ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》   作:JINISH

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う~ん・・・やっぱり、表現力がないのかな・・・(汗)
たからとみ市での話が終わったら、『ULCF エクストラストーリー』で執筆させとこうかな・・・


戦いたくない・・・

たからとみ市にザケンナー達が現れ、スピカ達が対抗する。

そこにシルフィー、ウェザー、エスニック、クッキー、ミーティア、サハラが結成したソングフォーユープリキュアが参戦する。

彼女達の助太刀によってザケンナー達は浄化され、平和に戻った。

その頃・・・

 

「よいしょ・・・ここでいいわね・・・」

 

開拓島・ノルンで真理奈は木でできた霞的を立てる。

その後、その霞的から200m離れた位置に離れる。

 

「よし・・・こいつの実験を始めるか・・・」

 

真理奈はポケットから白と黒を基調としたガラケーのようなアイテムを出す。

そのアイテムは折り畳み式になっており、真理奈は親指でそのアイテムを開け、ヒンジ部のボタンを押すと、画面部分が上に開き、杖のような形状になる。

更にその後、先端部分からウィンドウが表示される。

真理奈はプッシュボタンを打ち、数回ほど打ち終えると、ウィンドウが消え、アイテムを耳元に当てる。

 

「ファイヤーボール。」

 

真理奈はアイテムを霞的に向けて発話ボタンを押す。

すると、アイテムの先端部分から魔法陣が展開し、そこから火の玉が発射され、霞的に命中した。

霞的は黒焦げになり、バラバラになった。

 

「よし・・・スペルコールの完成ね。」

 

真理奈は手に持っているアイテムをスペルコールと名付ける。

このアイテムは分かりやすく言えば、魔法が使えるように作られた携帯電話型のアイテムである。

先程実証したように、自身が使いたい魔法をプッシュボタンで魔法の名前を打ち、通話ボタンを押す事で自身が望んだ魔法を出す事ができる。

真理奈はその魔法をデジタル魔法と名付けた。

更に、一度使用したデジタル魔法は内蔵されているメモリーカードに記録され、一々魔法の名前を打たなくても、メニュー一覧に入っているデジタル魔法を選べば、容易に魔法を出す事ができるのだ。

尚、ファンタジラインとは違って、電話もメールもできないとの事。

しかし、真理奈はスマホとiPadを所持しているので必要なかった。

 

「ジャンク屋で買ったガラケーを分解して、私が書いた設計図の通りに一から作ってみたけど、よくできたもんだわ。」

 

真理奈はスペルコールを畳んで、出来栄えはいいと感想を述べる。

 

「ティガに変身できなくなった以上、こいつに頼る他ないしね。」

 

真理奈は畳んだスペルコールを見つめてそのように呟く。

今の真理奈はルルイエでイビロンとの戦いの後に、スパークレンスが石になってしまい、変身できる状態ではなくなったのだ。

今の真理奈はディアーナから受け取った闇薙の剣とスペルコールによるデジタル魔法しか頼れない。

いつティガに変身できるのか、それとももう二度とティガになれないのか分からないが、自分にできる事はしたつもりだった。

真理奈はスペルコールの実験を終えた後、黒焦げになった霞的を拾い、ディメンジョンゲートに向かう。

 

 

 

 

その頃・・・

 

「ウルトラマンと一緒に戦いたくない!?」

 

ザケンナー達との戦いが終わり、昼食を済ませた後、改めてレンにフランスでの出来事、つまりフランスに姿を現したウルトラマンネクサスが怪獣と対峙していた時、援護をせずにネクサスから避けるように距離を置いた事について尋ねたが、レン本人から答えてくれなかった。

歴戦のプリキュア達は勿論、エクセル達も少なくともウルトラマンを援護していた。

ただ、レンはウルトラマンと協力しなかった。

エクセルは気になって尋ねたものの、答えてくれなかった。

レン、フルーラ、シトラ、ルチア、サァラが食堂から後にした後、ミハルは残って、代わりに説明してくれることにした。

ミハルから聞いた、レンがウルトラマンの援護に向かわなかったのは、一緒に戦いたくないとの事だった。

 

