といった御託はどーでも良くて、最新話。どうぞ!
俺はひたすら3人の背中を追うが騎士の特性をフルに使っている木場とそれに追随しているゼノヴィアとイリナに感嘆するが、そんな余力があったのならなぜ先ほどの作戦で使わなかったかを問うことを心に決めた。
最初の攻撃。
それから第二撃に移行する。
第二撃では、俺がフリ―ド・セルゼンから力を奪う。それに驚いてる間に兵藤が木場に譲渡。そして魔剣製造を発動する。敵はそれをただ見てるわけじゃない。必ず魔剣を破壊して突破口を開いてくる。それを考えたうえでラインからフリ―ド・セルゼンの持っている聖剣因子を散らす。そのことでエクスカリバーの光が失うと踏んだからだ。その光が弱まったところを見計らい、破壊の聖剣の所有者であるゼノヴィアが一撃を入れる。相手もエクスカリバーを持つものだから当然ガードしてくる。その隙にイリナは右サイドから一撃を入れる。すると相手は必ず2人と距離を取る。その間に畳みかける。
これが本来の作戦の流れだったが作戦の誤算もいいところ。結界とラインの強度が足りないこと。果てにはバルパー・ガリレイの登場と来ている。やはり、考えが甘すぎた。
失敗を悔やんでいても何も始まらないと分かっていたからこそ、俺はひたすら走ったんだろう。あいつらを止める為に。
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俺が次に3人を見つけた時は明らかに不味い状況なのはみて取れた。
場所は町はずれの森。
そこには血だらけのイリナが倒れていた。見るからに重症だ。あれは長く持たない。
そして地面に突き刺さっているエクスカリバーを嬉しそうに抜くフリ―ド・セルゼン。
木場は復讐の炎を双眸に灯しながらもうかつには動けずにいた。それはゼノヴィアも同じだ。
理由は簡単だ。
夜闇に浮かぶ満月に重なるように滞空している男。
その背中には10もの黒い羽が生えていた。
俺はそいつが誰かすぐに理解できた。
グレゴリの幹部。コカビエル。今回の事件の首謀者だ。
俺の存在に気付いたのか一瞥する。
「・・・ほぉ。ヴリトラ系統の神器持ちの悪魔か。おもしろい神器だが、赤龍帝の籠手にまでは及ばん神器だったな」
好きな事を言ってろ。その隙に撤退までの作戦を考えたが・・・うまくいくか分からない。
賭けだな。
俺はモールス信号を2人に送る。
2人がモールス信号を理解していないと駄目だ。理解してくれることを祈るばかりだが・・・。
トン、トン、トン・・・・・
このような音が2つ連なって聞こえた。
良かった。モールス信号は通じたようだ。
俺はコカビエルに問う。
「グレゴリ幹部。コカビエル殿。これはあなたが独断で起こされたことですか?」
「そうだ」
即答か。それならこっちに都合がいい。
「あなたはここを魔王の妹君お2人の縄張りという事を承知の上で起こされたことですね? なぜそのような事を起こされたのでしょうか?」
「一介の悪魔に教えることではないがいいだろう。話してやる。前者は承知のうえでの行動だ。後者はこの世界がつまらないからだ」
「・・・つまらないとは?」
怪訝そうな態度をとる俺。ここは話を相手に合わせるほうがいい。
おそらく、コカビエルがなぜ、天界側からエクスカリバーを奪い魔王の妹が管轄するこの地に訪れたのか。大体察しがついている。
大方――――――
「戦争がしたいからだ」
ほらね。コカビエルはグレゴリ切っての戦争狂らしい。
再びあの三大戦争を引き起こす為に天界から伝説の聖剣。エクスカリバーを奪い、この魔王の妹が管轄するこの地で暴れれば怒りの矛先が堕天使側に向くことを望んでいたのだ。
「戦争狂め・・・」
吐き捨てるように言う俺。
「そうだ。俺は戦争狂だ。だからどうした! 今の世界はあまりにもつまらない! くだらない! バカバカしい! 三大戦争の時の血沸き肉躍ると言った瞬間がみじんも感じられない!」
「そんな世界がいまだに続いていたら両陣営とも人手不足になるだろうな。つまりたくさんの天使、堕天使、悪魔が死ぬという事だ。
戦争なんていい物は何も生み出はしない。生み出すものは悲しみと憎しみだけだ。人間も同じような過ちを何度も繰り返している。その過ちを今、正すべく平和というものが唱えられている! コカビエル! お前がしたいのは戦争なんかじゃない! ただの殺し合いだ!」
「そうだ! そうだ悪魔! 俺がしたいのは殺し合いだ! 血祭りだ! 平和なんて糞食らえとい奴だ!」
「この・・・分からずやめ!」
カッ!
