ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》   作:JINISH

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前回投降した小説に『G.F(ガーディアン・フォース)ショートドラマ』を執筆するの忘れてました。


交錯された夢

新学期を迎え、ベローネ学院に転校生として生徒の仲間入りをしたセレナは『金城寺セレナ』と名乗り、真理奈とミコトと共に学校生活を送る。

更に、真理奈達のクラスに矢的猛が臨時担任として入ってきた。

期末テストに向けてテスト勉強に励む真理奈達。

その当日、ヴィヴィオ達は・・・

 

「えっ!?ハルさん達も見たんですか!?」

「えぇ。昨日の事や旅行から帰って来た時の事も同じ夢を見ていました。」

「ボク達もです!」

 

フーカはヴィヴィオ達に自分の夢の事を伝えると、彼女達も同じ夢を見たと告げた。

その夢とは・・・

 

「ネイメアって人と一緒にインターミドルに参加してたんですよね?」

「えぇ。それも同じナカジマジムの選手として。」

「真理奈とそっくりな金髪の娘だったね。」

「うん。真理奈も同じ夢を見たって言ってたよ。」

「そのネイメアさんが世界代表戦の第一試合でボクと当たったんですよね。」

 

インターミドル・チャンピオンシップ世界代表戦に参加した夢である。

そして、ミウラの対戦相手としてネイメアと戦っていた事も。

 

「じゃが、リンネはその夢を見てなかったって聞きました。」

「ジークさん達も見ていなかったと言いました。」

「どういう事なんでしょうか・・・?」

 

ヴィヴィオ達は真理奈と共通した夢を見ていたのに不思議に思った。

ヴィヴィオ達の面子を考えるならナカジマジムの競技選手だと言う共通点があるので、それで納得するものだが、真理奈も同じ夢を見ていたと知ると、ナカジマジムの競技選手どころか、ミッドチルダの出身者でもない真理奈がヴィヴィオ達と同じ夢を見るなんて、可笑しい話なのだ。

 

「八神司令か、シャマル先生がいれば、その夢の事が分かるかも・・・」

「でも、八神司令とシャマル先生がこの世界に来てるかどうかも・・・」

「困った事になったね・・・」

 

ヴィヴィオ達は真理奈と同じ夢の事をはやてかシャマルなら解明できるかもしれないと思ったが、プリキュアの世界に来てるのかどうかも分からない以上、望み薄だった。

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

「はぁ~、疲れた~・・・」

 

なぎさはうじゃけた顔して溜息を吐く。

期末テストが終わり、しばらく落ち着きはするが、なぎさにとってはテストの結果が心配で俯いていた。

 

「真理奈はどうなの?」

「私の方は余裕よ。その辺の中学生と一緒にしないでほしいわね?」

「うっそ~・・・ぶっちゃけありえな~い・・・」

「もう、なぎさったら。」

 

なぎさは真理奈との違いを告げられて余計に落ち込む。

 

「学校のテストがここまで大変だとは・・・」

「でも、セレナちゃん。本当によく頑張ったよ。」

 

セレナもげんなりしていたが、ミコトに励まされる。

 

「ひかりちゃんもお疲れ様。」

「うん、まのんもね。」

 

ひかりとまのんは互いに「お疲れ様。」と言う。

 

「いや~、これで私も発明に集中できるわ・・・」

「何を作ってるのですか?」

「言わねぇよ。」

 

セレナは真理奈に何を発明しているのか尋ねるが、教えてくれなかった。

 

「あ、そうだ。この件は教えてやんないとね。」

「何をですか?」

「昨晩、プロノーン・カラモスからの情報を受け取ったけど、一昨日の晩、神戸でウルトラマンゼロが現れたみたいよ。」

 

真理奈から聞いた情報を聞いたなぎさ達は驚きを隠せなかった。

 

「えっ!?ゼロが現れたって・・・」

「おかしいわ!だってその晩、シンさんはまだフロントワールドにいたもの!」

「そうなのよね。ウルトラマンに化ける程の敵が現れたのか、人間の科学力で生み出したのか分からないけど、神戸に現れたゼロは偽物だって事は確定ね。」

 

真理奈から聞いた話だと、神戸にウルトラマンゼロが現れたとの事。

しかし、当人のウルトラマンゼロことモロボシ・シンはプリキュアパーティが終わった後、キュアイージスことマヤがG.F入隊を耳にし、G.F本部に顔を出していたのだ。

つまり、シンはまだフェイスワールドに帰っておらず、フロントワールドに滞在していたのだ。

それを証拠に神戸に現れたゼロは偽物だと、真理奈は断定している。

 

