果たしてイツキはコアガンダムを手に入れるのか?
ヒロトは
全ての答えはこの先に!
「――ここ、は……」
ふと、つい先程まで立っていた筈の陸戦型ガンダムのコックピットとは別の場所にいる事に気づいたイツキは、そこが何処なのかを知るために視線を巡らせた。
緑色の壁に囲われた空間。その中に配された洒落たデザインのテーブルやイス、カウンター。それに、見知った人々の顔。
それらを認めて、
(そっか……俺……)
先程までやっていた、コアガンダムのパーツデータを賭けたミッション。
その終盤も終盤、残り十数秒程度の辺りで、敢えて攻められ易くするようなヒロトの行動もあって、イツキは彼に一気に近づくことが出来た。
コアガンダムⅡから装備の殆どを奪い、後一歩というところまで肉薄出来た。
後ほんの少し。振り下ろしたビームサーベルがコアガンダムⅡのブレードアンテナに触れるまで、ほんの数mmというところだった。
そこまで追い詰めて、そこまで辿り着いて……電子ガイダンスが
……そうだ。
(……俺は……俺は、ミッションに……)
「イツキくん……」
ふと、自分を呼ぶ声が耳に入る。
その声のした方に重くなった首を
両手で体の前に箒を抱いて、あるいは逆向きに被った帽子の上からバツが悪そうに頭を
言い辛い。――そんな気持ちが聞こえて来そうな表情だった。
が、すぐにアイアンタイガーの方は笑顔を浮かべて一歩進み出て来る。
――無理矢理作ったような、ぎこちない笑顔で。
「あ゛ー……何つーかよ? まー、うん……ショージキ、驚いたわ! お前、まだGBN始めて一週間ちょっとだし? あそこまでやれるなんて、これっぽっちも思って無かったしよ! な、トピア?」
「……え? ――あ、はいですぅ!」
いやに明るい声で同意を求めるアイアンタイガーに、一度は鈍い反応を見せたトピアが、一拍間を置いた後に頭を縦に忙しなく振って賛同する。
それに、だよなー、と――わざとらしさすら覚える程に――弾んだ声を上げたアイアンタイガーが、続いてイツキの右隣りに移動し、彼の背を叩く。
GBN内のため痛みは無かったが、そうでなければ
「そーいや、この前の初心者狩りん時も結構やれてたよな!? いやー、嬉しい誤算、っつーんだっけこーいうの? ま、ともかく! 一週間ちょっとでこんだけやれるんならバッチリだな!」
矢継ぎ早に――余計な言葉や思考を挟む余地を片端から潰すかのように――
時折声を裏返させてしまう程のそのマシンガントークが無理をして発している事は、傍から見ても明白だった。その行動の裏に隠されている彼の配慮も含めて。
だから、
「これならオメーも俺の“フォース”に――」
「あのさ」
そんなアイアンタイガーを止める事も含めて、イツキは
「ミッションって、どうなったの?」
そう口から出すや、それまで騒がしいくらいに快活な調子で言葉を紡いでいたアイアンタイガーが、うっ、という微かな呻きを最後にピタリ、と喋るのを止める。
前を向いたままのイツキにアイアンタイガーの表情は見えなかったが、それでも、正面に立つトピアと同じか、あるいはそれ以上に深刻な顔で目を逸らしているだろう事は
……待っていれば、いずれ二人のどちらかが答えを返してくれるかもしれない。
だが、イツキはその時を待つつもりは無かった。――別の話題で盛り上げようとしてまで
だから、彼は自分から言った。
「……俺……失敗しちゃったんだよね? ……ミッション」
「「……」」
いやに重く感じる口を動かして紡いだその言葉に、アイアンタイガーとトピアからの返答は無かった。ただただ、重苦しい沈黙だけが
しかし、返答そのものはあった。
「そうだ」
イツキのすぐ後ろから。
「制限時間内に、君達の攻撃は一度もコアガンダムにダメージを与えなかった。よって、ミッションは失敗」
その声に振り返ったイツキが見上げた先で、彼が淡々と
「――君の負けだ」
「……ヒロトさん」
見下ろすヒロトから突き付けられたその無情な敗北の宣告が、アダムの林檎の店内に沈黙が呼び寄せる。
胃の中に鉛を流し込まれたような、ずっしりと重い沈黙を。
その沈黙に、その場にいる者達の大半が一様に居た
「……やっぱり俺、負けちゃったんだ……」
呟く彼の顔に浮かんでいたのは、無だった。
ミッションが失敗に終わった事への悲しみや悔恨だとか、その結果を受け入れられないが故の怒りや逃避の感情だとか、そういったものが全く見えない、
もちろん、そういった気持ちを全く感じていないワケではない。むしろ、今この時もイツキの心の中で、嵐の時の
ただ、あまりに荒れ方が激しすぎるために、表情や行動でそれをスムーズに表現できないでいるだけなのだ。
