ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》   作:JINISH

29 / 36
久々のウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》の投稿です。
今回は漸くあの二人の登場です!


新学期、突入!

妖精学校に現れたギャビッシュとノスフェル、そして影水晶の影と対峙したウルトラマンゼロとプリキュアオールスターズ、そして時空管理局。

彼等の活躍によりギャビッシュとノスフェルを倒し、影水晶は再び封印した。

平和を取り戻した妖精学校でプリキュアパーティを開催。

その夜、ある場所で事件が起こった。

 

「ハーケンセイバー!」

「クラウ・ソラス!」

 

その場所は神戸沖。

神戸の海の上で黒いレオタードにピンクのスカート、赤黒のマントが特徴の金髪の少女と、黒の衣装に白いジャケットが羽織り、黒い翼を展開していた白い帽子の茶髪の少女がいた。

まず、金髪の少女はフェイト・T《テスタロッサ》・ハラオウン。

時空管理局・執務官で機動六課・ライトニング隊の隊長を務めている。

なのはとは幼馴染であり、ミッドチルダにあるなのはの家に同居している。

そして、茶髪の少女は八神はやて。

時空管理局・海上警備部捜査司令として特務六課のメンバーに指揮を執っている。

彼女もなのはの幼馴染で、機動六課の設立もしていた。

その二人は今、戦闘の最中にいた。

二人が戦っているのは、なんと、ウルトラマンゼロである。

ゼロはゼロスラッガーで二人を対抗する。

フェイトは持ち前のスピードで避け続け、はやてはシールドを展開し、ゼロスラッガーを防ぎ切る。

 

「はやて!」

「長引くとこっちが持たへん!一気に決めよう!」

 

フェイトとはやてはウルトラマンゼロに対し、アーテム・デス・アイセスでゼロを体を凍らせ、その上でライトニングバインドで、更に動きを封じた。

 

「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。」

「来よ、白銀の風、天より注ぐ矢羽となれ。」

 

フェイトの周囲に30以上の金色の光が展開し、はやての目の前に5つの魔法陣が展開する。

 

「フォトンランサー・ファランクスシフト!」

「フレースヴェルグ!」

 

フェイトの周囲に展開している金色の光から次々と金色の光弾が発射され、はやての目の前の5つの魔法陣から白銀の光弾が発射される。

フェイトの魔法とはやての魔法が、全てゼロに命中し、ゼロは多大なダメージにより膝を付く。

ゼロはすぐに立ち上がるが、体が透けていき、消えていった。

フェイトとはやては警戒心は残しつつ、周囲を見渡すも、再び現れる気配は感じなかった為、一旦ポートアイランドに降り立つ。

 

「何とか退けた・・・って言っていいのかな?」

「そう思いたいけどな。まだ油断できひん。」

「なのはとユーノが行方不明になったって聞いた後、シグナム達と一緒にデントに行って捜索してたら、空間が歪んで、気付いたら地球に来ちゃったけど、私達の知る地球じゃないんだよね?」

「そやなぁ。プリキュアって名前聞いた事あらへんし、なんで神戸におるんやろって思うたわ。それに、ここにきてから本局と連絡取れへんし、今の戦闘で封時結界も展開できひんようになっとる。」

 

フェイトとはやてはこれまでの経緯を纏める。

なのはとユーノが管理世界デントで消息が途絶え、行方不明になった報せを聞いたフェイトとはやてはシグナム達と共にデントに赴き、手分けして捜索を始めると、空間の歪みが起き、気付いた時には地球の神戸にいた。

管理局に通信を取ろうとしたが、一向に繋がらなかった。

その時にウルトラマンゼロが現れ、神戸の街を襲った。

フェイトとはやては状況が把握していないものの、民間人に対する被害を食い止める為、封時結界を展開して、戦闘に入ろうとするが、結界は展開されず、仕方なくそのまま戦闘に入った。

その後は先述の通りである。

 

「とにかく、急いでここから離れよう。」

「そうやね。今の戦闘で噂が広まっとる。面倒になる前に神戸から出よう。今から東京まで行けば、夜明けまでに着くはずや。」

「分かった。さっきの戦闘は衛星で記録してるはずだから、まずはその消去に入る。私達の事を知られるわけにはいかないから。」

 

