さり気に量もそれなり? に多いはずだ!
1 冥界入り
夏と言えば?
と質問されたことが度々ある。
一般の高校生は「海だぁあ!」だの「彼女ほすぃぃぃいい!(誤字にあらず)」だのという回答が多いが、個人的に俺は「夏はスイカとそうめん充分」だと感じている。
話がかなりそれたな。話を戻すか。
夏休みが始まって1週間、俺は車いすから解放され松葉杖で移動できるまでになった。
夏休みの初めまではシャーペンすら握れなかったが今では箸もしっかりと持てるまでに回復した。
そして現在は簡単な魔力操作や筋トレをするようになった。
現在はというと……
ちりんちりん……
風鈴が薫風に煽られ鈴の音を鳴らす。
俺は縁側の日陰で風鈴の音を楽しみながら、父と囲碁を打っている。
囲碁の世界での位は
父の書斎には優勝トロフィーやら賞状がたくさん並んでいるのを見たのは記憶に新しい。
という事で俺は好奇心と自分の腕がどこまで通じるか知る為に現在、父と囲碁を打っている。
序盤。初手の俺は
父は俺が天元に配置したことをモノともせずに二連星を配置し、そこから序盤が流れるように終わり、
中盤。俺が《攻め》れば父は攻めているにも動じずに《サバキ》をうまく利用し俺の陣地を巧みに奪いにくるがそれを俺が我流の《シノギ》でなんとか凌いでいる。逆に父が攻めて来たときは俺が《サバキ》で少なからず陣地を奪っている。
現在。終盤にして、僅差で俺が勝っている。このままい守り切れば勝てるが、そこはプロの威厳がそれを許さない。
父は「ふぅ」と息を吐き俺が一番打たれたくなかった場所へ躊躇なく打ってくる。
「ッ!」
自然と表情がこわばるのが分かる。
「まだ、詰めが甘いな」
と一言漏らし俺の黒の碁石を容赦なく
くそ……。まさか最後の最後で形勢を逆転されたか。
これがプロ棋士の力か。
打つ場所が無い。1つも。
「ありません……」
俺は顔を伏せ投了を公言する。
やっぱり強いよ。プロ棋士は。いつかは勝てるだろうか?
と心の中で呟くと。父は碁笥に白の碁石を片づけながら俺に言う。
「随分と腕を上げたじゃないか。最初にハンデ無しでやりたいと言っていたからどれほど腕を上げたかと思えばこれほどとはな……。どうだ、元士郎。
父の勧誘を断るように下を向く。
「……ごめん。父さん。俺、なりたいものがあるから。棋士としての道は歩まないよ」
「ほぉ。お前になりたいものでもあるのか?」
興味深そうに聞く父に俺は病室で忠誠を誓った後に会長から聞いた《夢》にそった職業になろうと思った。いや、決意した。
その決意を父に言う。
「父さん。俺は‘教師’になりたいんだ」
「教師? あれか? 子供に勉強を教える奴か?」
「ああ。俺は教えてあげたいんだよ。こんな大変な世の中にでも自分の中に光輝く物が1つはあるって事をさ」
そう言うと、父は俺にはまだ理解できない複雑な表情で「そうか……」と呟いた。
「それで、元士郎。母さんには言ったのか? そのこと」
父は話題を斬り変えてくるので俺はその話題に乗る。
「ああ。俺が父さんと同じ事を言ったら母さん。泣いちゃったよ。あれはきっと嬉し泣きだったんだろうね。そういう感じが感じられたからさ」
「そうか……母さん。涙もろい面があるからなぁ。ま、そのへん含めて惚れたんだよな。俺は」
そんなこと。俺が知って何の得があるのだろうか?
