本稿である、「作中の過去及び、今後やるはずだったお話の大まかな流れ」は約34000文字の大ボリュームです。
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作中での過去。
パヴァリア光明結社壊滅作戦
約12年前に風鳴機関が多大な犠牲を払ってパヴァリア光明結社を殲滅した。
織斑計画
パヴァリア光明結社壊滅後に、接収したデータをもとに完全なる肉体を持った風鳴訃堂のクローンを造り出そうという計画。2年間の研究の成果として千冬、一夏、マドカを誕生させた。
織斑千冬及び織斑一夏脱走事件
約10年前、織斑千冬が織斑一夏を連れて織斑計画の実行施設から脱走した事件
白騎士事件
白騎士事件とは、約8年前、篠ノ之束が東京を射程圏に納める全世界のありとあらゆるミサイルを「クラッキングらしき行為」をして発射させ、白騎士という第1世代ISが東京めがけて飛来した全弾を撃墜したことと、ミサイルを撃墜したのち太平洋上(日本の領海内)にたたずんでいた白騎士の調査に向かってきた数カ国の艦隊を白騎士が単機で死傷者を一切出さずに無力化した事件。これによりISが従来の兵器をはるかに上回る性能を持っていることを世に知らしめた。なおこの事件には謎の部分が多く近年解明されたのは艦隊を無力化した際に単一仕様能力零落白夜らしき力が使用されていたことくらいである。最大の謎であるスタンドアローンになっているミサイルをどうやってクラッキングで発射させたのかは見当もついていない。
白騎士事件の裏側。
篠ノ之束に「ちーちゃんが何もしなければ東京は消滅するよ」と脅される形で織斑千冬が協力させられて白騎士を纏い弾道ミサイルを撃退したが、その後の太平洋上(日本の領土内)にたたずみ艦隊を無力化したのは、束が千冬を脅しているのを見ていた千冬の監視からの言伝で訃堂が束のテロを知り、それをISという日本の次世代抑止力になる力を披露する機会として最大限利用するべく、そして過去の怨讐から調査の名目で国土に侵入してくる夷狄を蹂躙せよと千冬に命令したからである。だが千冬の人を殺すことを望まぬ優しさに応えた白騎士が零落白夜を発現させたのと千冬自身の努力で死傷者は出さなかった。白騎士事件後、ISを新たな次世代抑止力の座につかせることには成功したが、訃堂に対して敵愾心を持つ親米派の政治家の策略で日本がISの技術を独占することは失敗することになった。
ネフィリム再構築実験
約8年前、篠ノ之束から配分されたすぐさまISコアを解析したFISはISコアに、改造されたネフィリムの細胞が使用されているのを突き止める。FISはISコアより抽出したコードの改竄されたネフィリムの細胞をさらに改造したうえで、エネルギーを与え、オリジナルよりも高性能なより完成度の高いネフィリムを復活しようという試みる。しかし、失敗して暴走事故を起こし、セレナが絶唱でエネルギーベクトルを操作してネフィリムを破壊したが、絶唱のバックファイアで、動けなくなったセレナを護ってマリアは大けが。その傷を癒すためにマリアは約7年間コールドスリープで眠ることになった。
織斑一夏誘拐事件
約3年前。亡国機業が織斑一夏を誘拐した事件。廃工場に誘拐した一夏の身柄をISを装備した亡国機業のエージェントが回収する予定だったがISを装備した織斑千冬が廃工場に突入、一夏を救出した。この時一夏の監視をしていた風鳴機関のエージェントはスコールに抹殺されている。亡国機業の動向をいち早く察知していたドイツ軍によって千冬は一夏が誘拐されたことを知ることになったため千冬や風鳴機関はドイツに借りができた。そのためその後1年間ドイツでISの操縦指導を千冬が黒兎隊に直々に行っている。
なお一夏を誘拐しようとした目的は、風鳴訃堂の遺伝子を基にした人造人間の中でもあらゆる才覚に伸びしろを持っていた一夏を手中に収め、その遺伝子情報を使ってクローンを作り出し兵士としたり、商品として売り飛ばしたりしようとしていたからである。
この事件以降織斑一夏を監視する人数が増員され亡国機業も迂闊に手を出せなくなった。
ライブ会場の惨劇
約2年前。ツヴァイウイングのコンサート中に発生したノイズによって多数の死傷者が出た事件。その場には、観客、関係者あわせて10万を超える人間が居合わせており、死者、行方不明者の総数が、12874人にのぼる大惨事であった。ただしノイズによる死者は全体の1/3程度であり、残りは逃走中の将棋倒しによる圧死や、 避難路の確保を争った末の暴行による傷害致死である。なおこの事件で立花響は自身にとっての陽だまり、小日向未来を一緒に避難しているところをノイズに炭へと変えられた。
死者の中にはシンフォギア装者であった天羽奏も含まれている。そのパートナーであったシンフォギア装者、風鳴翼は心に深い傷を負い、さらに追い打ちをかけるかのように1年後の特異災害対策機動部襲撃事件によって父、叔父、マネージャー等を失ったことで心が完全に折れてしまい、訃堂のその後の洗脳教育の結果、父である故・風鳴八紘の願いもむなしく祖父と同じ護国の鬼へとなり果てた。
ライブ会場の惨劇の裏では特異災害対策機動部による、ライブ会場にて高まったフォニックゲインを利用したネフシュタンの鎧の起動実験が行われていたが、起動時に膨れ上がったエネルギーに安全弁が押し負けて爆発事故を起こす。結果ネフシュタンの鎧はそれに乗じた何者かに奪取された。ノイズの襲撃がそれに重なったことから見て何者かの陰謀であることが想像できる。
特異災害対策機動部襲撃事件
約1年前に起こった聖遺物を狙った亡国機業による特異災害対策機動部への襲撃事件。亡国機業側にとって、実働部隊モノクロームアバターのIS5機と戦闘員100人を投入した大規模作戦だった。その目的はヤントラ・サルヴァスパの奪取。これにより特異災害対策機動部の当時の総司令官だった風鳴弦十郎と居合わせていた内閣情報官の風鳴八紘、シンフォギアシステム開発者である櫻井了子、エージェントである緒川慎次をはじめとした多数の有能な人物が亡国機業のISおよびエージェントと大激戦を繰り広げた末に死亡している。この事件でヤントラ・サルヴァスパを強奪されるが、亡国機業の所有するISのコアを4つほど秘密裏に鹵獲することに成功している。千冬と一夏はこの事件で後ろ盾になってくれていた弦十郎と八紘を失い、翼もまたよりどころを完全に失った。
この事件は日本政府にとっても亡国機業にとってもかなりの痛手であるとともにフィーネと覚醒していた櫻井了子にとっても想定外の死だった。
黒いノイズの惨劇
約1年前に起こった特異災害対策機動部襲撃事件の数日後。日本の対ノイズスペシャルチームが機能不全を起こしている状況下で突如街中で発生した漆黒のノイズによって引き起こされた惨劇。この漆黒のノイズはなぜか人を炭化させても自身が炭化してしまうことはなく、連続で人を炭化させられるうえ、通常のノイズよりも戦闘能力が遥かに高く、そのうえ発する紫色の瘴気で人々に強い破壊衝動を抱かせることができた。そのため自衛隊の、対応に向かったIS部隊は全滅させられ打つ手なしの絶望的状況だったのだが、突如現れた未確認のシンフォギア装者2名と当時特異災害対策機動部に所属していなかった立花響と思われるシンフォギア装者によって撃退された。その際に漆黒のノイズが発する瘴気の中でも破壊衝動に塗りつぶされなかった織斑一夏(風鳴の血がなせる業)は、立花響と思われる少女に命を救われる。この日から一夏はヒーローを嫌悪しなくなり、立花響のようなヒーローになりたいと思うようになる。
実は、黒いノイズを倒したシンフォギア装者は、全員平行世界の人間であり、完全聖遺物ギャラルホルンによってこの世界にやってきた。その目的は黒いノイズ(カルマノイズ)を撃退することであった。織斑一夏が憧れた立花響は平行世界の立花響である。なお、この世界にやってきたシンフォギア装者は立花響にマリア・カデンツァヴナ・イヴ、小日向未来の3人である。この時、この世界の立花響はノイズを狩るために駆け付けたところで、平行世界の小日向未来を、彼女が元の世界に戻っていく直前に目撃している。
作中でやったこと。
クラス対抗戦