フェイトとはやては一先ず東京へ向かう事にする。

先程のゼロとの戦闘は衛星で記録されているはずなので、証拠として残すわけにはいかず、バルディッシュ経由で記録を抹消する事になった。

 

 

 

 

次の日、場所が変わって小泉学園に移る。

夏休みが終わって、ベローネ学院の生徒はもう登校していた。

ベローネ学院はなぎさ、ほのか、ひかりが在学していた学園である。

そして、真理奈、まのん、ミコトもその生徒である。

更に、これから一緒に勉学に励む者も、ベローネ学院の生徒の一人となる。

 

「しっかし、怪獣騒動があちこちで起きてるってのに、こんな時に学校行かせるなんて・・・」

「ほんっと・・・学校行きたい気分じゃないってのに・・・」

 

真理奈はやれやれとジェスチャーして言う。

なぎさも嫌そうに言う。

 

「もう、真理奈ちゃん。それとこれとは別でしょう?」

「なぎさもよ?そんな事、言っちゃいけません!」

「分ーってる!只の冗談!ちょっと言ってみただけ!」

「そ、そうだよ!やだなぁ、ほのか!」

 

真理奈はミコトの説教に面倒臭そうに聞き流し、ほのかに叱られたなぎさはアタフタする。

その光景にまのんとひかりは苦笑いしていた。

 

「でも、まのん。よかったね。風邪を引いたって聞いたから一緒に登校できないんじゃないかと思ったから。」

「私もだよ・・・でも、昨日の内に治ってよかった。プリキュアパーティに行けなかったのは残念だけど・・・」

 

まのんは自分だけ風邪を理由にプリキュアパーティに参加できなかった事に残念そうに言う。

もしまのんもプリキュアパーティに参加したら、プリキュアオールスターズは勿論、キュアナインテイルことルナと、キュアコアトルことライハ、そしてキュアウーコンことシャンティとも会えたはずだったのだ。

 

「きっと会えるよ。だからそう落ち込まないでね?」

「ありがと、ひかりちゃん。よし!気を取り直して期末テスト頑張ろう!」

 

まのんは立ち直り、夏休み期間終了後の期末テストを前に気合を入れる。

ベローネ学院に到着後、なぎさとほのか、真理奈とミコト、ひかりとまのんはそれぞれのクラスの教室に入り、生徒達との再会に浸る。

真理奈とミコトがいる2年桃組の教室では転校生の他に臨時担任がやって来るとの報せを聞いた。

真理奈とミコトはその転校生の事は知っているが、臨時の担任の事は初耳だった。

チャイムが鳴った後、生徒達は自分の席に座る。

その後、教室に老け顔だが、優しそうなイメージを持つ男性が入ってきた。

 

「やあ、皆。本日より2年桃組で臨時担任を務める矢的猛だ。よろしく。」

 

今日から2年桃組の担任となる先生は矢的猛と名乗る。

 

「あの人が臨時の担任の先生か・・・」

「なんだか優しそうな人だね。」

 

真理奈とミコトは矢的を見てそう呟く。

生徒達は矢的の担当教科は理科で、一所懸命をモットーとしていると自己アピールした。

生徒からの質問が終わり・・・

 

「今日は新しい先生に加えて、新しい友達も加わるぞ。入ってくれ。」

「はい。」

 

矢的の掛け声により、一人の少女が入ってくる。

その少女は黒板にチョークで【金城寺セレナ】と書き、生徒達の方に振り向く。

 

「金城寺セレナです。矢的先生共々、本日からよろしくお願いいたします。」

 

セレナは生徒達に自己紹介する。

セレナの席はミコトの隣の席となっており、自己紹介を終えた後、そこに座る。

その後、生徒達からのセレナへの質問攻めに入り、ミコトのフォローを交えて答えられる範囲で答えるセレナ。

始業式を終えた放課後・・・

 

「やれやれ、9月に入って担任の先生が変わるなんて、穏やかじゃないわね・・・」

「そうだね。あの矢的先生、なんだか不思議な人だったな。」

「・・・」

 

