

 

「わ~・・・綺麗だね、地下にいるのに明るい。」

「コケ自体が光ってるんじゃなく、レンズ状細胞が暗所に入ってくる僅かな光を反射させていることから光ってるように見えるみたいだよ。」

「そうなんだ・・・」

 

なのはは壁や天井に覆われているヒカリゴケを見て驚嘆させられる。

そんななのはにヒカリゴケについて説明するユーノ。

その時・・・

 

「キャーーーーーッ!!」

 

突然悲鳴が響き渡り、なのは達は驚く。

その悲鳴の正体はミコトであり、当人はシンの右腕にしがみついている。

 

「うわっ!?びっくりした~・・・!」

「どうした?」

「あ、あ、あ、あ、あそこ・・・く、く、クモがが・・・!」

 

シン達はミコトが指を指している所を見ると、数匹いるクモがいた。

 

「ミコトちゃん、もしかして虫が苦手なの?」

「ぅ・・・お察しの通りです・・・」

「アハハハ・・・」

 

なのははミコトの反応を見て、ミコトは虫嫌いだと理解する。

シン達はディアーナの案内の元、先に進んだ。

尚、ミコトはシンの右腕にしがみついたまま歩いている。

 

「地底の川が深くなってきたわね・・・」

「この辺りは雨の影響で地底湖ができているんです。」

「じゃあ、この先に地底湖が・・・」

 

ムサシはディアーナの説明を聞いて、地下川の深さからして地底湖は近くにある事を予想する。

突然、地下川から2つの影が現れる。

 

「ん?」

「ひっ!?」

「なに?」

 

セレナ達は地下川から現れた影をよく見る。

その姿は全長50cmほどの大きさを持つ黄色い体をしたカエルである。

体長約37cmを誇るゴライアスガエルを上回っている。

 

「でかっ!?」

「キャーーーーーッ!!」

 

エクセルはそのカエルの大きさに驚く。

セレナはそのカエルを見て悲鳴を上げる。

 

「えぇっ!?」

 

エクセルはセレナの反応を見て驚く。

 

「か、か、か、カエ、カエ・・・」

 

セレナは尻餅をつき、後退る。

2匹のカエルはセレナの方に近付く。

 

「く、く、来るな・・・!」

 

セレナは頭の中がパニックになり、カエルから離れようとする。

 

「チェーンバインド!」

 

エクセルはチェーンバインドで2匹のカエルを捕まえ、地下川に目掛けてチェーンバインドごと放り投げる。

2匹のカエルはそのまま川に着水される。

 

「セレナ、大丈夫!?」

「カエル・・・カエル・・・!」

「セレナちゃん、大丈夫!カエルはエクセルちゃんが追い払ったよ!」

 

エクセルはセレナに大丈夫かと声をかけるが、まだパニックになっている。

なのははセレナにカエルがいないことを教える。

セレナは周りを見て、カエルの姿がない事を知ると、覚束ないながらも立ち上がる。

その後、引き続き移動する。

現在、地底湖の付近にいる。

尚、セレナはミコト同様、シンの左腕にしがみついている。

 

「大丈夫か、二人共?」

「す、すみません、大変な状況なのに・・・」

「こ、こんな姿を、見られるなんて・・・情けない・・・」

 

シンに心配掛けられるミコトとセレナは表情は優れないが、受け答えする。

 

「シンの奴、相変わらず女の子にモテるな。」

「相変わらずって?」

 

なのははアスカの言葉に頭にハテナを浮かべる。

 

「なのは達がこの世界に来る前、すでに6人も好かれてんだぜ。ほのかに舞、つぼみにみゆき、真琴にリコの6人にな。」

「シンはその事に自覚がないみたいだけどね。」

 

アスカとムサシはシンについて話した。

 

「にゃははは・・・その6人と加えてミコトちゃんとセレナちゃんもか・・・」

「シンってホント、罪作りな人だね・・・」

 

なのはとユーノはシンを見てそう呟く。

 

「みんな、気を引き締めろ。」

「この先に十数体怪獣の気配を感じる。」

 

サコミズ(ゾフィー)と光太郎(タロウ)は出口が近づいているのと同時に怪獣が暴れていることをシン達に伝える。

 

「言われてみれば、地響きもするわね・・・」

 