2か月に1回開催。リーグマッチ。基本的には1日に開催する。6月1日に開催されたものではゴーレムによる襲撃事件が発生した。
本編でやりました。
1学期学年別トーナメントタッグマッチ
6月最終週に開催。本来ならタッグではないがゴーレム襲撃事件のあおりを受けて、タッグになった。1年の場合は将来を期待できる生徒に目をつけるために、2年は1年間の成果の確認のために、3年はスカウトのために各国政府、研究機関、各企業の人間が集まる。
本編でやりました。
臨海学校
夏休み前の一大イベント。校外実習扱いで、ISを学園外で動かす行事。国連との取引でテロリストから一般人に戻った篠ノ之束監視のためにノーブルレッドも登場。銀の福音暴走事故発生。さらに、ポイントDGと風鳴機関本部、旧特異災害対策機動部本部、潜水艦瑞鶴を無数の無人機が襲う。すべては暮桜を探し出すため。だが、これがきっかけで篠ノ之束がポイントDGに興味を示す。しかし雪音クリスを拘束される束。
本編でやりました。
第4章 平和な日常とその裏に
夏休み
箒、紅椿の件で風鳴機関に呼び出され、対ノイズ戦闘能力を持つ箒を特異災害対策機動部準所属隊員となる。また、神の力を使う特殊能力があることが発覚したので、夏休み中はほぼ風鳴機関本部で機体実験のために過ごすことになる箒。
改めてよろしくと箒と言葉を交わす付き添いの一夏と響と簪。そこで翼と美結も加わる。
箒、翼を神聖視するほどのファンだったのでに翼に興奮。翼も箒が剣の道を愛する者だと知っていたので手合わせする約束をする。
訃堂は紅椿のおかげでディバインウェポンの完成に近づくと美結と共に喜ぶ。ただし、並行して進めているその他の次世代抑止力計画も完成のめどが立っているためディバイン・ウェポンに固執しているわけではない。
一方ノブレはこれで身体の人間部分の代謝機能を増加させて人間に戻れると期待する。それと同時にコアネットワークを流用したフィーネと交信に成功。神の力の使い方や、それを制御して人間部分を再生する装置の作り方を伝授する代わりにアヌンナキと並ぶ肉体の篠ノ之束のクローン体を作れと要求するフィーネ。そしてノブレとフィーネの協力関係が生まれる。
おまけでやりました。
一夏、道に迷っているピンク髪の小さな子供を見つける。その名はマリア・カデンツァヴナ・イヴ。1年前にコールドスリープから目覚めた肉体年齢13歳の少女。セレナ・カデンツァヴナ・イヴとはぐれ、スマホの充電も切れてしまい途方に暮れていた彼女の道案内。
実は米国のIS操縦者で代表候補生。ナターシャ・ファイルスの件でお礼を言うマリア。
ストロベリーとブルーベリーをそれぞれ買った2人は、お互いのクレープを味見。ミックスベリーと化したクレープをマリアと共に食べた後、その後セレナが待っていた駅のところで合流する。
引き返す一夏はクレープ屋でシャルとラウラと遭遇。再びミックスベリーな状態になったクレープををごちそうになり、シャルロットとラウラに実は好きな人と食べると恋が成就するまじないがあると知らされる。一夏、2人ともアプローチが直球で困ると苦笑しさらにマリアとも食べたことに俺はなんてことをしたんだと項垂れる。
おまけでやりました。
セシリア。驚愕の情報を祖国から送られる。メイドであり目指すべき目標であった幼馴染の国家代表チェルシー・ブランケットがBT3号機ダイブ・トゥ・ブルーを奪取して亡国機業のモノクロームアバターの少女のBT2号機の奪取を手伝い行方をくらませたという情報を。
実は妹であるエクシア・カリバーンこと、エクシア・ブランケットを救うために亡国企業入りしたチェルシー。スコールとあいさつする。そして来るべき日にはヤントラ・サルヴァスパの力でエクシアと融合したISコアの設定を書き換えてISを完全自立化させる代わりにエクシアをISから解放することを目論むチェルシー(妹の行方をつかんだことに加えて、篠ノ之束の起こしたゴーレム事件のおかげでISが自立化可能であることを知ったこと。さらに亡国機業がいずれはエクスカリバーのコントロールを奪う気だったのをイギリスがMI6の力で真っ先に掴んだため)。
この件で疲弊したセシリアは一夏に抱き着く。一方それを見て明確に嫉妬心を感じた響。それによってできたもやもやを解消するために一夏に買い物に付き合ってと頼む。
おまけでやりました。
以降、今後やるはずだった展開。
一夏、響。買い物中に鈴と遭遇。
明らかに響が一夏を意識しているのを察した鈴は2人の買い物に乱入する。そんな中、イケメン俳優を巡って若い女性が争う料理対決で、本来ならば複数人の女性から勝った人にイケメン俳優とデートできるペアのテーマパークのチケットが渡されるという生放送の番組が一夏たちを発見し取材。
それにより響の父、立花洸が響の場所に急行する。
一方でテレビは響と鈴の思いを察したイケメン俳優とレポーターの機転によりにより響と鈴が一夏へのペアチケットを巡って料理対決をすることになる。響、鈴は対決。餃子を中心とした料理を用意した鈴と、とんかつと味噌汁などの料理を作った響。
一夏、真面目故に響に肩入れせずに料理を判定。鈴の勝利。響落ち込む。だが一夏の真面目さに余計に惚れこむ。一夏君の胃袋をつかんだのは鳳鈴音さんですと報じられる。
鈴さんは一夏君とデートしたいですかと問われると、それは秘密と焦る鈴、その反応に対して一夏はどう思うかと聞かれると、まぁ鈴には他に誘いたい人がいるんでしょうと照れ隠しで適当なことを言ってごまかす。
その後、テレビに解放されて自由になった3人は気まずい雰囲気の中帰っていると、洸が現れる。響、混乱して逃げる。離婚の件もあり父という存在に色々思うところがあった鈴は一夏と一緒に一方的な洸を響のために止める。
クリスのシンフォギアを無理やり纏わされる描写。予備のガングニールのデータとクリスの装備していたダイレクトフィードバックシステムのおかげで神獣鏡の量産シンフォギア部隊の計画が進むと喜ぶ新型シンフォギア開発チーム。
一夏、鈍感なイケメンと報じられて各方面から中傷まではいかないがいろいろ言われげっそりする中、翼と偶然お盆に八紘と弦十郎に線香を上げに来ていた際に再開する。翼の「歌手として再び歌いたい」という夢を知り、八紘の翼の名に込めた思いを翼に伝える一夏。しかし、翼が八紘の実の娘でないことを知る。また訃堂を一夏は完全に信用できない存在と断定する。その後、クリスが風鳴機関本部から脱走したと知らせが入り一夏と翼はともに捜索する。そして、幼児退行したクリスを保護。訃堂から告げられていた内容とは違ってクリスが無垢な存在だったことに驚くとともに、訃堂への信頼が揺らぐ翼。その後箒や簪とも合流する。
風鳴機関はお盆なのに大忙しで働いており、訃堂、美結、楯無は亡国機業がIS学園を狙っているという情報をつかむ。また米国がその件で共同でIS学園を防衛しようと持ち掛けてきたのを知る。さらに、亡国機業がアルカノイズを所持しておりシンフォギア装者で迎え撃つというアメリカ(アメリカ側はアガートラームとヘルメスのシンフォギアにすでに対アルカノイズ用の処理も施している)。やはり櫻井了子は裏切り者だったかと考える訃堂。一方ノブレはフィーネの陰謀を推測し少し迷うが人間に戻るためならばと迷いを振り切る
千冬は国際IS委員会に風鳴機関が頼んで秘匿させたIS学園地下に存在する暮桜。その何度目かの再起動を試す。零落白夜のフィールドであらゆるエネルギーの干渉を跳ね除けている暮桜は千冬に応えようと作動するがまだコアのダメージが抜けきっておらず再起動に失敗する(千冬に施されたウイルスに関係なく動作するように暮桜のコアが適応進化しているのは千冬たちも把握していた)。ただし、もう少しで復活できることがわかり、また白式からのデータ共有でバニシング・オーバーブーストすら獲得し進化していることに千冬は暮桜に呆れつつ喜ぶ。
夏休み最後の日の前日。明後日は協力関係になる米国の特殊部隊と顔合わせすることになるという話題で一夏、響と会話。翌日、響、シャルロット、一夏は共に洸と相対。響、洸の責任感や緊張感のない雰囲気に耐えかねて逃げ出す。一夏洸にキレる。あんたは二度と父親だなんて名乗るな。響さんは俺がそばで護る!!
