ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》 作:JINISH
次回は今回登場した名前が出てないオリキャラを出します。
あと、折角後書きの『G.F(ガーディアン・フォース)ショートドラマ』でFFキャラを出したので、タグにFFシリーズも加えようかと思います。
新学期に入り、期末テストを終え、まのんの提案で明日、たからとみ市へ行く事になった。
そこになぎさ達も同行する事になった。
次の日、おいしーなタウンにウルトラマンタイガ、苺坂町にウルトラマンフーマ、ぴかりが丘にウルトラマンタイタスが空間の歪みによって漂流され、それぞれタイガキーホルダー、フーマキーホルダー、タイタスキーホルダーとなってしまった。
それぞれの町に各プリキュア達に拾われ、逸れた仲間達を探す事にした。
どういう偶然か、タイガ達が彷徨っていた町がプリキュアに関わっている町なので、すぐに共有できていた。
タイタスキーホルダーを預かっているハピネスチャージプリキュアはたからとみ市に行く事になったので、キラキラプリキュアアラモードとデリシャスパーティプリキュア一同はたからとみ市へ向かう事になった。
「マリちゃん、わざわざゴメンね?」
「気にしなくていいわよ。タイガ君の事はもう耳に入ってるわ。」
デリシャスパーティプリキュアは運転席にいる薄紫色の髪をしたオネエ口調の男に車に乗せて貰っていた。
彼はローズマリーと言い、愛称はマリちゃん。
クッキングダム出身のクックファイターで、その国の国宝『レシピボン』の捜索隊長に任命された。
ちなみに、自動車の運転免許を持っており、『レシピボン』の捜索に役に立つと思い、取得していた。
『マリちゃん、恩に着るぜ。』
「どういたしまして。あなた達の事はシャララ隊長から聞いたわ。不気味な怪獣から守った事をね。」
『ボガールの事だな?そいつは今、どうしたんだ?』
「デザート王国に現れたけど、他のウルトラマンにやっつけられたわ。」
『そうか、それは良かった。』
タイガ達はスカイランドでボガールと戦っていたが、途中で逃げられてしまったので、ボガールの事はそれ以来何があったのかは知らない。
しかし、デザート王国でメビウスとネクサスによって倒されたと聞き、タイガは安心した。
「けど、クッキングダムに怪獣が出て、あなた達が押された時はひやひやしてたわ。」
「はにゃ!?クッキングダムにも?!」
「クッキングダムは大丈夫なの!?」
「えぇ。あの後、黒い雲になってどこかへ飛び去って行ったわ。だからクッキングダムの被害はなかったのよ。」
ローズマリーの話によると、タイガ達とルーゴサイトとの戦いに互いの技のぶつかり合いの後、タイガ達は空間の歪みによってフェイスワールドに放り出されるように彷徨っていたが、ルーゴサイトはガス状の姿になってクッキングダムから離れた模様。
「またクッキングダムを襲いに戻って来るのか?」
『それは分からないが、急いでルーゴサイトを倒しに行かないといけない。まずはタイタスとフーマと合流しないとな。』
「そうだね。もし、そのルーゴサイトと戦うなら手伝うよ。」
「その時はよろしく頼む。」
『あぁ。プリキュアの力、宛てにさせてもらうぜ。』
タイガはタイタスとフーマと合流した後、ルーゴサイトに再戦すべく、フロントワールドに行くつもりだろう。
その時はハピネスチャージプリキュア、キラキラプリキュアアラモード、デリシャスパーティプリキュアも一緒に戦う事になる。
タイガはプリキュア達の力を頼りにさせてもらうのだった。
一方、たからとみ市に到着したまのん達は駅から降り、周りの街並みを見渡した。
まのんと同行していたのは、なぎさ、ほのか、ひかりのふたりはプリキュアMAX HEART。
ヴィヴィオ、アインハルト、リオ、コロナ、ミウラ、フーカのナカジマジム。
そして、リンネとトーマとリリィ、エクセルとミコトとセレナ。
ちなみにトーマとリリィが引率を担当した。