「元~、お父さ~ん。そうめんできたわよー」
と奥から母さんの呼ぶ声が聞こえる。
「お、もう昼時か。いくぞ、元士郎」
「了解」
と2人で他愛も無い事を話しながらダイニングへ行きそこで母が一から作ったというそうめんをすする。
……うまい。
麺は一本一本が絹のように滑らかで歯ごたえも極上。
汁は最高の出汁を使用した一級品だ。
これが不味い訳が無い。
「「おかわり」」
器に入ったそうめんを完食した俺と父は同時に母に器を突き出すとにこやかに器を受け取り新しいそうめんをゆで始める。
ここで母の紹介をしておこう。
「そういえば、父さん」
俺は椅子の背もたれにもたれかかり天井を見つめる父に話しかける。
「なんだ?」
いつも通りの返事に俺は普通に返す。
「明日から生徒会の仕事で夏休みの最終日まで帰ってこないんだけど……大丈夫? 連絡はちゃんとするから」
「……そうか。お前も本格的に親離れの時期が来たか」
哀しい目でずっと天井を見つめる父。
「心配しないでいいよ。そんなに遠い所に行くわけではないから」
実は生徒会の仕事とは言ってしまえば会長の故郷。冥界に同伴していくのだ。シトリー眷族の一員として。
そして明日。冥界行きの汽車に乗り冥界入りするのだ。
会長の話によれば……「私達、シトリー眷族は夏休みの殆どを冥界で過ごしますが?」との事らしい。
故に本日までに学校の課題を終わらせておけとのこと。
手にシャーペンを握る力が無かったた夏休みの始め。俺は魔力でシャーペンを操り文字を書いて課題はすべて完了している。
そして最後は親の了承をもらうだけとなっているのだ。
「行ってらっしゃい。元士郎」
母が出来たてのそうめんを俺と父さんの前に置きそういう。
「お仕事なんでしょう? それなら行かなきゃ駄目でしょ? 行ってらっしゃい。代わりにお土産のお話とか楽しみにしてるから」
いつもの柔らかい笑みを浮かべながら言う。
それをみた父は目線を天井から俺に移して言う。
「元士郎。これだけは言っておくぞ。元気で帰って来い。またこんな怪我して帰ってきたら次は許さんぞ。いいな?」
「当たり前だよ。父さん」
そう言うと父は滅多に見せることのない笑顔を見せた。
そして父はそっぽを向いて懐から《安全第一》と書かれたお守りを取りだした。
……。
これは、悪魔である俺が持ったら危ないのでは……?
現にお守りからは不愉快な感覚が俺に向けられる。
すると母はニコニコしながらイスに座り語り始める。
「元、実はね。お父さん、元が私に「教師になるって」って言った日の夜にね、お父さんにそのことを言ったらお父さん。大急ぎで駒王神社まで行って買って来たの。しかも寝巻のまま財布だけ持って大急ぎでね」
すると父は顔を真っ赤にしてそっぽを向いている。
……なんてことだ。
現役のプロ棋士。厳格な本因坊柳太ともあろう者が、まさか寝巻のまま子供の為にお守りを買いに行くなど……誰が信じよう?
半眼で父を伺うと父は「ごほん!」と咳払いをしお守りを俺に差し出す。
「ま、まぁ。とりあえずだ。これを持って行け。お前の身を護ってくれるだろう。お前に何かあったら俺もそうだが母さんも悲しむ。死んだ婆さんも爺さんも悲しむ。だから、元気で帰ってくるようにと願いを込めて。だ」
「あ、ああ……ありがとう」
俺は素直に受け取ろうとするが、素直に受け取れない。
身体が本能的に拒絶してるのだ。
すると、俺は瞬間的に頭に電流が走る。
そうだ。こうすれば……
俺はお守りを受け取るふりをして亜空間の入り口を開く。
そして亜空間にお守りをしまい。両親に俺がお守りを受け取ったように見える幻術を掛ける。
こうすれば、お互い。傷つくことはない。
俺はお守りを握っているような幻術を両親に見せ「ありがとう。父さん」と言いダイニングを後にした。
///
冥界に行く当日。
俺は冥界で必要になるであろう必要最低限の荷物を持ち待ち合わせ場所である駅へ向かい、シトリー眷族のみんなと合流。
