ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》 作:JINISH
影水晶による水晶化から解かれたプリキュアオールスターズは反撃を開始する。
ゼロの登場や管理局、そしてインターミドルの競技選手の助けもあって、一気に押し返した。
戦闘が佳境に入る中、スピカ、ネッシー、ランスロット、ナインテイル、コアトル、ウーコンはギャビッシュとノスフェルとの戦闘に入ろうとする。
「シュート!」
なのはとティアナはそれぞれアクセルシューターとヴァリアブルシュートを放ち、ノスフェルに攻撃する。
スバルはウイングロードをノスフェルの周りを囲うように展開して、ノスフェルを翻弄するように走り回りつつ、ノスフェルの背後に回ってリボルバーキャノンを打ち込む。
ノスフェルは振り向き、鉤爪で攻撃するが、スバルは素早く回避する。
「アルケミックチェーン!」
キャロはアルケミックチェーンでノスフェルの動きを抑える。
その隙にエリオはスピーアアングリフでノスフェルの腹に直撃する。
一方、ゼロの方は・・・
『ちぃっ!うざってぇ!』
ギャビッシュは巨大な影を4体召喚し、ゼロを襲わせるが・・・
「ミラクルゼロスラッガー!」
ルナミラクルゼロにタイプチェンジしたゼロのミラクルゼロスラッガーで影を一掃する。
「へっ!こんなもんかよ?」
ゼロはギャビッシュを余裕綽々で挑発する。
「アクセルシューター!」
ギャビッシュの頭に青白い光弾が炸裂する。
ギャビッシュに攻撃したのはスピカだ。
スピカ以外にネッシー、ランスロット、ナインテイル、コアトル、ウーコンもいる。
「ゼロ!ここは私達が!」
「スピカ達・・・おう!頼んだぜ!」
ゼロはギャビッシュをスピカ達に任せ、ノスフェルの方へ走っていった。
『お前ら~・・・!』
ギャビッシュはスピカ達の事を気に入らないかのように唸る。
「アンタの相手は私達よ!」
『フン!ソウラのダチであるこの俺を倒そうってのか?アイツの泣きっ面が浮かべるぜ?』
ギャビッシュは余裕そうに言うが、スピカは払拭するように言い放つ。
「残念だけど、それを拝むことはできないわ!」
~~~~~回想~~~~~
妖精学校に来るまでの間、ソウラと話し合ったわ。
「ソウラ、これからギャビッシュの所へ行くけど、アイツの事を助けたいの?」
「前の私ならそうしてたかも知れないけど、気が変わったわ。」
ソウラはアンタの事をまだチビって呼んでた頃、他の怪獣から助けた事もあったから、助けるべきか聞いてみたけど・・・
「私を騙して、プリキュアの皆をカチンコチンにして、学校を壊そうとした奴なんて友達でも何でもないもの。やっつけちゃって。」
「・・・了解したわ。」
ソウラはアンタとの縁を切るって言った。
私はソウラのお願いを聞き切れることにしたの。
~~~~~回想終了~~~~~
「もうアンタを庇う奴はいないわ!アンタを倒して、影水晶を再封印させてもらうわよ!」
『チッ!やれるもんならやってみやがれ!』
ギャビッシュはソウラから聞いた言伝をスピカの口から聞いて、開き直るようにギャビッシュの影から巨大な蜘蛛型の影を8体顕現させた。
「ニャンですと~!?」
「ここまで来て、あのでかい影が出てくるんかいな!?しかも8体もやて!?」
タルトとハミィは今の状況に困り果てた。
蜘蛛型の影の一体は赤黒い光線を放とうとする。
「だぁぁぁぁぁッ!!!」
その時、蜘蛛型の影の攻撃を遮るように、頭部に一撃を喰らわされる。
ブラックだ。
ブラックの他にホワイト、ルミナスもいた。
ふたりはプリキュアMAX HEART以外に、ふたりはプリキュアSPLASH STAR、ハートキャッチプリキュア、スマイルプリキュア、ドキドキ!プリキュア、魔法つかいプリキュア、ヒーリングっどプリキュア、デリシャスパーティプリキュアも来ていた。