その後、シャルロットは1人洸に「愛してくれる父親がいない身」としての言葉をかけると同時に少しばかりフォローする。一方で響の話を聞く一夏。そんな中、家族にはもう会いたくないけど一夏君とシャルロットに誕生日を祝ってほしいと頼む響。
第5章 集う戦姫
銀の福音コア強奪事件
IS学園の2学期開始と同時に起こった事件。マドカがチェルシーと共に銀の福音のコアを米国の地図の無い基地に向けて奪取にかかる。目的はヤントラ・サルヴァスパでISコアに自立行動のプログラムを仕込むうえで、一度それが行われているISコアを参考にする必要が出たため。
2学期開始
2学期からクラスのメンバーが少し変わり、さらに転入生として(人数が減ったので特待生としてIS適性の高いものは年齢が多少幼くても迎え入れる)暁切歌と月読調が転入してくる(また、1組に専用機持ちが配置換えされクラスが統合される)。しかも新任の先生としてアメリカ元国家代表セレナ・カデンツァヴナ・イヴも一組副担任として来る。それに加えドクターウェルが整備科の教師として赴任。
実はこの4人特殊部隊APPLEであり、風鳴機関ばかりを闊歩させてはいられないという米国の説得で入ってきた風鳴機関にとっては少し目障りな存在。しかし風鳴機関と連携しIS学園の襲撃計画を練っている亡国機業をどうにかするという意思があるため一応味方(これには米国政府が亡国機業の企てを打ち破ったという実績が欲しいため。最終的には風鳴機関を今の世界の警察のような立場から引きずり下ろし、かつてのその地位に返り咲く魂胆がある)。
また風鳴訃堂とセレナは直接対話し、セレナは司令官にして日本のフィクサーでもある彼の人柄を探る(ただし米国とは別の思惑をAPPLEは持っており、そのためにも諸外国を夷狄と断じる風鳴訃堂の詳細な人格を知っておく必要があった、その際にセレナ、少し訃堂におびえる)。
ドクターウェルは一夏の夢であるヒーローになるというのは、いい夢だが偶然ヒーローになるのではなくヒーローになりたいと思う以上は傲慢さが介在するということを認めるべきだと一夏に説く。一夏はそれを受け入れ成長する。
特異災害対策機動部とAPPLEがIS学園にて正式にあいさつする。翼、翼についてきたクリス。マリアも特例で一緒。ウェル以外シンフォギア装者であることを伝えられ驚愕する一夏に響に箒、簪。
ラウラ、シャルロット。一夏と響と共に訓練に励む。そんな中、切歌、調が合流し模擬戦をする。
ピットにて、セシリアと箒は叶わぬ恋をしている互いを励ましあう。
鈴、簪。簪は一人前の人間になるために料理を磨こうと思いテレビで鈴の料理が上手なことを知ったので鈴に弟子入り。調理室で大量に料理を作ったその後好きなアニメの話で盛り上がっていたら、匂いを嗅ぎつけたおなかをすかせた、調と切歌がやってくる。きりしらはセレナに教師として宿題の提出を日本の生活に慣れずに2日も忘れたことで説教と宿題の補習を受けていた結果、食堂が閉まってしまった。きりしらにごちそうする鈴、簪。結果きりしらに懐かれる。調がドクターウェルによって機械工学に詳しく(アナザー調要素)話が合う簪と、鈴が切歌と料理上手同士(アンドロイド切ちゃんの要素)で気が合い仲良くなる。
ウェルとセレナ、風鳴訃堂にどのタイミングで真の目的を話すかについて会話する。
学園祭の出し物を決める。結果コスプレ喫茶になる。10日の放課後の準備期間のうちに国家予算でいろんな衣装を安く買いあさり、さらに喫茶店で出す紅茶の入れ方やコーヒーの淹れ方をセシリアやセレナから1組は習う。
一夏、きりしらと一緒に放課後にコスプレ道具を買いに行く。そこできりしらに堅苦しい話をする一夏。その後一夏先輩ってモテモテですけど誰が本命デスか?等聞かれてうろたえる一夏。するとマリアとも偶然再会。こんな形で再開するとはねと言うマリア。その後コスプレ喫茶の服を総合ディスカウントストアで購入後、帰りにクレープを食べるきりしらマリア。困り顔になる一夏。実はミックスベリー味の秘密をマリアに伝えると顔を真っ赤にして焦るマリア。あ、あなたは親切でいい人だけど好きになったりしないから!!
一夏、響のbirthdayのためにプレゼントを回に街へ繰り出すと、篠ノ之束の監視の時以来のノーブルレッドとの再会。周辺の地理に詳しくない3人を案内することになる一夏。束のアレさ具合で意気投合する。また、クリスの状態をノブレに確認する一夏。その後、実はポイントDGに用事があってきていたノブレにお返しとしてDGの中と、平行世界につながるゲートを見る。しかし、束がDGを占領したくてソロモンの杖を使いノイズで襲撃、ノブレと一夏は協力してノイズを撃退。その際にダイダロスの迷宮で人を護りながら戦った結果ノブレの秘密を知ることになる一夏。ノブレのことを「でもあなたたちは立派な人間だ。心は絶対に人間だ。怪物だったら人を護ったりしない」と言った一夏はノブレの中での評価が高まる。
響のバースデイパーティー。
一夏とシャルロットだけに誕生日を伝えた響は、2人に1025室にて祝ってもらう。シャルロットは誕生日ケーキを、一夏は髪留めを送る。響、2人には本当に感謝していると改めて伝える。
学園祭
9月15、16日開催。
セレナがマリアを、響が翼を、一夏がクリスを招待する。
そんな中楯無は全力で一夏の近くで護衛。また洸が学園に入ろうとするが招待が無いので入れないとウェルに言われる。
一夏から白式を奪うためにオータムが襲撃。
楯無の配慮と訃堂の意向もあり翼を人殺しにしようとし、翼も、防人として護国の鬼として、八紘と緒川を死に追いやったオータムを抹殺しなければならないと復讐心を燃やす。
同じく殺意に燃える一夏と共に追い詰めてオータムを殺す寸前まで行く。しかしクリスが殺しちゃダメと泣いて翼と一夏を説得。殺しちゃったらパパとママを殺した奴らと翼先輩とお兄ちゃんが一緒になっちゃう。
それで「少なくとも自分が殺されそうとか殺さなければ誰かが殺されるというやむを得ない状況で無い限りは殺さなくても済む道を取るのがヒーローのはずだ」
苦渋の決断ではあるが我に返った一夏は、翼を自分も説得に回る。クリスに人が死ぬところをもうこれ以上見せたくない。それに人を殺すのはどう取り繕っても最悪の選択だ。「しかし」と唸る翼。
するとクリスがギアを自らの意志で纏い「どうしても殺すなら殺させたくないから翼先輩とも戦う」。護国の鬼として翼を完成させたいので「殺せ」と叫ぶ訃堂だが翼はクリスの断固として譲らない自分を思いやっての優しさと、そのために戦う力という怖いものをであるギアを纏ったという事実に涙しクリスと一夏の説得で殺すのをやめて訃堂に「この女には生きて罪を償わせます」。楯無は舌打ち。
だがマドカが乱入しオータムは回収される。
第6章 キャノンボール・ファウスト
シンフォギア強化計画
9月20日、松代にて。
一夏、響は翼と仲を深めていたクリスと交流する。またノブレと親しく会話する一夏。翼はあの時自分を止めてくれてありがとうと一夏に感謝を伝える。
「あの後おじいさまに護国の鬼になれなかったことを厳しく説教されたけれど、あの時クリスが見せてくれた尊い強さほどには護国の鬼という言葉に価値を感じなかったわ。私、おじいさまの言う護国の鬼……国のためにすべてを犠牲にし民草を優先せず、人を簡単に殺すやり方はやっぱり正しいと思えないみい」
それでいいんですと響も一夏も笑う。
「八紘さんが言ってました。人は弱いから護るのではない、護るべき価値があるからだって。きっとクリスの見せてくれた尊い強さ、ああいう誰かのために振りかざせる優しさとか勇気とかすごいものを人が持っているから人には護る価値があるんだと思います。そして護るべき価値は大体の人にあると思います。まぁこの前のオータムにはそんな価値はない気はしますがこの場にいるみんなは少なくともそう言う価値を持った人間だと思います。とにかく風鳴訃堂さんの掲げる歪んだ護国の鬼にならないことをあなたが選んでくれてよかったです」
それを聞いて、ノブレ、フィーネと手を組んでいることに曇る。私たちは一夏の言ってくれるような価値のある人間では無い。フィーネと手を組んでいるのだから。
その後、錬金術実験用のホムンクルスと称して秘密裏にフィーネのクローン体を生成するため、訃堂からの予算獲得を目指して、フィーネの情報と自身のアルカノイズへの知識をもとにヴァネッサがダインスレイフの欠片で対解剖器官用のバリアフィールドも展開可能なシンフォギア強化ユニット(名称はイグナイトブースター)を予備のガングニール用に試作開発したのでテストする。早速纏う響だが暴走衝動に塗りつぶされてしまう。
零落白夜で強制的にエネルギーを消滅させて響を助ける一夏。深いトラウマを植え付けられて震える響。
あたしもあれをやらなきゃダメなの?と怯えるクリス。それを見て翼はますますクリスを護らなければと思う。また響から愚者の石が生成される。それをフィーネと交信して考えるノブレ。フィーネはマイナス位相の賢者の石ではないかという。そして立花響はいずれ生体反応炉となるとも。
その後ノブレ、3人で考える。人間らしさって今更ながら何だろうと。人間として立派に育っていると言える一夏からして誰かのために優しさと勇気を振りかざせるのが人間の定義ならば、これから自分たちがやろうとしているのは最終的には大量虐殺を起こす存在の復活の手助け。つまり人間では無い何かがやるようなこと、まさしく怪物の所業だと。だけど私たちは人の身に戻りたい。この風鳴機関でも私たちは一歩引かれているから、だけど……果たして心を怪物にしてしまってから人間に戻ったところで疎外感は埋められるだろうか?
