おかすぃーとだぜ!
神がいなくても世界は回るのさ!
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ゼノヴィアがデュランダルを受け取った次の日。
生徒会室で俺。匙元士郎と同期の騎士。ゼノヴィアが椅子に座りながらの机には同じ封筒が2つ置いてある。
「匙。お前のところにも来たのか?」
ゼノヴィアが自らの手にして封筒を指ではじきながら言う。
「ああ。俺にも届いたぞ――――――――――――――
俺も封を破った封筒の中身を取りだしゼノヴィアに見せる。
中身はご丁寧に悪魔になって日が浅い俺に合わせて日本語で書かれていた。ゼノヴィアのはヴァチカン出身と言う事もありイタリア語で書いてあったらしい。
「ゼノヴィア、お前としてはこの招待状。どう受け取る?」
「? 意味が分からんぞ? どう受け取るとは、普通にだが?」
……こいつに聞いた俺が馬鹿だった。と言うツッコミはスルーしてほしい。
この招待状にはこう書かれてある。
『ソーナ・シトリー嬢の
貴殿を我らが主催する三大勢力会議への参加を強制する。拒否権はない。
以上!
P,S 次に麻雀やる時は必ず勝つ! 三大勢力トップ人より 』
と言うものだった。
送られてきて封を破り中身を見た時、トップ人の方々へいい精神科を紹介しようと思った。
そしてこの内容を見たゼノヴィアは苦笑いしていた。
苦笑いを浮かべながらそれから口にした言葉が
「匙よ。これはたまによくあることだ」
と言うので俺はゼノヴィアの招待状を見せてもらうと、本来、俺にもこれを送るべきであるしっかりとした招待状だった。
あの方々は一体何を考えているのかよく分からんが麻雀で負けたことを根に持っているのはこの手紙を見たらわかる。
「とりえず、会議に出席するんだ。シトリ―眷族に恥じぬ振る舞いをしなければならないのは分かっているな?」
「そんなの千も承知だ」
「それを言うなら『百も承知』だ。しっかり現代国語の勉強をしろ。そんな適当に覚えて適当に言葉を使っていると恥ずかしい目に遭うぞ」
と言うとゼノヴィアは羞恥心で顔を真っ赤に染めて両手で顔を覆っている。
……時々思う。こいつが本当に会長の騎士で大丈夫なのか? と
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そして、三大勢力会議の日がやってきた。
この会議に参加するのはトップ人の方々とお付きの方、一部を除くグレモリ―眷族とシトリー眷族からは会長、副会長、俺、ゼノヴィアが出席する。
会長を先頭に会長のやや後ろに副会長。その右隣に俺、左にゼノヴィアと言う風に並び会議室の扉の前に辿り着く。
扉から発せられる並々ならぬオーラに飲まれそうになる。
身体が強張り手汗でほのかに手の中が湿る。
あの扉を開けた先に……いる。
白龍皇が。
いつものポーカフェイスが若干崩れ緊張の色が零れる。
会長がドアを慎ましくノックし「失礼します」と言い会議室に入室する。
会議室の中は俺に知っている会議室とは違う。
豪華絢爛に彩られた室内。一目で分かる超が付く程の高級丸机と椅子。
まさに三大勢力のトップ人の方々が使うに相応しいモノばかりだ。
中には既にグレモリ―眷族が待機していた。
(「椅子にかけなさい」)「椅子にかけないさい」
(と紅の髪の男性―――――――――ルシファー様に促されシトリ―眷族のメンバーは壁際の椅子に腰をかける。)と紅の髪の男性―――――――――ルシファー様が促されシトリ―眷族のメンバーは壁際の椅子に腰をかける。
そしてルシファー様が辺りを見回し口を開ける。
「さて、それでは集まったところで話しを始める前に言っておこう・・・ここにいる者達は全員が神の不在を認知しているということでいいかい?」
――――――――神の不在。それを肯定した。
目だけで隣のゼノヴィアを見るが……顔色一つ変えていない。意外にも冷静だった。
神の不在。これは知っていたことだが改めて魔王様本人から聞くとやはり神はいないのか。と思い知らされる。
ルシファー様の言葉から3大会議が今。始まった。
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「――――――――――――であるように我ら悪魔は戦火の火種を作る気は全くない。我ら悪魔が戦争を仕掛けるという事は純潔の悪魔が少ない今、有能な若手が前線に立たなければならないという事になる。それだけは我々は避けたい。未来の冥界を担う若手を戦争と言う事で失いたくないからだ」