「あぁ。1年前、まだフルーラとサァラ、シトラとルチアが仲間になる前になるな。妖精の世界にあるバラージ王国で手強い敵と戦ったんだ。その時は他の仲間もいた。」

 

ウルトラマンと一緒に戦いたくない・・・その言葉を聞いた時、食堂にいる皆、特にシンに好意を持っているリオ、コロナ、リンネ、ほのか、ここね、ミコト、セレナはショックを受けていた。

バラージ王国、ユグドラシルがアジトにしている国で10年程前に魔王獣に滅ぼされた国。

その国で前の仲間達と一緒に強い敵と戦ったとの事。

ミハルは内ポケットから写真を取り出した。

その写真に写ってるのは、レンとミハルだけじゃなく、同い年くらいの女の子が6人と青いマフラーの男、そして、モダンだった。

場所はフェイスワールドではなく、フロントワールドで撮ったものらしい。

他にも十数名いるようだが、9人の男女と一体の妖精を中心に撮られていた。

ちなみにレン、ミハル、そして、レンの右隣にいるミルキーブラウンのハーフアップカチモリの女性、星宮ルカはフェイスワールドの出身、つまり、なぎさとほのかと同じ人間の世界の出身である。

そして・・・

 

「そこに映ってる男の人って・・・」

「まのんは分かるか。」

「知ってる人なの?」

「はい。天海アラン君。小2の頃からの5つ年上の友達でお爺ちゃんの弟子です。2年前のフランスでの事故が起きて以来行方不明になりましたけど・・・」

「あぁ。そのアランとはフロントワールドで会ったんだ。」

 

まのんはレン達と一緒に映っている男の人に気付き、その男を天海アランと呼んだ。

彼もフェイスワールドの出身だと分かった。

 

「アイツから聞いた話だと、廃棄するはずだったフェアリーゲートをたからとみ市で使ってフロントワールドに来たんだって。」

 

ミハルの話によると、レン達はフロントワールドでアランと会っており、フェアリーゲートを使ってフロントワールドに訪れていた。

だが、真理奈の母・真奈美から聞いた話だと、フェアリーゲートは元々、祖父・光太郎がプリズムフラワーを研究し、妖精の世界に行き来できるように作られた装置。

そのフェアリーゲートはプリズムフラワーの力を借りて作られた物。

プリズムフラワーが枯れてしまえば、人間の世界と妖精の世界に繋ぐ道が閉ざされてしまう。

つまり、プリズムフラワーが枯れると同時に、フェアリーゲートの機能も使えなくなってしまうらしい。

そこで、光太郎はプリズムフラワーの力に頼らずに人間の世界と妖精の世界に行き来できる装置、ディメンジョンゲートの製作工程を真奈美に託した。

ディメンジョンゲートが完成させた事で、フェアリーゲートを使う必要性がなくなり、廃棄処分する事になったそうだが、そのフェアリーゲートは何故か廃棄されることなく、たからとみ市で使用されていた。

ちなみに、レンとミハルとルカがどうやってフロントワールドに来る事ができたのかだが・・・

 

「じゃあ、ミハル達はどうやってフロントワールドに来れたの?」

「あぁ。ナユタ達が私達を連れて来たんだよ。」

 

エクセルはミハル達がフロントワールドに行けた理由を聞くと、ナユタ達に連れて来られたと言う。

ナユタは写真に写っているアランの隣にいるブロンドのロングヘアーの女性のことである。

 

「ナユタはバラージ王国の王女様なんだ。」

 

ミハルから聞いたナユタの素性を聞いて驚くエクセル達。

 

「じゃあ、ライラさんとアリアさんとも知り合いなんですか!?」

 

まのんは代表してナユタとライラとアリアとの関係を聞く。

 

「会ったことないから知らないけど、ナユタから聞いた話、幼い頃によく遊んでたそうだ。」

 

ミハルはナユタとライラとアリアの関係を話した。

 