「ただ、どういう訳か、その時の記録がないのよ。衛星カメラの映像があれば、そいつの正体が掴めるんだけど・・・」

 

更に真理奈は当時の光景の映像が何者かによって消去された事を告げる。

 

「兎に角、私は明日、大貝町のプロノーン・カラモスに行って、何か分かったことないのか聞きに行くつもりよ。アンタらはどうする?」

 

明日は学校休みなので、真理奈は大貝町にあるプロノーン・カラモスに出向き、偽物のゼロについて聞きに行く予定になっていた。

真理奈はなぎさ達に今後の予定について聞いてみる。

 

「どうするって言ったって、あたし何の予定もないんだけど・・・」

「わたしも、かな・・・」

 

なぎさ達は真理奈の質問に困惑する。

 

「じゃあ、私と一緒に行きませんか?」

「え?行くってどこへ?」

 

ミコトはまのんの行き先を尋ねる。

 

「たからとみ市です。あの名刺に書かれてある町の名前です。」

「確か姫矢って娘から貰ったんだっけ?」

「うん。貰ったっていうか、渡されたっていうか・・・」

 

まのんは当時の出来事を思い出して、真理奈に言われてどう返答すればいいのか分からない様子。

何しろ、まのんが姫矢という人物と握手した時に名刺を掴まされたものだから。(詳しくは『ULCF エクストラストーリー』にて)

ちなみに、その名刺はレン本人のものではなく、若社長のリノア・ハーティリーの名刺なのだ。

 

「たからとみ市って確か東京の最東端にある?」

「はい。千葉県と埼玉県のすぐ近くの町です。レンちゃんが帰国したって聞いたんで、会いに行こうって思ったんです。先輩達もどうですか?」

 

まのんはなぎさ達にたからとみ市行きに誘う。

 

「行ってみようかな。」

「そうね。ひかりさんは?」

「はい、行きます。」

「私も行きます。フルーラちゃんもいるはずですし。」

「私も行きましょう。こちらとしても聞きたい事がありますから。」

 

なぎさ達は全員一致でたからとみ市へ行く事を決めた。

 

「やれやれ、別件なのは私だけか・・・」

 

真理奈は自分だけ行き先が違う事に肩を竦める。

 

 

 

 

場所が変わり・・・

 

「はあ、はあ・・・やっぱ手強いぜ!」

 

フロントワールドにあるクッキングダム、デリシャスパーティプリキュアを探す為においしーなタウンに派遣させたローズマリーの故郷とも言える国である。

その国でタイガ、タイタス、フーマが目の前の怪獣に苦戦していた。

タイガ達が相手をしているのは、青、赤、金の体色をしていた龍人のような怪獣だった。

その怪獣の名は、コスモイーター・ルーゴサイト。

宇宙に害を及ぼす存在を排除する役割を担った宇宙怪獣である。

1300年前に地球に訪れた時、ロッソとブルを死に追いやった事がある。

タイガ、タイタス、フーマはルーゴサイトとの戦いですでに体力に限界を迎えた。

その証拠に3人のカラータイマーが点滅している。

スカイランドでボガールと戦って以降、空間の歪みの原因を探る為に飛び続けていたが、クッキングダムでルーゴサイトと遭遇し、戦闘を余儀なく行なっていた。

その為、彼らのエネルギーはもう余裕が無くなっていたのだ。

 

「流石はルーゴサイト、宇宙に害を齎す存在を排除する役割を持つだけはある・・・!」

「こいつはキツイもんだぜ・・・!」

「来るぞ!」

 

タイタスとフーマは苦虫を噛み潰すように言うが、そんな事を言ってられなかった。

何故なら、ルーゴサイトが胸の発行体にエネルギーを収束する。

タイガ達はルーゴサイトが攻撃を仕掛ける前に・・・

 

「ストリウムブラスター!」

「プラニウムバスター!」

「光波手裏剣!」

 

タイガ達はそれぞれの攻撃技を放つ。

それと同時にルーゴサイトもゲネシスレクイエムを放った。

互いの技がぶつかり合い、相殺された形で爆発する。

ルーゴサイトは体をガス状になり、どこかへ飛び去って行き、タイガ、タイタス、フーマはカラータイマーの点滅が終わると同時に消滅し、キーホルダーのようなアイテムとなった。

その直後に空間の歪みが現れ、キーホルダー状のアイテムがそれに吸い込まれ、消えていった。

 

