「アイスキャンディーいかがー」
あ、ニック発見。
俺が家へと歩いている途中、あのアイスを売っているニックを見つけた。
どうしようか、ここで繋がりを持っておこうか。
よしっ!
俺は決心すると、歩き出した。
「アイスキャンディ1つ」
「はいよ、150円だ」
そう言って、ニックが振り向いた。
ニックは俺の顔を見ると、固まった。
ん?ニックが固まったぞ。おーいニック!
返事をしろぉぉ!
「えーと、すみません。150円(ドルだと思うけど許して)です。」
「はっ!おっと、すいませんね。はい、どうぞ」
そうニックが言うと、アイスを俺に渡した。
俺はアイスを貰うと、家の方向に歩き出した。
「なぁ!アンタ、どこかで出会ったことあるか?」
後ろからニックが話しかけてきた。
出会ったことがある?そんな記憶俺にはないが。
「どこかの誰かと勘違いしてるんじゃないですか?僕の記憶にはないですね。」
「そ、そうか、それならいいんだが。引き止めて悪かったな」
俺は家に向かって歩いた。
side ニック
昼間会った、アイツ、俺を助けてくれたお人好しに似てたな。
あぁ、今アイツはどこで何をしてるんだろうか。きっと、アイツはなんでも出来るから、俺みたいな詐欺師とは真逆の仕事に着いてるんだろうな。
あの時、言い忘れたことを伝えたい。
side ウルガ
家に到着!いやー駅から結構近いなここ!
仕事場にも近いし、もう最高!
それよりも、マンションの管理人に挨拶してこないと。
えーとここかな?
俺はチャイムを鳴らした
「はーい、なんですか?」
インターホンからは女の声が聞こえた。
「今日入居するウルガ・ポップスです。」
「あ!ポップスさんね!待っててね今開けるから。」
しばらくすると、ドアがガチャと音がして開いた。
「ポップスさん待ってたわよ!私はここの管理人のメアリ・グロースよ!気楽にメアリって呼んでね!」
出てきたのは猫獣人だった。
「あっはい、メアリさん今日からよろしくお願いします!」
「あなたの部屋は205号室よ!はいこれ鍵、無くさないように気をつけてね!無くしたら.......わかってるよね!」
ニコニコしながら鍵を俺に渡してきた。
「……わかりました。無くさないよう気をつけます...。」
俺はそう言い、自分の部屋の階に登っていった。
廊下で狼獣人が前を歩いてきた。
「ん〜?もしかしてぇ新入りくんかなぁ?僕の名前はアイだよぉ。えーと君の部屋は?あ〜僕の隣だぁ!入居挨拶ならいつでも歓迎してるよぉ!」
「アイさん今日からよろしくお願いします。僕はウルガ・ポップスです。」
「ふふ、よろしくねぇ!さてと、部屋に案内してあげるよぉ!」
そう言ってアイは歩き出した。それを見て俺も歩き出した。
それにしてもなかなかいい所に住めたな。職場からも近いし、これで月10万は安い方だと思うんだがな。
周りを見てみると、しっかりと掃除がしてあり、ゴミひとつ落ちてないんじゃないかと思うほど綺麗だった。
「それにしても、いい所ですねここ」
「そうでしょ」
アイさんめちゃくちゃニコニコしてるな。余程、俺が来たことが嬉しかったのだろうか?