エクセルはサコミズ(ゾフィー)と光太郎(タロウ)の言葉を聞いた後、地響きがしているのを気付く。

 

「この先にトランプ共和国に通じる出口があるんだな?ミコト、セレナ、もう大丈夫か?」

「は、はい!ご心配おかけしました。」

「もう大丈夫です。」

 

ミコトとセレナはシンにそう言われると、もう表情が良くなっていた。

 

「皆さん、私が案内できるのはここまでです。私はこの地下に生きる者達の命を守らなければなりません。」

「サンキュー!後は任せとけ!」

 

シン達はディアーナと別れ、トランプ共和国に通ずる出口に向かって走り出す。

洞窟から抜けたシン達は今、トランプ共和国郊外の砦の近くにいて、そこから見えるトランプ共和国の方に目を向ける。

彼らが見たのは、城下町で初代ウルトラマン、セブン、ジャック、Aが怪獣軍団と戦っている様子である。

それだけではなく、ユグドラシル兵達がトランプ共和国の兵士達と乱闘している。

 

「ゾフィーとタロウの言う通りだな。しかもホシイナーやナケワメーケだけじゃなく、前に襲ったガラクタ共もいるぜ。」

 

シンは初代ウルトラマン達がユグドラシルが引き連れた怪獣達と戦っている光景を見た後に見下ろすと、ホシイナーやナケワメーケ、そしてガジェットドローンの姿を目撃する。

 

「怪獣達は我々が引き受ける。」

「ゼロ、お前はエクセル達と共に王宮へ向かうんだ。」

「しょうがねぇな・・・行かせてもらうか。」

 

サコミズ(ゾフィー)はベーターカプセルを、光太郎(タロウ)はウルトラバッジを、アスカはリーフラッシャーを、ムサシはコスモプラックを掲げ、ゾフィー、タロウ、ダイナ、コスモスに変身する。

 

「ゾフィー!タロウ!」

「遅くなった。」

「怪獣達をジョナサンの所に近付かせるわけにはいかない。頼りにさせてもらうぞ、ダイナ、コスモス!」

「はい!」

 

ダイナとコスモスはウルトラ6兄弟と並び、怪獣達を相手をする。

紹介を遅れたが、先ほど挙げている初代ウルトラマン、セブン、ジャック、Aもゾフィーとタロウと同じ宇宙警備隊の一員である。

まず、初代ウルトラマンはべムラーを怪獣墓場へ護送した時に逃げられ、それを追うために地球に訪れたウルトラ戦士である。

ゾフィーに救援された後、ウルトラ6兄弟の次男となって、今も平和の為に戦っている。

次に、ウルトラセブンは地球侵略を目論む宇宙人から地球を守るために姿を現したウルトラ戦士である。

ウルトラ6兄弟の三男であり、ゼロの父親でもある。

そして、ウルトラマンジャックは地球が自然界の異変による怪獣頻出が目立った頃、地球に訪れたウルトラ戦士である。

警備隊一のブレスレットの使い手と呼ばれ、そのブレスレットで様々な窮地から脱した。

最後に、ウルトラマンAはヤプールが地球侵略の為に送り込んだ超獣と戦ったウルトラ戦士である。

初めは北斗星司と南夕子の2人で変身したが、夕子が地球から離れた後、星司一人で変身することになった。

シン達は怪獣軍団をゾフィー達に任せ、トランプ共和国に向かった。

 

 

 

 

 

そんな中、城下町にいる住民達を守りつつ、向かってくるガジェットドローンを撃破していくフーカとリンネがいた。

2人は既にバリアジャケットを纏っている。

 

「くっ!こいつら!只者じゃないぞ!」

「あれだけの機械兵器をここまで滅するとは!」

 

ユグドラシルの残党達は既に数機のガジェットドローンを撃滅させたフーカとリンネを見て焦りを見せる。

 

「おどれら!たいがいにせぇよ!」

「こんなことをして何になるの!?」

 

フーカとリンネはユグドラシル兵に詰め寄る。

 

「くっ、黙れ!貴様らに教えるものなどない!」

「魔導師兵!」

 

ユグドラシル兵は後ろにいる三人の兵士に指示する。

 

