匙元士郎に憑依したから色々頑張るお話   作:妖叨+

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おそくなりましたが、ようやく更新です。
それからこれから少し更新が遅くなりそうですが、お許しください。

では、どうぞ!


2 聖剣計画と聖剣破壊団!

……。

 

「これよ! これが日本の食事よ!」

 

「ううっ・・・。はしというものが使いにくすぎる・・・! ああ、これも神が私に与えた試練なのでしょうか?」

 

・・・・・・。

どうも、匙元士郎です。

現在、俺と兵藤、搭城さん。それと例の聖剣使いの2人。

その神に使える者たちがこのように暴飲暴食してもいいのだろうか?

俺はこの和食店の座敷で天ぷら御膳を食してこの2人の食いっぷりに呆れれるばかりだ。

そしてその2人に負けないくらいにバクバクと食い物がまるでブラックホールのように搭城さんの口の中に吸い込まれていく。

すると隣に座っている兵藤が春の色御膳のみそ汁を片手に俺に話しかけてくる。

 

「ふぅ~。いやー悪いな。俺達までごちそうになって」

 

・・・は?

 

「何言ってるんだ? いつ俺がここにいる奴らの金を払う何ていった? お前ら、それを承知の上でここまで食べたんだよな?」

 

「「「「え?」」」」

 

そう言った瞬間。この場にいる俺以外の者たちが凍りついた。

兵藤は顔面が青白になり、搭城さんは顔を伏せている。

そして聖剣使いの2人はお顔真っ青。そして小刻みに震え始める。

 

「(ああ! 何故私はこの天ぷらを食べることを辞めなかったんだ! これは神が私に与えた罰なのでしょうか?)」

 

「(イエス様ぁぁあああ! 私に御慈悲をおぉぉぉおおお!)」

 

「お前ら。分かりやすい奴らだな。全部声に出てるぞ?」

 

俺が暴露すると聖剣使いは頭を抱えてうめき始めた。

 

「という所で、交渉だ」

 

俺が人差し指を立て2人に言う。

 

「お前らがこの―――――――――」

 

俺が尻ポケットから取り出したのは一枚の紙。

そこに書かれているのは先日、副会長から渡された書類をまとめたものだ。

 

「聖剣計画の内容と何故、お前らがここに送られてきたかを詳しく教えてほしい。その情報の内容によっては俺が貸しで金を支払う。どうだ? 悪くないだろ?」

 

「「・・・・(今更そんなことでここのお金を払ってくれるのであれば)」」

 

眼光を光らせる2人。

それを見た俺の顔にも笑みが浮かぶ。

青髪の聖剣使いが口を開く。

 

「それじゃあ、話そうか。聖剣計画と私達が送られてきた理由を」

 

「数年前まで、キリスト教内で聖剣エクスカリバーを扱えるものを育てる計画が存在したいた」

 

「それはこっちの方まで情報は回っている。俺が知りたいのはその後のことだ」

 

青髪の少女は瞑目しながら続ける。

 

「・・・その聖剣計画被験者たちは、誰一人エクスカリバーどころか聖剣に適応しなかった。それを知った教会関係者は、現在のグレモリ―眷族の騎士を含む多数を『不良品』と決めつけて処分に至った」

 

なるほど。木場はその聖剣計画のなれの果てという事か

 

「そう。彼の持つエクスカリバーへの憎悪は半端じゃないわ」

 

栗色ツインテールの少女がさらに続ける。

 

(「たしかにそうかもしれないな。神を信じていたがその終着点が処分ってわけか・・・何とも言い難いな」)「たしかにそうかもしれないな。神を信じいたがその終点が処分ってわけか・・・何とも言い難いな」

 

気まずい空気になりかけた時に青髪の少女が機転を利かせて話題を変える。

 

「では、次に移ろう。私達がこの極東に送られた理由は我ら天界側が保有するエクスカリバーが堕天使に奪われたからだ」

 

(「奪われた? 天界の警戒度が足りないと思えるな」)「奪われた? 天界の警戒度が足りないと思うえるな」

 

一悪魔にすぎないがそこは釘をさしておく。

 

「奪った者は堕天使の幹部。コカビエルだ」

 

堕天使の幹部がこの町に・・・? まずいな。さすがに魔王様を呼んだ方が賢明だな。

 

「私達はその奪われたエクスカリバーを奪い返しに来たということ。わかったかしら?」

 

俺は顎に手を当てひたすら自分の世界に浸りこむ。

 

「・・・・・・|                                                 《何故、コカビエルが聖剣を奪った? いや、それ以前にわざわざこの駒王町にまで出向く理由は一体・・・?》」

 

「お、おい。匙・・・おーい。聞こえているか~?」

 

兵藤が俺の顔の前に手をぶんぶんしているが当たり前のように無視。

 

「| 《なるほど・・・大体、察しがついた。しかしこれを打開するためにはやはり・・・》」

 

ひたすら思考を張り巡らせる。

脳髄をフル活動させてコカビエルを撤退させることに策を練る。

この姿を見た兵藤がいきなり立ち上がり・・・。

 

「・・・・てい! ぐほぉ!」

 