「影の方は私達に任せて!」
「あの怪獣の事はお願いします!」
ハッピーとブロッサムはスピカ達にそう伝えた。
「分かったわ!」
スピカは了解を得た。
「みんな!行くわよ!」
「えぇ!『はい!』『おぉ!』『うん!』」
蜘蛛型の影はブラック達に任せ、スピカ達はギャビッシュの相手をすることになった。
一方・・・
「ディバインバスター!」
なのははディバインバスターを放ち、ノスフェルの赤黒い球体『爪波動』を相殺する。
「ウルトラゼロキック!」
その最中、割って入るようにゼロがウルトラゼロキックでノスフェルを蹴り飛ばす。
「シン君!」
「ギャビッシュの野郎はスピカ達に任せてきたぜ。」
「スピカ達が・・・これだけたくさんのプリキュア達を見てると、スピカ達の事、信じてみたくなってきた。」
なのははギャビッシュと戦っているスピカ達を見て、任せてもいいと思えるようになってきた。
「みんな、ウルトラマンゼロを援護して!」
「了解!」
なのはの命令でゼロの援護に回すスバル達。
「ウイングロード!」
「アルケミックチェーン!」
スバルはウイングロードで足場を作り、キャロはフリードに乗った状態でアルケミックチェーンを発動し、ノスフェルの動きを封じる。
「ディバインシューター!」
「シュートバレット!」
なのはとティアナは射撃魔法で攻撃する。
ノスフェルはなのはとティアナの援護射撃で後ろに退く。
「エリオ!」
「はい!」
『ストライクドライバー。』
スバルとエリオはリボルバーナックルによる打撃とストラーダによる雷を纏った斬撃を同時にノスフェルの腹にぶつける。
ノスフェルはスバルとエリオの合体攻撃に怯む。
ノスフェルはそれでも、スバルとエリオに攻撃しようと襲い掛かろうとするが、背後からゼロに抑えつけられる。
更に、ゼロはノスフェルの口を掴み、無理矢理抉じ開けた。
「なのは!こいつの口の中に一撃をぶち込め!こいつの再生器官で何度も蘇る!」
「アーカイブの通りだね?了解!」
ゼロはノスフェルの口の中に撃てとなのはに告げる。
何を隠そう、ノスフェルには自己再生能力があり、口の中にある再生器官を破壊しない限り、何度も復活するのだ。
なのはもゾフィーから見せて貰ったアーカイブでノスフェルのデータは調査済みである。
なのははレイジングハートをノスフェルに向ける。
「レイジングハート。」
『了解。ターゲットを捕捉。ノスフェルの口内に定めます。』
なのはのレイジングハートの杖先に光を集中する。
その後、なのはの前にウィンドウが浮かび、その映像には照準システムになっており、ターゲットはノスフェルの口の中に定められた。
「ディバイン・・・バスター!」
なのははディバインバスターを放つ。
なのはの放った魔力砲はそのままノスフェルの口の中に命中する。
これにより、ノスフェルの自己再生能力は失われた。
ゼロはすぐにノスフェルを空中に放り投げ、シャイニングウルトラマンゼロにタイプチェンジする。
「止めだ!シャイニングエメリウムスラッシュ!」
ゼロはシャイニングエメリウムスラッシュを放つ。
ノスフェルはゼロの攻撃により、空よりも高く、大気圏外へと吹き飛ばし、宇宙空間で爆散された。
ノスフェルはゼロとなのは達との連携によって倒された。
一方・・・
『ガキ共が!』
ギャビッシュは尻尾から電撃を放つが、スピカ達はそれを避ける。
「エブラーナ流忍法・分身!」
「プリキュア妖術・九重の舞!」
コアトルとナインテイルはそれぞれ9人の分身を作った。
更に、コアトルとナインテイルは立て続けに技を繰り出す。
「プリキュア忍法・電光乱れ手裏剣!」
「ノナプル・ウィルオウィスプ!」
コアトルは雷で形成した手裏剣を投げると、その手裏剣が分身してギャビッシュを襲い掛かる。