ルシファー様は今後の冥界をどのようにしていきたいか、悪魔の本当のあるべき姿を熱弁した。
次に天使長様は神が不在の今、どのようにしてこの世界の平和を保って行くかを説き、アザゼル様はその空気をブチ壊すような発言をして俺達を凍り付くのを見て「くっくっくっ」と笑っていた。
それぞれの意見を言い合いひと段落したところでルシファー様がリアス先輩と会長にコカビエルの一件の事を話してほしいと頼まれ会長はいつもの無表情で立ち上がりリアス先輩とともにコカビエルの一件を話し始めた。
……会長はいつもと変わらぬように話してるがその表情はいつもより若干固い。やはりこの大事な所。緊張しない方がおかしい。
リアス先輩の顔も緊張のせいでやや硬い。
お二人が話し終えるとルシファー様とレヴィアタン様は労りの声をかけた。
するとアザゼル様がため息をつきながら話しだす。
「……うちのコカビエルが悪い事をしたな。あいつの始末は白龍皇が行った。そんであいつはコキュートス行き。もう二度と出て来れないさ」
そうか……地獄の最下層コキュートスにコカビエルは封印されたのか。
不意にルシファー様がアザゼル様に問う。
「急に悪いがアザゼル。ここ数十年、何故神器所有者を集めだした?」
「あなたが白龍皇を手中にしたと聞いた時はかなり警戒しました」
それに同調して天使長も続く。
「なんだ? 集めたら悪いか? ああ、勘違いするなよ? 別にお前らに戦争を吹っかけようとしてるわけじゃないからな」
「「「信用できない」」」
ルシファー様、レヴィアタン様、天使長様からの同時攻撃にアザゼル様も唸っている。
「ちっ……この三すくみの中で俺の信用は下の下かよ」
「当たり前だ」
「当たり前ね♪」
「その通りです」
そう言われるとアザゼル様は舌打ちをしてふっ蹴れたかのように言う。
「あー! どいつもこいつ俺を馬鹿にしやがって! こうなったらな…」
アザゼルを除く全員が臨戦態勢を取る。
ここで宣戦布告など洒落にならないからな。
「和平だ! 和平! 『平和条約』を結べばいいんだろ!? えぇ!?」
そう言うと三大勢力のトップ人と俺以外の人があっけに取られる。
当たり前か。この会議の内容をほとんどの人は知らないのだから。その点、俺は麻雀の時に言われていたからそこまで驚かなかった。
「アザゼルにしては珍しいですね。そんな事を言うとは……私も和平を結ぶ為にこの地にきたのですから。このままではどの道、我らの神話体系が崩れる可能性があります。――――――――戦争の大本である神と魔王は消滅したのですから」
「堅物ミカエルが言うじゃねーか。あれほど神、神、神ばっかで脳内メーカーで調べたら嘘と休ばっかだったのにな」
「脳内メーカーはどうでもいいですが喪ったものは大きい。無いものをいくら探しても無いのですから。人間たちを導くのが、我ら使命です。神の子らをこれからも見守り、先導していくのが一番大事なことだと私ったいセラフのメンバーの意見も一致しています。」(先導していくのが一番大事なことだと私達セラフの意見も一致しています。」)
「今の発言『堕ちる!』と思ったがそういえばシステムはお前が受け継いだんだったな。俺が落ちた時とは全然違う。だから最近堕天使が少ないんだよ! 少しは堕天させろ!」
むちゃくちゃな事を言うアザゼル様。
それを無視してルシファー様も続く。
(「我らも同じだ。魔王がいなくとも種を存続する為、悪魔も前に進まねばならない。戦争は我等も望むべきではない」)「我らも同じだ。魔王がなくとも種の存続する為、悪魔も前先に進まねばならない。戦争は我等も望むべきではない」
ルシファー様のごもっともな発言にトップ人は頷いていた。
するとアザゼル様が今までになく真剣な面持ちになる。
「そうだ。次に戦争を起こしたら、俺達は確実に滅びる。そして人間界にも異常を起こして世界も滅びる。つまり俺達は戦争を起こせない―――――――――――――神がいない世界は間違いだと思うか?神がいない世界は衰退すると思うか?残念ながらそうじゃなかった。俺もお前たちもいまこうやって元気に生きている」
アザゼルは両手を大きく広げ言う。
「そう! 神がいなくても世界は回るのさ!」
ああ、匙君、ちょっとぶれてきた。
修正して行かなければ・・・!
次回! 8 和平歓談 中篇
御期待下さい!
今月中に中篇を送れるかは……
感想、評価等お待ちしております。