話を戻して、たからとみ市の街並みは、横浜と並ぶ程の都会で、彼方此方にアニメやゲーム、特撮物のグッズが販売している店が多いが、映画やドラマの撮影に利用した現場にも使われているような場所もいくつかあり、緑が溢れている所や、レトロな建物が建てている所も目に映っている。
「おぉ~!賑わってるね~!」
「都会だけど歴史を感じるよ~!」
「可愛いグッズもたくさんあります~!」
「人が沢山いるね~!」
ヴィヴィオ、リオ、ミウラ、コロナはたからとみ市の街並みを見て燥いでいる。
「あんまり燥ぎすぎるなよ~?」
トーマはヴィヴィオ達に注意する。
「エクセルさん、よかったんですか?ウィンヒルでの仕事もあるんじゃ・・・」
「それについてはレインさんから許可貰ったわ。三日前にアルバイト募集したけど、二人応募してくれたおかげでプライベートの時間も取れたし。」
まのんは珈琲店ウィンヒルの仕事について心配しているが、二人のアルバイトが応募され、ミコトとセレナが勉強する時間が取れ、エクセルも空間の歪みの原因を調べる時間も取れるようになり、プライベートは勿論、自分が出来る事をする事ができたので問題はないと言う。
「美味しそうなのもたくさんある~♪」
「なぎさは本当に大食いメポ。昨日なんてテストが終わった後、たこ焼き15杯も食べて・・・」
「ちょっと!そんなの一々言わなくていいの!」
なぎさとメップルはいつものような漫才みたいなやり取りをする。
「なぎさ、メップル!ここ人が沢山いるんだから大声で張り合わないの!」
エクセルはなぎさとメップルに注意する。
メップルはなぎさと違って妖精なので、目立つような事は起こしてほしくないわけで。
「ところで、ソウラ。妖精学校で勉強した時、キュアシルフィーとキュアエスニックの事は聞かなかった?」
「いいえ、初耳だったわ。」
エクセルは人間の姿になっているソウラにキュアシルフィーとキュアエスニックについて聞くが、二人の活躍は知らないらしい。
「プリキュア教科書にも載っていなかったからボク達も知らないクク。」
「おかしいわね、幻影帝国にも関わってるから有名になってると思ったんだけど・・・」
シルフィーとエスニックの事はプリキュア教科書にも載ってない事を知り、リック達にも知らないと証言する。
しかし、妖精学校のプリキュアパーティでゆうこから聞いた話だと、アラブ首長国連邦で幻影帝国の幹部・プリキュアハンター・ファントムの襲撃時、シルフィー達が現れ、そのファントムを退却させる程のダメージを負わせたらしい。
それ程の実績を持つプリキュア達がプリキュア教科書に載っていないのは、おかしな話である。
「あっ!見て!」
ヴィヴィオが何かを見て指を指す。
まのん達もヴィヴィオが差した方向に振り向くと、ビルの上に張り付いている大型ディスプレイに映ってある6人の女の子である。
少し暗めのオリーブグリーンの髪をしたボブカットの少女、赤茶色の髪をしたロングヘアーの少女、マルーン色の髪をしたロングヘアーの少女、ターコイズブルーの髪をした折れ曲がったポニーテールの少女、金茶色の髪をしたボリューム感のあるロングの三つ編みスタイルの少女、そして黒髪のお団子とハーフアップのアレンジした髪型をした褐色肌の少女がステージの上で歌って踊る姿が映っている。
「レンちゃん・・・」
「サァラさんだ~!」
「フルーラちゃんも・・・」
「あの娘達が、ギフト・フェアリーズ・・・」
大型ディスプレイに映っている6人の少女がエクセル達やまのん達が会ったギフト・フェアリーズだと知る。
「まのんちゃん!みんな!」
まのん達は誰かに声を掛けられ、振り向くと、めぐみ、誠司、ひめ、ゆうこ、いおな、リボン、ぐらさんが駆けつけて来た。
「めぐみさん!みんな!」
まのんはめぐみ達だと知り、元気よく手を振る。
「たからとみ市に来てたんだ?」
「はい。久しぶりにレンちゃんに会いたくなりまして。」
「私達もだよ。レンちゃん達の為にご飯を作ってきたんだ。」
ゆうこは風呂敷で包んだ大きな弁当箱を見せびらかす。
「オーイ!」
「あ!来た来た!」