「魔王獣がバラージ王国に現れた後、一目散に逃げだした。その時に着いた迷いの森で別の世界に行き来できる列車を見つけたんだ。」

「えぇっ!?そんな列車あるの!?」

 

エクセルは別世界に移動できる列車の存在を聞いて驚く。

それは皆も同じ。

 

「あぁ。魔列車グラシャラボラス。ナユタ達はそれでフェイスワールドに来れたんだ。」

「フロントワールドにそんな列車があったなんて・・・」

「えぇ。私も初耳です。」

 

ミコトとセレナもグラシャラボラスの存在を知らなかったようだ。

 

「ちょうど一年前、すでに魔王獣がノアの神って存在に封印された頃、ナユタ達に出会ったんだ。イスラフィール学園でね。」

「え?イスラフィール学園ってアイドルになる為の勉強をする学校なのよね?なんでそこに入学してたの?」

 

エクセルはナユタがイスラフィール学園に通っている理由を尋ねた。

 

「ナユタ達がバラージ王国に戻った時に、バラバラに散って行った国民達が元気に戻って来れるようにしたいって言ってたよ。」

「ナユタさん達がアイドルになって、フロントワールドに戻ってきた時に歌とダンスで国民達を元気付けて、バラージ王国の再興に力を入れるという事ですか?」

「あぁ。私とレンとルカがプリキュアだって事を明かした時に聞いた。」

 

ナユタがイスラフィール学園に通っているのはバラージ王国の再興の為だとミハルの口から告げられる。

ミハル達がプリキュアである事実も、ナユタ達がフロントワールドから来た住人である事実も互いに明かしてくれたそうだ。

 

「私達もナユタ達の手伝いをしようと思って、グラシャラボラスに乗ってバラージ王国に行ったんだ。でも、その国が敵に乗っ取られたんだ。パラメキア帝国の魔導士にね。」

「パラメキア帝国って?」

「あらゆるモンスターを配下にして世界を征服しようと目論んだ国です。その国の皇帝、ヴェルヌ・パラメキア自身もモンスターとなってフリオニール殿達と戦ったのです。」

「私も聞いた事ある。パラメキア帝国は人間を無理矢理モンスターに変えて、そのモンスターを操っていたそうよ。」

 

ミハル達もバラージ王国復興支援に協力しようとナユタ達と一緒にグラシャラボラスに乗って、バラージ王国に向かったが、すでにパラメキア帝国と呼ばれる国に乗っ取られたと聞く。

セレナとミコトはパラメキア帝国の事は知っていたので、分かる範囲に教えた。

 

「私達はその魔導士、ドグラ・マグマと戦ったんだ。そいつが厄介だったんだ。モンスターだけじゃなく、怪獣も操れる。」

「空間の歪みが起きる前にも怪獣がいたの!?」

「あぁ。今ほどじゃないけど、存在したよ。ドグラ・マグマには切り札があった。ドグーフって奴を操ったんだ。」

 

どうやら、1年前にも怪獣が出現されたらしい。

しかし、その時はフェイスワールドには現れず、フロントワールドしか出現していなかったそうだ。

その当時、パラメキア皇帝の配下の一人であるドグラ・マグマがバラージ王国を占領し、その国をモンスターの巣窟にさせたそうだ。

プリキュアに変身したレン達の前に立ち塞がっていたのは、ドグラ・マグマが操るベムスターとブラックキング、そして、ドグラ・マグマの切り札であるドグーフだった。

遮光器土偶魔神・ドグーフ。

縄文時代、闇の超能力者・ドグラ・マグマが復活させた闇の魔神である。

ジョーモノイドが発見したティガの石像を破壊する為にドグラ・マグマが操った。

ザケンナーやランボーグ程のサイズと戦ったプリキュアにとっては、怪獣相手では蟻が象を挑むようなものだった。

当然苦戦を強いられていた。

 

「バラージ王国を救うはずが、逆に追い詰められたんだ。そんな時に光に包まれた巨人が現れたんだ。ティガって巨人に。」

「えぇっ!?」

 

