匙元士郎に憑依したから色々頑張るお話   作:妖叨+

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無駄に匙くんの挿絵を描くからこうなるんだ!


と言っても、まだ途中ですけどね……。


では、どうぞ!


5  公開処刑、再び

ついに来てしまった。

俺が最も嫌う学校行事。

 

 

 

 

 

 

 

 

授業参観(こうかいしょけい)が。

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故、俺が授業参観を公開処刑と言うか。それには山より高く海より深い訳があった……。

それは俺が中学の時に起こった事件だ。

その時の授業参観に指定された教科が……美術だった。

しかも自画像でもなく石工でもなく水墨画でもなかった。

その授業内容は……自分で思い描いた世界を描こう。だった。

俺は顔には出さず心の中で唸っていた。

何を描けばいいのだと。

結果として出来たのがこれだ。

 

 

 

 

なんとも言えない出来に俺は落胆した。

自分には画力が無いのだと。

(そしてその描かれた絵は保護者とクラスメイトに晒された。)そしてその描かれた絵は保護者とクラスメイトの晒された。

なんとも言えない羞恥心が俺を襲った。

それ以降。俺は授業参観の事を公開処刑と呼ぶようになったのであった。

そして、俺達のクラスの授業参観もまた……美術だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

 

「さーて。んじゃあ! レットトライ!」

 

先生の掛け声とともに俺以外の生徒が筆を取りキャンパスに自分の世界を膨らませていた。

まさか、ここに来ても前世と同じことをすることになるとは・・・!

俺は苦渋に顔をゆがませる。

どうする……。

またあの絵を描くか? いや、さすがに同じことをするのは愚の骨頂。

やるなら……やるしかない。

自分に無い画力を信じて筆を走らせる。

俺の描くのは……我が主。ソーナ・シトリーさまだ。

いつも隣で見てきた。あの人の表情を。いつもは淡々としているがたまに見せる笑顔などを、俺は知ってる。

その笑顔を…描くんだ。

俺流に。

俺は無我夢中で筆を走らせた。

 

 

そしたら………

 

 

 

 

(自分が描いたのかすら疑う程のクオリティに自分で引いている。)自分が描いたのかすら疑う程ののクオリティに自分で引いている。

キャンパスに描かれているのは静かな微笑を浮かべる会長が居た。

不意に隣を見るとにゼノヴィアが衝撃的な表情を浮かべる。

 

「こ、これは……! さ、匙! お前、レオナルド・ダビンチの再来ではないのか!?」

 

一番あり得ない言葉が美術室に木霊した。

すると一斉に野次馬が俺の席に群がる。

 

「う、うまい!」

 

ま、まぁな。

 

「ありえん! 成績は首席で運動神経抜群でおまけに美術センスありだと!?」

 

……今回限りだと俺は思うがな。

 

「お前、実はサイボーグだろ!?」

 

サイボーグじゃなくて悪魔だけどな。

と心の中で返答しながら苦笑い浮かべるしかなかった。

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

(現在、俺はリアス先輩の兄であり超越者の一人であらせられる魔王。サーぜクス•ルシファー様と現グレモリー家の当主。グレモリー卿にこの駒王学園の案内をしている。)現在、俺はリアス先輩の兄であり超越者の一人であらせらる魔王。サーぜクス•ルシファー様と現グレモリー家の当主。グレモリー卿にこの駒王学園の案内をしている。

俺なりにまとめたコースを回り、質問があれば丁寧に答える。これを繰り返していると廊下のど真ん中でカシャカシャとシャッターをきって何かを撮影して居た。

こんな廊下のど真ん中で撮影か…。なにをしてるんだ?