ひめは今聞いた声に振り向くと、いちか、ひまり、あおい、ゆかり、あきら、シエル、リオ、ペコリンが駆けつけて来た。
「いちかさん達まで!」
「会わせてあげたい人達がいてさ、たからとみ市で落ち合う事になったんだ。」
いちかはまのん達にたからとみ市に来た理由を告げる。
『フーマ!』
『おぉ!ダンナ!無事だったみてぇだな!?』
タイタスとフーマは二人の再会に安堵する。
「ちょ、二人共!声、出さないで!?」
ひめは慌ててタイタスとフーマを静める。
「えぇっ!?今、キーホルダーが!?」
「ああ、実はね・・・」
あきらは事情を知らないまのん達にたからとみ市に来るまでの経緯を説明する為、公園に移動した。
「・・・なるほど、それでたからとみ市で待ち合わせしようという話になったんですね?」
「うん、そうなんだ。ゆいちゃん達もここに来るそうだよ。」
「ゆいちゃん達も・・・」
めぐみ達やいちか達だけでなく、ゆい達もたからとみ市に訪れてくる事を知ったまのん達は「楽しくなりそうだ。」と内心思い込む。
『改めて、私はウルトラマンタイタス。君達の事やタロウ殿の事は誠司君から聞いた。』
『俺はフーマ!よろしくな、お嬢ちゃん達!』
タイタスとフーマはなぎさ達とヴィヴィオ達に自己紹介する。
「よろしくお願いします!タイタスさん!フーマさん!」
なぎさ達とヴィヴィオ達も軽く自己紹介する。
『ヴィヴィオ嬢達もその空間の歪みの影響でプリキュアの世界に彷徨っていたのだな?』
「はい。なのはママやユーノ司書長達が無事でよかったですけど、ミッドチルダにいる皆が心配してるかも・・・」
『だったらその原因を突き止めて、お袋達と一緒に、皆無事だって伝えなきゃだな?』
「はい!」
ヴィヴィオはタイタスとフーマに励まされ、力強く返事する。
「U-40出身のタイタス、O-50出身のフーマ、そしてM-78星出身のタイガの3人で結成したのがトライスクワッド、ですか・・・」
「ウルトラマンっていろんな星にも存在したのね・・・」
「私はあのタロウが息子を持ってる事が驚きなんだけど・・・ってゼロもセブンの息子だから今更か・・・」
エクセル、ミコト、セレナはウルトラマンはM-78星の出身の宇宙人だけだと思い、他の惑星にもウルトラマンが実在した事実を聞いて茫然とした。
「みんなー!」
エクセル達は振り向くと、ゆい、拓海、ここね、らん、あまね、コメコメ、パムパム、メンメン、ローズマリーが駆けつけて来た。
「ゆいちゃん!待ってたよ!」
『タイガ!』
『タイタス!フーマ!無事だったんだな?』
タイガはタイタスとフーマとの再会に安堵する。
「よかったね、タイガ。お友達に会えて。」
「ありがとう、ゆい。拓海。」
タイガはゆいと拓海に感謝する。
その頃、まのん達とは別行動となった真理奈は大貝町にあるプロノーン・カラモスに訪れた。
そこで、その責任者であるダニエル・マクフィーとキャサリン・ライアンに神戸に現れた偽物のウルトラマンゼロについて、調べさせてもらった。
「真理奈、神戸で起きた出来事を、このUSBにまとめておいた。」
「サンキュー、ダニエル。発明やプログラミングには自信あるんだけど、学生の身にハッキングなんて物騒な事は出来ないからね。」
真理奈はダニエルからUSBを受け取る。
「・・・冗談はさておき、旧GUTSのライフストリーム・システムにバックアップが残ってて助かったよ。」
真理奈は神戸に現れた偽物のゼロの情報が無事手に入って安堵する。
「ライフストリーム・システム・・・旧GUTSが超常現象や怪事件を捜査する際に使用された、龍脈のエネルギーをネットワーク回線に変換させたシステムだね?」
「そのシステムは貴女の祖父、新光太郎が作り上げたのよね?」
「えぇ。今じゃソーラーパワーから変換したネットワーク回線で画期的に普及したから、ライフストリーム・システムはサブシステムとして扱われてるけどね。」
話によると、ライフストリーム・システムは真理奈の祖父・新光太郎が手掛けたネットワークシステムで、龍脈のエネルギーを利用して組み上げた物。