この事実にまのん達は驚いた。

何しろ、まのん達が知る限りでは、ティガに変身したのは、まのんの姉である真理奈だったため、真理奈以外にティガに変身した人物がいたのに信じられなかったのだ。

エクセルはその事実を聞き、写真に写っているアランを思い出して、思った事をミハルに聞いてみた。

 

「じゃぁ、ティガに変身したのって・・・アランって人なの?」

「あぁ、その通りだよ。1年前にティガに変身したのが、アランなんだ。ドグラ・マグマとの戦いが終わった後、ティガはアランに戻った。これがアランとのファーストコンタクトなんだ。」

 

ミハル達がドグラ・マグマが率いるモンスター軍やドグーフ達に苦戦を強いられている最中、光の巨人・ウルトラマンティガが姿を現し、ドグーフ達を倒した。

ミハル達はドグラ・マグマのモンスター軍を一掃し、ドグラ・マグマを倒した。

ティガは変身を解き、アランとなってレン達と邂逅した。

 

「その後、私達はバラージ王国の再興を始めたんだ。勿論アランも手伝ってくれたよ。多次元物理学だけじゃなく、魔導技術も精通してるから助かってるし、怪獣が現れた時もティガになって対応してくれてたし。」

「なんかとんでもない事、聞いたんですけど・・・」

「うふふ♪アラン君はお姉ちゃんにとってお兄さんみたいな人ですから。お祖父ちゃんから一目置かれる程期待されてますし、文武両道で強いですし。」

(真理奈ちゃんも多次元物理学や魔導技術を心得てたけど・・・)

(戦闘に関してはとても強い感じではありませんでしたね・・・)

 

ミコトとセレナはアランと真理奈の評価を呟いていた。

アランに関してはミハルとまのんの話を聞く限りは頭脳も実力も高い方だった。

ドグーフ、ベムスター、ブラックキングの3体を相手にして勝った経験が大きかった。

一方の真理奈はルルイエでイビロンを倒した事に関して言えば、評価は悪い方ではなかった。

しかし、いつもはプリキュアや他のウルトラマンに助けられたりする場面が多く、複数体で戦う事を避けていた節もあり、苦戦の連続も相まって、一度負けた事がある為、実力は高くはなかった。

真理奈の事を悪く言うつもりはないが、実力はアランの方が上という事になる。

 

「でも、それがどうしてレンがウルトラマンと一緒に戦いたくないなんて思ったの?」

 

エクセルが気になるのはそこである。

彼の実力を考えてみれば、今のレンがウルトラマンを避ける理由が分からないし、共に戦った方がメリットが大きいはずなのだ。

 

「ドグラ・マグマとの戦いから2ヶ月後、ネイーブって奴が操ってる魔導怪獣が現れた。その時にアランは別の魔導怪獣と戦ったんだ。」

 

最初にミハルから口にした強敵について話した。

 

「魔導怪獣・・・」

「シメトリやヨハン、そしてまのんちゃんから聞いたウィークが操った怪獣と同じ・・・」

「他にもまだいたのね・・・」

 

エクセル、ミコト、セレナは魔導怪獣の事を覚えている。

サーゲイト国に現れたシメトリ、アーシア山に現れたヨハン、フランスに現れたウィーク、その3体はそれぞれ、斬鉄魔導怪獣・アルマージ、サイボーグ魔導怪獣・ドムズデ、死霊魔導怪獣・アンリミトを操り、ゼロ達の前に立ちはだかった魔人である。

ただ、その3体の魔人の目的は一切分かっていないのだ。

 

「アランがいない間、私達だけで戦うしかなかった。でも、まるで歯が立たなかったよ。そんな時にルカは最後の力を振り絞ってネイーブと相打ちしたんだ。それが原因でプリキュアに変身できなくなってしまった。アランが戻ってきたのはちょうどその時だったよ。アランと戦った怪獣は逃げられたって聞いてる。」

 