その前に、この人だかりをどうにかしないとお二人を案内できない。

 

「少々、お時間をいただけますか? 少し生徒会の仕事をしますので……10秒で戻りますので」

 

と言うとお二人は頷き「行ってきなさい」とのお言葉を頂いた。

お二人の了承を得た俺は人だかりの中に乱入する。

 

「君たち、一体なんのつもりかな?今日は公開授業と言うことを承知の上でしているんだな」

 

するとカメラを持った生徒たちは一斉に

 

 

 

 

『『『『帰れ! このサイボーグが!!』』』』

 

 

 

 

と叫んだ。

その対応に俺が出した答えは……

 

 

ポキポキと指の骨を鳴らしながら笑みを浮かべること。

するとカメラを持った生徒たちの顔が一気に青ざめ速攻に立ち去って行った。

さて、最後は……廊下が写真撮影会と化した元凶。

「キャハッ♡」と笑みを浮かべる女性に一瞬、あっけにとられる。

これは……なんだ?

ゴシックロリータだったか? なんだったか忘れたがよくわからんアニメのなんかだと思うが。

そのコスプレをしてる女性に物申す。

 

「そんな格好で学校に来ないで頂きたい。ここは生徒たちが集う神聖な学び舎ですから。その場に見合った衣装を着用して下さい」

 

と注意を促すが

 

「えー。これが私のこの場に見合った衣装なんだもん☆」

 

と可愛らしいポーズを取る女性。

流石にこれ以上の注意は無駄と判断した俺は言ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「イイ年した保護者がどこぞのアニメキャラのコスプレは流石にきついですね」

 

 

 

 

 

と真顔で言った。

するとこの場に居合わせたグレモリー先輩とルシファー様、グレモリー卿が驚愕の表情を浮かべる。

……なにか、悪いこといいましたか?

と言いかけたその場タイミングで

 

「何事ですか? 問題は簡潔に解決しなさいといつも言ってーーーーーー」

 

会長が登場したと同時に硬直した。

あの厳格な会長があんなになるなんて……。

この人は一体ーーーーー。

 

 

 

 

 

 

 

「ソーたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

涙目で会長に抱きつく女性。

 

「お、お姉さま!? あれほどこの服装では来ないで下さいと言ったのにーーー!」

 

 

……お、お姉さま?

確か、会長のお姉さまはーーーーー

 

 

 

 

魔王だったよな?

 

 

 

 

「ソーたん! わ、私のこの格好。全ッ然きつく無いよね!?」

 

と返答に困る会長に問う魔王様にすかさず俺はその場で片膝をつき謝罪の言葉を取り繕う。

 

「ま、誠に申し訳ありませんでした! あなた様が我らが一生、お使えする魔王。レヴィアタン様とは梅雨知らず、先程のご無礼をお許しください!」

 

少々時代がかったセリフだがこの場合、なんでもいい。

言葉を取り繕うんだ。

 

「先程の言葉は一介の下級悪魔のヤジではありますが、決して貴女様を侮辱してはございません!」

 

額から汗が流れる。

嗚呼、もし時間が遡るなら10秒前の俺を殴り倒してでも先程の言動を止めたいと切に思う。

 

「むぅ〜。ソーたんの眷属だから特別に許してあげるね! イェイ♡」

 

「ありがたき幸せ。このご恩。我から4代続いても忘れせん!」

 

少し、時代掛かりすぎたかもしれないが、実質、魔王様を侮辱してもしまったのだ。然るべき処罰が降りなかったのだ。まさに破格の待遇だ。

 

「先程の恩返しと言ってはなんですが、レヴィアタンさま。これから御用事が無いようでしたら私めが我が主。ソーナ・シトリー様が生徒会長をしておられるこの学園のご案内をしますが、如何されましょうか?」

 

と言うと暫く悩んだのちに元気よく手を上げて「行く!」

と仰られた。

 

「では改めて、ようこそ。我らが魔王様。私めが学園内をご案内させて頂きます。ソーナ・シトリー様の兵士。匙元士郎が務めさせて頂きます。よろしくお願い致します」

 

と拍手が送られ暫くした後に再び学園内を案内するのであった。




…ダメだ。匙くんがぶれてきてる。
流石に修正していかなくては……。

と言ったところで次回! 6 不滅の剣は戻ってきた

ご期待下さい!

*グレモリーの騎士アンケート、もうすぐ〆切ます。本来なら20:00に投稿予定でしたが時間があれなので〆切を明日の日付変更までとします。
みなさんの応募、お待ちしております。

感想、評価などお待ちしております。
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