それを超常現象や怪事件の調査を専門にしている旧GUTSが使用しており、フェアリーゲートやディメンジョンゲートを製作する際、そのシステムを流用したのである。
しかし、旧GUTSが2年前、フランスで起こった爆発事故により、事実上壊滅された事がきっかけに、スーパーGUTSが立ち上げてからはライフストリーム・システムはサブシステムとして扱われ、今では衛星とリンクして情報を伝達する役目を持つ無人偵察機・ゴッドアイズを主にしたネットワークシステムで世界各地で情報を共有している。
「何はともあれ、ライフストリーム・システムが生きてて、しかも、神戸で起こった記録をサルベージできたのは不幸中の幸いだったわ。」
真理奈はUSBを見て溜息を吐きつつ、安心した表情を見せる。
「後は実家に帰って、この映像記録を分析するよ。」
真理奈はUSBをポケットに入れて、荷物を纏めて出て行こうとする。
「待ってくれ、真理奈。」
「ん?」
「たからとみ市は学歴や貧富等の上下関係で差別する人が多い。接触には気を付けてくれよ。」
「どういうこと?」
「報告によると、その町の住人にパワハラに遭われたり、障害を持った人を蔑ろにしたり、時代遅れの製品を小馬鹿にしたりする住人もいるみたいよ。中には犯罪に手を染めて他人を貶めたりする人もいるわ。」
「・・・成程、たからとみ市には問題行動を起こしたり、嫌味や意地悪をする連中がジャンジャンいるってわけか・・・OK、まのんやエクセル達にも伝えるよ。」
真理奈はダニエルとキャサリンからたからとみ市の現状を聞いて、気を付けるよう心掛ける。
そして、真理奈は改めてプロノーン・カラモスを後にする。
その頃・・・
『なぁ、タイガ、ダンナ。あのバケモンが出てきたらどうする?』
『戦うしかないだろ。』
『だが、今の我々はボガールやルーゴサイトの戦いで体力を失っている。そうなると誠司君達の力を借りる事になるが・・・』
『拓海達が俺達と一緒に戦ってくれるならな・・・』
タイガ達はなぎさ達が町の中を探検して盛り上がっている傍ら、今後について話し合っていた。
今の3人はトレギアに倒されてから十数年戦う力を失っていた。
地球で工藤ヒロユキと一心同体になってから体力が戻り、タロウと共に光の国へ帰還する事ができた。
その間、ヒロユキと共にトレギアを含めた強敵と戦ってきたが、そのヒロユキはプリキュアの世界にはいない。
今頼れるのは、拓海、リオ、誠司の3人である。
そうなると、3人の内誰かが同化して戦うか、ヒカルやショウのように3人それぞれで戦うか、という事になる。
「まのん、これからレンって娘に会いに行くわけだから、ギフト・フェアリーズの事は調べてるのよね?」
「はい。ヴィヴィオさん達と一緒に。」
エクセルはまのんにギフト・フェアリーズについて調べたのか確認した所、まのんは旅行から帰った後にギフト・フェアリーズの事をヴィヴィオ達と一緒に調べていたそうだ。
「サァラ・イルハームさんはアラビアンダンスが得意なアラブ出身の踊り子で、ギフト・フェアリーズの新メンバーだけど、メンバーの中で最年長なんです。踊りも歌声もセクシーで、その踊りを見ると暑さを忘れる程心が癒されるって言われる事から、オアシスの精霊って呼ばれるんです。ギフト・フェアリーズに入ってからもその人気は健在で、写真集が一日で完売される程のようですよ。」
まのんは最初にサァラの事を説明した。
フランスで会った時はフルネームで名乗ってなかったが、調べてみるとサァラ・イルハームであると判明した。
「さっき巨大ディスプレイを見たけど、確かにモデルでも通用する程エロかったわね・・・」
まのんの説明を聞いたエクセルはディスプレイに映ったサァラを思い出し、彼女の体型を見て羨ましいほどエロいと思った。
「じゃあ、フルーラは?」
まのんはフルーラの事をエクセルから尋ねると、気兼ねなく説明する。