故に、もう少し時間を置いて気持ちの整理がつけば彼の様子も変わって来る。人目など気にせず悔しさを顕わにし、怒りに当たり散らし、何より――コアガンダムを手に入れる事が永遠に出来なくなってしまった事に落涙するだろう。
それが分かっていて、そしてそんな姿を人前で晒す事が嫌がったために、
「――んじゃ、帰ろうっかな」
クルリ、とイツキは出入口の方へと向き直った。
それはもう、ミッションに挑む直前までの意気込んでいた彼からは想像できない程に、あっさりと。
すかさず、戸惑い半分心配半分といった感じのアイアンタイガーとトピアの声が掛けられるが、
「あ、二人共ありがとな。ミッションは結局駄目だったけど、手伝ってくれて助かったよ」
「んな事ぁいーんだよ! お前、マジでこれで終わりで――」
「それじゃ、俺、先戻ってるから」
そう二言三言だけ振り返らずに返し、直後においっ、と肩を掴んで来たアイアンタイガーの手も振り払って、そそくさと足を進める。
そうしてドアノブの取っ手に手を掛け、後はそれを
「―― 一つ良いか?」
ヒロトから
「どうして、そんなにコアガンダムに
その言葉をイツキに告げるのは、これで二度目になる。
だが、一度は
「……何でそんな事訊くのさ?」
「知りたいんだ、君がコアガンダムに惹かれた理由を」
星の数程も存在する市販のガンプラに目もくれず、迷惑行為であると分かってなおヒロト達BUILD DiVERSを追い続けた事。
しくじれば今後訪れるかもしれない入手の機会すら全て捨てる事を受け入れてまで、なおヒロトが提示したチャンスに食らい付いた事。
そして、先のミッションの終わり際の、あの急激なまでの変化。
その全ての原動力がコアガンダムを手に入れるという一念であった事は最早確認するまでも無い事だが、では、それほどまでの
それを知りたかった。単純な興味の上でも、本当の意味で
「もちろん、ミッションが終わったばかりで君も話し辛いと思う」
ミッションを終えたばかりの今のイツキが傷心の最中にある事は、改めて彼を伺わなくとも察せられる事だ。
故に、今それを尋ねる事は彼が心に負った傷に塩を塗り込むに等しく、それが分からない程ヒロトもまた鈍感でも残酷でも無い。断られるのであれば、大人しく引き下がるつもりであった。
その上で、彼は告げる。
「それを分かった上で頼む。――君がコアガンダムを欲しがった理由を、俺に教えてくれないか?」
「……」
ヒロトの言葉を最後に、再び店内を静寂が包む。
その静寂の中、ヒロト自身を含むその場にいる者の視線が、一様にその一転へと集中する。
未だドアの前で背を向けたまま、結わえた後ろ髪を力無く垂らすイツキの背へと。
そして――。
「……良いよ」
――クルリ、とダンダラ羽織の袖を揺らしてイツキがヒロトの方へと向き直った。
無表情のまま、黒い瞳でヒロトを見上げた彼が
「話すよ。……そうした方が、俺も諦めがつくと思うし」
「――ありがとう」
礼を告げるヒロトに、ん、と小さく、ぼんやりとした様子で頷くイツキ。
そうして、彼の話は始まる。
母親がガンダム嫌いのために、今までガンプラやGBNは
自分と違いガンダムが禁止されていないために堂々とガンプラやGBNを楽しむ周りの人間を
そんな日々の中で、当時まだ無名だった筈のカザミの動画が異様なまで再生数を伸ばしているのを見つけ、興味惹かれてその動画を視聴した事。
そして、それを切欠にコアガンダムの存在を知った事を。
「最初は、変わったガンプラだなぁ、って思ったんだ。俺、どんなガンプラがあるのかあんまり知らないんだけど、それでも、今まで見て来た奴らよりずっと小っちゃかったから」
そんな第一印象も、他の動画も見続けている内に気づけば別の感情に変わっていたという。
親近感、という感情に。
「
だが、その印象は大きな間違いを
動画の中のコアガンダムは、いつも自分よりも大きい他のガンプラに臆する事無く、時にそのままの姿で、時に自らの能力を駆使して、真正面から立ち向かっていた。
母親という身近な大人一人と相対する事さえ出来ず、ガンプラを始めたい欲求を封じ込めてばかりだったそれまでのイツキとは真逆に。
そんなコアガンダムにイツキが
イツキにとって、コアガンダムは正にヒーローだったのだ。
「そういえば、コアガンダムが勇気をくれた、と言ってたな。――あれは、そういう意味だったのか」
何度か耳にしたその言葉がどういう意味なのか引っ掛かっていたが、どうやらヒーロー同然の存在だったコアガンダムの活躍に勇気付けられた、という意味だったらしい。――そうヒロトは判断し、その結論自体はまんざら間違ってもいないのだが、それが全てというワケでも無かった。
それを示す様に、ちょっと違う、とイツキは彼の言葉に訂正を入れる。