分かりやすく言うと、ティガとなったアランは別の魔導怪獣と戦っていたが、その魔導怪獣はレン達と分断させるための囮だった。

ネイーブが操る魔導怪獣の力は強力だと言うのもあるが、先程記されてあった通り、プリキュアの力では怪獣相手に太刀打ちできない。

ティガよりもプリキュアの方が倒しやすいと考えての分断作戦だったのだろう。

窮地に追いやられた時、ルカは最後の力を振り絞ってネイーブごと魔導怪獣を倒した。

しかし、その代償にルカはプリキュアに変身する力を失ってしまった。

アランが駆けつけた時には、既に戦いが終わっていた。

幸い命に別状はなかったが、イスラフィール学園でのアイドル生活を断念せざるを得ない状態になっていた。

 

「別にレンはアランの事を恨んでるわけじゃないんだ。でも、ネクサスやダイナを見て、ルカの事を思い出したのか、助けに行こうとしなかったんだ。」

「敵の作戦に乗せられていたとはいえ、アランさんがルカさんを助けられなかった事を、自分の事みたいに後悔していたんですね。」

「それでレンはウルトラマンの力に頼りたくないと思い始めたと?」

「あぁ・・・」

 

エクセル達はレンがウルトラマンとの協力に否定的になった理由を知り、認めたくはないが、納得してしまう。

 

「それで、アランさんとナユタさん達はどうなったんですか?」

「ユグドラシルを壊滅させた時にバラージ王国に来たけど、ライラさんとアリアさんしかいませんでしたけど・・・」

 

なぎさとほのかはアランとナユタ達の事を聞いてみた。

ユグドラシル事件の時、アランもナユタ達も見かけなかったから。

 

「アランはネイーブとの戦いの後、何も言わずにどこかへ行ってしまったんだ。ナユタ達も一度イスラフィール学園に戻ったけど、しばらく経った後にバラージ王国に行ったんだ。でもそれ以来、なんの連絡も入って来なかったから、私達も分からない。」

 

アランはネイーブとの戦いの後、行方不明になり、ナユタ達もバラージ王国に再び帰国して以来、行方不明になったと言う。

 

「ルカさんは?」

 

まのんもなぎさとほのかに続けて聞くように、ルカのその後を尋ねた。

 

「ルカはイスラフィール学園から退学した後、横浜に引っ越ししてアクセサリーショップで働いてるって聞いてる。ルカは幼い頃、両親が亡くなってたんだ。それからは施設暮らししてたけど、イスラフィール学園に入学してから生活に困らなくなったんだ。今じゃアイドル生命が終わって、アイドルとは縁のない世界で生きてるけどね。」

 

ルカはアイドル引退後、横浜に引っ越しし、そこでアクセサリーショップで働いているそうだ。

レンがウルトラマンとの協力に否定的になった理由を聞いたエクセル達は複雑な心境になる。




『G.F(ガーディアン・フォース)ショートドラマ』
第十五話 正義の盾

この話は妖精学校で起きた影水晶再事変の収束及びプリキュアパーティが終わった次の日の事・・・

?「マヤ。例の件、お願いしますね。」
?「それでは、お先に失礼いたします。」
?「えぇ。分かってるわ。」

茶髪のロングヘアーの女性と黒髪のショートヘアーの女性は銀髪のロングヘアーの少女と別れる。
その後すぐにシャンティとユミナが入ってきた。

ユミナ「おはようございます。」
シャンティ「おはよう。」
?「え?あ、おはよう。」

銀髪の少女は突然声を掛けられ、振り向いた瞬間、困惑しつつも挨拶を返す。

シャンティ「君は?」
?「あなた達とは初めて会うわね?私はマヤ。先日、G.Fに入隊したのよ。」
シャンティ「マヤ・・・あぁ!君がジャッキーが言ってた・・・初めまして、私はウォン・シャンティ。1ヶ月前にG.Fにスカウトされたんだ。」
ユミナ「同じく、ユミナ・アンクレイヴです。バッツさんやレナ王女を助けていただき、ありがとうございます。」

