ジュディの兄に転生した   作:野生のパチリス

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ギデオングレイって可愛いですよね。


ギデオングレイって可愛いよね

外に出てみると何やら祭りがあるのか、家やお店には飾り付けされていた。

 

とりあえず、近場の店にでも行くか財布も持ったし。

 

記憶がごちゃごちゃで前世と今の記憶か分からなくなってるんだよな。

 

てか、劇の場所聞かなくても分かったな。

 

目線の先にはポツリと一際目立つ建物があった。そこにはたくさんの動物たちが集まっていた。

 

ジュディの劇が始まってたら困るし、さっさと行くか!

 

俺は劇場へと走り出した。

 

劇場に入ると、劇が始まったところだった。

 

ふぅー何とか間に合った。

 

そこから、ジュディの迫真(?)の演技が始まった。

 

なんでも、真面目にやるのがジュディだからな。

 

「何にでもなれるのでーす」

 

ジュディがそう言うと、俺は拍手を送った。

 

 

 

「ねぇ!お兄ちゃん私の演技どうだった?」

 

俺が劇場の外で待っていると、ジュディが走って俺の所までやってきた。

 

「ジュディ、頑張ってたじゃないか。それに血が出る表現の仕方は........ちょっとな」

 

「お兄ちゃん、ひどい!真面目にやってたのに!」

 

「あ、ごめん。でも、ジュディの伝えたいことは分かったよ。」

 

「ねぇジュディ?ジュディは警察官になって何をしたい?」

 

「立派な警察官になって、世界をより良くしたい!」

 

「そうか、頑張れよ!」

 

「うん!」

 

ジュディと話していると、二匹のうさぎが来た。

 

「おーい!ジュディ!ウルガ!」

 

ジュディの両親か。名前は確か、ステューとボニーかな?

 

「ママ!パパ!」

 

ジュディは2人の元に駆け寄った。

 

「ウルガ、私たちはジュディと大切な話があるから先に家に帰っててね」

 

「わかった、そこら辺で遊んでから帰るよ」

 

ジュディは「バイバイ!」と言って二匹と手を繋ぎながらどこかへ行った。

 

さて、俺はどうしようかな?お腹も空いたし昼飯でも食うか!

 

近場の屋台を見つけ、ニンジンバーを買った。

 

うまい!

 

狼だから魚ぐらいしか食べれないと思ってたけど、野菜もいけるんだな!そこでどうして魚が出てくるのかって?そりゃあ、ここはズートピア動物たちの楽園だからさ!

 

むしゃむしゃと食べていると。どこからか、争う声が聞こえてきた。

 

「やめてよ!ギデオン グレイ!」

 

その言葉を聞いた瞬間、俺の耳がピンッと立った。

 

えっ!ギデオン!やっほぉーい!

 

映画で見た、子供時代のギデオンは可愛かったなぁー

 

てか、こんなことしてる場合じゃないじゃん。我が愛しの妹、ジュディが怪我してしまう。

 

声の聞こえる方向に、走って行った。

 

 

動物達が争っているのを見て、俺はすぐに2人の間に入った。

 

「はいっ!そこまで!」

 

「っ!ウルガ!?離せよ!」

 

「えっ!?お、お兄ちゃん!」

 

まわりにいた子達は俺を見て歓声を上げた。

 

「ウルガさんだ!」

 

俺は一旦2人を落ち着かせると、話を聞いた。

 

まぁ、大体内容は分かってるけど。

 

「ギデオン、人のものは盗んだらダメだろ!それに、ジュディ!人のこと蹴ったらダメだぞ。前に蹴られた時、痛かったんだからな!」

 

「お、お兄ちゃん!それは言わない約束じゃなかったの!」

 

ちなみにこの出来事は俺がまだ前世の記憶を取り戻していない時にあったことだ。今、ちょうど思い出した。

 

「う、うるさい!!」

 

ギデオンはそう言うと、走り去って行った。ちなみにチケットは話をする前に返してもらった。

 

「ギデオン!あ、ジュディ!チケット返すね」

 

ジュディにチケットを渡すと俺はギデオンを追いかけた。

 

まだ、もふもふしてない!待てー!!

 

さすがに歳が離れすぎているため、ギデオンが逃げ切れるわけもなく。すぐに俺は追いついた。体のせいでもあるかな?

 

「は、離せよ」

 

「ギデオン。肉食動物がバニーバローには少ないのは分かってるけど、もっと自分に自信を持て」

 

「う、うるさい!小さな草食動物に頭下げてるなんて俺はごめんだね!」

 

どうしたものか........差別意識がもう、根付いてしまってる。

 

やっぱり物語どうり、成人して自分の過ちを後悔した方がいいのか?

 

まぁ、それもひとつの選択か。

 

「ギデオン、俺が言えることは自分が後悔しない道を選んで進んで行って欲しいそれだけだ。あとは何も望まないよ。」

 

ギデオンは俯いたまま、動かなかった。

 

「肉食動物が少なくて、怖かったんだろ?そのせいで、プライドに縛られて相談出来ない。なら、俺がお前の傍にいてやるから。」

 

ギデオンは目から大粒の涙を流しながら俺に抱きついてきた。

 

俺は優しく頭を撫でると言った。

 

「ひとりで抱え込むなよ、ギデオン。」

 

 

 

あと、ついでにもふっといた。てか、俺がギデオンの未来変えたとか!いやー、やっぱり俺、有能だわ!

 

なんか、有能とか自分で言ってて恥ずかしくなってきた。

 

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