 

 

 

時が経ち・・・

 

「また・・・あの夢・・・?」

 

真理奈はそのように呟いた。

何故なら、彼女はまたネイメアの夢を見ていたからである。

 

「決着!!ネイメア選手の勝利!見事、リオ選手を打ち破りました!」

 

真理奈は今、ネイメアの試合を見ている。

ネイメアはリオとの試合で勝利を掴み取った。

前回はミウラとの試合だったが、リオと戦って勝利したという事は、ミウラ相手にも勝ち取ったと考えるのが自然だろう。

ネイメアは担架で運ばれていくリオを見送り、リング会場を後にする。

ネイメアが行き着いたのは、風呂場である。

そこでネイメアは疲れを癒していたのだが、表情は浮かなかった。

自分の手を見て、俯いている。

その時、ドアが開く音が聞こえる。

 

「ネイメア~!」

「!ヴィヴィオ!」

 

入ってきたのは、ヴィヴィオだった。

ヴィヴィオはネイメアの隣に座るように風呂に入る。

 

「今日はシャンテとの試合だったんだよね?どうだった?」

「ふっふ~、逆転勝利~。ネイメアの方は?」

「リオが相手だから苦戦したよ。」

 

先程まで浮かない顔をしていたネイメアは何事もなかったかのように振舞う。

 

「リオは意識戻った?」

「うん。いつもの元気溌剌だよ。」

「そっか、それは良かった。」

 

ネイメアは先程、リオと試合して、リオがKOダウンで意識を失っていたので、心配していたが、ヴィヴィオの口からリオは意識を取り戻したと聞いて、安心する。

 

「ところで、ネイメア。」

「ん?」

「なんだかボーっとしてるみたいだけど、具合が悪いの?」

「具合が悪いわけじゃないけど、最近、変な夢見てさ・・・」

「どんな夢?」

 

ヴィヴィオはネイメアにどんな夢を見たのか、聞いてみる。

ネイメアは最初、「えっと・・・」と、迷ったような言い方をするが、話を続ける。

 

「アタシにそっくりな黒い髪の女の子が夢に出て来たんだよ。確か・・・真理奈、だったかな?」

「!?あいつも似たような夢を?!」

 

ネイメアの発言に真理奈は驚く。

 

「それから、沢山の女の子が魔導士とは別の姿に変身して大きな動物と戦ってた。プリキュアって言ってたような・・・」

「バリアジャケットとは別の?」

「うん。他にも巨人が現れてたんだ。ウルトラマンって呼んでたよ。」

 

ネイメアが見た夢は、恐らく真理奈がいた世界の事だろう。

事実、ミッドチルダにはプリキュアもウルトラマンも存在しない。

大きな動物と言っていたが、多分怪獣の事だろう。

真理奈がネイメアがいたミッドチルダの夢を見て、ネイメアが真理奈がいた地球の夢を同時に見たという事なのか・・・

二人の繋がりは分からない。

 

「それだけじゃなくて、真理奈って女の子がウルトラマンになったんだよ。ティガって言うんだって。」

「なんだかすごいね~。」

「うん、自分でも思うよ。そんな夢を見てると、なんかアタシじゃないって感じちゃうんだよな・・・」

 

ネイメアは上の空になって天井に見上げる。

 

「えー?ネイメアはネイメアだよ。そんな風に感じるのなんて、きっと気のせいだよ。」

 

ヴィヴィオはネイメアの事を慰めているつもりなのか、ネイメアと真理奈は別人だと言う。

ネイメアはヴィヴィオの言葉に自然の納得する。

 

「あー・・・確かにそうだよね?夢は所詮夢だし・・・」

 

ネイメアは苦笑いする。

その直後、真理奈の視界が黒くなる。

目が覚めると、別の光景になった。

部屋が明るく、整理整頓され、広く感じる空間になり、ベッドの上で起き上がる。

 

「アイツ、私が体験した事の夢を見た?アイツは何者なの?」

 

真理奈は夢に出てきたネイメアの事が気になっていった。

 

 

 

時間が過ぎ、場所が変わって・・・

 

「頂きますと~♪ご馳走様~♪」

 

ぴかりが丘にあるおおもりご飯でゆうこは『しあわせごはん愛のうた』を口遊みながら、大きな弁当箱に沢山の食べ物を盛り付けていた。

その状況を知っていためぐみ、ひめ、いおな、誠司はブルースカイ王国大使館で話をしていた。

 

