ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》   作:JINISH

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オリキャラのプロフィールですが、ユグドラシル残党編が終わり次第、執筆したいと思います。
それから、この小説とは別にサイドストーリー的な小説も執筆しようかと検討しています。


歪みより現れし魔物

トランプ共和国に現れたマガバッサーとラゴラスとグランゴン。

3体の怪獣を相手にウルトラマンゼロが立ちはだかる。

キュアイージスやキラキラ☆プリキュアアラモード、なのは、ユーノ、トーマ、リリィの援護によって、ゼロは3体の怪獣を撃滅した。

次の日、半袖の学生服を身に纏う真理奈はベローネ学院校門前で待っていた。

 

「早乙女の奴、遅いなぁ。ここで待ち合わせだって言っといて遅刻するんじゃ世話ないでしょ・・・」

 

真理奈はつまらなさそうに校門を背凭れにして溜息を吐く。

 

「真理奈さ~ん!遅れてすみませ~ん!」

 

真理奈は声の主の方に振り向くと、ミコトが走って来た。

 

「ったく、言った本人が遅れてどうすんのよ?」

「すみません・・・バスが故障して、急いで走って来たので・・・」

 

ミコトは息を切らしながら真理奈に言い訳する。

真理奈はそんなミコトに溜息を吐くが、その直後にミコトの顔が赤いのを気付く。

 

「ん?早乙女、顔赤いわよ?」

「えっ!?う、ううん、なんでもないです。」

「?まぁ、いいや。とりあえず教室に急ぐわよ。もうすぐチャイム鳴るわ。」

「えぇ。」

 

真理奈とミコトは教室に走っていく。

 

(・・・あの事は直接本人に会って謝ろう・・・)

 

ミコトは今も恥じらう様子を表すが、真理奈に悟られていない分安心していることを他所に、誰に対してか申し訳ない気持ちを浮かべる。

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

「あ~、気まずい事になっちまったな・・・」

 

小泉公園でベンチに座り、頭を掻きながら気まずそうな口ぶりで言うシンがいた。

何故、そのようなことをしたのかと言うと・・・

 

~~~~~回想~~~~~

 

遡ること30分前、シンは小泉学園でランニングを終えた後、歩道橋の下で腕立て伏せを始めていた。

 

(ユグドラシルの件や、ルルイエでの戦い、これらの戦いは終わった・・・だが、空間の歪みから現れる怪獣達がいなくなったわけじゃねぇ・・・ユグドラシルでも闇の支配者でもない何かが俺達ウルトラ一族をプリキュアの世界に閉じ込め、別の世界にいたなのは達もこの世界に来た・・・その元凶は今もこの世界にいる・・・それに備えとかねぇとな・・・)

 

シンはこの世界で起きた2つの事件を振り返りつつ、空間の歪みの元凶の事も頭に入れる。

彼の言う通り、全てが終わったわけではない。

ウルトラ戦士や魔導師のなのは達を巻き込んだ空間の歪み、怪獣頻出、真理奈の祖父・新光太郎がいたパリの研究所上空に現れた謎の生命体等、未だ解決していない出来事があったのだ。

シンは再び怪獣が現れた時に備え、日々トレーニングをしていた。

 

「ハァ、ハァ!大事な登校日にエンジントラブルなんて!急がないと!」

 

シンがいる歩道橋の下とは反対方向から走っていく少女・早乙女ミコトは登校中にバスが故障してしまい、本来はベローネ学院付近のバス停に降りるはずだったが、先述の為、途中で降りて大急ぎで走っていくしかなかったのだ。

 

「一々階段から下りるのは時間がかかる!人前で見られるのは気まずいけど、飛び下りるしかない!」

 

ミコトは歩道橋のポールを手に置き、そのままジャンプした。

普通なら歩道橋から飛び下りるなんて、特撮物のヒーローのような行為は絶対しないだろう。

ミコトは見事に着地するが・・・

 

「うおっ!?」

「へっ!?えっ!?キャアァッ!!?」

 

ミコトは男の声が聞こえ、後ろに振り向くと、自分のスカートが誰かをかぶせている状態になっているのに気付き、すぐに離れた後、スカートの後ろを抑え、声がした方に振り向く。

ミコトが聞こえた男の声の主はシンだった。

ミコトは歩道橋から飛び下りた後の状況を整理した後、顔が真っ赤になる。

 

「う、あ、えっと、そ、その・・・ご、ごめんなさ~い!(////)」

 

ミコトは目の前の男にスカートの中を見られたパニックで口がパクパク動かすが、すぐに謝って即座に去って行った。

 

「あ!ちょっ!おい!」

 

シンはミコトを止めようとしたが、起き上がった時にはすでに遠くへ行ってしまった。

 

「・・・行っちまった・・・」

 

シンは追う事もせず、ただ呆然と立ち尽くしていただけだった。

 