銀髪の少女は自らをマヤと名乗る。
彼女はトランプ王国の孤児院で育てられたが、ジコチューの襲撃により行方不明になった。
それから暫く経ち、プロトジコチューが消滅された後、デニーズの計らいにより、キュアイージスとなってユグドラシルの一員となった。
今では改心し、ルルイエでガタノゾーアとの戦いに協力してくれており、G.Fの一員として平和の為に戦ってくれている。

マヤ「ジャックさん達がいなかったら危ない所だったわ。あなたの先輩達には感謝してる。」
シャンティ「それはお互い様だよ。君がいなかったらレナ王女達が危なかった。」

シャンティは手を差し出すと、マヤも同様に手を差し出し、握手した。

マヤ「確か、シャンティとユミナは妖精学校に行ったんだって?」
シャンティ「うん。任務中にユミナからプリキュアパーティの事を聞いてね。羽休めという事で参加させて貰ったんだ。」
ユミナ「おかげでプリキュアオールスターズの皆さんに会う事ができました。」
マヤ「いい休暇を消化できたみたいね。」

プリキュアパーティの事で盛り上がるシャンティ達。

シャンティ「そういえば、新しく誕生したプリキュアも出会ったよ。スピカ、ネッシー、ランスロット、ナインテイル、コアトルっていうプリキュアに。」
マヤ「えぇ。真琴から連絡を受け取ったわ。とても頼りになる娘達だって。」

シャンティは妖精学校で開催されたプリキュアパーティでキュアスピカことエクセル・ロータス、キュアネッシーこと早乙女ミコト、キュアランスロットこと金城寺セレナ、キュアナインテイルことルナ・グウェン、キュアコアトルことラインハルト・ジェラルダインと会った事を話した。
それからは妖精学校での出来事を話題に弾んだ。
その後・・・

ユミナ「そういえば、マヤさん。先程誰かとお話してたそうでしたけど?」
マヤ「ライラとアリアの事ね?」

冒頭にマヤと話し合っていた茶髪のロングヘアーの女性と黒髪のショートヘアーの女性は、ライラとアリアの事だった。
二人はバラージ王国で召使いをやっていたが、ユグドラシルのリーダーであるデニーズ・ポーカーに拾われ、その一員となっていた。
今はユグドラシルが壊滅された事により、晴れて自由の身になった。

マヤ「ユグドラシルの残党が一斉検挙された事と私がG.Fに入った事をきっかけに、バラージ王国の再興を打診しに来たのよ。勿論引き受けたわ。」
ユミナ「そうだったんですか!?」
シャンティ「いい任務を引き受けたじゃないか!」

先程の話はバラージ王国再建の件だったのだ。
シャンティとユミナはそれを聞いて喜ぶべき案件だと弾んでいた。

マヤ「えぇ。これで私の罪を償う働きができるわ。ユグドラシルにいた頃はフェイスワールドのプリキュア達に迷惑をかけてたから。」

マヤは俯きながら言う。
マリー・アンジュ王女を蘇らせるためにフェイスワールドのプリキュア達が所持するプリカードを奪った。
マヤにとって、その行為は許される事じゃなかった。
バラージ王国の再興は彼女にとっての償いだと考えている。

シャンティ「そうか。君は確かユグドラシルで・・・」
マヤ「えぇ・・・でも、私はもう誓ったの。キュアイージスの力は大切な人を守る為に使うって。今度はもう間違えない。これが私なりのケジメだから。」
ユミナ「マヤさんならできますよ。アンジュ王女や真琴ちゃんだけじゃなく、多くの人達を守れる盾になれます。」
マヤ「ありがとう、ユミナ。」

ユミナにエールを貰ったマヤは笑顔になる。

マヤ「シャンティ、バラージ王国に訪れる前に相手をさせてくれないかしら?プリキュアに変身して。」
シャンティ「組手か・・・いいよ。任務の前の訓練としてやらせてもらうよ。」
マヤ「ありがとう。」

シャンティとマヤは訓練場へ行き、組手の相手をすることになった。
訓練場へ向かう二人を眺めたユミナは、そんな二人に微笑みかける。

~~~~~完~~~~~
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