会長が少ししか出てこなーい!
おかすぃぃいいいい!
と言ったところでどうぞぉぉおお!
今の君は何がしたいんだ?
(トップの方々と麻雀をしてから数日後のある放課後。)トップ人に方々と麻雀をしてから数日後のある放課後。
現在、生徒会室では授業参観のことで会議していた。
俺、匙元士郎も生徒会書記として会議に重要な事柄をホワイトボードに書いていく。
会議は順調に進み結果として明日より、全校生徒を上げ校内の大掛かりな清掃を行う事になった。
会長曰く「学び舎が綺麗にならないと生徒たちも映えませんからね」だそうです。
そして生徒会では花壇に新しい花を植えるという事になった。
学校の内側だけでなく外側も綺麗に美しくするという事らしい。
ホワイトボードにそれらの事柄を簡潔にまとめ書いていく。
それを最近、会長の新しい眷族になった俺の初めての後輩、仁村がホワイトボードとノートを交互にみなながら書き写しいく。
仁村は最近、生徒会に入った俺の後輩だ。
1年の学校生活面でも俺は先輩で専門用語で言う悪魔にしてもあいつは後輩で俺は先輩と言う立ち位置だ。
初めてできた後輩と言う事もあり何だかんだでいろいろ遠まわしにフォローしてやったりしている。
会長がパイプいすから立ち上がりメガネを押し上げて宣言する。
「以上です。では解散」
と言うと生徒会のみなさんは伸びをしたりカバンにノートやシャープペンシルを筆箱に納めたりしている。
俺はクリーナーでホワイトボードに書かれている文章を消して行く。
すると会長がメガネを押しあげながら俺に言う。
「サジ。あなたはこれから用事はありますか?」
「・・・いえ、ありませんが? なにか?」
「わかりました。では、生徒会室の後片付けを終え次第。私と共に来て下さい」
淡々と告げられる言葉を俺は頷くことで反応していた。
///
生徒会室を会長とともに出る。
そして会長の背中を追う。
その背中を追う途中に様々な事を考えていた。
以前、三大勢力のトップ人と麻雀をしたときに天使長が言っていた一言。
『我々は和平を結ぶ為にこの地にやって来たのですよ』
・・・この言葉がなかなか頭から離れない。
和平。言葉で言うのは簡単だ。しかしそれを実現できたものなどこの世にはいない。
聖書の神ですら無理だったことだ。
人と人とのエゴが干渉しあい争いを生む。
それを歴史が証明している。歴史とは殺戮の積み重ねで成り立っている。
その殺戮の積み重ねを取り払うことが出来るのだろうか?
悪魔、天使、堕天使がお互いに手を取りあったのは一度だけ。
しかもその手を取りあった内容はお互いの利益を護るための物であって本心ではない。
一介の悪魔が過ぎたことを考えすぎたか・・・?
いや、そうじゃない。違う。
考えすぎじゃない。俺は別に何も・・・。俺は匙元士郎であって匙元士郎ではない。
それなのに、なぜここまで考える必要がある?