「今日のゆうこ、楽しそうだったよね?」

「うん!たからとみ市にレンちゃん達が帰って来るんだって!」

「フランスで会った娘達だったわよね?」

「うん!サァラさんの捻挫も治って復帰したみたいだよ!」

「それで、一緒に会いに行こうって話になったんだよな?」

「うん!あたしも楽しみだよ!」

 

めぐみは楽しそうに興奮していた。

 

「オーイ!」

「皆さ~ん!」

 

大使館の窓からリボンとぐらさんが入ってきた。

 

「リボン!ぐらさん!」

「どうしたの?」

 

突然入ってきたリボンとぐらさんに何があったのか聞いてみる。

 

「先程、空間の歪みが発生して、その歪みからこのアイテムが出て来たんですわ!」

 

リボンがめぐみ達に見せたのは、星の形をしたクリスタルが嵌ったキーホルダーだった。

 

「キーホルダー?」

「これが空間の歪みから?」

 

めぐみ達はキーホルダーを食い入るように見る。

 

「ムッ・・・ここは・・・?」

 

星の形をしたクリスタルが光り出したと同時に声が響き渡る。

 

「ぅえぇ~!?喋った~!?」

 

めぐみ達は声の発声元はキーホルダーの方だと理解し、ビックリして立ち上がる。

 

「ん?少年、タロウ殿の光の波動を感じるが、タロウ殿に会ったのか?」

「お、俺!?」

 

キーホルダーは誠司の方に向いて、タロウの事を聞いた。

誠司はキーホルダーが喋った事に驚いてパニックになったので、それどころではなかった。

 

「いや、アンタなんなんだ!?」

 

ぐらさんはキーホルダーに何者なのか聞く。

 

「私はタイタス。ウルトラマンタイタスだ。」

 

キーホルダーは自らをタイタスだと答える。

めぐみ達は『ウルトラマン』という単語を聞いて、驚きはしたが、冷静になった。

 

 

 

その頃、苺坂町にも同様の状況が起きた。

 

「あ、あなたもウルトラマンなんですか?!」

「おう!俺はウルトラマンフーマだ!拾ってくれてありがとよ!」

「あ、あぁ。」

 

円形のクリスタルが嵌ったキーホルダーはフーマと名乗る。

フーマも空間の歪みにより、フェイスワールドに飛ばされ、シエル・ドゥ・レーヴに落下し、そこでピカリオこと黒樹リオが拾ってくれたのだ。

その後、キラキラパティスリーに訪れ、いちか達にも交えて話し合った。

 

「あなたも空間の歪みに巻き込まれたのかしら?」

「あぁ。ウルトラ兄弟が消えたって報せを聞いて、あっちこっちへと探し回ったら、その空間の歪みで動いてるぬいぐるみ達の世界に来たんだ。」

「ぬいぐるみじゃないペコ!」

 

フーマの言っている動いてるぬいぐるみというのは、恐らくフェイスワールドに生きている妖精達の事だろう。

ペコリンはぬいぐるみじゃないと否定する。

 

「その途中で手強い怪獣と戦ってよ、そいつと戦ってる時にはすでにエネルギーが尽きかけてたんだ。技のぶつかり合いをした時にエネルギーが尽きてこの姿になったんだ。その後にまた空間の歪みに飛ばされて、地球に来たってわけだ。」

 

フーマは今までの経緯を話した。

 

 

 

そして、おいしーなタウンでもタイタスとフーマと同じような状況にあった。

 

「じゃあ、タイガはその時に仲間とはぐれたのか?」

「あぁ。少なくとも君達が言うフェイスワールドにいるはずだ。」

 

フーマより大きい円型のクリスタルが嵌ったキーホルダーはタイガと呼ばれる。

彼もタイタスとフーマのように空間の歪みによって、フェイスワールドに飛ばされ、なごみ亭の前でゆいと幼馴染の品田拓海に拾われたのだ。

 

「だったら、あたし達も協力するよ!マリちゃんも手伝ってくれるようお願いするね!」

「ありがとう。」

 

タイガはゆいに感謝する。

 

「タイガの父さん、会えるといいな。」

「あぁ。父さんが無事だって分かったから尚更だよ。」

 

タイガはタロウとの再会を心待ちする。

ゆいと拓海はここね、らん、あまね、そしてクッキングダムにいるローズマリーにも連絡を取り、タイタスとフーマを探す事にした。




『G.F(ガーディアン・フォース)ショートドラマ』
第十話 シャンティへの贈り物

ユグドラシル事件解決後、シャンティ達G.Fの精鋭達はG.F本部に帰還した。
そこで迎えに来てくれたユミナ、リオ、コロナ、ミウラ。
祝勝会を終えた後、ベッドルームに赴いた。