「フルーラ・グウェンさんは東京でデビューしたアイドルです。歌とダンスも神秘的な印象でしたけど、オカリナを使ったパフォーマンスがファンからの注目の的なんです。オカリナを吹きながら踊る姿を見て癒されるってコメントもあったんですよ。その姿を見た人の多くはアイドル界の巫女って呼ばれてもいるんです。」
「成程、流石アーシア村の元巫女ね・・・」
エクセルはフルーラと初めて会った時の事や共に戦った時の事を振り返り、今、まのんからの説明を聞いて苦笑いするも感心した。
「で、レンは?一緒にバックダンサーしたのよね?」
「はい。姫矢レンちゃんはギフト・フェアリーズのリーダーをやってます。誰よりも運動神経が良く、『舞踏拳』っていう映画の主人公をやった事があるんです。その映画でフラメンコ、ベリーダンス、ストリートダンス、バレエを披露した事があって、特にストリートダンスが大の得意なんです。その特技があって女性からのファンが多いんです。」
「何でもできるのね・・・」
エクセルはまのんからのレンの事を聞いて茫然としている。
「バアッ!」
「うわっ!?」
「キャッ!?」
エクセルとまのんの背後から突然声を掛けられて、同時に前へ飛び上がる。
なぎさ達は何事だと思い、振り向くと、野球帽とサングラスをした少女がいた。
「だ、誰ですか!?」
「ボクの事、忘れたの?」
野球帽の少女はそう言ってサングラスを外すと、まのんはその顔を見てハッと驚く。
「えっ!レンちゃ・・・」
「はい!そこまで!」
まのんは名前を言いかけるが、野球帽の少女に口を塞がれる。
「自分で言うのもなんだけど、有名人だから大声で呼ばないでね?」
「あ、はい・・・」
野球帽の少女に注意されたまのんはコクコクと頷く。
「まのん、この娘が?」
「はい。さっき話した姫矢レンちゃんです。」
「初めまして、レンです。」
野球帽の少女は自らを姫矢レンと名乗る。
彼女こそがギフト・フェアリーズを代表するアイドルで、キュアシルフィーと呼ばれるプリキュアである。
まのんがフランスで旅行を楽しんでいた時にコンサートでバックダンサーの代理をお願いした。
そこで、ウィークと呼ばれる敵と一緒に戦った事がある。
彼女がアイドルの為、騒がれるとファンの人達にテンヤワンヤされるので変装したという訳である。
初めて会うエクセル達は自己紹介を済ませた。
ハピネスチャージプリキュアとヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィはその時に面識があったので、再会する事に喜ぶ。
「聞き覚えのある声がして、ボクの事を噂してると思って声を掛けたら、来てくれたんだね。」
「うん。あの時、リノア社長の名刺を渡したのが気になって・・・」
「アハハ・・・その時の事を話したら、怒られちゃったよ・・・」
レンはフランスで別れる際にまのんに名刺を渡した事を思い出すと、苦笑いして右手を首の後ろに手を置く。
「でも、どうしてまのんにその名刺を?」
「話してもいいけど、外は暑いし、場所変えよっか?」
「そうしてくれると助かるよ・・・」
「うん、もう汗が出てきちゃった。」
トーマとリリィは汗を拭きながら言う。
夏休みが終わって9月に入ったとはいえ、確かにずっと外にいると、熱中症になりそうだ。
「じゃ、行こっか!改めて、たからとみ市へようこそ!」
レンはそう言って、まのん達をギフト・フェアリーズの活動拠点へ案内する。
『G.F(ガーディアン・フォース)ショートドラマ』
第十一話 謎の機械
シャンティは現在、リュックと共にアルベド族が拠点にしているビーカネル島にいた。
今回の任務はビーカネル島の西海岸に巨大な機械が漂流しているという情報を聞きつけ、ビーカネル島に詳しいリュックと同行し、その調査に向かったのである。
リュック「ナーダラから聞いた話だと、ここにあるみたいだよ。」
シャンティ「砂嵐が起きなくて助かるよ。今なら動きやすい。」
リュック「あっ!ワエアハ(あれかな)?」
リュックはアルベド語で喋りながら指を指す。
シャンティはリュックが差した方向を見ると、銀と緑の配色をしたホイールで胴体を挟んだようなフォルムが特徴のメカがあった。