本当の俺にとってはどうでもいい事なのに・・・。
「―――――――ジ。サジ。着きましたよ」
会長に話しかけられるまでどうやら自分の世界に入り込んでしまったようだ。
・・・昔からの悪い癖だ。治そうとしても治らない。
視点を現実にもどすと目の前にはkeepout!と書かれたテープが張り巡らされている。
「・・・これは?」
俺に似あわず思考が追い付かない。
会長はため息交じりに言う。
「リアスのもう一人の
・・・・ふぅ。厄介だ。
「話には聞いていましたよ。その僧侶は危険な神器を所有しているがリアス先輩では扱いきれないと上層部から判断されここに封印されている。と」
「リアスは木場くんと兵藤くんと禁手に至らせたことを上役に評価され、僧侶の封印を解除されることを許されたのですが・・・・」
会長が扉に近付く――――
『いやぁぁぁぁぁああああああ!』
バジッ! 扉から電流が走り反射的に会長はドアノブから手を離す。
嗚呼、面倒なことになってきた。おそらく、これは扉事態に安易な結界が張ってある。
・・・そこまでして接触を嫌がるか? 何らかのトラウマを抱えているのだろう。そうでなければああはしない。
「こういうのは王であるリアス先輩の仕事では?」
目を細め会長を見る。
それを見た会長は再びため息を漏らす。
「・・・リアス達では無理だったんですよ。いくら話しかけても此方に応じない。では人員を変えてみて様子を見ることになったのですよ」
「・・・それで俺がこの中にいる僧侶を説得しろ。と?」
「そういう事です」
メガネを押し上げて言う会長。
説得。俺は憑依するまで幾度となく様々な問題を論破してきた。俺にかかれば他愛もないことだが・・・
「俺でもひきこもりを説得するのは初めてですよ? 失敗しても責任は取りません。失敗したときはリアス先輩の評価が下がるだけ。と思って話しあってみますよ」
「サジ、一言余計です」
やることを決意する俺に会長の言葉が突き刺さる。
事実を言っただけだがやはり古くからの親友を悪く言われるのは眷族であっても指摘するか。
それだけ会長はリアス先輩のことを思っているんだろう。
「会長。出来ればひきこもりのヴァンパイアとマンツーマンで対話させて頂けませんか?」
「・・・いいでしょう。では終わり次第、連絡をお願いします」
「了解しました」
俺の反応を確かめた会長を踵を返しこの場を後にした。
・・・さて。まずは外堀から埋めていくか。
壁に背中を預けて語りかける。
「・・・聞こえているなら答えてほしい。君は一体何がしたいんだ?」
・・・・・反応は無い。
当然か。
「俺は君がどんな半生を生きていたかなんて知らない。それに君がどんないきさつでリアス先輩の眷族になったのかも知らない。君も俺が誰なのか知らない。君は俺の事を知らない――――――」
・・・・・・・・反応は無い。
かなり堀は深いな。そう簡単には埋めれそうにない。
「・・・それじゃあ、1つ。昔話をしようか。聴くか聴かないは君しだいだ」
『・・・・・』
反応あり。最後の部分で興味をそそる発言がよかったな。
「むかしむかし。あるところに、天才少年が居た。少年は幼い時から周りから『天才だ!』『鬼才だ!』と煽られていた。天才。ただそれだけの事で様々な所で担ぎあげられる。少年は逃げた。何から逃げたか? 学問から。そしてある一つの答えに辿り着いた。武術。少年は思った。(勉強ではなく、スポーツか武術系統なら普通なはず、と。)勉強がスポーツが天才ならせめて武術系統なら普通なはず。と。しかし、現実はそうはいかなかった。少年は武術を始めてから2カ月で日本徒手格闘の部で4位と言う功績を残してしまった。その頃からだ。周りの人たちの態度は一変した。まるで腫れ物を扱うかのように接する。誰も寄りつこうとしない。そして学校では変なうわさが絶えなかった。あいつはサイボーグなのでは? とか実は宇宙人じゃないのか? などの噂はとどまることを知らなかった」
話しを一区切りする。
相手の反応をうかがう。
『・・・それでどうなったんですか?』
どうやら聴いていたようだ。
「聴きたいか? 話の続き」
『・・・・』
正直に言えないようだな。
「少年は何もしたくなかった。ペーパーテストを受ければ当たり前のトップ。スポーツをやれば安定のトップと。少年は生きるための気力を失った。そして少年は眠る前にこうつぶやくのだった『ああ。普通に生きていたい』と」
俺は最後の言葉を言いきると扉に触れる。
結界は・・・解かれている。
「もう一度君に問う。君は一体何がしたいんだ?」
『・・・・・・』
何も言わない。
この場に居ても埒が明かないと判断した俺は瞑目してこの場を後にする。
泣きたい。いろんな意味で。
部活、しんどい。休み、もう少し増やそうよ!
と言うリアルへの愚痴です。
と言った所で次回!
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