~~~~~回想終了~~~~~

 

と、言う事である。

 

「びっくりしたな・・・腕立てしてる時に目の前に・・・とと、イケねぇ、イケねぇ・・・!」

 

シンは歩道橋下で起きた出来事を思い出すが、すぐに頭を振って忘れることにする。

 

「それにしても、あいつの足音を聞くと、歩道橋から飛び下りたんだよな?だとすると、あいつはこっちの世界の人間じゃなく、妖精の世界の奴なんだな・・・」

 

シンはミコトが歩道橋から飛び下りた事を考え、ミコトは人間界の住人ではなく、妖精の世界の住人ではないかと推測する。

 

 

 

 

 

 

一方、ベローネ学院中等部2年桃組の教室で真理奈とミコトを含む生徒は今日までの夏休みの宿題を提出を終える。

昼頃、下校の準備をした真理奈は、ミコトに体育館に来るように言われた為、体育館の裏に歩いて行った。

そこで真理奈はミコトと対面する。

 

「早乙女、どうしたのよ、こんなところまで呼び出しといて?」

「突然すみません。最近怪獣が現れてから連絡もなかったので、心配してたんですよ。まのんちゃんからメールで教えてくれました。」

 

ミコトは真理奈を体育館の裏に呼んだ訳を聞く。

 

「あ~、成程?確かにあれは大変だったわね。フィールドワークに出かけた時はダメかと思ったよ。ニュースで出てきた巨人が怪獣をやっつけてくれたわけだけど・・・」

「とにかく無事でよかったです。」

「それはそれでいいんだけどさ、まのんのメールの事だけど、どこまで知ったの?」

 

真理奈は逆にミコトにまのんのメールについて問う。

 

「まのんちゃんがプリキュアになった事や、ウルトラマンと言う巨人の事、ユグドラシルの事くらいです。」

「ほぼ全部ってわけね。(高町達の事は伝えていないか・・・)」

 

真理奈はミコトから、まのんからのメールの内容を聞き、なのは達の事は教えていないことに気付く。

 

「まぁ、私の事は大丈夫よ。現にピンピンしてるし。そう言うアンタこそ、夏休みだけあって珈琲店の手伝い大変だったでしょ?」

「真理奈さんの紹介で借りさせて頂いた下宿ですから・・・」

 

ミコトは真理奈に夏休み中の珈琲店の手伝いの事を聞かれ、苦笑いする。

 

「さて、とっとと学校から出て、昼飯済んだら、プロノーン・カラモスに直行よ。」

「ダニエルさんに用事ですか?」

「えぇ。来月には大事な予定があってね。それを伝えに行くのよ。じゃあね。」

 

真理奈はミコトに別れを告げ、先に下校する。

 

「真理奈さんも忙しいわね・・・」

 

ミコトは走っていく真理奈の姿に苦笑いする。

 

「私も行かないとね。あの時は混乱してたから、ちゃんと謝らないと・・・」

 

ミコトはベローネ学院に来る前、シンと会った時の事を思い出し、頬を赤らめつつ、カバンを拾い上げて下校する。

 

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

「・・・リンディさんにも騎士カリムにも繋がらない・・・八神指令にもなのはさんにも・・・どうなってんのよ・・・!」

 

すこやか市のビルの上でなのは達と連絡を取るエクセル。

しかし、誰にも連絡が来なかった。

 

「この世界が管理外世界の地球なら、海鳴市のマップデータを調べて転送装置の所へ行けるんだけど、そのマップデータが出ない・・・行く当てないじゃない・・・」

 

エクセルは今の状況に頭を抱える。

 

「私の知ってる地球じゃないのかな・・・?」

『そのようですね。前にヴィヴィオが地球にお連れした時、すこやか市という町はありませんでした。』

 

エクセルはブレイブハートの補足もあって、エクセルの知る地球ではない事を気付く。

これからどうするか、エクセルは思い悩んだその時、彼女の周囲に空間の歪みが生じる。

 

「これって!?」

『先日起きた現象のです。』

 

エクセルは空間の歪みを見て身構える。

 

「オシマイダー!」

「ノットリガー!」

「メガビョーゲン!」

 

