匙元士郎に憑依したから色々頑張るお話   作:妖叨+

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……ダメだ。ゼノヴィアさんが、ゼノヴィアさんがあぁぁぁぁぁぁぁ!

と言ったところで本編どうぞ!


6 不滅の剣再び

「……なぁ、匙」

 

「なんだ? ゼノヴィア」

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪魔はこのような神聖感あふれる場所に足を踏み入れてもいいのか?」

 

 

 

 

 

 

読者のみなさん。すいません。状況を説明しますと俺とゼノヴィアは会長から『あなた達2人、この場所に行きなさい」と言われ指定された場所がまさか神社だったからだ。

現在は石畳を登り切り鳥居の前に居る。

ちなみに真中はちゃんとスペースを開けてある。何故ならそこは神様の通り道だから……と言っても聖書の神はいない。

多分、八百万ノ神(やおよろずのかみ)あたりか? 通るとしたら。

 

「大丈夫ですよ。ここの神社は先代の神主がお亡くなりになり、荒廃していたものをある取引で悪魔でも入れるようにしたものですので大丈夫ですわ」

 

と鳥居を挟んでまん前に巫女服の姫島先輩がいた。

……神出鬼没とはまさにこのことだ。

 

「らしいぞ。ゼノヴィア」

 

と朱色に塗られた鳥居を改めて見上げる。

キレイなもんだな。荒廃していたとは思えないな。

ゼノヴィアが俺の反応をうかがってきたので俺はそのまま鳥居をくぐると次いでゼノヴィアも鳥居をくぐった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

 

 

神社の本殿もつい最近できたかのように綺麗に整っている。

(するとゼノヴィアが口を開く。)するとゼノヴィアゼノヴィアが口を開く。

 

「姫島先輩。私に会いたいと言う人は一体……」

 

先輩はニコニコしながら「あててごらん?」と言うのでそこはゼノヴィアに変わって言ってやった。

 

「多分、さっきから俺らの事を見てる人だと思うぞ? ねぇ、天使長さま?」

 

視線を向けた先に背中に12枚もの金色の翼をはやした青年が立っていた。

 

「お久しぶりです。えーっと……匙くん? でしたね?」

 

「はい。その通りです。そしてお久しぶりです。天使長さま」

 

と片膝をついてあいさつすると天使長さまはにこやかに笑い。

 

「そんなに固くしなくていいですよ。以前のことで何かと親しくなったじゃありませんか」

 

「さ、匙……この話についていけないのは私だけか?」

 

ゼノヴィアはカチンコッチンに固まった状態で頭にカチコチの疑問符を浮かべている。

姫島先輩も同様に首をかしげている。

言えるわけありませんよね? 

何故なら我らが魔王様と堕天使の総督様、天界の天使長さまと麻雀卓囲んで麻雀してたなんて……言えるわけがない。

言える奴がいたら相当の馬鹿か勇者だな。

 

「ゼノヴィアも固くならなくていいですよ? 今回はあなたに用があるのですから」

 

「ワ、ワタシデスカ?」

 

駄目だ。ゼノヴィアの奴。もはやロボット状態だ。

緊張しすぎだろ。いくら何でも…。

俺は仕方なしに(本当に仕方なしに)ゼノヴィアの肩を掴み揺さぶる。

 

「はぁ~……」

 

ぷしゅーと頭から煙を上げるゼノヴィア。

……手遅れか。いろんな意味で。

それを見た天使長さまも苦笑いだった。

 

「そ、そろそろ本殿へまいりましょうか」

 

先輩も苦笑いだった。

……ゼノヴィア。もう少ししっかりしてくれ。お前はシトリー眷族の騎士(ナイト)なんだからさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本殿に入ると天使長さまが口を開いた。

 

「まずはあなたにお礼をさせて下さい。先日のコカビエルの件で天界側(こちらがわ)の戦士。ゼノヴィアと紫藤イリナを救出してくれたことを心から感謝します」

 

そう言って深く頭を下げる天使長さま。

 

「頭を上げて下さいよ。俺は俺のメリットがあってしたことですから」

 

「しかし、報告書にはあなたは……」

 

「良いんですよ。気分が変わっただけですから……別にあいつらを心配したわけではありませんから」

 

 

 

 

 

 

「「「(分かりやすい……)」」」

 

 

 

 

 

 

「と、本題へ入りましょう。私がゼノヴィアを呼んだのはあなたにこれを渡したかったからです」

 

そう言うと手をかざし魔法陣を展開する。

すると魔法陣の中から攻撃的なオーラを発する一振りの大剣が姿を現した。

ぞくり! 背中に冷や汗が走る。

この剣から発せられるものは聖なるオーラは間違いなくあのエクスカリバーと同等かそれ以上のものだ。

こんなもを……何故?