ナインテイルは青白い火の玉を召喚して、それをギャビッシュにぶつける。
「ネッシー・フリージングバブル!」
「ランスロット・バインディングソーン!」
ネッシーは両手の間に水玉を形成し、前に突き出すと、青い光線がギャビッシュに命中した。
すると、ギャビッシュはシャボン玉のような氷に包まれていた。
中にいるギャビッシュは動いてはいるが、中から出られない状態になっていた。
その上で、ランスロットは両手の間に金色の光の玉を形成し、上から下へ振り下ろすと、金色の蔓がシャボン玉状の氷に捕まっていたギャビッシュを絡める。
「スピカ!ウーコン!」
「えぇ!」
「了解!」
スピカとウーコンはネッシーの一声でファンタジラインのカメラレンズを自らの胸のブローチに当てる。
「プリキュア・ギャラクシーストリーム!」
「プリキュア流春光拳・双炎覇弾!」
ウーコンの両サイドに炎の龍が召喚し、ウーコンが拳を前に突き出すと炎の龍が、スピカのプリキュア・ギャラクシーストリームと共にギャビッシュへと襲う。
二人の攻撃がギャビッシュに命中する。
『グッ、クソォ・・・』
ギャビッシュはしぶとく立ち上がる。
しかし、もう勝負は見えていた。
「エキストリーム!」
「ルミナリオ!」
「プリキュア・スパイラル・ハート・スプラッシュ!」
「プリキュア・フローラルパワー・フォルテッシモ!」
「プリキュア・レインボーヒーリング!」
「プリキュア・ラブリーストレートフラッシュ!」
「プリキュア・エクストリーム・レインボー!」
「プリキュア・ファイナル・ヒーリングっどシャワー!」
「プリキュア・ライト・マイ・デリシャス!」
ギャビッシュが召喚した蜘蛛型の影がブラック達の合体技によって浄化された。
残りの影達もすでに消失されている。
ノスフェルもゼロ達に倒された今、残ったのはギャビッシュだけであった。
『プ~リ~キュ~ア~ッ!!!!』
ギャビッシュは口から赤黒い光線を放とうとする。
(こっちも収束砲で迎え撃つしかない!)
スピカはブレイブハートをギャビッシュに向ける。
(スターライトブレイカー・・・威力は兎も角、なのはさんのように早く撃てないけど、イチかバチか・・・)
スピカはスターライトブレイカーを撃つと決めたが、なのはとのスペックの違いで不安を抱く。
その時、ブレイブハートをスピカ以外に誰かが横から掴んでいた。
スピカは左右を見ると、左隣にコアトルと右隣にナインテイルがいた。
「コアトル!?ナインテイル!?」
「力、貸すぜ?」
「私達の魔力、あなたに分け与えます。」
スピカはコアトルとナインテイルに支えられている事に驚く。
いや、コアトルとナインテイルだけではなかった。
背後にネッシーとランスロットがいた。
それも、ネッシーがナインテイルの右肩とスピカの右肩に手を置き、ランスロットがコアトルの左肩とスピカの左肩に手を置くような形で支えられていた。
「ネッシー!ランスロット!」
「キリエさんに言われたからね。かっこいい所を見せなさいって。」
「格好付けているわけではありませんが、あなたを失う訳にはいきません。」
「じゃあ、私もそうさせておくよ。」
ウーコンはネッシーの右肩とランスロットの左肩に手を置いて後ろに立つ。
「ウーコンまで・・・」
スピカはウーコンも支えて貰って、戸惑いはあったが、嬉しくもあった。
すぐにギャビッシュの方に向き、魔力を収束する。
すると、散布された魔力のチャージが思ったよりも早かった。
すでに魔力光が大きく膨れ上がっている。
「うっそぉっ!?」
「なのはさんが収束した時より早い!?」
ティアナとスバルはその光景に驚きを隠せなかった。
エリオとキャロももちろん驚いていた。
なのはは驚きはしたが、それ以上に喜びを感じていた。