真理奈、ミコト、セレナは校門の前に立っている。

なぎさ達が来るのを待っているそうだ。

あの後、矢的の事を話していた。

ミコト曰く、矢的が自己紹介する時、真理奈とミコトを見ていた事が気になっていたそうだ。

セレナも矢的と一緒に2年桃組の教室に来た時、彼の事を不思議な印象を持っていた。

 

「お待たせ~!」

 

なぎさ、ほのか、ひかり、まのんが真理奈達と合流してきた。

一緒に下校している最中、ほのかからテスト勉強は順調か尋ねた。

 

「はあ・・・皆真面目に取り組んですごいよ。ぶっちゃけありえない・・・」

 

なぎさは溜息を吐いて言う。

ほのかとひかりはそんななぎさに苦笑いしていた。

 

「そういや、セレナの方は大丈夫なの?」

「私の事は問題ありません。エクセルとミコトの教えが良かったので。」

「本当は真理奈ちゃんも参加させたかったんだけどね・・・」

「しないわよ。私は人の手を借りずに自力でやるのがモットーだって事、知ってるでしょ?」

 

真理奈はセレナにテスト勉強の方は大丈夫なのかと尋ねた所、彼女は大丈夫だと言い切る。

 

「あーあ、今日はほのかに勉強教えて貰おっかな・・・」

「もう、なぎさったら。」

 

いつものパターンと言わんばかりに肩を竦めるが、内心は満更ではない模様。

 

「私は図書館で勉強しようかな。静かで落ち着けるし。」

 

真理奈は図書館で勉強する模様。

 

「もう、お姉ちゃんはいつも一人で勉強するんだから・・・」

「本当に団体行動は苦手なんだから・・・」

 

まのんとミコトはそんな真理奈に呆れる。

 

「ひかりちゃん、よかったら一緒にどうかな?」

「えっ!?私ですか?」

「うん!」

「じゃぁ、ウィンヒルでどうかな?夕方まで付き合ってあげる。」

「いいんですか、ミコト先輩?」

「うん。」

「私も構いません。」

 

まのんとひかりはミコトの計らいでセレナ共々、珈琲店ウィンヒルで勉強する事になった。

 

 

 

 

その頃・・・

 

「なんとか東京まで来れたね・・・」

「せやけど、マップデータを出した所、やっぱり海鳴市があらへんみたいや。」

 

フェイトとはやては東京に到着後、地球のマップデータを出すが、二人がいる東京に海鳴市がない事を知る。

 

「その時点で私達の知ってる地球じゃないって分かったね。」

「けど、分からへんのはプリキュア言うのは何なのか、あの巨人は何なのか、それと何が原因であの空間の歪みが発生して、この地球に飛ばされたんか・・・」

 

フェイトとはやては今いる地球は二人の知る地球じゃないと分かったが、プリキュアとウルトラマンゼロ、そして空間の歪みについては依然不明のままである。

 

「とりあえず下りよう。」

「せやな。」

 

フェイトとはやては一先ず、東京に下りる。

 

 

 

 

一方、図書館でテスト勉強している真理奈は宿題に使った本を返し、テスト勉強する時に使った机に戻る。

すると、真理奈はカバンの中から一枚の紙を出し、その紙に文章を書いた。

書き終えた後、紙を三つ折りにして洋封筒に入れ、カバンの中に入れた。

 

「これで準備は終わったわね。そろそろ帰ろうかな。」

 

真理奈は机の上に置いてある教科書やノートをカバンにしまおうとした。

 

「アレ・・・?」

 

その時、真理奈は突然頭がクラクラするかのようによろめき、そのまま机の上に突っ伏してしまう。

真理奈は次第に意識を失っていく。

真理奈は目覚める。

 

「これって・・・あの時の夢・・・?」

 

真理奈は覚えがあった。

真理奈が見た光景はメイジャーランドで見た夢の世界、つまり夢のミッドチルダだった。

 

「皆様、お待たせしました。インターミドル・チャンピオンシップ世界代表戦第一試合、選手入場です。」

 