「確かにコアガンダムは俺に出来ない事が出来てスゲェって思ってたし、いつだってカッコ良かったよ。自分のガンプラにするならコアガンダムが良いなって、ずっと思ってたよ」
だが、そこまでだ。
いくら動画の中のコアガンダムの活躍に湧こうと、もしも自分がガンプラを手に入れるならと希望を膨らませても、結局イツキが出来るのはそこまでだった。変わらず、母に隠れてG-TUBEを見続けるだけの毎日だった。
そんな自分と取り巻く環境を変えようと決心するには、もう一つ、決定的な切欠が必要だった。
二ヵ月程前に観た、エルドラバトル最終回の生中継という切欠が。
「スゴかったよ、最終回。特に宇宙に上がって、あの
「ああ」
当時を思い出したのか、少しだけ興奮したような様子を見せるイツキに頷き返しつつ、ヒロトもまたあの日の――アルスとの決着の記憶をまた脳裏に呼び起こしていた。
かつて山の民の前にエルドラに住んでいた“古き民”が、惑星の周りを周回する衛星上に建造した衛星砲。 防衛プログラムであったアルスの制御下にあったあの古代兵器の存在は、ヒロト達にとっても大きな転換点だった。
当時はまだエルドラをGBN内のディメンジョンの一つだと思い込んでいた彼らが真実を知る切欠になったという意味でも、その発射を許してしまった果てに多くの犠牲が出てしまったという意味でも。
「ヤバかったよね、あのエーセーホー! 攻撃全然効かなかったし、“セグリ”も無くなっちゃうし、動画もいきなりパッって消えちゃったし! 俺、ショージキ不安だったよ」
あの衛星砲の存在は、それほどまでに大きかった。
それまでのゲームに過ぎないという意識を改めなければならなかったヒロト達にとっても、単にゲームプレイ動画として液晶越しに見ていただけのイツキにとっても。
だからこそ、再びコアガンダムの前に立ち塞がった巨大兵器は彼に相応の絶望を
「スゴかった。ホントにスゴかったよ、“リライジングガンダム”! あんな事出来るなんて思って無かった! あんなおっかないエーセーホーを、真正面から打ち負かしちゃうなんて!!」
だからこそ、その絶望を打ち破った暁に彼は感動以上のものを得ていた。
「あの時、初めて思ったんだ。コアガンダムは一回負けたけど、それでも諦めないで、あのエーセーホーとアルスにもう一回立ち向かって、勝ったんだ。あんなスゴい力も手に入れて。――なのに、俺は母さんが怒るのを怖がってばっかりで、ホントは自分でもガンプラ手に入れて、GBNだってやりたいのに、いっつも言えず仕舞いでG-TUBEばっか見て、羨ましがってばっかで。――
だから、とイツキが両手で拳を握る。
見上げる黒い瞳に力が
決心を決めた当時の彼を再現するかのような真剣な眼差しに、見下ろすヒロトまでもが身構える。
続く彼の言葉が、彼がコアガンダムを欲した想いの全てを語るものであるという予感を感じたために。
その予感は、正しかった。
正しかったがために。
「そうだよ。今の俺は
――僕は――!
「――っ」
叫ぶイツキの姿が、ヒロトの中で重なった。
「強くなりたいんだ! 今の、情けないままの俺よりもずっと! コアガンダムみたいに!!」
――強くなりたいんです! 今の、弱い僕よりもずっと! あなたみたいに!! ――
イツキとのバトルの最中にも幾度となく現れた、かつての
「……それが、君がコアガンダムを欲しがった理由か」
「……うん」
一度目を伏せてからのヒロトの確認の言葉に、イツキは頷き返す。
自らの思いの丈を、それこそヒートアップするあまり怒鳴る勢いで吐き出し切ったためか、ぐちゃぐちゃだった頭の中は今ではすっかり澄み渡っていた。
「小さくても――子供でも、勇気を出して頑張れば戦えるって教えてくれたのは、コアガンダムだったから。だから、俺の最初のガンプラ――俺と一緒にGBNで戦うガンプラも、コイツ以外いないって思ったから」
だが、そのコアガンダムを手に入れる最後のチャンスはふいになってしまった。
もう手に入らないのだ。
そんな物を求めた理由なんて、いつまでも抱えていたところで無意味だ。
だから、さーてと、とイツキは自分でも些かわざとらしさを覚える程の声を上げた。
「今度こそ俺行くね? 戻ってガンプラ探さないと」
そうだ。ガンプラを探さないといけない。
GBNで使うための――つまりは、コアガンダムの代わりとなるガンプラを。
正直なところ納得は出来ていないし、何ならコアガンダムの代役をさせねばならない別のガンプラへの不誠実さだってあったが、それでもやらないワケにはいかない。
例えそれが不完全であろうと、手に入らない物への欲求は別の物で埋め合わせでもしなければ、延々と