この一連の声は兵藤が俺をビンタしかけたからやられる前に鳩尾にコークスクリューブローを叩きこんだた時の悶えの声だ。

 

「ぐぉぉおおおお。み、鳩尾が・・・」

 

鳩尾を抱えごろごろ転がる兵藤。

見苦しい。

 

「あんたらがしたいのはようは、エクスカリバーの奪還、もしくは破壊という事であっているんだな?」

 

「ああ。例えエクスカリバーが折れたとしても聖剣の《核》となっている物が残っていればいくらでも聖剣は蘇るからな」

 

・・・こいつ、意外と馬鹿だな。クールな感じだけど、大事な情報をほいとこっちに出してくるなんてな。

 

「俺らがしたいのは聖剣の破壊ではなく聖剣の所有者の捕縛、または重傷を負わせることだ」

 

「? お前は何が言いたいんだ?」

 

俺は腕を組みながら説明を始める。

 

「つまりだ、エクスカリバーは俺ら悪魔にとって危険な代物だ。しかし、それよりも厄介なのはその聖剣を扱える人間だ。そいつを叩けばコカビエルは一時的ではあるが撤退するだろう」

 

「「???」」

 

まだ聖剣使いはこの言葉の意味が理解できないようだ。

 

「更に砕いて説明するとだ、その聖剣を扱えるものを倒せば聖剣はただの剣。他にストックが残っていたとしても所有者が重傷を負っているか俺達が捕縛すれば安心という事だ」

 

青髪の聖剣使いは顎に手をやりながら考え始める。

 

「・・・なるほど、たしかに理にかなっているな。それで、お前は遠まわしに「聖剣の破壊を手伝わせろ」といいたいのか?」

 

「御明察」

 

俺が口の端を釣り上げる。

 

「まぁ、聖剣の一本くらいならまかせよう」

 

改まったように言う青髪の聖剣使い。

 

「え? ゼノヴィア、いいの? 相手は悪魔よ?」

 

栗髪の聖剣使いが青髪の聖剣使い―――――ゼノヴィアに尋ねる。

 

「イリナ。私達二人で3本のエクスカリバーの奪還、コカビエルとの戦闘はつらい。奥の手を使ったとしても本国に帰れる確率は30%あるかないかだ」

 

ゼノヴィアが栗髪の聖剣使い――――――イリナに諭すように言う。

 

「そこで、私達はドラゴンの力を利用する。お前の隣にいる少年は赤龍帝だ。上層部もドラゴンの力を利用するなと言ってはいないからね」

 

「・・・・わかったわ。あなたの判断に従うわ」

 

イリナと呼ばれた聖剣使いはしぶしぶ承諾した。

 

「更に交渉成立だな。どうだ? 天界側として悪魔と交渉した感想は?」

 

俺が呼んだ人物を待つ為に話題を逸らす。

 

「正直、屈辱かな?」

 

「私としては神の名のもとに断罪したいんだけどね」

 

ゼノヴィアとイリナがそれぞれの感想を述べてくれた。

と言っている間に来たようだな。主役が。

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

 

 

溯ること2日前のこと。

雨が降りしきる中傘もささずに路地裏で建物の壁に背中を預けて雨雲を仰ぐ。

僕―――――木場祐斗は頭の中で様々な事が駆け巡っている。

主の元を離れ復讐に全てをつぎ込むか。

それとも主の元へ戻るべきか。

 

「僕は・・・一体なにをすればいいんだッ・・・!」

 

右拳を握りそのまま感情的に地面に振り下ろす。

僕は・・・甘えていたのだろうか? 部長の下で。そして眷族のみんなに、そして――――師匠に。

 

「・・・・みんな・・・僕は何をすればいいんだい?」

 

雨雲に向かってすがるような声で呟くが誰も答えてくれるはずがない。

はは。僕は何を口走っているんだ?

自嘲気味に顔を手で覆う。

 

「なにをすればいいって、そんなの決まってるだろ?」

 

「!?」

 

声がした先を見るとそこには同じく雨に打たれている匙くんがいた。

気配に気づけずここまで接近を許すなんて・・・僕らしくない。

 

「・・・・なんのようだい? 僕は機嫌が悪いんだ。1人に――――――」

 

突き放すように言うが、匙君は僕に近付いてきて。

 

パァン!

 

乾いた音が路地裏に雨音共に響く。

彼が僕の頬を引っ叩いたのだ。

 

「ツッ!」

 

「現状を見ろよ。それと考えろ。今のお前に何があって何が無いのかを。それと、今度の休みに俺が連絡した1時間後に和食店《しだれ桜》にこい。その時に答えを聞くから、それまで考えておけよ」

 

彼はそう言い終えると路地裏から去っていった。

 

「・・・・・・・」

 

彼の言葉にウソ偽りはない。

 

「今の僕にあって今の僕にな物。か・・・」

 

自分の両手を見つめるが答えなんて出るはずがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

///

 

 

 

 

 

 

 

そして後日、彼から連絡が来た。

それを確認した僕は2日間、悩み続け末の答えを胸に店の扉を開けた。




といった所で次回! 4 IQ200 
御期待下さい!
感想、評価んドお待ちしております!
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