あーいい話だったなー、ズートピア。俺もこんな世界に住んでみたいぜ。
そう思いながら、俺はベッドに腰掛ける。その傍らには俺の愛用している、スマホが置いてある。
ニクジュディがとても良かったですな〜。
ん?てか、もうこんな時間か!明日も仕事あるし寝るかー。
スマホで時間を確認した俺はベッドに横になると、すぐに瞼を閉じて、意識を暗闇の中に手放した。
ん?どこだここ?
気がつくと、草原のような場所に立っていた。
夢、かな?それにしてはリアルだけど........
なんだあれ?
後ろを向いてみると目の前に、木製の扉があった。扉にはズートピアと書いてある。
ズートピアって!あの、ディ〇ニーの映画だよな。あー、あまりにも面白すぎたから、夢にまで出てきたのかな?
とりあえず、入ってみるか。
扉を触ろうと手を近づけると、扉はひとりでに開いた。
何、この扉、俺に触られるの嫌なのかな?なんか、悲しいな........
そう思いつつも、俺は扉の中に入って行った。
中は何もない部屋だった
うーん何もないな。
それよりなんか眠たくなってきた。
部屋の中は来るものを眠りに誘うかのような雰囲気だった。
あっやべ
俺は床に倒れ込むように眠りについた。
うぅっ、はっ!
俺気絶してたのか?
あれ?目が開かない!
俺は周りを見ようと目を開けようとしたが何故か開かなかった。
あれれれれれ?おっかしいぞー?
...............よ!..............ん!..............う!
ん?なんか聞こえてくるぞ。
俺は聞こえてくる音に耳を傾けてみた
「起きてよ!お兄ちゃん!もう劇がはじまっちゃう!」
ガバッと体を起こすと、体を擦りながら声を掛けてくる生物に視線を移した。
目が開いた!!てっ!なぁ!?うさぎが喋ってる!?
あーこれは夢だ、うんそうだ!よし!もう一回寝ようか。
俺はもう一度、眠ろうとベッドに横になろうとした。ところがさっきの喋るうさぎによってそれは阻止された。
「お兄ちゃん!寝ないで!」
そう言いながら、俺のことを叩いてくる。
痛くはないが、起きた方がいいのか?これは。
もう一度、体を起こすと、うさぎは嬉しそうな顔をして言った。
「お兄ちゃん!早く準備して、劇がはじまっちゃうから!」
劇?なんのこと?
俺が首を傾げていると、目の前のうさぎは俺に向かって何か投げてきた。
俺は突然のことで避けれなく、顔面に直撃した。
ぐはっ!?
痛え!なんつうモン投げてくるんだよ!
ん?なんだ?っう、頭の中に何が流れてくる!!
「思い出せ........俺を思い出せ!」
はっ!思い出した!そうだ、ウルガって名乗ってたはず。さっき無理やり思い出したからか分からないけどなんか記憶があやふやだな。
急展開過ぎてわからない人のために説明すると、俺は前世の記憶を持っていて、いわゆる転生者と言うやつだ。最初のやつ前世の夢だったのか懐かしいな俺の家。
それよりも!ここはズートピアの世界なのか?どう見ても子供の頃のジュディじゃねぇか!お兄ちゃん?俺、ジュディのお兄ちゃんなのか!?まあ、誰でも何にでもなれるとか言うしな。
体を触ってみると、全身毛で覆われていて、耳と尻尾が生えていた。
触って見た感じ、うさぎではなさそうだな。うさぎじゃないのに、お兄ちゃんって........。お兄ちゃんみたいな存在的なやつか?お、尻尾動かせるぞ!
「あ、ごめんお兄ちゃん」
「あぁ、ごめんジュディ、寝不足でちょっとボケっとしてたよ」
こっちの世界では俺は天才とか言われてて、頭も身体能力も良いとか言うチート性能がある。
「お兄ちゃんが寝不足なんて、珍しいね。昨日何してたの?」
うーん、どう言おうか?
俺はまわりを見渡してみた。
おっ!いいもんあんじゃん。
1冊の本を手に取ると、ジュディに見せながら言った。
「この本が面白くてね眠るのも忘れて読んでたんだよ」
「へぇ、そうなんだ。あっ!劇が始まっちゃうよ!早く着替えて来てね!それと........さっきはごめんなさい!」
そう言うと、ジュディはどこかへ走って行った。
あれはなかなか痛かったけど。まぁ、あれのおかげで記憶を取り戻せたかもしれないし別に気にしてない。
てか、劇の場所ってどこだ?ウルガの時の記憶がごちゃごちゃで思い出せない........。
そう思いながら、クローゼットの中に入っていた。服を適当に取り出して、着替えた。
聞いてみれば、分かるよな。
玄関の扉を開けて外に出た。