だから、自分の中の後ろ髪を引かれる思いを見ないように気を付けながら、今度こそアダムの林檎を後にするためにイツキは踵を変えそうとして、
「待て」
直後に肩を掴んだヒロトの手にその動きを止められた。
「悪いが、まだ話は終わってない」
「……俺、もう話す事無いんだけど? 早く現実に戻りたいし」
頭の中の整理がついたせいか、さっきから胸に重く圧し掛かるような息苦しさを感じて仕方ない。目頭だって熱くなっている。――そう遠からず
それが分かるからこそ、その醜態を晒したく無いからこそ、イツキは今すぐにでも奥のドアから抜け出したかった。
そんなイツキの内心を分かってか、分からなくてかは定かでは無いが、戻ればいい、とヒロトが前置きし、その上で告げて来る。
「ただ、
「
僅かに顔を上げて問い返すイツキ。
それに返答せず、ヒロトが眼前にメニューウィンドウを呼び出し、右手の人差し指を走らせて何やら操作を加えていく。
それが終わるや、彼の指に引っ張られたウィンドウが自らの眼前にやって来たので、反射的にイツキはそれに表示されているものを覗き込む。
そして、ん、と眉根を寄せた。
「何これ? コアガンダムの、写真?」
ウィンドウ内に表示されていたのは、コアガンダムⅡの頭部が大写しになったフォトデータだった。
斜め上の、特に緑色に光るセンサーが覗くトサカ部分や、V字型のブレードアンテナが良く見えるような角度から頭部全体が範囲内に収まるように撮影されたそのデータは特にブレなど無く、詳細が一通り見て掴める程度には鮮明であったが、何故ヒロトがそれを見せたのかはイツキにはさっぱり分からなかった。
「さっきのミッションが終わってから、ここに戻って来る前に撮っておいたんだ。――少し違和感があってな」
「違和感?」
「ここを見てくれ」
スッ、とヒロトの指がフォトデータ内の一点を指差す。
それに従って目を遣ってみれば、彼の指が指し示しているのはコアガンダムⅡの額のブレードアンテナの左側の、半ばからやや先端よりの辺り。
先のミッションの終わり際、陸戦型ガンダムのビームサーベルが後もう少しで触れる筈だった箇所だ。
「――ここの辺り、少し黒くなってるだろ?」
「えっと……」
ヒロトに言われるがまま、イツキはじっとその一点を見つめて確認してみる。
言われてみれば、彼が指し示している辺りは、確かに他の部分より僅かに黒ずんでいるように見える。
まるで、何か高熱の物体にほんの僅かに触れて、ほんの微かに焦げ付いたかのように。
「確かに、そうっぽいけど……えっと、それが一体どうし――」
「ビームサーベルの跡だ」
「……え?」
呆けた声が、無意識に口を突いて出ていた。
次いで、聞き間違えたと思った。
だってそうだろう?
ミッションには失敗したのだ。ヒロトからもハッキリそう告げられたのだ。
ならば、そんな筈は――。
「ほんの微かにだけど、当たっていたんだ。――君が最後に仕掛けた攻撃が、俺に」
「……ぇええーっ!?」
反射的に、イツキは飛び出しそうな程に向いた目を顔ごとヒロトへと向け、驚愕の絶叫を上げた。
いや、その瞬間に驚きの声を上げたのは彼だけではない。
「マジかよぉ!?」
「ほんとうなんですかー!?」
イツキに続いて声を上げ、そのまま彼の傍のフォトデータを二人して覗き込むアイアンタイガーとトピア。
そして更に、二人に続く形で顔を見合わせるヒロト以外のBUILD DiVERSの面々に、思わずといった
細かな反応こそ各人それぞれといった感じではあったが、いずれもヒロトの言葉に驚愕と疑念を禁じ得ない状態であったのは間違い無かった。
特に、事の当事者であるイツキは。
「ちょ、ちょっと待ってよ!? あ、当たってたってどーいう事!?」
先のミッションでのイツキ側の勝利条件は、制限時間内にヒロトに一撃攻撃を当てる、というものだった。それが最後まで叶わなかったから、ミッションは失敗に終わった筈だ。
なのに、届かなかったと思っていた最後の攻撃が実際には届いていたとは、一体どういう事なのか?
その疑問に対し、ヒロトから返って来た返答は次の通りだった。
「俺も正確には分からないけど――多分、最後の攻撃が
「ダメージと、して?」
「ああ」
GBN上で扱われるガンプラは、あくまでダイバーギアや筐体を通して実機をスキャンし取り込んだ再現データだ。
それ故に、バトルやミッションで攻撃を受けた際、それが
時間にしてほんの一瞬だけのこの処理の結果
ミッションの終わり際のイツキの最後の攻撃は、確かにコアガンダムⅡのブレードアンテナに当たっていた。それについては、先のフォトデータという証拠もあるので間違いないだろう。
では、当たっていた筈のその攻撃は、実際にはどの程度の被害をコアガンダムⅡに与えていただろうか?