「集まれ、命の輝き。星々の光で撃ち貫け!スターライト・・・ブレイカー!!」
ギャビッシュが赤黒い光線を放つと同時にスピカもスターライトブレイカーを放った。
スピカのスターライトブレイカーがギャビッシュの光線を徐々に押していく。
『な、なにぃっ!?』
ギャビッシュは驚きを隠せなかった。
スピカの攻撃がギャビッシュを包み込む。
『ギィヤァァァァァッ!!!!』
ギャビッシュは断末魔を上げながら、消滅された。
その場に残っていたのは、影水晶とプリキュア教科書だけだった。
スターライトブレイカーを放った後のスピカ達は息切れしながらへたり込んでいた。
しかし、妖精学校で起きた脅威は去って行ったのである。
その後、影水晶は結局、校舎の扉の奥に封印されることになったが、理由によると、影水晶は元々自分の弱い心を向き合う為の物、つまり妖精学校の生徒にとっては試練のようなものである。
自分の弱い部分と向き合わなければ、プリキュアのパートナーとして一緒に戦う事は出来ないだろう。
グレルとエンエンも影水晶のおかげもあってか、キュアエコーこと坂上あゆみのパートナーにはなれなかったのかも知れなかったのだ。
そして、戦いを終えた後の後始末を終え、改めてプリキュアパーティを開催した。
最近プリキュアに変身したばかりのエクセル、ミコト、セレナ、ルナ、ライハ、シャンティの為に二十問程のクイズも取り入れていた。
結果は1位がシャンティ、2位がエクセルとミコトの同順位、4位がライハ、5位がセレナとルナの同順位という結果になった。
しかし、クイズ以外にも腕相撲や歌とダンスを披露したり、綱引きや宝探しゲームに紙芝居を読み聞かせたり等、多種様々なゲームやイベントを始めていた。
ちなみに、こういった出し物は妖精学校の生徒達の提案を意見箱で集めて、その提案をなのはとタルトとハミィとの話し合いで決めた事である。
補足すると、歌とダンスの件だが、前にハルモニアで妖精達の感謝祭でやった時と同じで、それぞれのプリキュアチームで披露する事になった。
更に言えば、エクセル達はYES!プリキュア5GoGoのようにチームを組んでいない為、歌とダンスの披露は辞退させておいた。
プリキュアパーティを始めてからしばらく時間が経った頃・・・
「楽しいね、エクセル。」
「えぇ。私もヴィヴィオと同じ学校に通ってたら、こんな風に楽しんでたかな・・・」
エクセルは満足そうに言う。
エクセルはヴィヴィオと違って訓練校生の為、ヴィヴィオのように一般的な学校を通っておらず、学院祭等の行事はやったことないのだ。
「学院祭、今年もやるからその時は呼んどくね?」
「ありがとう。他の皆は楽しんでるかな?」
エクセルはミコト達を探すように振り向く。
「えっ?リオちゃんにコロナちゃんも、あのシンって人に?」
「はい、そうなんです。G.F本部に魔物の襲撃に遭った時、シンさんに助けて貰いまして・・・」
「私も見たい本を取った時に脚立から落ちちゃいまして、その時にシンさんに助けられました。」
リンネはリオとコロナからシンの事で話題になっていた。
リオとコロナの話によると、セレナがG.F本部に帰投した頃、その時に魔物の襲撃に遭っていた。
実力のあるG.Fの戦士は他の任務で出払っていて、その時に戦えるのは、シャンティとリオ、コロナ、ミウラ、ジーク、ヴィクター、ハリー、エルスだけだった。
G.F本部に訪れたシン、エクセル、セレナはその戦闘に介入するように助太刀した。
リオは魔物にやられそうになった所をゼロに変身したシンに助けられ、その時に惚れていたらしい。
一方のコロナはセレナの処分が決まるまでの間、書庫にいて、読みたい本があるとの事で脚立を使って一番高い棚にある本を取ったら、バランスが崩れて脚立から落ちたのだが、偶然書庫にいたシンに抱き抱えられるように受け止められ、コロナとシンとの距離が近かった為、コロナはシンに声を掛けられるまで放心状態になっていたのだとか。
