では、どうぞ!
どうも、みなさん。匙元士郎に憑依した者です。
あの新人顔合わせから数日が立ったことです。(数日立っています。)
現在、俺はたくさんの書類に追われています。
分厚い書類の束を副会長に手渡され「これに目を通しておきなさい」と言われたのでひたすら書類とにらめっこです。
この書類の束はエクスカリバーについてだった。
これに目を通して何があるのか? と疑問に思ったが知っておいて損はないと感じたからひたすら文章を目で追っている。
なになに・・・。エクスカリバーは前の三大勢力の戦争で折れて7つに別れた。
(現在は天界が保管している。)現在は展開が保管している。そして天界側は人工的に聖剣の使い手を作ることに着手したが失敗。その時に異端とされ天界から追放されたのがバルパー・ガリレイというもの。
しかし、その失敗のかいあって聖剣の使い手を増やすことに成功・・・。
これって、
いや、むしろこっちに渡してもいいと考えるべきだろう。
(人工的に聖剣の使い手を増やせるという事は、たくさんの聖剣の使い手がいると考えるのが妥当だろう。)人工的に聖剣の使い手がいる。という事はたくさんの聖剣の使い手がいると考えるのが妥当だろう。
という事はある意味、悪魔側への牽制の意味合いもあるな。
(しかし、何故副会長は俺にこんな情報をよこしたんだ・・・?)しかし何故、副会長は俺にこんな者をよこしたんだ・・・?
すると、俺の思考を打ち切るようにケータイのバイブレーションがなる。
俺はケータイを取り出し書類を片手にケータイを開く。
画面には兵藤からメールが来ていた。
内容は。
『今度の休みに駅の前に来てくれ。お前に頼みがある』
という簡素なのものだった。
俺はケータイを閉じ書類とのにらめっこを再開するのであった。
///
で、その約束の休日。
「無理だ」
すっぱりと切り捨てた俺。
「なんでだよ! 別にいいだろ! 同期の兵士仲間として!」
俺に食いつく兵藤。
「・・・何故ですか? 先輩。理由を教えてください」
搭城さんに聞かれるので俺は理由を話す。
「俺達3人だけでエクスカリバーを破壊する? 無理難題だ。しかも破壊するのは伝説に名を残し、最強と讃えられた聖剣。エクスカリバーと来てる。その身に受ければ俺達悪魔は消滅は免れないし、良くて再起不能か重症のどっちかだろ。そんなのを相手にして俺はなんの得がある? それに、お前が俺に言っていることはグレモリー眷族の事情だ。シトリー眷族の俺が手を出すことじゃない」
「・・・・で、でもなぁ!」
「でもじゃない。お前ら眷族の事はお前らで片づけろ。俺も忙しいんだ。じゃあな」
そう言い残して俺は兵藤と搭城さんと別れた。
///
「・・・捻くれてますね。あの先輩」
「ああ。同期の兵士があんな奴だったとは・・・見損なったぜ」
「・・・これからどうするんですか?」
それなんだよ。とりあえず、ゼノヴィアとイリナを捜さないとな。
「今は、あの2人を捜すことから始めよう。あんな服装をしてるんだ。すぐに見つかるさ」
「そうですね」
そんなことを言いながら俺と小猫ちゃんはゼノヴィアとイリナを捜しを開始した。
///
捜索を開始してから10分程で2人を発見した。
「えー、迷える子羊にお恵みを~」
「どうか、天の父に代わって哀れな私たちに御慈悲をぉぉぉ!!」
・・・何とも情けない姿だ。あれがこの前に木場を倒した相手なのか疑わしくなる。
「なんてことだ。これが超先進国であり経済大国日本の現実か。これだから信仰の匂いもしない国は嫌なんだ」
「毒づかないでよ。ゼノヴィア。路銀の尽きた私達は異教徒たちからの慈悲なしでは食べて『そもそも、お前が詐欺まがいの絵を買わなければ』そ、そんなことないもん!」
頬を膨らませるイリナに言い放つ。
「では、この絵のどこが聖人、聖女だというのだ。私の頭から誰1人出てこないが」
「そ、それはカトリックとプロテスタントとの価値観の違いだもん!」
「どこが! だから早くこの絵が誰なのかを答えるんだ」
「それは・・・聖ペトロさま?」
「ペトロ様がこんな人であってたまるか!」
「私には分かるもん! これに描かれているのは間違いなくペトロ様よ!」
「いーや絶対に違う!」
なんか、言い争ってる。
しかも2人そろってお腹を鳴らしながら。
これって出ていってもいいのかな?
出て行こうとするとある人物に目が移る。
「・・・あんたら、恥ずかしいと思わないのか?」
2人を見下すのは・・・・匙!?
「貴様・・・悪魔か?」
ゼノヴィアが声を低くして言う。
「こんなところで専門用語を出すな。ここは目立つ」
匙はあたりを見回す。
「近くに和食の店があるからそこでいいだろ。
「「・・・・((和食=食べ物!))」」
分かりやすい奴だ。
「(ゼノヴィア。いいの? これって悪魔と契約したってこと?)」
「(いや、それにはならないと思うが・・・)」
「(でも・・・久しぶりに食べる和食・・・!)」
「(天ぷらだろ? 話には聞いたことはあるが、あれは本当にうまいのか?)」
「(もちろんよ! あれは神が生んだ至高の食べ物よ!)」
「(そ、そんなにうまいものなのか!? じゅる・・・)」
「・・・お前ら、ヨダレふけ。みっともない」
目元を引きつらせながら言う匙。
あいつ・・・。
「それと、いい加減出てこいよ。視線がうっとうしい」
ってバレてる!
俺と小猫ちゃんは物陰から出て匙の前に行く。
「お前、案外いいとこあるじゃん。見なおしたぜ」
「別にお前に見なおされても全然、嬉しくない」
ちっ、可愛くない。
「でも、なんで――――――」
理由を聞こうとしたが匙の言葉に遮られる。
「とりあえず。場所を変えよう。いいな?」
「・・・了解だ」
何となくだが、匙の性格が分かった気がした。
「(悪魔のご飯を受け取っていいのかしら?)」
「(ああ、主よ。欲に負けてしまう私をお許しください・・・)」
という心の言葉が俺達に届くはずもなくひたすら2人は欲と信仰を天秤にかけていた。
という話でした。
掴めない匙だな。まったく。
次回! 2 聖剣計画と聖剣破壊団!
御期待下さい!
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