それについても、先のフォトデータを見れば一目瞭然。コアガンダムⅡのアンテナには確かに攻撃の跡こそが残っているが、それは半ばからの欠損や、溶解した装甲が盛り上がっているという分かりやすいダメージでは無い。あくまで、
つまり、“イツキの最後の攻撃は確かに当たったが、当たった際の状況等を顧みた結果、コアガンダムⅡに損傷を発生させられる程の威力は無かった。よってコアガンダムⅡは撃墜されず、制限時間に達したためミッションは失敗。一方で当たった事自体は間違いないため、アンテナの焦げという形で攻撃の跡そのものはコアガンダムⅡに残す”、という判定がシステムから下ったためにこのような状況になった、というのがヒロトの推測であった。
「俺もこんな事になるとは思ってもみなかった。普通は掠ったくらいでも少しはダメージが入るから、その程度でも撃墜判定になるようにコアガンダムのステータスも調整していたんだけど……」
そう、あくまで淡々としているのは変わらないまでもどこか信じ難い様子でヒロトが告げるが、その言葉の半分近くは唖然とするイツキの耳から耳を通り過ぎていた。
混乱の極みだった。
攻撃が当たらなかったからミッションは失敗に終わった、という認識だったのだ。
それが、実際には攻撃は当たっていて、その痕跡もちゃんと残っていた。その上で、GBNのシステムからの判定で失敗となった、と一方的に解説されても、イツキからすれば何が何やらといったところだ。さっぱり意味が分からない。
だが、仮にこの現状をイツキが飲み込めていたとしてもあまり変化は無かっただろう。
――程無くして彼に襲い来る、更なる驚愕の事態の前には。
「でも、
ふとヒロトがそう言った刹那、イツキのすぐ傍の空間でフォトデータを表示したままだったメニューウィンドウが、彼の手元まで独りでに転移する。
その様を目で追ったイツキが見上げる先で、先程と同様にヒロトが右手の人差し指を走らせ、メニューウィンドウに何かを操作を加えていく。
そして、その操作を終えたらしい彼がメニューウィンドウを閉じた瞬間、
「うわっ!?」
それと入れ替わるように、イツキの眼前の空間に別のウィンドウが現れた。
「な、何だコレ?」
突然出現したウィンドウに腰を引けさせつつも、イツキはそれに表示されている内容に目を走らせる。
どうやら、ウィンドウは何かのデータが送られて来た事を通知するものらしく、差出人と、送られて来たデータそのものが表示されていた。
「なっ……!?」
――ヒロトの
「ひ、ヒロトさん!? これって!?」
咄嗟に、イツキはウィンドウ内を見ていた目をヒロトの方へと向け直した。
大きく見開いた双眸から放たれる驚愕に満ちた視線を受けた彼は、変わらず平然としていた。
しかし同時に、頷き返したその顔には微かな笑みも浮かんでいた。
間違いや冗談で送ったワケでは無い――そう語るようなヒロトの対応が、余計にイツキを困惑させた。
「い、いや、ちょっと待って!? も、貰えないよコレ!?」
「どうしてだ?」
「どうして、って……! だ、だって俺、結局ミッションだって……」
確かに最後の攻撃は当たっていたのかもしれないが、それでもミッションは失敗だったのだ。その成功報酬として指定されていたパーツデータを受け取る資格は無いと、少なくともイツキ自身は認識していた。
だが、実際は違う。その認識は、彼の思い込みが生んだ大きな間違いが含まれている。
その事を、続くヒロトの言葉が明らかにする。
「どうやら勘違いしているみたいだな?」
「え?」
「“一撃当てて、俺を認めさせられるか? それとも、今度こそコアガンダムを諦めるか?”――俺はそう言ったんだ。
「え、あ……えーっと……?」
指摘されるまま、イツキは両手を頭に当て、アダムの林檎に訪れてからの事を回想してみる。
言われてみれば、確かにミッションの達成そのものがコアガンダムのパーツデータを渡す条件であると、ヒロトは一度も口にしていなかったかもしれない。
であれば、究極的な話、ミッションの成否そのものはパーツデータの入手には関係無かったという事か?
「全く関係無かったってワケじゃない。あのミッションを達成出来たって事は、つまり俺に一撃当てる事が出来たって事だからな。それに、君にパーツデータを渡すかどうかを決める判断材料はどの道必要だった」
そういう意味ではあのミッションを行った事は全く無意味では無いし、だからこそパーツデータも達成報酬として設定していたのだ。
「で、でも……」
それでもまだ、イツキは納得出来ずにいた。
ヒロトの話を聞いても、なお負けてしまった自分がこのままパーツデータを受け取って良いのか、という疑念が拭えないでいた。
そのせいで視線を下向けて言い淀んでいたところ、突如、バン、と大きな音が立つ程強く背を叩かれた。
それに、うわっ、と驚き振り返ってみれば、
「なーにウダウダ悩んでんだオメーはよー!?」
歯を剥いて笑うアイアンタイガーの顔がそこにあった。
「こ、
「
「そーですー!」
アイアンタイガーに続き、彼の隣のトピアも身を乗り出して来る。
「
「トピア……」
呟くイツキ。
その心中は、共に戦ってくれた二人の言葉によって大きく揺れ動いていた。
そして、
「ねぇ、イツキ君?」
腕を組んだ姿勢でカウンターに寄り掛かるマギーからも問いが投げ掛けられる。