「その・・・もしかしてシンさんの事、好きになったの?」
リンネは緊張気味でリオとコロナに質問する。
リオとコロナはシンの事を友達以上に好きになったのかと。
「は、はい・・・」
「その・・・リンネさんもですか?」
「うん・・・」
リンネ達はお互いに気恥ずかしそうに口籠る。
リンネは勇気を出して発言する。
「ライバルは多いけど、負けるつもりはないよ。競技だけじゃなくて。」
「はい!あたしも負けません!」
「私もです!」
リオとコロナも負けじと言い張る。
「アハハ・・・ひなたとここね以外にもシンさんの事が好きになっちゃった娘いるなんてね・・・」
遠くから見ていたエクセルは苦笑いする。
ヴィヴィオも同じ反応だった。
「エクセル。」
エクセルに声を掛けるシャンティ。
「ソウラ達が話があるって。」
シャンティはソウラ達がエクセルに用事があると伝える。
エクセルはシャンティに連れられ、ソウラ達の許へ向かった。
その場には、ソウラ達だけでなく、ミコトとセレナ、ルナとライハも一緒だった。
「エクセル。どう?楽しんだ?」
「えぇ。なかなか面白かったわよ。」
「そう。それはよかった。私が意見箱の案を出した甲斐があったものね。」
「案を出したのはいいけど、授業をサボっちゃダメミミ!」
「プリキュアパーティの出し物も手伝ってほしいクク!」
「はいはい。ちゃんと反省したわよ。」
ソウラはウミンとリックに指摘され、反省したと返事する。
「喧嘩するほど仲が良いってものかな。」
「そうかも知れませんね。ソウラも満更じゃない感じでしたし。」
ミコトとセレナはソウラとウミンとリックの関係について雑談する。
「にしてもさ、あん時のソウラ達、勇気ある行動したもんだよな。プリキュアのパートナーとしてもなかなか行けると思うぜ?」
ライハはソウラ達がスピカ達を助けた場面を思い出し、3人はプリキュアの妖精に相応しい働きぶりだったと告白する。
「きっと話ってそういう事なんじゃねぇか?」
「えっ!?」
ライハの発言に驚くエクセル達。
「実はそうなの。」
「スピカ達の事を知りたいって思ってたミミ。」
「あの後、3人で話し合ってたクク。」
「私達のパートナーになりたいと?」
「学校は大丈夫なの?」
ライハの言う通り、ソウラとウミンとリックはスピカ達と一緒にいたいと申し出る。
ミコトとセレナは妖精学校での授業の事で心配していた。
「それについては心配すんな。ソウラ達の事は課外授業の一環で行かせるよう、アタイが先生に説得するからよ。それに最近ではリモートで授業を受けるってシステムが流行ってるみたいだぜ。週明けには妖精学校にも導入するって聞いた。」
ライハはソウラ達を課外授業の一環でフェイスワールドに行かせるよう妖精学校の先生に説得し、そこに滞在している間もオンライン授業で参加できるように取り繕う。
「流石、エブラーナ王国の王女・・・」
シャンティはライハの手回しに度肝を抜く。
「よろしくね。ソウラ、ウミン、リック。」
「よろしく(ミミ)(クク)。」
ソウラ達はエクセル、ミコト、セレナのパートナーとなった。
エクセル、ミコト、セレナはフェイスワールドで活動する事になり、セレナはミコトと同じベローネ学院に転入する事になり、まずはフェイスワールドの文化や常識、学問等を真理奈の母・真奈美の指導の下、一から勉強する事になった。
ミコトは二学期に向けての登校日の後日の期末テストが控えており、テスト勉強を励む。
エクセルはミコトとセレナが留守の間、珈琲店ウィンヒルで手伝いをしつつ、空間の歪みについて手掛かりを探す事にした。
ライハは修行中の身の為、他の国の猛者と稽古に行くとの事。