と思い右隣にいるゼノヴィアを見ると……。

 

 

 

 

 

 

 

目から涙を流していた。

 

 

 

 

 

 

「み、ミカエル様。こ、これは……」

 

ゼノヴィアが酷く狼狽しながら天使長さまに尋ねると天使長さまは満面の笑みでこたえる。

 

「あなたの相棒。《デュランダル》ですよ」

 

ッ! デュランダル!?

不滅の剣と称されたあの伝説の剣が……!?

さっきの天使長さまの物言いだとかなり前からゼノヴィアはデュランダルを所有してきたんだな。

 

「ヴァチカンからあなたを追放してからこの子の担い手はいませんでした。そのへんで言うとあなたを追放したことをとても心苦しいかったです。それに、元を正せば私が不甲斐なかったからです。私が不甲斐ないばかりにコカビエルにエクスカリバーを奪われあなたを悪魔にしてしまった……本当にすいませんでした」

 

天使長さまは再び深々と頭を下げる。

 

「……いいんです。ミカエルさま」

 

涙をぬぐいながら言うゼノヴィア。

 

「私は堕ちた身ですが、今の主にも今の仲間にも満足しています。未練はありません。なので頭を上げて下さい」

 

ゼノヴィアがそう言うと天使長さまはゆっくりと頭を上げる。

 

「このデュランダルは私からの贈り物です。今後ともこの子をよろしくお願いできますか?」

 

そう言ってゼノヴィアに荒々しい聖なる波動を漂わせる聖剣を渡す。

 

「……はい!」

 

力強く返事をしたゼノヴィアがデュランダル受け取る瞬間。

荒々しい聖剣の波動が消えた。完全に。

俺でも持てるのではないか? と思えるほど完全にあの荒々しいオーラがきえ

それを見たゼノヴィアは驚愕の表情を浮かべる。そして、悪魔と言うことを忘れデュランダルを抱き寄せる。

すると再び涙ゼノヴィアの頬を伝う。

 

「やっと……やっと戻ってきたか……! もう、私はお前を手離さないから……」

 

零れ落ちた涙がデュランダルに触れる。

するとデュランダルはまばゆい輝きを放ちゼノヴィアを包み込む。

まるで、お互いの再会を喜び合うかのようだった。

それを見た天使長さまも満面の笑みだ。

 

「それでは、私はこれで失礼させて頂きます……次会うときは3大会談の時ですね。それでは」

 

そう言うと天使長さまは黄金の光に包まれ消えて行った。

それと同時に俺は思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直、この場に俺は不要で無かったか? と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

「ジェムハザ~。暇すぎるよ~。もう少し遊ぼうよぉ~」

 

「……ご自重なさい。あなたの神器は危ないのですから。しかも禁手に至っている以上。以前のようにはいきません」

 

「ぶぅージェムハザのバカ!」

 

「バカで結構です」

 

「むー、最近は本当に暇なんだよ~。ヴァ―リはアザゼルとどっか行っちゃうしスラッシュドッグは私の相手してくれないし」

 

「それなら魔界で魔獣とでも戯れてればいいでしょうに」

 

「え~。それこの前もやったよー。全然、楽しくなかった~」

 

「……(手がつけられない)」

 

「ねぇねぇ、アザゼル達ってどこに行ったの?」

 

「アザゼルは白龍皇と共に駒王町にいます。和平会談なのですからあなたが行っていい場所ではありません」

 

「む~。いいもん! こうなったらアルマロスと遊んでくるから!」

 

「止めておきなさい。アルマロスは神器所持者のトレーニング中ですから」

 

「~~~~~! ふん! こうなったら……」

 

「え? ちょ、ちょっと~!? どこへ行くんですか!?」

 

「駒王なんとかってところ」

 

「だからそこは――――――」

 

「アッカンベーだ」

 

「……いってしまった。呼びもどしても戻ってくるはずもないし……はぁ。アザゼルに何といえばいいでしょうか? ……マリア。お願いだから戻ってきてくれ。面倒な事をしでかす前に!」

 




……やばいね! いろんな意味で!
ギャスパ―くん、ひきこもり状態でしか登場してないよ!? どうしよう! しかも原作のギャスパ―とゼノヴィアの追いかけっこもまだしてないよ!?
後悔している作者でした。
そして最後らへんに出てきた人は……まぁ、頭の良い読者の皆さんならお分かりですよね? 多分

次回! 7 和平会談 前篇

ご期待下さい!

*グレモリ―眷族のアンケートは明日の日付変更までです! まだ間に合います! たくさんの応募をお待ちしております!
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