訃堂は翼に失望。使い道があるから生かしてはおくが、翼は後継者に相応しくないと判断。また、ノブレの距離が一夏とかなり近いのでディバイン・ウェポン白式の邪魔になりかねないので神の力の研究には携わらせないことを決断する。
束、最近フィーネの活動が激しいと考える。知識は共有しているため引き出せても記憶と魂までは別物のため押さえつけることができても寝ている間は例外だなぁーと人ごとのように考える。またフィーネの計画。月破壊によるバラルの呪詛解除と、重力異常環境で、自分を最高位にした支配体勢を作り上げるため、有能な人材を特権階級にして安全に住まわせる鳥之石楠船神という名のフロンティアの封印解除と自分の手の中にあるネフィリムの心臓を使ったそれの浮上について独りで考える。自分と本来ならばその天才性は確実に横並びになる対等な存在のためフィーネの行動の先にどんな展開が起こるのか気になるのであえて覗かず放置する束。
IS学園版キャノンボール・ファウスト
9月27日開催。
織斑一夏の一応の誕生日でもある。IS学園の所在地である市と共同で行う催し。訓練機と専用機で分けられる。第2回モンドグロッソが開催された市でもあるためその会場や、IS関連の施設が市には多い。公式のキャノンボール・ファウスト用の大会会場もそこに存在し、それを使用してIS学園版キャノンボール・ファウストは行われる。2万人以上を収容可能。立花洸は娘の姿を見たいと会場に足を運ぶ。
レース中に亡国機業が襲撃してくる。目的は観客を人質に取りIS学園の多数の訓練機のISコアを鹵獲すること。学園祭時にオータムが襲撃してきたのは、可能であれば白式を奪取したかったが、最大の理由は現状一番の脅威である白式の戦闘能力を見極めるため。アルカノイズによって観客を人質にされて武装解除するIS学園側。
そんな中、対アルカノイズ用にイグナイトブースターを取り付けたガングニールのペンダントを持って駆け付けたノブレがEMP攻撃でメディアの通信機器を破壊しシンフォギア装者が戦いやすいようにしたうえ、さらにヴァネッサがアルカノイズの制御を乗っ取る。それによってスコールが見せしめが必要と判断。プラズマ火球生成。大混乱に陥る群衆をうろたえるなとシンフォギア「ヘルメス」を纏ったマリアが一喝。ゴールデンドーンのプラズマ火球を破壊する。
そしてそれを合図にIS学園側が反抗開始。特異災害対策機動部も合流。マリアがヘルメスで決死の抵抗をスコールにする様に、子供が頑張っているのに大人の自分たちがうろたえていてはいけないと群衆が落ち着いて避難を開始。ウェルは避難誘導中、洸を発見する。その後ヴァネッサの限界が来てアルカノイズが動き出す。響、そのタイミングでコンバーターを被弾しガングニールが解けるがヴァネッサから託されたガングニールをウェルとエルザ、ミラアルクの援護もあり響に届ける洸。父のなけなしの勇気に応えたいと願った響はイグナイトを成功させてアルカノイズを一匹残らず殲滅する。さらに愚者の石を生成。体の不調を感じる響。
一方でマドカと一夏は2度目の戦闘を繰り広げる。バイザーを破壊した一夏、マドカの素顔を見る。千冬も驚愕する。
その後、一夏は千冬に聞くが、私は知らないと黙り込む千冬。一夏。一体何だったんだよと問い詰める。
千冬、訃堂に一夏に正体を告げるべきか問う。訃堂は一夏が自分の護国の力と完成するまでは明かさなくてよいと告げる。千冬、これを聞いて一夏の零落白夜の完全覚醒後は一夏の意志など必要としないのかと感づく。
一夏の誕生会
翌日の9月28日に織斑ハウスで実行。クリスの希望で翼も参加。マリアも来る。
一方でセレナは訃堂と直接対話。米国がアンネイムドでIS学園が疲弊している今の状況をついて襲撃しかねないと判断。千冬経由でウェルと共に自分たちの真の目的を訃堂に伝える。レセプターチルドレンの保護を風鳴機関に依頼する代わりに、米国の様々な情報を風鳴機関に提供。それにより米国が実は亡国機業を最終的に叩き潰すというマッチポンプのために亡国機業を支援していたことが発覚する。APPLEの役目は米国生徒の亡国機業からの安全確保が最大の理由。
第7章 激闘の日々の先、少年は知る
専用機持ちによるタッグマッチ
10月13日に開催。
緊急時に備えての訓練の一環として行う。コードヴァイオレットでIS学園の機能を掌握後、ゴーレムⅢが箒と一夏の成長を確認するために襲撃してくる。箒はコード・レッドが発動し赤月に飲まれる。しかし精神を蝕まれる感覚を跳ね除けて紅椿に戻し、無双する箒。
教員部隊は以前の反省からISを携帯していたため対応に成功。しかしゴーレムⅢの圧倒的性能に押されるIS学園側だが、犠牲者が出る寸前で千冬が暮桜を復活させることに成功し零落白夜のフィールドでゴーレムⅢを停止させる。
同時刻にポイントDGをソロモンの杖で制御したノイズで襲撃、篠ノ之束が制圧する。DGの防衛のために駆り出された自衛隊に加えてSDCと居合わせたクリスと翼(クリスのメンタルを気遣って面白いものを見せてあげたいとい思った翼がDGに連れてきた)は大量のノイズに苦戦を強いられる。そんな中、翼がイグナイト抜剣。優勢になるが時間切れでギア解除に追い込まれる翼。
クリス、勇気を振り絞りシンフォギアを纏う。さらに抜剣。ノイズの軍勢から味方と翼が撤退する支援を行う。しかしクリスは記憶が戻り幼児退行状態から元に戻る。もう先輩と一緒にいられないとソロモンの杖を起動させたことなど自分の罪だと思い込みその場から去る。
多くの事件を私の姉のせいだと落ち込むと同時に、姉を止めたいと強く願う箒。コード・レッドすらも乗り越えたそんな箒を見て、千冬はもう大丈夫だと思い、自分がISに乗れなくなった理由の真実を箒に告げる。箒、絶句するとともに千冬に謝罪。私はもう力におぼれる弱さに呑まれてなるものかとさらに強く決意。
米国特殊部隊襲撃事件
10月15日。
アンネイムドがIS学園の各設備や教員部隊の機体や専用機が修復に時間がかかり動けなくなっているのを知ってゴーレムⅢのコアを手に入れるためにIS学園を襲撃してくるが特異災害対策機動部の活躍で迎撃される。理由はAPPLEは襲撃の手引きをするように命令されたがこれを風鳴機関に伝え事前に対応できるように体制を整えさせたから。
また、コード・ヴァイオレットを一極集中させて暮桜を機能停止に追い込んでおり、動けない篠ノ之束の命令でクロエがIS学園に侵入し暮桜を探し出し破壊しようとするが失敗。その後クロエを確保し人質にした亡国機業と束が接触。高い戦闘能力を持つ便利な手駒が欲しいという理由と、マドカが聖遺物を起動させられるという理由からから束は亡国企業の幹部となりスコールと同じくマドカに直接命令する権利を取得する。
一方で風鳴機関は暮桜を機能停止させていた手段の検討がつかないが、篠ノ之束による犯行だと推測しあらゆる不浄を跳ね除けるラピス・フィロソフィカスのフィールドで護られた風鳴機関本部に移送する(ラピスでも一極集中したコード・ヴァイオレットには無効)。なお、暮桜はコード・ヴァイオレットを長時間喰らったことでコアにダメージを負いしばらくの間再び眠る。だが千冬、これで一夏でなく自分が訃堂の目的を叶える存在(例えばダイレクトフィードバックシステムで洗脳したり)になれるため万が一の危険な可能性が消え去り安堵する。そして暮桜に早く目覚めてくれよと願う千冬。
しかし訃堂は一夏を使ってディバイン・ウェポンを作り出すことを止めていなかった。これは一夏があらゆる才能が千冬より優れているため、戦闘能力よりも総合性能において高いディバイン・ウェポンが作り出せるからである。そして千冬は一夏がディバイン・ウェポンになった場合、絶対に一夏を倒せないことがVTシステムの研究過程で作った千冬の精神クローンを使った実験やディバイン・ウェポンの予想される最低の能力値から推測して判明しているからである。
雪音クリス捜索
10月18日。
クリスは自殺しようと思うが最後に大切な思い出を振り返り、死のうと決意し街へ繰り出す。
一夏達はクリスをハイパーセンサーで風鳴機関や緒川の忍と共に懸命に探す。そして一夏と翼にクリスは最後のメールを送るが、クリス目当ての束がマドカを差し向ける。
街中で戦闘になるマドカとクリス。それを止めるために一夏が乱入。マドカは一夏に自分たちは風鳴訃堂を完全なる肉体にしたクローンであると正体を教えて揺さぶりをかけるがマドカは一夏に完全敗北。
マドカは力を束に求める。
そしてクリスは、一夏、響、翼の前でソロモンを起動させたことや争いを生む奴らを叩き潰せば争いが無くなると思っていたことを告白。あたしは疫病神だと落ち込むが、響が疫病神でも幸せになっていいと伝えた後、一夏が罪だと思うのなら一緒に償おうと説得、翼はクリスがいたから私は護国の鬼ではなく防人として今この場に立てていると伝え抱きしめる。クリスみんなのところに帰ると選択。
しかし響が倒れる。その後、千冬、ノブレ、装者が揃う中、これ以上ガングニールを纏えないことを訃堂の許可を受けたノブレが告げる。また、訃堂が、マドカの話したことで千冬を問い詰めている一夏の前で真実を話す。身体能力は自分に劣るが生物としては上位互換な存在であると一夏と千冬を称する。米国に織斑姉弟のDNAを引き渡すぞと、自分たちを護るために訃堂を脅したから、風鳴兄弟が防人失格だと訃堂に言われたと知るとともに訃堂を糾弾する一夏。しかし聞く耳持たない訃堂。
その後、ノブレは一夏に声をかける。
あなたも私たちと同類のまともでない存在だったのよ一夏君、黙っていてごめんなさい……。
まぁ気を落とすなよ。
わたくしめらと同じ一夏さんもノーブルレッドであります。仲間はいるでありますよ。
そうね。
おう、そうだぜ、お前は4人目のノーブルレッドだ、怪物仲間だぜ。
一夏は「ありがとな。でも俺は怪物じゃないよ。俺は体は普通じゃなくても心は人間だから。千冬姉や、八紘さん、弦十郎さん、響さん、そして他にも多くの人が俺を人間にしてくれたから」
息をのむノブレ。さらにつづける一夏。「それに3人も人間だよ、人間だから今みたいに3人は俺を気遣ってくれるんだ。少なくとも俺から見たら優しい人間だ。だから俺のことも自分たちのことも怪物だなんて思わないでくれよ。体はただの入れ物で大事なのは心だろ」
……あなたみたいに言ってくれる人にもっと早く出会いたかったわ。
ヴァネッサさん?