「どうして、アナタの最後の攻撃はヒロト君に当たったのかしら?」
「どうして……って、どういう事?」
「最後の攻撃はコアガンダムへのダメージとして認められなかった、ってさっきヒロト君が説明したでしょ? コアガンダムに攻撃の跡が残ってたから当たっていたって分かったけど、もしかしたら
「あ――!」
確かに、マギーの言う通りかもしれない。
最後の攻撃がダメージと認められないと、GBNのシステムは判定した。その上で焦げ跡という痕跡がコアガンダムⅡに残っていたから最後の攻撃は命中していたと判明したワケだが、そもそもこの焦げ跡すら残っていない可能性だってあった筈だ。
「これ、アタシなりの考えなんだけどね? 最後に焦げ跡が残ったのって、イツキ君の
「俺の、
「そう。アナタのコアガンダムへの想い――
ガンプラへの
確かに、イツキは結局最後までコアガンダムⅡにダメージを与える事が出来ず、ミッションは失敗に終わった。例え彼のコアガンダムへの
しかし、それでも彼の
渾身の想いで振り下ろした最後の一撃は、ミッションの結果を覆さない範囲で確かにコアガンダムⅡに
そして何よりも――。
「――俺もマギーさんと大体同じ意見だ。君のコアガンダムへの
「
それは、今日この場に訪れてから度々ヒロトが口にしていた言葉だ。
それを最後につけたのは自分だと穏やかな面持ちの彼から告げられた時、既に熱くなっていたイツキの目頭は更に熱を帯びる。
「……ほ、本当に良いの? そ、そんな風に言われちゃったら、お、俺、本当に、貰っ、ちゃうけど?」
次第に視界が揺らめき出す。
何故かは分かっていたが、目元を隠したり、ダンダラ羽織の袖で拭い取ったりといった発想は不思議と浮かばなかった。
「今更遠慮する必要なんて無い。貰ってくれれば良いんだ。――今の君にはその資格がある」
すっ、とヒロトが腰を
それによって目線が同じになった彼が潤んで見え
「そのパーツデータは――
その言葉がトドメとなった。
決壊したダムの如く、支え切れなくなった両の瞼から熱い涙が溢れ出し、絶え間無く下へ下へと流れ落ちていく。
イツキは、泣いていた。
泣いて、プルプルと口を震わせて、
「――ぃやぁったああああぁぁぁぁッ!!」
アダムの林檎内に
「やったぁ! やったよぉ! コアガンダム手に入ったよぉ!」
「うっしゃー! 良くやったぜイツキー!!」
「イツキくんおめでとうですー! でも何でまた泣いてるんですかー?」
感涙しつつ、ダンダラ羽織の袖を忙しなく振って全身で喜びを顕わにするイツキ。
そんなイツキに、これで俺様の目標にまた一歩近づくぜ、とどこか彼以上に喜んでいる様子のアイアンタイガーと、不思議ですー、と小首を傾げるトピアが駆け寄り、称賛を投げ掛けていく。
そんな年下の子供達の様子を微笑ましく感じながら眺めていたヒロトは、ふと肩に手を置かれる感覚を覚える。
それに振り返った彼を迎えたのは、いつもと変わらないメイの仏頂面と、そこから繰り出される問い掛けであった。
「最初からこうするつもりだったのか?」
「こうするって?」
「以前言っていただろう、コアガンダムはGBNを始める時に作ったガンプラだと」
確かにメイの言う通り、コアガンダムはヒロトがGBNを始めるに当たって製作したガンプラであり、その機体はプラ板やパテ、既存のガンプラのパーツや改造用のオプションパーツ
そう、最初にコアガンダムを作り上げた時点で、ヒロトは射出成型機を一切使用していない。――当時の時点で、コアガンダムのパーツデータなど存在していなかったのだ。
「そうなれば、お前がイツキに
パーツ一つ一つを一から作り起こし、尚且つそれを市販のキットのようにランナー上に配置していかなければならないのだ。その工程を今日までの一週間の間に済ませなければならなかったのだから、その労力は並大抵のものでは無い。
――という背景があり、更に今回の機会をイツキが逃していたならその苦労が全く無駄になっていただろう事から、最初から彼に渡すためにヒロトがパーツデータを作っていた、というのがメイの考えらしい。
なので、それを察したヒロトは、
「違うよ」
小さく首を振って、その考えが誤っている理由を説明した。
「あのデータは元々途中でまで作っていたんだ」
「元々?」
「ああ。それに、今回のために少し手を加えただけなんだ」
故に当初通りだ。今回のチャンスをイツキがものに出来なかった時は、迷わずヒロトはパーツデータを渡していなかった。
そして同時に、
「だとしたら、あのデータは何のために作っていたんだ? コアガンダムは、お前と
「だから、迷ってたんだ」
彼は自らの内の迷いを断ち切っていた事だろう。
しかし、実際はそうはならなかった。
「今のコアガンダムを作り上げたのは俺だけじゃない。だからずっと迷ってたんだけど――」
そこで一旦言葉を区切ったヒロトは、視線を不可思議そうな様子を伺わせるメイから、再びイツキ達の方へと向ける。
「嬉しいのに泣くんですかー? うーん……良く分かんないですー」
「そーいう事もあんだよ。分かんねーならそーいうモンだって覚えとけ。――それはそうとトピアよー、オメーさっきから俺の事、バ〇バ〇ダーだのバ〇リバリッ〇ュだの、散々間違えて呼んでやがったなー?」