そして現在は冥界シトリー領行きの汽車で揺られながら夢現奈心地に浸っている俺。
人気配を感じた俺は目を覚ます。
気配のした方向を向くと会長がいた。
「なにかご用ですか?」
そう言うと会長はいつもの表情で言う。
「いえ、大した用はありません。ただ一つ、あなた聞きたい事があったので。それを聞きに来ただけです」
そう言って会長は俺の座るボックス席の目の前に座る。
「聞きたい事ですか?」
「ええ。あなたがサジに憑依したのは理解しています。私の聞きたかったのは『あなたがいつサジに憑依したか』ということです」
そこか。確かにあの場では何も言っていなかったな。
俺は会長に向きなおって言う。
「俺がこの身体に憑依したのは……グレモリー眷族の顔合わせの1週間前だったはずです。その時から俺は匙元士郎に憑依しています……。憑依する前の事は……」
言葉が詰まる俺。
何も言う事が無いのだ。
それを確認すると会長は小さくうなずく。
「分かりました。それだけ分かれば十分です。それもいいですが、あなたには―――――――――――」
と会長から延々と冥界のでの振るまい方、冥界での注意事項を聞かされているといつの間にか冥界に到着していた。
会長はボックス席から立ち上がり指示を出す。
「それでは、ここでおりますよ」
そう言って会長を先頭に次に副会長、次に俺、ゼノヴィアと順々に降車していく。
そこで目にした光景に俺は言葉を失った。
目の前には一直線に引かれたレッドカーペット。この布地、かなりいい材質のを使用している。まるでペルシャ絨毯のようだ。
そしてそのレッドカ―ペットの両サイドには燕尾服を着用した執事とメイド服を身にまとったメイドが整列して一斉に一礼。
『『『お帰りなさいませ!! ソーナお譲様! ようこそおいで下さいました! 眷族の皆さま!』』』
このような事が現にあるのだな。
俺はポーカーフェイスを崩さぬように副会長の背中を追う。
すると、レッドカーペットの終点には若い男性執事が立っている。その後ろには数台の馬車が控えていた。
「お帰りなさいませ。ソーナお譲様。お元気そうでなによりです」
そう言って片腕を身体の前に配置し左足を後ろに下げ一礼する。
それをみた会長はいつもと変わらぬ雰囲気で「ありがとう」と返事をする。
「それでは皆様。馬車のご用意が出来ております。馬車でシトリーの本邸までご案内いたします」
男性に案内され俺たち一行は馬車に乗り込み冥界の幻想的な風景を楽しみながらシトリー本邸を目指している道中、俺の視覚はあるものを捉えた。
ボロついた家が何件も立ち並んでいるまるでアメリカン映画のゴーストタウンを連想させるような不気味な雰囲気を醸し出している町が。
そこにぼろ布を身にまとっい指をくわえて此方を見ている少年達が目に映った。
あの子たちは……。
いや、今ここで俺が何をしようと変わることはない。
今は見なかったことにしよう。
俺は視線を冥界特有の紫色の空へ向けるのであった。
///
馬車を走らせること十数分。
見えてきたぞ………日本が誇る世界遺産。姫路城が
「「………」」
俺と同じ馬車に搭乗していたゼノヴィアと仁村が口を盛大に開け唖然としていた。
正直、俺も驚いている。顔にこそ出していたないがまさか冥界に来てまで日本独特の城を見ることになるとは……。
俺達は馬車から降り巨大な門の前で止まる。
この門。かなりの大きさだ。10mはあるぞ。
と感心したと同時に門が重い音を上げて開門した。
そして俺達はそのまま姫路城?に入場した。
城内の日本式の巨大な玄関ホールに入り辺りを見回すと俺はあるものに目を奪われた。
天井一面には巨大な東洋タイプのドラゴンの水墨画が描かれているのだ。
あの安定感のある構図。それに力強い筆致。中国水墨画方式を取りこみ意図的に奥行きを排除した構図。構築的な空間構成、強調された輪郭線、それと細い線による簡略化された皴法。室町時代が生んだ水墨画の天才。雪舟本人の物だ。