ありがとう一夏君。仲間になりたくなったらいつでも言って。ノーブルレッドは受け入れるわ。
……3人は自分のことを怪物だってやっぱり思うのか?
過去は変えられないんだぜ。
わたくしめらはいっぱい苦しめられてきたのでありますよ……。
今更心と体を切り離して考えられないんだぜ。
まぁそう言うことね。
……ごめん、3人は俺が知らない苦しみを抱えてたんだな。簡単に人間だなんて言ってごめん。
謝んなよ、うちはうれしくなかったわけじゃないんだから。
わたくしめもであります。
わたしもよ、だからありがとう……優しい人間、織斑一夏君。
第8章 暗雲に包まれ始める世界
米国空母襲撃作戦
10月22日。
APPLE、米国から手引きに失敗したことの叱責を受ける。しかし、裏切ったことは感づかれていない。
休んでいる響と一夏のやり取り。一夏自分が人間でないことを話す、しかし響、気にしないと笑顔を見せる。
篠ノ之束の人格込みで状況を分析し。優先順位的にポイントDGを奪還するよりも、国土に断りなく侵入してきた反応兵器を積載したイレイズドの米国空母の方が遥かに問題があると風鳴訃堂が判断して、特異災害対策機動部に加え風鳴機関、ノブレ、自衛隊総出で神獣鏡のステルス機能で秘匿されている巨大空母を襲撃。
米国空母内にいた米国の部隊と亡国機業構成員と戦闘になる。最終的に白式の零落白夜が覚醒し空母と戦闘部隊の機能を白騎士のようにフィールドを展開して完全停止させることに成功する。だが、篠ノ之束が亡国機業の要請で「吾輩は猫である」によって構成員を救助したのち空母を爆撃。さらにはクロエが亡国機業から提供された生体融合型哲学兵装ローレライの力で渦を生成し空母を沈める。一夏はこれ以上誰も死なせないために零落白夜を覚醒させたのにこの結果に無力感に苛まれる。ノブレは一夏を励ます。
この事件がきっかけで、米国と日本の関係が断行寸前にまで悪化する。なお、拉致された邦人のことを思いやりつつ、これを機会にあの日味った積年の恨みをはらすチャンスを作るきっかけにもなると美結の進言もありレセプターチルドレン救助の成功率を下げかねない、亡国機業が米国と通じていたという情報はこの時点ではあえて公表しなかった風鳴機関。
修学旅行下見という名の亡国機業掃討作戦
11月1日、京都にて勃発。
米空母にいた亡国機業構成員が潜伏している京都にて作戦開始。
自衛隊と風鳴機関が検問を敷き京都から民間人を避難させる中、風鳴機関戦闘員およびIS学園専用機持ちを中心に亡国機業構成員の捜索活動を開始するが、ダリル・ケイシーことレイン・ミューゼルとフォルテ・サファイアが裏切り、スコールとオータムの乱入もあり逆に追い込まれる。さらには京都が戦場になり燃える。避難の終わっていなかった民間人に多数の死傷者が発生。一夏たち激昂。
そんな中、黒騎士出現。激戦の末、一夏が敗北、直後に白騎士が暴走し黒騎士と相打ちになる。その後一夏は親交のあったノーブルレッドに回収される。その際に一夏は「なにも助けられなかった。今回もまた!!」と嘆く。一方で白式の真の単一仕様能力が形作られ始める。そして一夏に精神世界で次なる進化はもうすぐだと伝える。
この戦いの後、亡国機業構成員はほぼ取り逃がし、さらに掃討作戦に参加していたアリーシャというイタリア国家代表が亡国機業に側に、千冬との決着を最高の状況でつけたい一心で裏切る。
レセプターチルドレン救出計画
11月10日。
風鳴機関が緒川の忍の力を使って世界各国に接触。また米国が亡国機業というパヴァリア光明結社並みの世界的脅威を支援していたことを日本が全世界に通達世界各国から孤児を拉致し聖遺物の人体実験に使っていたことも暴露。風鳴機関で孤児を救出し日本にて保護するをことを明言。各国がそれを承認。救出作戦がきっかけで米国と戦争になることを予見し期待する風鳴機関は歪鏡計画やデュランダルの起動など準備を進める。
一方でアヌンナキと同等のフィーネの肉体も完成に近づいていた。ノブレは神の力の研究に携われなかったため、神の力の生成方法もフィーネに要求。フィーネ、大量の生贄を使えば生命力を変換して簡単に手に入るぞと伝える。神の力の用意はそちらが自ら行う予定だったが、何なら生命力の用意くらいは手伝ってやろうかと笑うフィーネ。ノブレはその後、神の力は心まで怪物にしないために紅椿の作り出した保存済みの神の力を機を見て手に入れるという選択をして、フィーネは抹殺することを決断。
一夏は白式との対話を信じて機体との適合率を上げるためにひたすら訓練に励む。一方で千冬は訃堂に何らかの目的があるはずなのに何も一夏にも自分にもしてこないことを独自調査していく。そしてディバイン・ウェポンについて知るが、原罪を背負った人間は成れないと知り安堵する。その後、一夏にプライベートチャンネルでそのことを伝える千冬。しかしそれは美結が用意した過去の情報であり、嗅ぎまわっている千冬を黙らせるための策だった。
第9章 聖なる剣
エクスカリバー事件
イギリスの衛星兵器エクスカリバーが暴走する。これはエクシアの意識が覚醒し、自分を兵器と利用するイギリス軍に復讐しようと考えたため。一撃で首都を消滅させられるほどの威力まで高められるBT粒子。イギリスに先んじて行動をした亡国機業だがレインとフォルテは取り残される。チェルシーのみ単一仕様能力で脱出に成功。イギリスからの国際IS委員会への要請でイギリスを零落白夜で完全防御できる一夏が動くことに。千冬は本土防衛のために動かせないとしてセレナと真耶、翼が指揮を出す。イギリスに貸しを作るチャンスとして、各国もイギリスの防衛のためにIS学園から戦力を出す。
シャルロット、父と再会。セシリア、チェルシーと再会。
その後作戦発動。エクスカリバーを手に入れたい亡国機業と競争になるが、一夏がマドカと訓練の成果で相打ちになるも大気圏突入。死ぬぎりぎりでサードシフト。一夏は白式王理で先行してエクスカリバー内部に侵入。その後真の単一仕様能力、夕凪燈夜でエクシアの状態を原点に戻し、同調していたISコアも沈静化させる。そしてレインとフォルテを一夏は確保、罪を償わせるために、何よりヒーローとしてあえて殺さなかったが、アリーシャがスコールの指示でしぶしぶ出撃。2人を消し炭にする。
チェルシーはセシリアと風鳴機関の良識派の尽力とイギリスの良識のある政治家の活躍もあり、空間潜行の強力な性能から消すには惜しいと軍からも判断され死刑にはならず刑務所行き。エクシアとは定期的に触れ合う特別な許可も与えられる。エクシアはオルコット家で保護という形になる。
第10章 救いの果て、地獄が始まり
レセプターチルドレン救出作戦
特異災害対策機動部や風鳴機関の戦闘部隊が救出作戦に動員される。それに対し米国はFISが秘密性の高い組織であるがゆえに暴走してしまった可能性がある。真偽を確かめるために米軍を差し向け、孤児を確認した場合は直ちに解放させると弁明。また亡国機業を幇助していないと発表するが、その直後に風鳴機関が米国空母で入手した映像を世界各国政府だけでなく民間にも公開。
その最中に神獣鏡のウィザードリィステルスでレセプターチルドレンのいるロスアラモス研究所を救出部隊(ノブレとドクターウェル含む)と制圧部隊(一夏中心)に分かれて強襲。ロスアラモス研究所のギア・ドロイド(イガリマ、シュルシャガナ)、銀の福音型IS部隊やアルカ・ノイズ、ヴァネッサと同じ錬金サイボーグ、その他聖遺物による防衛装置による予想外の大抵抗にあう。
だが子供たちの英雄を目指すドクターウェルがギア・ドロイド、銀の福音部隊の動力源であるマイクロウェーブ送信施設の原子炉を停止。そこでドクターウェルは瀕死になるが、調、切歌がギア・ドロイドからシンフォギアを奪取して装備、イグナイトブースターでイグナイトまで起動、さらに風鳴訃堂参戦により形勢を逆転、その後、忍によりレセプターチルドレンが解放されたとの連絡を受けて米国の部隊は撤退、零落白夜によるフィールドで完全に施設を無力化する。
この戦いでウェルは死亡。セレナがウェルを看取る。一夏はヒーローを目指し、見事夢を叶えた、自分のヒーロー観も軌道修正してくれた人生の先達の死に涙する。
日米戦争
レセプターチルドレン救出作戦の終了直後。一連の行動を日本による攻撃と判断し米国は日本に宣戦布告。戦争状態に陥るが風鳴訃堂は嘲笑後哄笑。それを合図に、神獣鏡シンフォギア部隊で光を捻じ曲げて正確な位置を特定させないカ・ディンギルから荷電粒子砲を発射。歪鏡計画で作った神獣鏡サテライトリフレクターにより米国を先制攻撃、反応兵器発射施設を瞬く間に破壊。一方米国は原子力潜水艦数隻から反応兵器を発射。日本はラピスフィロソフィカスのフィールド(あらゆる病を治す万能薬の側面もあるためBC兵器にも有効)で核爆発を完全相殺。さらに間髪入れずに4機の神の杖から杭が発射されるが、バニシング・オーバーブーストで性能強化した千冬と暮桜が全弾撃墜。その後カ・ディンギルで神の杖迎撃。一夏、ロスアラモスからでも十分捉えられる巨大な火柱を見て風鳴訃堂に激昂。被害を白式に計測させると民間人にも大きな被害が出ていることがわかり、止めようと風鳴訃堂を脅すが簡単に気絶させられる。そして無力さを思い知る。その後も訃堂は米国の基地などをカ・ディンギルで破壊しつくす。