「ええー、そんなこと言ってないですー! 私ちゃんと呼んでますよー、
「
「う゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ん゛! やったよぉ……グズッ、ずびびっ」
「ってア゛――ッ!! イツキテメー! 何俺様のキッドコスで鼻かんでんだコノヤロー!!」
高かったんだぞこのコスチューム、と唾を飛ばして怒鳴り散らすアイアンタイガーと、彼のツナギの腰の辺りと自らの鼻の間にヌラヌラと輝く鼻水の橋を架けつつ泣いているイツキに、ごめんなさいですー、と頭を下げるトピア。
何とも騒がしくも
「――彼にチャンスを与えて正解だった。お蔭で、俺も自分の中の迷いに
もうヒロトの中に迷いは無い。
あるのは、かつて迷いだったものがその形を変えた
ただ、それらのみというワケでも無い。
ほんの僅かであるが、今のヒロトには疑問もあった。
「――それにしても、何でだろう?」
「?」
「特別似ているワケでも無いんだけど、どうも彼を見ていると思い出してしまう。――
それはほぼ独白だった。
故に、語るヒロトの意識には、その言葉に疑問を覚えるメイの姿はまるで見えていない。
見えているのは、その視界の先で変わらず泣いているままのイツキと、再び脳裏に映り込む
「……本当に、何でだろうな……」
今更
とっくの昔にGBNを止めていたとして、おかしくないのだ。もう会えないのに。
……合わせる顔など、無いというのに。
目を細めるヒロト。
同時に、脳裏に映る映像が切り替わろうとする。
それを引き金に、彼の心に悔恨の感情が流れ込もうとして、
「まっ! 何はともあれ一件落着だな!」
全く意識外から聞こえて来たその声が、ヒロトの意識を引き戻すと共にその感情を引っ込めさせた。
「――カザミ」
咄嗟に振り返って見れば、満面の笑みで両腰に手を当てたカザミがそこにいた。
「ガキンチョは念願のコアガンダム手に入れて、お前は何か良く分かんねぇけど吹っ切れったぽくって。でもって、俺らはもう追い回される事も無くなって! いやーバンバンザイ! ウィンウィンって奴だな!」
「本当にそうですね! ああ……これで寝る時にSP呼んでもらう必要も無くなるんだ……」
カザミに続き、パルヴィーズが心底安堵した様子で肩を撫で下ろしながら、メイの左隣りに歩み出た。
そして最後に、
「あの子がミッション失敗しちゃった時はどうなっちゃうかと思ったけど……本当に良かった、あの子とヒロトが二人とも納得できる結果で終わったみたいで」
ヒロトの右隣りから、ひょっこりと顔を出したヒナタが安心したように言いながら、笑顔で彼の顔を見上げる。
「ああ。――そうだね」
イツキとの不意の遭遇から始まり、色んな意味で様々な苦難に襲われる事となったこの一週間余りの日々も、終わってみれば三人の言う通り、彼もヒロトも得る物を得て終わらせる事が出来た。
正しくWin-Win、正しく大円団。文句無しのハッピーエンドだ。
そう。
「――ところでなんだが」
ヒロトも含めた他のメンバーが
「“ビルドコイン”は足りているのか?」
そう疑問を投げ掛ける瞬間までは。
「……え? 今、何て?」
良く聞こえなかった。
何せ、直前まで喜びの涙を流し続けていたり、何やらアイアンタイガーがギャーギャーと叫び
だから、瞼に涙を溜めたまま、鼻の穴から伸びた鼻水の先をアイアンタイガーのツナギにへばり付けたまま、ぽかんとしながらイツキは聞き返した。
それに対し、感情の読めない仏頂面のままのメイがこう返す。
「だから、ビルドコインは足りているのか?」
「び、ビルド、コイン……?」
“ビルドコイン”――ミッションの成功報酬などで手に入れることが出来る、GBN専用の仮想通貨だ。
これを必要量支払う事で各種サービスを受けたり、アイテムやパーツデータなどの購買をしたりする事が出来るのだが、実はそういったGBN内での使用用途とは別にもう一つ、現実における使用用途がこのビルドコインには存在する。
それが、射出成型機を利用する際の使用料金である。
「か、金掛かるの?」
震える口でそう言って、直後にイツキは思い出す。
そういえば、ヒロトがパーツデータを見せた際に、トピアがチラっとそれらしい事を言っていた……ような気が。
「武器や装備程度の出力ならそうは掛からないはずだが――どうだ、ヒロト?」
「え?」
「お前が彼に渡したコアガンダムのパーツデータ、出力するとしたらどのくらい掛かる?」
振り返ったメイからの質問に、そう、だな、と思考しながらヒロトが答える。
彼女に続き、呆然としたまま顔ごと目を向けたイツキの視線から、気まずそうに目を
「実際に出力した事は無いから、正確な額は俺も分からないけど……多分、
「よっ、40000!?」
ヒロトの回答に反射的に絶叫するや、すぐに目元を拭い、鼻を
その右隅に表示されている現在の所持ビルドコインは――。
「せっ……1100……?」
初ログイン時に全てのダイバーの支給される初期金額――1000BC。
チュートリアルミッションのクリア報酬――100BC。
以上を合わせ――総額、1100BC。
パーツデータから実際にコアガンダムのパーツを出力するために必要となる想定金額40000BCからこれを引いた差額は―― 38900BC!!