空間の歪みから社員証らしき物が付いている扇風機の怪物、額にNの字が入っている魔女らしき怪物、サソリのような尻尾が生えている蛾のような怪物が現れる。

まず社員証付きの怪物はオシマイダーである。

未来から来た会社・クライアス社の社員が使役する怪物である。

その上、更に進化した怪物モウオシマイダーも存在する。

次に額にNの字が入っている怪物はノットリガーである。

全宇宙の支配を目論むノットレイダーの科学者・アイワーンが操る怪物である。

ダークペンによって生み出され、その力でカッパード、テンジョウを入れた3人を素体にしたノットリガーを生み出したことがある。

最後にサソリのような尻尾が生えている怪物はメガビョーゲンである。

地球を蝕むことを目的にビョーゲンズが生み出した怪物である。

そのメガビョーゲンが十分育つと種が生まれ、ビョーゲンズの幹部であるテラビョーゲンを生み出すことができる。

 

「な、なんなの!?」

『正体不明。解析不能。』

「とにかく、こんなのが町中に暴れまわったら大変。ブレイブハート、封絶結界を!」

『了解。』

 

エクセルはブレイブハートに封絶結界を展開するように命令する。

ブレイブハートはエクセルの命令通り、封絶結界を発動するが、発動した瞬間、展開中の結界が掻き消された。

 

「えっ!?結界が展開できない!?」

『正体不明の干渉エネルギーが結界の展開を阻んでいるようです。』

「嘘でしょ!?」

 

ブレイブハートの解釈に動揺を隠せないエクセル。

扇風機オシマイダーと魔女ノットリガーと蛾メガビョーゲンはエクセルを同時に攻撃を仕掛ける。

エクセルは3体の怪物の攻撃を避ける。

 

「仕方ない!ブレイブハート!セーットアーップ!」

 

エクセルはブレイブハートに手を伸ばす。

ブレイブハートは光を発し、その光をエクセルに纏わせる。

その光からなのはのバリアジャケットをピンク色にカラーリングしたジャケットにオーバースカートの下にスパッツの履いた姿になったエクセルが現れる。

エクセルの手には先端に星の形をした機械作りの装置になっている杖を所持している。

 

「封絶結界が使えない以上、一気に決めるしかないわね!」

『スプリングサークル。』

 

扇風機オシマイダーと魔女ノットリガーと蛾メガビョーゲンの真下に青い魔法陣が展開され、その途端にトランポリンのように空中に弾かれる。

 

『ディバインバスター。』

 

エクセルは杖先を3体の怪物に向け、青いエネルギー砲を放つ。

蛾メガビョーゲンは鱗粉をばら撒き、エクセルのディバインバスターを乱反射してしまう。

 

「ま、マジ?」

 

エクセルは自分のディバインバスターが防がれたことにショックを受ける。

だが、そんな場合ではなかった。

魔女ノットリガーは魔法の杖でエクセルの周囲にシャボン玉が形成され、捕まってしまう。

扇風機オシマイダーは両腕のプロペラで強風を出す。

よってエクセルはシャボン玉ごと吹き飛ばされ、すこやか山に落下する。

 

「面倒な怪物たちね・・・過去のデータにあったジュエルシードの異相体とは違うわ・・・」

 

吹き飛ばされた際に木の枝に引っかかるエクセル。

エクセルは立て直すように木の枝から離れ、空中浮遊する。

すでに目先にはオシマイダー達が迫ってきている。

エクセルはオシマイダー達に対し、身構える。

扇風機オシマイダーは両腕のプロペラを回し、強風を出す。

 

「フワ~っ!」

 

エクセルは突然の叫び声に反応するが、エクセルの背後にワープホールが現れ、そこに吸い込まれる。

オシマイダー達は突然の出来事に驚き、周囲を見渡す。

 

「大丈夫ルン?」

 

オシマイダー達は声がした方に振り向くと、エクセルと14人の少女とぬいぐるみサイズの生き物がいるのに気付く。

 

「いろいろ聞きたいことあるけど、今は後にするニャン。」

(ルン?ニャン?なんなの、この子達?)

 

エクセルは触角のようなコードを持つ少女と猫の耳と尻尾を持つ少女の語尾に困惑し、周囲の14人の少女に目を見張る。

 

「みんな、行くよ!」

 

14人の少女はそれぞれの変身アイテムを構える。

この時、エクセルは知ることになる。

この世界を守り続けている伝説の戦士の姿を。




次回はあの3組のプリキュアがお披露目します。
あと、歩道橋の件ですが、出身地の問題で小泉学園のモデルである大泉学園の地理詳しくないので、私の想像です。(本当はフェンスにしたかったんですが・・・(汗))
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