真理奈が耳にしているのは、実況の声と観客席から湧き上がる観客の歓声である。

 

「まずはブルーコーナー、魔導競技戦公式試合初参戦ながら、都市本戦から勝ち上がったニューフェイス!ナカジマジム所属、ネイメア選手!」

 

ネイメア、つまり真理奈そっくりの金髪の少女だ。

そのネイメアが世界代表戦に上り詰めていた。

 

「あいつ、そんなに強い女だったの?」

 

真理奈はそんなネイメアに内心驚く。

 

「レッドコーナー、都市本戦で敗れ去ったものの、今では世界代表戦に上り詰めたフレッシュルーキー!ナカジマジム所属、ミウラ・リナルディ選手!」

 

ネイメアの前に立ちはだかるのは、ミウラだった。

プリキュアパーティが終わった後、リオ、コロナ、ミウラは開拓島・ノルンにあるログハウスに住むことになり、その時に真理奈とまのんにも紹介してあげた。

最初は驚いてはいたが、なのはとヴィヴィオと同じ事情でプリキュアの世界に彷徨っていたので、納得する他なかった。

そのミウラが目の前にいる。

 

「ミウラ先輩!カルナージでの模擬戦は負けましたけど、この試合、勝たせて貰いますよ!」

「ボクも負けられません!全力で行きましょう!」

 

ネイメアとミウラは互いに意気込みを言い放つ。

 

「ネイメアの奴、敬語遣うのね・・・」

 

真理奈はネイメアの声を聞いて、人に敬う所がある事を知る。

真理奈自身の印象は口が悪く、敬語も一切使う事もなく、大人相手でもタメ口を使う事が多々あるのでいい印象はなかったが、ネイメアの方は明るく、年上相手に敬語を使い、礼儀正しい所もあった。

 

「一回戦は4分4R、規程ライフは12000!さあ、二人の試合が始まった!」

 

ゴングが鳴った後、二人は正面に走り出す。

その時・・・

 

「真理奈ちゃん!」

「へっ!?」

 

突然男の声が聞こえて驚き、目の前が一瞬暗くなったと思いきや、目の前の景色が図書館の中の光景に変わる。

 

「一体・・・何が・・・」

 

真理奈は突然の出来事に頭が空っぽになったが、彼女は夢を見たのだと自覚する。

しかし、突然男の声が聞こえたので、何が起きたのか分からない状況になった。

真理奈はゆっくりと周囲を見渡すと、隣には矢的が立っていた。

 

「えっ!?矢的先生!?」

「ダメじゃないか。図書館で居眠りしてちゃ。」

「え・・・あ・・・」

 

真理奈は矢的に言われてもう一度見渡すと、周囲の人達の視線が明らかに真理奈に向けられてるのに気が付く。

状況を理解した真理奈は慌てて教科書とノートをカバンに詰め込み、周囲に人達に謝るように軽くお辞儀して図書館から出て行った。

勿論矢的も平謝りし、真理奈を追うように図書館から出て行く。

真理奈と矢的は図書館を後にして、帰路につく。

 

「ごめんよ、矢的先生・・・」

「悪気がないにしても、もう二度と図書館で寝ちゃダメだぞ。」

「うん、気を付けるよ・・・」

 

真理奈は先程の事に申し訳なく思い、反省した。

真理奈の家が近付くと、矢的と別れ、家の方へ帰る。

 

「前に図書館で寝た事あったけど、今回のように意識が遠のくようなことなかったよね・・・」

 

真理奈は夏休み中に一度、図書館で寝た事があったが、その時は夏休みの宿題を仕上げるのと、両親の手伝いで疲労が溜まり、眠気に誘われて寝てしまったのだ。

結局、図書館の司書に起こされ、叱られたため、次からは図書館で寝ないように気を付けていたが、今回は眠気に誘われたわけじゃなく、眩暈が起きてそのまま眠りについたというような感じだった。

 

(あの夢を見たって事は・・・フーカも見てたのかな?ネイメアって一体・・・)

 

真理奈は家の前に着いた途端、空を見上げてネイメアの事を考える。

あの夢は何なのか、真理奈自身も知りたかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。