「岩砕き、骸崩す、地に潜む者達集いて赤き炎となれ!」

「闇に生まれし精霊の吐息の凍てつく風の刃に散れ!」

「まばゆき光彩を刃と成して地を引き裂かん!」

 

三人の魔導士は呪文を唱える。

すると、フーカとリンネの前に火球と氷柱が、頭上に雷が襲い掛かる。

 

「アクセラレイター!」

 

この瞬間、フーカとリンネは三人の魔導士による攻撃が命中される前に姿を消す。

 

「なに!?」

「消えた!?」

 

ユグドラシル兵達はフーカとリンネが突然姿を消して驚きを隠せなかった。

 

「お探しなのは、この子達かしら?」

 

ユグドラシル兵達は声がした方に振り向く。

そこには、フーカを抱えている深いピンクの三つ編みの髪型をした少女と、リンネを抱えているピンクのロングヘアーの少女がいた。

まず、フーカを抱える少女はアミティエ・フローリアン。

惑星エルトリアに住む『運命の守護者』の二つ名を持つ生体テラフォーミングユニットである。

愛称はアミタで、なのはと共にフィル・マクスウェルの野望を阻止した。

そして、リンネを抱える少女はキリエ・フローリアン。

アミタ同様、惑星エルトリアに住む『時の操手』と名乗る生体テラフォーミングユニットである。

フィルに利用されたイリスを救い出す。

 

「大丈夫ですか?お二人共。」

「あ、はい。」

「ありがとうございます。」

 

フーカとリンネはキョトンとした表情をしているが、ちゃんと礼を言う。

 

「今のは高速移動の類か!?」

「お前達!」

「時よ、足を休め、選ばれし者にのみ恩恵を与えよ!」

「大地に染み渡る、復讐の赤い血よ、その使命を果たせ!」

「ひるがえりて来たれ、幾重にもその身を刻め!」

 

三人の魔導士は兵士達の指示により、呪文を唱える。

 

「アクセルシューター!」

 

その時、三人の魔導士の魔法の詠唱を妨害するかのように、頭の側面にピンクの光弾が命中される。

 

「なっ!?」

「チェーンバインド!」

 

兵士達は三人の魔導士が今の攻撃で倒れたことに驚き、その直後に緑色の鎖に縛りつけられる。

 

「今のは!」

「アミタさん!キリエさん!」

 

アミタとキリエは声がした方に振り向くと、なのはとユーノが駆け付けてきた。

 

「なのはさん!ユーノさん!」

「あらら、どういうわけか小っちゃくなっちゃって・・・」

 

アミタとキリエは今のなのはとユーノを見て、そのように言う。

 

「がっ!?」

「ぐっ!?」

 

先程チェーンバインドで縛ったユグドラシル兵が背後から殴られ、そのまま地に伏せられる。

彼らの背後には、シンとエクセルがいた。

ミコトとセレナは少し遅れて駆けつけてきた。

 

「フーカさん、リンネさん、お久しぶりです!」

「エクさん!」

「エクセルさん!」

「お友達ですか?」

「えぇ。ヴィヴィオにジムに連れて来られた時に会ったから。」

 

フーカとリンネとの面識についてミコト達に教えるエクセル。

その後、なのはの口からこれまでの経緯をフーカ達とアミタ達に教えた。

 

「そうじゃったか・・・」

「私達は今からユグドラシルの身柄を確保に向かいます。2人は安全な所へ。」

「一緒に行かせないんですか!?」

「フーカさんとリンネさんは民間人よ。連れて行くわけにはいかないわ。」

 

ミコトはエクセルにフーカとリンネを連れて行かないのか聞くが、エクセルは民間人を巻き込めないと言い出す。

 

「ワシらの事は大丈夫です!」

「私達も手伝わせてください!」

 

フーカとリンネはエクセルに懇願する。

 

「でも・・・」

「もしものことがあれば私達が守りますから!」

「私もプリキュアの一人です。必ず守ってみせます!」

 

ミコトとセレナはエクセルにそう言う。

 

「・・・決して無茶はしないように。なるべく私達の元から離れないでくださいね?」

「押忍!」

「ありがとうございます!」

 

フーカとリンネはエクセルの言葉に頷く。

こうして、フーカ、リンネ、アミタ、キリエを加わったシン達は大統領府へ向かった。




トランプ共和国で暴れている怪獣ですが、それは想像にお任せします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。