「……あ……あ……」
先程までの、現実でやれば近所迷惑待った無しの嬉し泣きが嘘だったかのように涙が引っ込んだイツキは、まるで足りていない自らの所持金額を前に、顎が外れそうな程にあんぐりと口を開ける。
やっとの思いで手に入れたパーツデータ。となれば、後は現実に戻ってすぐにパーツを出力し、いよいよ組み立てるのみだとばかり思っていた。
それなのに、まさかこんな落とし穴があったとは……。
「……ひ、ヒロトさ~ん!!」
咄嗟に、イツキはヒロトへと、未来の猫型ロボットに泣きつく眼鏡少年まんまの勢いで助けを求めようとした。
が、
「あの子達もういないわよ?」
つい先程まで彼を含めたBULID DiVERSの面々が
代わりに返って来たのは、近場の席に腰掛けていたマギーの苦笑混じりの返答であった。
「妖怪コアガンダム下さいが妖怪ビルドコイン下さいに化ける前に逃げるぞ、とか何とかってカザミンとパル君とヒナタちゃんが死にそうなくらい青い顔して、そのままヒロト君とメイちゃん引っ張ってどっか行っちゃったんだけどぉ……」
そう何が起こったかを言い難そうにマギーが説明するが、その声はもうイツキの耳には届いてなかった。
「そ、そそ、そそそ……」
「……あっちゃー……」
「大丈夫ですー! パーツデータは手に入ったんだから、後はビルドコインを集めるだけですー! がんばりましょー!」
忘れてたわ、と顔に手を当てて天を仰ぐアイアンタイガーと、手に持つ箒を高く掲げながら、えいえいおー、と
「そんなぁー!!」
途方に暮れるままに叫ぶのであった。
パーツデータは手に入ったけど、コアガンダムそのものを手に入れるのはもうちょっと先になっちゃうイツキ君だったとさ。めでたしめでたし(殴
というわけで、これにて第二章は終了。次回から第三章に突入となります。
いよいよ真・主人公機お披露目も間近。それ以外に見どころ盛沢山になる予定ですので、ぜひとも楽しみにしていて下さい。
取り敢えず第二章の総括も兼ねて、BUILD DiVERSメンバーの簡単なプロフィールを。
(一部付け足しを除いた)設定は全員リライズ本編そのまんま(のつもり)なので、もっと詳しく知りたい人は公式サイトへGO!
【Diver Name/Real Name】:ヒロト/クガ・ヒロト
【Use GUNPLA】:コアガンダムⅡ
我らがガンダムビルドダイバーズRe:RISEの主人公にして、BUILD DiVERSの参謀役。
イツキとの遭遇を皮切りに、彼とのコアガンダムを巡る一騒動に巻き込まれる事となったが、そのお蔭で自らの内の迷いに決着をつける事が出来た。
その最中、幾度かイツキを通して
【Diver Name/Real Name】:カザミ/トリマチ・カザミ
【Use GUNPLA】:ガンダムイージスナイト
我らがBUILD DiVERSのリーダーにして、巷を騒がせる大人気G-TUBER。
突如現れたイツキのコアガンダムを巡るストーキング行為で酷い目に遭った被害者その1。
どこまで逃げても現れるイツキに本気で恐怖を感じるあまり、彼を“妖怪コアガンダムください”と呼んで恐れていた。その事が、後にカザミやイツキが全く知らぬところで思わぬ事態を引き起こす事に……?
【Diver Name/Real Name】:パルヴィーズ/パトリック・レオナール・アルジェ
【Use GUNPLA】:エクスヴァルキランダー
我らがBUILD DiVERSのショタ枠にして、(多分)中東生まれの未来の王様。
突如現れたイツキのコアガンダムを巡るストーキング行為で酷い目に遭った被害者その2。
イツキに与えられたトラウマのせいで、ヒロトの提案から彼らの決着がつくまでの一週間の間、常に大勢のSPに囲まれていなければ眠れない日々に苦しむ事になったとかならなかったとか。
【Name】:メイ
【Use GUNPLA】:ウォドムポッド+ /モビルドールメイ
我らがBUILD DiVERSの(元)紅一点にして、唯一のELダイバー。
突如現れたイツキのコアガンダムを巡るストーキング行為で特に酷い目に遭わなかった人。
今回の件が切欠で、妹にあたるトピアとの交流が出来た。
【Diver Name/Real Name】:ヒナタ/ムカイ・ヒナタ
【Use GUNPLA】:不明
我らがBUILD DiVERSのピカピカ新人メンバーにして、ヒロトの幼馴染のお隣さん。
突如現れたイツキのコアガンダムを巡るストーキング行為で酷い目に遭った被害者その3。
(自分の妄想の中で)ヌードを晒してみたり、危うく人殺しになり掛けたり、他の作者様方のキャラと絡んだりと、なんか一番酷い目に遭ってる気がしないでもない不憫な赤白ぺったん。