第11章 紡いだ絆
ポイントDG奪還作戦
フィーネとの契約通りアヌンナキの肉体を完成させるノブレ(表向きは実験用の次世代型ホムンクルスとして生成していたことや風鳴訃堂の定期的チェック、他の研究員にも見られていたので造り出した途中で破壊できなかった)。しかし、一夏との交流やカ・ディンギルの威力を目の当たりにしてフィーネの魂が宿った場合はダイダロスエンドで処理することを目論むノブレ。
APPLEはこの状況を自分たちが作ってしまったと深く落ち込む。
千冬は、コード・ヴァイオレットでサテライトリフレクターを無効化、さらにカ・ディンギルを束が乗っ取ろうとしてきたため暮桜の取捨選択可能な強力な零落白夜フィールドでカ・ディンギルを防衛。自分がここからまともに動けない状態で一夏の身を案じる。一方神獣鏡シンフォギア部隊は全員いざというときのためにサテライトリフレクターの代わりを務めるべく宇宙空間で待機。
一方で訃堂に逆らったことは不問にされる一夏。そして新型の白式のボディ白式神威(白式雪羅、王理の能力を引き継いだユニコーンガンダム的なデザインのフルスキンの機体)を目にする。早速コアに機体を馴染ませつつ訓練に励む一夏(すぐに一夏をディヴァイン・ウェポンにしないのは、神獣鏡シンフォギア量産部隊を宇宙に上げざるを得なくなり一夏の魂のバラルの呪詛を解く暇がなく、少しでも白式神威にコアを馴染ませておくことで完成度を上げるため)。ヒーローを目指す者としてカ・ディンギルを破壊したいが破壊した後の各国からの日本への応酬を考えて下手に動けない一夏。今のところ米国の戦力をほぼ壊滅させたことで訃堂が満足しているため現在の状況を維持する方がまだマシだと判断。
そんな中DG奪還作戦および束抹殺作戦発動。APPLEとノブレ、特異災害対策機動部はもちろん、自衛隊とIS学園も日本の指示で参戦する(カ・ディンギルのせいで各国は日本の指示を突っぱねられない)。訃堂も参戦。対ノイズ戦のため仕方なくシンフォギアを纏った響と一夏、マドカを倒し最深部に突入。千冬はアリーシャと戦う。束、響に触れるたびに不快感を感じる。束を殺さないで済むように夕凪燈夜で突き刺すが、元から悪辣だった束には効かず敗北。響も活動限界時間を超えたせいで愚者の石の大量生成により行動不能に。
一夏、(自分を絶対者だと思っている束にとって、意図しないこれ以上の『負け』は容認できない。箒とクロエ以外は殺しても構わないという発想に至った)束に殺される寸前で平行世界の「生きるのを諦めるな」と叫ぶ響が登場。束を弾く。さらに未来、大人マリアも参戦。一夏を護るために戦い、最終的にS2CAで束の纏った群咲の攻撃を弾き飛ばして束に大ダメージを与える。その瞬間束はアヌンナキの再誕と扱われていたため神殺しの拳の影響で昏睡、代わりにフィーネが肉体の主導権を握る。
その後フィーネは周囲に充満していたフォニックゲインを利用してネフシュタンtypeⅡを纏い、ソロモンの杖を手に群咲のコード・ヴァイオレットで風鳴機関本部の機能をダウンさせて強襲、しかしアリーシャが邪魔でその場を動けない千冬は対処できず、ノブレも打倒フィーネのためDGに出撃していたので、フィーネは難なくクローン体に魂を移して、完全復活する。
束を殺そうとするが、群咲が自動で起動して束の体を制御して逃げる。フィーネは新しい体がまだ馴染み切っていないことを理由に追撃はやめて行方をくらませる。一方で未来、神獣鏡の輝きで響の体内のシンフォギアを分解。命を救う。また、アリーシャは千冬の援護に他のIS部隊が来たので興が覚めて撤退。その際にマドカをスコールからの指示もあり回収する。
平行世界の装者
フィーネと束を探す、風鳴機関。ノーブルレッドはフィーネの件で拘束される。
平行世界の装者は織斑家で過ごすことに(見張りはたくさんついている)。時間軸が大きくずれていることに驚く平行世界3人。実はテスラの起こした事件で唯一星命力も減少が見られなかったこの世界を調査しに来た。
一夏はあの時の響が平行世界の人物であったことに驚く。一方で響は、自分を好きになってくれたんじゃなかったと混乱し、しばらく1人にしてと言ってその場からISを纏い、いなくなる。風鳴機関はフィーネと束の捜索で全力を出しているため助力は乞えずハイパーセンサーのリミッターを解除してISを使って探すことに。
束はフィーネと響たちを憎悪しながら、おそらく神を殺す力を宿した哲学兵装であるとガングニールを分析。合流したクロエと共に亡国機業のアジトである吾輩は猫である2番機「どこで生まれたか見当もつかぬ」のある浅間山に移動。最大の出資者である米国政府が機能停止し米国内の出資企業の半分が企業としての体をなしていない状況で困っていたところ、束が新型ISでも何でも提供してやるから束さんの言う通りに動けと亡国機業に命令を出す。戦争の火種を作って儲けるよりよりカ・ディンギルを奪い取り、この際一から世界の構造を作り替えて、武力によって世界の完全なる支配者になるという破れかぶれともいえる計画を実行することを幹部とスコールがフロンティアの存在もあり、決定。月にあるバラルの呪詛を施すアヌンナキの遺跡は破壊せず、重力異常だけを起こすことにする。ISを作るためにルクーゼンブルク公国に急行。
響、父のアパートに逃げ込んで話を聞いてもらう。一方で正史響(ビッキー)と一夏、未来さんとシャルロット、大人マリアは交流とこの世界のフィーネや風鳴訃堂について情報交換。その結果、ディバイン・ウェポンの件があり響を1人にしておくのは危険すぎると結論に至り全力で捜索開始、気分転換にと鈴とセシリアに連れてこられていたFIS組も協力して響の捜索。
捜索中、いろいろ話す各自、そんな中、神殺しの力を持つ響を危険と判断したフィーネは殺すためにまずは戦力の分断を図る。FIS組+大人マリアを無数のノイズで強襲。そこでFIS組は死に急いで絶唱を使おうとするがマリアがアガートラームのエネルギー制御で絶唱のエネルギーを自身に再配置してXDモードになりバックファイヤを軽減。倒れた4人に生きるのを諦めるなと説教する。そんな5人に鈴セシリアラウラが合流し、なんとかノイズを倒す。
響は街の中でフィーネから直々に襲撃される。「危険は承知だが、ノイズでは役不足なのでな」。だが美結が強襲。響に逃げるように言う。響は共に戦おうとするが、ノイズ災害に対抗できる響ちゃんがノイズのところに行かないでどうするんですか!!と逃がす。そして美結、「我は防人兵器、七支刀最後の一本、怨霊憑依式生機融合体、白石美結!! 復讐のため、護国のために黄泉帰ったこの命、今こそ使う!!」と名乗りを上げてフィーネと激突。
一方で一夏達もノイズに襲われる。箒、簪、楯無、SDCが合流しノイズを倒しその後、やってきた響から事情を聞いて、ノイズの発生地点から考えて自分たちを分断して足止めしておく目的があったことを見抜いた一夏と楯無。
急いで美結のもとに戦闘可能戦力全員で向かうと、すでに美結は身体から機械を露出させて機能停止寸前。フィーネも大ダメージを負っていた。フィーネを殺したら次はレセプターチルドレン(とりわけ調が)フィーネになる可能性があるため拘束に乗り出す。しかしフィーネ、ノイズを多数召喚し、さらにタイムクリスタルの原理を説いて長居することは自分たちの世界と大きく生きる時間が離れることになるぞと平行世界組を脅す(テスラの事件の影響を受けなかったのは時間の流れが、ISの存在でタイムクリスタルの多用が近年発生したため一定ではなくなったから)。だが、折れない3人。舌打ちするフィーネ。追い詰められるが、コード・レッド強制発動、紅椿を無理やり赤月にして神の力を生成させ、自身はネフシュタンとノイズと、神の力を使って、黙示録の赤き龍と化す。圧倒的力を発揮するフィーネだが、天叢雲剣を用意した無言の風鳴訃堂が参戦したことで形成がイーブンになる。
赤き龍の攻撃を防いだダメージのせいで動けない一夏に、機能停止前の美結が訃堂の過去、自分の正体(大東亜戦争時、訃堂が護れなかった交流のあった一般人が美結であり、美結は風鳴機関の実験で、たまたま成仏せずに怨霊となって漂っていたところを、生機融合体に宿された。訃堂にとって自分が護れなかった者の象徴であり、同時に運命的な再会を果たした存在だった)を一夏に伝え死亡する。