俺が懐から取り出した閃光弾が辺りを白一色に染め上げる。
「木場! ゼノヴィア!」
俺が合図を送るとそのまま此方側に来る。
俺はイリナを背中におぶしそのまま来た道を走る。
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「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・」
暗い森の中を走る事10分が立つ。
コカビエルたちは追いかける姿勢を見せてこない。
逆に考えるといつでも俺達を殺せるというわけだ。
俺は当たりの気配を気にしながらブレザーを脱ぎ地面に敷いてその上にイリナを寝かせる。
「・・・どうする? このまま逃げるか?」
ゼノヴィアが俺に尋ねる。
「ああ。これはあくまで撤退することが狙いだ。出来る以上、無理な戦闘は避けたい」
そう言いながらイリナの脈を測る。
・・・・・・かなり脈が速い。
それと同時に右腹部が切り裂かれているのに気が付く。
臓器こそ出ていないがこれはまずいな。すぐに応急処置をしないと・・・。
俺は右手を振ると魔法陣が展開されその中から応急処置の一式が入っているカバンを取る。
急いで中から応急処置用の糸と針、それからピンセットを取り出し傷口を縫う。
「うっ・・・」
「少し痛いだろうが我慢してくれ」
諭すように言いながら素早く縫合する。
そして縫合が終わると自らのワイシャツを裂きイリナの腹部に当て巻きつける。
これで、概ねよし。
俺は再びイリナをおぶし立ち上がろうとしたら木場が一言漏らす。
「ここで待ち伏せするのはどうかな?」
ここであり得ない質問が飛んできた。
「バカ野郎。ここでやる待ち伏せなんて愚の骨頂だ・・・走りながら理由を話す。いいな?」
俺の言われ木場は黙りこくる。
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悪魔は夜でも昼間のように目が利く。
夜道を走りながらなぜ、待ち伏せが駄目なのかを話した。
待ち伏せが有効になるのはこの2点がそろった時。
1点。逃げ手は決して音を立てず行動し先に敵を発見する。
2点。追っ手の不意を狙う。確実なダメージを与えられる場所•位置を獲得し素早く潜伏する。
これら2つが合わさって初めて待ち伏せというのが有効になる。
今回は2つのどちらにもかすりもしていない。だから無理だ。と俺は言いきった。
「・・・それでは、私達は今。何をするべきだ?」
ゼノヴィアが問う。
「学園へ向かう」
「それは何故だい?」
「考えろ。あいつは戦争をしたがっていた。つまりどうすれば戦争になるかを考えればいい。おそらく、会長が大事にしてる学園を破壊し会長を殺せば姉で魔王のレヴィアタン様がお怒りになって戦争になると思ってるんだろう」
「まさに、外道だな」
「その通りだ」
そんな会話をしながら森を抜け、木場とゼノヴィアを学園へ向かわせ、俺はイリナを病院へ連れて行った。
如何でしたか?
クオリティが低すぎる…。部活ヤバイ。両腿が筋膜炎を起こして日常生活に支障を来たしまくってる…。
といったところで次回! 6 決意
次回を御期待下さい!
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