ユミナ「お疲れ様、シャンティちゃん。」
シャンティ「うん、ありがとう。リオちゃんにコロナちゃん、ミウラちゃんも留守番、ご苦労様。」
コロナ「いえいえ~。」

ユグドラシルが動き出してからG.Fの戦士の多数が出動する事になり、多忙になった為、G.F本部の戦力が低下するが、別次元から来たリオ達が残ってくれたおかげで、大きな被害が起きなかったのだ。
一方のG.Fの戦士達からの報告によると、本拠を構えているバラージ王国を除いたアジトにいたユグドラシルの戦士達はほぼ全員確保できた模様。
バラージ王国にいたユグドラシルの戦士達はトランプ共和国、ホープキングダム、バロン王国の兵士達によって拘束された。
ヘネ魔石鉱で目撃した3体の巨人像の事は気になるが、その調査はエスタ共和国の科学チームに任せる事になった。

ミウラ「あ、そうだ。シャンティさんにお届け物があったんです。」
シャンティ「私に?」
ミウラ「はい。」

ミウラはベッドの横にある蓋付きの収納ボックスの蓋を開けると、そこから段ボール箱が出てきた。
まだ開封されていないようなので、シャンティはテープを剥がし、中身を確認した。
中に入っているのは、教科書らしき本や数冊のノート等である。

シャンティ「これは・・・ロンの奴、纏めてくれたんだね。」
リオ「ロンさんってシャンティさんと一緒にいた?」
シャンティ「うん。フィガロ王国の特別救助隊の隊長と務めてるんだ。ジャッキーのライバルでもあるから実力は高いよ。」
ユミナ「シャンティちゃんがエスタから離れた後、フィガロの特別救助隊に入ったのも、ジャッキーさんの計らいだったもんね。」

ユミナによると、シャンティが父・ウーロンに勘当された事を聞いたジャッキーはシャンティをフィガロ王国に連れて、そこでフィガロ王国特別救助隊に世話になっておこうと思い、ジャッキーの昔馴染みのロン・ポウを紹介したのだ。
その後、シャンティはチャオ・メイリンとしてフィガロ王国特別救助隊に入隊したという経緯を持つ。
そのロンからシャンティに贈り物を送ったのだ。

リオ「それで、何を送られたんですか?」
シャンティ「人間界で活躍していたプリキュア達の情報だよ。」
ユミナ「シャンティちゃん、プリキュアになってからプリキュアの事が知りたいって言ってたもんね。」
シャンティ「うん。妖精学校で使われているプリキュア教科書も含めて、プリキュアのデータを調べ尽くせば、戦力強化にも繋がると思ってたんだ。」

シャンティは早速プリキュア教科書を広げ、数々のプリキュアの事を調べる。

シャンティ「フム・・・キュアルージュにキュアサニーにキュアスカーレット、キュアミラクルとキュアマジカルのルビースタイル、これらのプリキュアは炎の技が使えるのか・・・そして、キュアサンシャインにキュアロゼッタにキュアフォーチュンにキュアフィナーレは格闘技の心得があるんだね・・・おっ!キュアスカイの事も書かれてあるのか・・・!」

シャンティは興味深そうにプリキュア教科書に載ってあるプリキュア達に目を通す。

コロナ「あの、さっきも言いましたけど、プリキュア教科書って何ですか?」

コロナはシャンティが熱心に読んでいるプリキュア教科書についてユミナに質問する。

ユミナ「プリキュア教科書って言うのはね、妖精学校でプリキュアの事を勉強する時に使う教科書なの。その教科書は人間界で活躍しているプリキュア達の情報が書かれていて、新しく誕生したプリキュアが増えると、教科書のページにその情報が追加するんだ。妖精学校の生徒達はプリキュアのパートナーになる為にその教科書で勉強するの。」

ユミナはプリキュア教科書についてリオ、コロナ、ミウラに説明する。

ユミナ「コロナちゃん達も興味があったら読んでみたら?」
コロナ「わー!いいんですか?」
リオ「読みたいです!」
ミウラ「ボクも興味あります!」
ユミナ「それじゃ、明日ジークさん達も誘って勉強しようか?」

今はシャンティがプリキュア教科書でプリキュアについて勉強中なので、明日はジーク達を含めてプリキュアの事を勉強する事になった。

~~~~~完~~~~~
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