粗悪な模写でもなく、完璧なコピーでもない。間違いなく本物だ。
前世で雪舟の絵がいた本物の水墨画を美術館で舐めまわすように見てその特徴を頭に入れたのだ。
雪舟独特の筆運びも俺には分かる。
俺がずっと天井をみているのに気付いた会長が声をかける。
「見る目がありますね。サジ。これは私の父がこの屋敷を作ろうと決めた時に本物の雪舟に依頼して描かせたものです」
メガネを押し上げて言う会長に俺は感嘆の声を漏らす。
本物の雪舟にこの規模の水墨画を描かせるとは……。ハブロ・ピカソの絵がいた『ゲルニカ』よりも大きい。
日本の文化を理解する悪魔がいるとは……。
すると白ひげを生やした男性執事長が会長の前で一礼。
「お帰りなさいませ。ソーナお譲様。お元気そうでじいは嬉しゅうございます」
「久しぶりです。セバスチャン。あなたも元気で良かったわ」
「ありがとうございまする。おやおや、ソーナお譲様にまた新しいご眷族が?」
セバスチャンと呼ばれた男性執事がこちらに目を配らせる。
「ええ。紹介するわセバスチャン。右の彼が匙元士郎。兵士で消費の駒数は4個。その隣にゼノヴィア。騎士の駒1個、最後に仁村留流子。同じく兵士で駒数は1個で彼らが私の新しい眷族よ」
そう言うと柔和な笑みを浮かべて嬉しそうな口調で言う。
「随分と頼もしい眷族が増えましたね。じいは嬉しゅうございます。ソーナ様がハイスクールに通われ心配しておりました2年と半年前。あの時は椿殿しか眷族はおりませんでしたが、今になっては眷族も増え……失礼します。最近、少々涙もろくなりまして……」
最後らへんからセバスチャンは涙を流しており今はハンカチで涙を拭いている。
幼い頃から会長を知っているからこそ流せる涙。と言うことか……。
「ところでセバスチャン。お父様とお母様はどちらへ?」
「ご主人さまはいつも通り自室で囲碁を打っております。奥方様は先ほどまでお庭のガーディニングをしておりましたが現在は2階の広間でピアノの演奏をしているかと……」
「そう。ありがとう。セバスチャン。みんな。行きますよ」
セバスチャンにお礼を言うと奥にある螺旋階段を上る途中からピアノの音色が聞こえてくる。
これは……モーツァルトの交響曲第40番ト短調だな。
クラシックはよく聞く方なので、この曲を知っているのだ。
会長がピアノの音色のする方へ歩いていき音源となる部屋の前に到着すると同時にピアノの演奏が終了した。
会長が慎ましくノックした後にゆっくりと扉を開ける。
そこにはグランドピアノの傍に眼鏡をかけていたら会長とそっくりな女性が立っていた。
彼女はきっと……。
「お帰りなさい。ソーナ」
「ただ今帰省いたしました。お母様」
やはりな。似ていて当然か。
会長の母君の髪色は綺麗な金髪ではあるが、やはり何処か会長と似通った雰囲気がある。
「あら? ソーナ。また眷族が増えたのね? 嬉しい事だわ。自己紹介が遅れたわね。私はメリッサ。メリッサ・シトリー。旧姓はザガン。元七十二柱の断絶したザガン家の末裔よ。皆さん、これからよろしく」
と柔らかい笑みを浮かべる奥方様。
ザガン家。元七十二柱で断絶した家の1つ。
ザガン家の者は錬金術が得意との事だ。伝承によれば水をワインに変え、ワインを血に変えることが出来ると……。
会長自身がその魔力を持っていても不思議ではないが……そのあたりはこの場で聞かないでおく。
自身の思考回路を止め話に戻る。
「ええ。兵士が2人。騎士が1人増えました。それでは、あなた達、自己紹介なさい」
この場で自己紹介ですか。
てっきり会長が手短に住ますと思っていたが、むしろ好都合か。
俺は痛みをこらえ苦痛の表情を見せぬよう松葉杖を右側に置き、片膝をつき右拳を左の手に包み込むみ自己紹介を開始する。
「今年の4月より会長の兵士を務めさせて頂いております。性は匙。名は元士郎と申します。奥方様。以後お見知りおきを」
奥方様は笑みを浮かべて俺に話しかける。