シャンティ「なんて巨大な・・・」
リュック「ヤギっヌア(マジっすか)・・・」
シャンティとリュックはその巨大な機械を前に立ち尽くすのみだった。
しかし、謎の機械の正体が分からない以上、放置するわけにもいかず、G.F本部に連絡を取り、バロン王国の飛空船・エンタープライズで回収し、アルケイディア帝国まで運搬し、そこで解析を行なった。
当然、シャンティとリュックも同行している。
二人は今、待合室で待機していた。
暫く経った後、待合室にラーサー・ファルナス・ソリドールともう一人、金髪のスポーツ刈りの髪型をした顔に傷がついている甲冑の男が入ってきた。
その甲冑の男は、バッシュ・フォン・ローゼンバーグ。
ダルマスカ王国の王女・アーシェ・バナルガン・ダルマスカが率いる解放軍に加勢したダルマスカ王国の元将軍である。
空中要塞バハムートでアルケイディア帝国の次期皇帝・ヴェイン・カルダス・ソリドールを倒した後、ジャッジマスター・ガブラスとして、ラーサーを守っている。
シャンティ「お初にお目に掛かります、ラーサー殿下、ガブラス卿。」
ラーサー「初めまして、シャンティさん、リュックさん。あなた方のご活躍はエドガー王やエドワード王から聞いています。」
ガブラス「ユグドラシルの件は本当にご苦労だった。君に日々の精進を期待している。」
シャンティ「ありがとうございます。」
シャンティはラーサーとガブラスからの激励の言葉に一礼する。
リュック「ところでさ、あの機械の事は何か分かったの?」
リュックとシャンティは、ラーサーとガブラスから例の機械の報告を聞く。
ラーサー「ドラクロア研究所の開発部門の解析によると、あの機械は時空移動ができる異世界で作られたロボットだと判明しました。」
シャンティ「時空移動・・・?」
ガブラス「あぁ。あのロボットの記録によると、ミッドチルダと呼ばれる世界で開発し、最終始動テストで時空移動したのは1ヶ月前、つまりトワ王女殿下やヒメルダ王女殿下が滞在している世界にウルトラマンゼロやゴルザという怪獣が初めて姿を現した時間帯、ということになる。」
アルケイディア帝国が管轄としているドラクロア研究所からの報告によると、シャンティとリュックが発見した機械は時空移動ができるライドメカで、1ヵ月前、つまり、ウルトラマンゼロが津奈木町に次元漂流した頃に最終始動テストで時空移動されたそうだ。
リュック「空間の歪みが起きる前にこの世界に時空移動してきたって事?」
ガブラス「そのようだ。」
ラーサー「搭乗者は判明されませんでしたが、あのロボットは『アドベンチャー』と名付けたそうです。」
ラーサーの口からライドメカの名称を判明する。
シャンティ「ミッドチルダ・・・リオちゃんとコロナちゃん、そしてミウラちゃんがいた世界か・・・」
リュック「誰が乗ってるのか分かんない、何の目的でこの世界に時空移動してきたのか分かんない、頭こんがらがっちゃうよ~!」
リュックは今の報告を聞いて頭が痛くなる思いになる。
シャンティ「今はG.F本部に戻って現状を報告するしかないね。空間の歪みに繋がる手掛かりが掴めるかもしれない。」
リュック「だといいけどさ~・・・」
シャンティとリュックはラーサーとガブラスから聞いた報告をG.F本部に伝える事にした。
アドベンチャーの解析はそのままアルケイディア帝国に任せた。
シャンティも、アドベンチャーがミッドチルダから時空移動してきた事を知り、リオ達にアドベンチャーの存在について聞くつもりである。
シャンティとリュックがアルケイディア帝国から離れて数時間後、ドラクロア研究所の格納スペースにあるアドベンチャーを見下ろすように見ている人物がいた。
タロットである。
タロット「このマシン、見た事がある。それに時空移動させる程の技術、あやつなら・・・まさか・・・」
タロットはアドベンチャーの事を心当たりがあるような言い方をする。
しばらく考え込んでいたが、この場で考えても仕方がないと思い、アルケイディア帝国を後にした。
~~~~~完~~~~~