ルナも6人の中でプリキュアになって日が浅い為、修行する事になった。
シャンティはティアナ達フォワードチームと一緒にG.F本部に戻り、各地からの依頼をこなしつつ、空間の歪みについて調べる事にした。
『G.F(ガーディアン・フォース)ショートドラマ』
第九話 巨人の石像
シャンティとカインを入れた数名のG.Fメンバーはユグドラシルの別動隊が潜伏しているヘネ魔石鉱に潜入し、捕獲作戦を敢行する。
内部にいる魔物軍団は粗方片付け、奥へと進み、ユグドラシルの別動隊を追い詰める。
尚、一筋縄にはいかないようで、キュアウーコンに変身したシャンティとカインの前に紫の殻を持つカタツムリのようなモンスターが立ちはだかった。
名前はユミール。
操りの輪で操られたティナとガストラ帝国の兵士のビックスとウェッジが炭鉱都市ナルシェの洞窟奥地で遭遇したモンスターである。
殻に攻撃すると1万ボルトを発して攻撃する。
そのユミールを相手にウーコンとカインが追い詰める。
ユグドラシル兵「ば、馬鹿な!ユミールが追い詰められるなんて!」
ユグドラシル兵はユミールが追い詰められている事に焦っている。
ウーコン「止めだ!プリキュア流春光拳!百火拳乱!」
ウーコンはユミールに炎で纏った拳で百回殴打する。
ユミールは力尽き、消滅した。
ユグドラシル兵「ゆ、ユミールが・・・」
ユミールが倒され、ショックを隠し切れなかったユグドラシル兵達は膝をつく。
カイン「ここまでだ。大人しく投降しろ。」
カインはユグドラシル兵の一人に槍を向ける。
ユグドラシル兵達を拘束し、現場の調査と後片付けを始めた。
G.F隊員「カインさん、ユグドラシル兵の収容を終わりました!」
カイン「分かった。俺とシャンティはこのまま探索を継続する。後は頼む。」
G.F隊員「了解!」
G.F隊員はユグドラシル兵収容の報告を終えた後、後片付けに戻る。
シャンティ「カインさん!」
カイン「どうした?」
カインはシャンティに大声で呼ばれ、奥へ進む。
シャンティと合流したカインはある物を見て絶句する。
二人が見たのは、三体の巨人の石像だった。
一体は女性のような体型をした巨人の石像で、一体は筋肉質な体型をした巨人の石像、そして一体はモヒカンのような頭をした巨人の石像だった。
カイン「報告にあったウルトラマン・・・なのか・・・?」
シャンティ「ウルトラマンにしては・・・不気味な印象ですね・・・」
カインとシャンティは目の前にある巨人の石像を見て、ウルトラマンなのかと思い込む。
胸のカラータイマー、50m以上もある体の大きさ、特徴からしてそう思っても無理はなかった。
しかし、ウルトラマンの石像という割には、不気味な印象で、初代ウルトラマンやウルトラマンティガのように人類を救いに来てくれるような感じはしなかった。
シャンティ「G.F本部に報告した方がいいでしょうか?」
カイン「そうだな・・・ユグドラシルがヘネ魔石鉱に滞在しているのも、何か関係しているかもしれん。俺達もG.F本部に戻るぞ。」
シャンティ「・・・はい。」
シャンティとカインはヘネ魔石鉱から立ち去り、G.F本部へ帰還した。
流石に巨人像が相手だと、持ち運べるものではない。
G.Fのメンバーがヘネ魔石鉱からすでにいなくなって暫く経った後、白いフード付きのローブの人物が3体の巨人の石像の前に立つ。
?「モンスターズルーラーのデータを受け取ったついでに様子を見に来たけど、ユグドラシルって本当にいい物を見つけてくれるわね。」
白いローブの人物は巨人の石像を見てクスクスとせせら笑いながら言う。
白いローブの人物は花瓶に挿してある草花を置き、まるで草花そのものに語り掛けているかのように話して、しばらく経った後、その草花を回収し、巨人の石像の前から姿を消した。
~~~~~完~~~~~