フィーネはバラルの呪詛の正体やエンキがすでに死んでいることを平行世界の響たちから知り、XD状態の機能が高まったアガートラームからエンキの声を聴いたため失意の末に聖遺物に呑まれ暴走の後自壊。何とかフィーネを助ける未来。大人マリアのXD解除。
だが篠ノ之束が無数の亡国機業のISの軍勢(第4世代機かつ男でも使えるようにコアの設定も変更、無人機も大量)によって日本を襲撃(同時にイギリスのエクスカリバーも制圧)。クロエがローレライの力で衛生軌道上から命を削ってイージス艦を全滅させたため、襲撃の観測が遅れた日本。そして完全武装の束が、カ・ディンギルの制圧と2人の響とフィーネを殺すべく襲来。自衛隊は瞬く間に全滅させられ、廃滅極夜を覚醒させたマドカによって零落白夜のフィールドを対消滅させられ、バニシング・オーバーブーストを発動させた千冬ですら集団に押されている状況に、訃堂は一夏にディバイン・ウェポンになれと伝える。一夏も周囲の反対を押し切り、それを承諾。風鳴機関本部に移動してディバイン・ウェポン白式神威(ISコアに神の力を宿らせた。一夏に宿したわけではない)と化す。
瞬く間にマドカを中心としたIS部隊を、巨大化した白式神威は、大火力で撃退。この混乱に乗じて、カ・ディンギルを破壊しようと結託した各国政府の反応兵器や超長距離ミサイル、アメリカ潜水艦からの大出力レールガンすらも迎撃及び全滅させる。しかし亡国機業と束はカ・ディンギルを制圧。さらにフィーネの行動をヒントに大量のノイズをネフシュタンとカディンギルに融合させて要塞化する。そして、亡国機業の幹部等が住まうためのフロンティアこと、鳥之石楠船神を浮上させるために神獣鏡シンフォギ量産部隊のダイレクトフィードバックシステムを最高位の鏡の聖遺物であるカ・ディンギル砲口に取り付けられた八咫鏡の力をデュランダルで増幅、侵食して乗っ取り、フロンティアの封印を解除する(ダイレクトフィードバックシステムがくっついている白式神威だが、一夏は零落白夜で乗っ取りを免れる)。
カ・ディンギル破壊作戦
ポイントDGの上空にて、零落白夜の根本にある悪魔の力で、神の力との完全なる融合を免れる白式神威。しかし、今や訃堂よりも危険な束がカ・ディンギルを制圧していること、そして、自分がダイレクトフィードバックシステムの影響でそれを攻撃できない事を歯がゆく感じる一夏。さらに、対極の力の影響で精神が徐々に蝕まれ、破壊衝動に呑まれそうになる一夏は吞まれまいと必死にあがき戦わない。結果機能不全が起こる白式神威。
フィーネはエンキの自分達人類を思っての行動に涙しながら、風鳴機関で拘束される。ビッキーとの会話で、カ・ディンギルは破壊しなければならないと決意するフィーネ。また平行世界の装者3人はこの世界の装者と、つかの間の交流をする。
一夏がディバインウェポンになってしまいこの先どうなるか不安な響は未来さんに抱きしめてもらう。「未来。あなたは私の未来じゃないのはわかってる。それでもあなたに触れられて、もう一度ぬくもりを感じられてうれしい、ありがとう」。後にビッキーもやってきてビッキーは、精神リンクが時間軸のずれのせいで発生しない響だったのでlostsongの響のことを話題に出す。そして胸の歌を信じることを響に伝える。「忘れないでね私!!」「わかった。この胸の歌は……受け継ぎ、愛され、紡いだ歌は無くさない。それが私を支える強さのはずだから。ありがとう私」 そして響は一夏を救う手立てがないかフィーネに聞くことにする。
亡国機業は、幹部が続々護衛されてフロンティアに乗り込む。そしてヤントラ・サルヴァスパをフロンティアの制御装置にして、束の与えた(クリスとマドカの歌で起動させていた)ネフィリムの覚醒心臓でフロンティアを起動する。
亡国機業の幹部やスポンサーが避難を完了するまでが月破壊のタイムリミットとして風鳴訃堂はカ・ディンギル奪還作戦を発動。機能不全を起こし動かない白式神威はそのままに、千冬と楯無、天叢雲剣のエネルギーを抽出して造ったバヨネットを装備した風鳴機関戦闘部隊と共にカ・ディンギルを再制圧しようとする。しかし、マドカを千冬にぶつけて封じ込め。訃堂には神獣鏡シンフォギ量産部隊を。全世界の艦艇をクロエに沈めさせつつ、自立モードの群咲のコード・ヴァイオレットの力で全世界の亡国機業幹部やスポンサーを乗せている航空機以外を停止させた状態で、自分自身が出て神獣鏡シンフォギ量産部隊と共に対抗する束。
戦闘員がほとんど出払ったことで動きやすくなった装者たちと1組は、フィーネの事前の精神波による呼びかけで準備しておりフィーネとノブレも解放して、訃堂にも、ましてや束と亡国機業にも与えてはいけない、暴力で人々を支配し虐殺できる危険な力であるカ・ディンギル破壊作戦を敢行。エクスカリバーを亡国機業から奪い取り、カ・ディンギルを護るべく動くはずの白式神威を倒したうえでエクスカリバーを自壊する出力でカ・ディンギルに発射するために動き始める。
一夏をディバイン・ウェポンから解き放つべく10人の戦姫が共闘する。フィーネとヴァネッサの計算上ディバインウェポン白式神威はマイナス位相の神の力である悪魔の力(フィーネがこれも束が気絶していた際に詳しく知ったこと)が零落白夜の発動に必要であることによって一夏は完全に融合しておらず外の巨大な人型を破壊すれば一夏を解放可能。
同時に、フィーネによりコード・ホワイトが撃ち込まれ、コード・レッドが発動しなくなった紅椿と共にエクスカリバーを目指して飛翔するIS学園1組と、カ・ディンギル破壊の呼びかけに応じた教員部隊と(現状のカ・ディンギルや白式神威の撃破作戦、その周辺の状況を教えた)各国のIS、チェルシー、黒兎隊。それらが、亡国機業が制圧したエクスカリバーと正面衝突。カ・ディンギルは撃たれないように、まだ撃てないエクスカリバーに照準を合わせるがフィーネがノイズが融合しているのを逆手にとって、急造したアルカノイズ制御装置を合体させた聖遺物も使用した機械のシグナルを、戦姫たち10人のユニゾンで生み出された膨大なフォニックゲインで超増幅し、ノイズに機能不全を起こさせ乗っ取り、エネルギーを外部に漏らさせる。それを制御するノブレ。フィーネは自身の力である力場の発生を、ウェル博士の遺した改造ネフィリムの細胞を注射して、フォニックゲインで性能を増強しながら魂を削りつつ行い、カ・ディンギルからビームが発射されるたびに防ぐ。
やがて戦姫10人でディバイン・ウェポン白式神威を撃破。響と響の連携技発動。一夏を救出と同時に、彼のダイレクトフィードバックシステムも損壊し機能停止。そして戦闘不能になる10人。
その直後、クロエを拘束し、エクスカリバーを制圧した1組は、エクスカリバーを自壊させると同時にBTビームをカ・ディンギルに発射。見事破壊。
千冬は精神的疲労もありマドカとの戦いで消耗し気絶。
フィーネはエンキの名を呟きながら崩れて消える。しかも魂が壊れたので再誕も出来ない。エンキと同じ場所に行けないのはあの人の願いを踏みにじろうとした私への罰だと受け入れるフィーネ。それを見届ける戦姫10人と一夏とノブレ。そんな中、一夏を解放したことで残留した大量の神の力と悪魔の力が渦巻き始める。
そのうち、神の力の方を訃堂が身に着けていた錬金術で制御「隠し玉とは最後まで隠しておくから意味があるのだ!!」。そして、響の打鉄撃槍を強制起動させプログラム実行。ダイレクトフィードバックシステムが装備される響に宿らせようとする。それを零落白夜で阻止する一夏。訃堂は激昂するが一夏は訃堂に切れる。そんな中、束は訃堂との戦いでボロボロだったので、群咲を纏い、マドカと共に撤退。ヴァネッサ、無作為に振るわれた零落白夜のエネルギーのせいでDGが閉じそうなのを観測。エネルギーの霧散速度からして5分で消えると計算。焦る平行世界組3人。
日本の夷狄である束を処理するチャンスを失わされて一夏に激昂する訃堂は、これまで一夏が結んできた絆がカ・ディンギルを失わせたと判断。これで日本は速ければ即刻他国からの蹂躙されるのを避けられないと判断し、日本を再び大火に陥れ凌辱させる元凶となった一夏を処分することを決定する訃堂。
天叢雲剣で一夏を処分しようとするが宇宙から帰ってきたボロボロの1組が乱入してそれを阻止。7人の戦姫も立ち上がり訃堂を妨害。ノーブルレッドも参加する。一夏は軋む機体で歩き、平行世界3人をホールドして飛行、DGまで連れていく。そして一夏達を心配しつつも「この世界のことはこの世界の人間が決着をつける」と一夏の説得でゲートの向こうに消える3人。「立花さん。初恋でした。俺に夢をくれて、響さんを好きになるきっかけをくれてありがとう」。