「うふふ、知っていますよ。和平会談の時に瀕死寸前までテロリストと一対一で闘ったと。セラフォルーから話を聞いております。今後ともソーナを宜しくね、匙くん」
「はい!」
はっきりと返事をした後、俺の続きゼノヴィアが自己紹介をし最後に仁村が自己紹介をすると奥方様は笑みを絶やさずに言う。
「皆さん、冥界までの道中でお疲れでしょう? 部屋をご用意したのでご夕食までごゆっくりなさってくださいな。セバスチャン。皆様をお部屋にご案内してちょうだい」
「かしこまりました。奥方様」
音も無く登場したセバスチャンに内心驚く俺。
いつの間にこの場に出現したのか分からないくらいだ。気配も感じなかった。
流石はシトリー家の執事長。陰に隠した実力と言った所だろう。
俺たち一行はセバスチャンに案内され客室へ案内された。
///
コーン……
鹿脅しの慎ましくくぐもった音が室内に木霊する。
その中、俺は母が持たせてくれたそうめんを茹でて麺つゆにつけて啜っている。
「うまい……」
あり得ない広さをもつ和風の客室の中央で一人呟く。
実は先ほどセバスチャンに「客室は和室と洋室がありますがどちらになさいますか?」と尋ねられたので俺は慣れた和室を選択するが他の眷族は洋室を選択したのだ。
洋室選択のみんなは会長に案内され、俺はセバスチャンに先導され客室に案内される。
そして今に至るのだ。
まさか室内に庭を作るとは……。しかも鹿威しまで。
シトリー家の現当主よほどの日本好きと言うのがうかがえる。
「失礼するぞ」
「し、失礼します……」
何の前触れもなくゼノヴィアと仁村が登場する。
俺は振りかえり2人を一瞥したのち再びそうめんを啜り続ける。
母お手製のそうめんを冥界で食べてるなど、2人は思っていないだろう。
「無視はないだろ! 青春まっただ中の乙女2人がわざわざこの場に来て一瞥して終わりとはなんだ!」
ゼノヴィアの怒声も当然スルーだ。
その前に、青春まっただ中の乙女が
「ゼノヴィア先輩。抑えて抑えて……」
仁村は何故この部屋に来たのか意味不明だが、何らかの訳があるのだろう。
俺はそうめんを食すとゼノヴィアと仁村に向かって言う。
「なんのようだ。用が無いなら自分の部屋に戻れ」
「いや、用事はあるぞ。お前の後ろにある【そうめん】とやらを頂きに来たのだ! 因みに仁村はトイレから部屋に戻る途中に仲間にしたのだ!」
と高らかに宣言するゼノヴィア。
そうか。仁村はゼノヴィアの行動に巻き込まれたのか。可哀想なやつだ。
そんな事を思いながら俺はゼノヴィアに返事を返す。
「やらん。さっさと帰れ」
といつものポーカーフェイスで言う。
がゼノヴィアは不的に笑むだけだった。
「その言葉はすでに予想していた! だから私と勝負しろ!」
「その勝負もやらん」
「その言葉も予想通り! だから私はこの
と右手に掲げるのは……そうめんの御供。しょうがだった。
俺は半眼でしょうがに目をやる。
「それがお前の切り札か?」
何かの冗談と一瞬思ったが、相手はあのゼノヴィアだ。
おそらく答えは……
「当たり前だ! このしょうがこそ私の切り札だ!」
胸を張るゼノヴィア。
そしてその一般女性から見たら大きい部類に入る胸を憎々しく睨みつける仁村は見なかったことにする俺であった。
これでシトリー邸に入ったあとの夕食会?
:(;゙゚'ω゚'):!!
とくに重要視してなかったからカット! その分をレーティングゲームに回す!←無責任
といった所で次回!
2 若手の会合+本命の修業
ご期待下さい!
そしてサンプルボイスぅぅぅぅううう! よいしょぉ!
「貴方達はこの傷が何を意味するかご存じですか?」
「さて、本命と行きましょうか」
「お、鬼だぁぁぁあああああ!」
「あの……これは一体何をするおつもりで?」
次回御期待下さい!
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