フリーザの横で、ザーボンのスカウターに表示されていたドドリアの戦闘力が消滅した。
「フリーザ様、ドドリアがやられたようです」
「ベジータですか? 放っておきなさい」
「それが……」
「なんですか? 言いなさい」
「はい。ベジータは超サイヤ人を味方につけたようです」
「超サイヤ人ですか。そんな都市伝説、私は信じませんがね」
「しかし、警戒は必要かと」
「ザーボンさん」
「はい?」
「ドドリアさんの仇を取るんです」
「仇、ですか?」
「ええ。せめてもの手向けと思いましてね」
「わかりました」
ザーボンはドラゴンボールを置き、キャルロットたちのいるところへ移動した。
「来ると思っていたよ、ザーボン」
「ふん。サイヤ人
「貴様もドドリアと同じ道を辿らせてやろう」
「威勢だけはいいんだな、ベジータ」
「ふん。威勢だけではないところを見せてやる」
キャルロットはブルマたちのいる洞窟へと気を探りながら目指す。
一方、悟飯とクリリンは接近してくるキャルロットの気を察知していた。
「この気は……?」
「悟空のに似てるな」
その気の持ち主が姿を現す。
「サイヤ人の女だ!」
身構える二人。
「待って。戦意はないわ」
姿勢を正す二人。
「あなたたちに折り入ってお願いがあるんだ。ドラゴンボール探しを手伝ってくれないかしら?」
「だ、誰がお前らなんかに!」
「クリリンさん、この人そんなに悪い人じゃないです。僕にはわかるんです」
「だけどよ……」
遠くで、ザーボンの気が消滅した。
「クリリンさん、大きな気が一つ消えましたよ」
「きっとベジータがやったんだわ」
「ベジータが来てるのか!?」
「フリーザってのを追ってね」
「フリーザって……」
悟飯とクリリンがそれぞれ乗り物に乗った異星人を思い浮かべた。
「あいつがフリーザなのか?」
「だとしても僕たちには足元にも及びませんよ。だったらまだドラゴンボールを回収していた方がいいんじゃないですか?」
「だな。俺、ブルマさんからレーダー借りてくるよ」
クリリンは洞窟へと入っていった。
「ねえ、お姉さん」
「うん?」
「お姉さん、少しお父さんに似てる気がします」
「妹だしね」
「え? じゃあ僕は甥っ子か」
クリリンが戻ってくる。
「レーダー借りてきたぞ」
ドラゴンレーダーをチェックするクリリン。
「あっち……は?」
「あっちはあいつらがいた場所じゃないですか?」
「そ、そうだった! つーことは、このまとまってるのはあとでどうにかして回収しよう。今はあっちだ」
三人はレーダーが表示する場所へ移動した。
三手にわかれてドラゴンボールを探す。
「あった!」
キャルロットがドラゴンボールを見つけた。
「あと四つ」
三人は次の場所へ向かい、五つのドラゴンボールを全て見つけ出した。
そこへ、ベジータがやってくる。
「あ、ベジータ。ちょうど五つ集まったところだよ。あと二つはたぶんフリーザのところにあるかも」
「ではその五つもフリーザ様に献上させてもらおう」
「……?」
違和感を覚えるキャルロット。
「隊長!」
そこへ白髪を生やした赤い体の男、ジースが現れる。
更に続々とギニュー特戦隊のメンバーが集まってくる。
「お前、ベジータじゃないね」
「その通り! 俺様は、ギニュー特戦隊隊長のギニュー様だ! ベジータの体は俺様がいただいた!」
そこへ、二本の角が生えた紫色の男がボロボロの姿で現れる。
「ギニュー……返せ……!」
「ベジータなの!?」
「ああ、この俺がベジータだ」
キャルロットはベジータの姿をしたギニューを見る。
「俺様はドラゴンボールを持っていく。お前たちはこいつらの相手をしていろ!」
ギニューは超能力でドラゴンボールを自分の周りに浮かせ、フリーザの宇宙船へと運搬する。
残った特戦隊のメンバーが、キャルロットと戦闘を始めた。