ダメージが深刻で動かなくなる白式神威。その直後、訃堂が雲耀の太刀。上空からやってくる。急降下に加えて神速の斬撃で下の階層にまで叩き落さされる一夏。「殺してないだろうな!?」 「あのような有象無象よりも貴様を処分するのが優先だ。散華せよ!!!!」 天叢雲剣の一撃を『哲学の迷宮』が阻む。「飼い犬どもが、まだ主人に噛みつくか!!」ノブレが一夏を護るために彼を中に納めた哲学の迷宮の前に立ちふさがる。
一夏に感謝するノブレは錬金術で漂っていた悪魔の力を行使、肉体に吸収。怪物部分の強化を行い訃堂に挑むが、人間を完全に辞める。訃堂と戦いどんどんボロボロになるノブレ。一夏、もういいから逃げてくれと外の様子を察して泣くが、私たちを人間につなぎとめてくれたヒーローを見捨てられないと言って戦い続けるノブレ。やがて、訃堂、尊き日本の宝を振るうに値する覚悟だとノブレを認め一撃のもとに葬り去ろうとする。しかし、術式を完成させ、悪魔の力によって肉体が増強されたことで大量の生命エネルギーを生み出せる存在と化したノブレは消滅する寸前に魂もろとも神の力に自身を変換。そして哲学の迷宮が護るという役目を終えて砕け散る中、バニシング・オーバーブーストで生み出した大量のエネルギーでネフィリムの細胞を活性化、新品同然の状態に戻った白式神威に、ノーブルレッドの紅い神の力が宿り、白式神威ノーブルレッドへと機体各部装甲の継ぎ目から紅い輝きを放つフレームを展開し、変身させる(白式神威は神の力を扱う機体のため、悪魔の力を制御する能力はないこと。殺す気の訃堂から一夏を護るには白式神威の戦闘能力を大げさなくらい強化する必要があったことからノーブルレッドは命を捨てた。なお通常、神の力は無色透明なのだが、ノーブルレッドの心象の影響でエネルギーは深紅になる)。
その後一夏は激戦の末、夕凪燈夜で訃堂を突き刺し、原点へと戻す。「儂は、私は、俺は……なんてことをしてきたんだ……」と這いつくばって苦しむ原点回帰して20代前半に若返った訃堂。「俺を殺してくれ!!」 一夏はそんな訃堂に「安易な道に逃げ込むな!! あんたは苦しむべきなんだ。そして生きて償うべきなんだ!! それがどこかでわかってるから、その剣はあんたのはらわたを切り裂いてないんだろ!!」
響が一夏のところに駆けつける。響さん、ノーブルレッドの3人が……と泣く一夏を抱き留める響。
第12章 伸ばしたその手は明日を掴む
最終決戦
風鳴機関本部にて、カリスマ性やブリュンヒルデという肩書から考えて最高指揮権を握ることになった千冬は、エクスカリバー戦で活躍したIS部隊を国籍問わず受け入れて補給と休息を提供。もう泣いてなんかいられないと切り替えた一夏は、響と共に決戦に備えて休息をとる。
束は宇宙に飛んだフロンティアの設備を使い、ISを大量生産。さらに束は生中継。「束さんの寿命はアヌンナキと同じだから膨大な時を生きられるし、愚かで低次元の人間のみんなの文明は一度リセットするよ、アヌンナキがいなくなって文明が崩壊した後の石器時代からやり直してね」そして束はフロンティアから超高性能の大型の無人IS(見た目ノイエ・ジール、シャンブロ)と重量級IS(クシャトリヤみたいな感じ)を放ち、全世界の文明を攻撃、虐殺する。さらにフロンティアの気象制御で全世界に豪雪を降らせる。また束は宣言を出す。「さて、みんなにチャンスを上げよう。24時間以内に立花響という日本の少女を差し出せば、文明破壊も豪雪は止めてやる。それを過ぎれば束さんは容赦しないよ」と。
響、自分が犠牲になれば凶行を止められるのではないかと精神的に追い詰められる。一夏とシャルロット、洸に響の母(洸と響母と響祖母は、装者のメンタルの安定を考えて、保護された)が支える。
そんな中、自決するにはあまりに責任逃れ過ぎると自決できずにいる風鳴訃堂が、「人は弱いから護らねばならないと思っていたのにそんなことすら忘れて俺は……」そんな訃堂に、翼が「人は弱いから護るのではなく、護るべき価値があるから。尊い強さを持っているから護るのですおじい様」。「いい言葉だな」「お父様の考えていたことです」「そうか……」
再起した訃堂は「日本は立花響という少女を差し出せ」という風潮が全世界に広がろうとしていた寸前に風鳴機関の力で束の回線に割り込み、演説。「今、篠ノ之束の言葉を聞いた者の中には少女を差し出すべきだと思ったものもいるだろう。だが、その考えは正しくない。護国を言い訳にして多様性を認められず、悪意で多くの命を奪った過去を持つ私だが、綺麗ごとなのは承知の上で、それでも風鳴訃堂は全人類にお願いする。どうか誰かの悪意に屈さないでほしい。悪意は連鎖してしまうものだ。篠ノ之束の悪意は、良識と優しさを持ったあなた方に悪意を抱くように仕向けている。そんな卑劣な悪意に敗北しないでほしい。どの命も重さは同じです。善意を心に灯してほしい。現時刻をもって、私はこの世界の悪意に宣戦布告する。そして悪意を振りまく篠ノ之束と戦う。力を振るえない人々よ今は耐えて、悪意に打ち勝つことを祈ってください。そして戦う力を持った人々よ。ともに戦いましょう。いまこそ、手をつなぎましょう」
「面白いね、まさか、アメリカを怨讐で機能停止させたふーさんがそんなことを言うなんて。そっか、ふーさんは第二次世界大戦で怨念に憑りつかれる前はそんなんだったんだ」
「篠ノ之束の言う通り、私は、かつて大日本帝国を滅ぼしたアメリカを怨念で滅ぼした。今を生きる、日本を焼き尽くした行為に微塵も加担していない罪なき無辜の人々を死に追いやった。私は私への報復は謹んで受け入れる。ただそこで終わりにしてほしい。そして今は!!」
一夏も演説に加わる。
「誰もが愛する人を、大切にしたい存在を持ってる。みんなでみんなの好きを護るためにいまこそ手を取り合いましょう。俺は、俺の名は織斑一夏、この世界で最も立花響を愛する存在の1人です!! だから、俺の好きを護るために、みんなの好きを護るために、どんな形でもいい一緒に戦ってください!! 笑って明日を迎えるために!!」
「いいねいいね!! じゃあ束さんと亡国機業VS全人類で戦おうか。悪意の権化VS人類でね。準備はこっちはいつでもいいよ。戦闘開始は今から24時間後にしようじゃないか。だからかかってきなよ、下等生物」
回線を閉じる束。
響、とてつもなく照れる。そんな響に「まぁそう言うわけで、大好きです響さん」。響、涙目で笑いながら一夏に抱きつき「知ってたよ。私もあなたが好きです。一夏君」と伝える。
訃堂、陣羽織の付いていない、代わりにボロボロの紅いマフラー(美結が作った)を巻いた防人装甲で戦闘準備。そして、「君たちの方が立派だ。だから何も言うことはないが、せめて死ぬときは君らよりも先に死なせてくれ。そして俺より先には絶対に死なせない」
その後、急ピッチで大量生産したテレポートジェムを生き残っている軍事基地に配りつつフロンティアへの制圧部隊の準備をする全世界。風鳴機関はコード・ヴァイオレット対策で、クリスの作ったミサイルをロケット代わりにしてフロンティアに上陸する計画を立てる。その後出撃する全世界のISは風鳴機関本部に最大限の重装備で集結。
ほぼ24時間で戦闘準備を整えた全世界はオペレーショントゥモロー発動。
第2部隊の入ったクリスミサイルの進行を邪魔をしてくる多数のIS部隊を、千冬と楯無を中心とした第1部隊が展開し迎撃。アリーシャは千冬と決着をつけるために戦う。
続いてクリスミサイルに入っていた第2部隊は上陸後、テレポートジェムを使って全世界の戦車や歩兵をフロンティア上に展開、待ち構えていたネフィリムの生体端末の軍勢や無人IS部隊、シャンブロ軍団、亡国機業の戦闘員と直接対決。風鳴訃堂はそこで無双。一夏は零落白夜フィールドで束によるコード・ヴァイオレットやフロンティアの重力制御攻撃と上空からのビームの雨を発動不能にして地上部隊を支援しつつ、マドカと激突。さらに戦闘機が多数参戦し高度な連携でノイエ・ジール型の地上への攻撃を妨害。戦闘不能になった者は10人単位でテレポートジェムにて撤退。
シンフォギア部隊は第2部隊と共に戦いつつ、ノイズを中心に撃退。
劣勢と感じた束はフルスキンの巨大IS群咲虚無(見た目は足も完璧なネオジオングのような感じ)を纏い参戦。さらにマドカを倒した一夏も参戦し、7機のISと7つのシンフォギアで対抗。しかし、シンフォギアがいなくなったことで形成が崩れ、地上部隊は大打撃を受ける。だが、アリーシャに勝利した千冬が参戦し、航空戦力を軒並み撃墜。そして、スコールを楯無に殺されて発狂するオータムにとどめを刺す千冬。そして束も追い詰められたことで、亡国機業の幹部、スポンサーは次々投降する。
束は「この束さんの敗北などあってはいけない、束さんの進化が止まることなどそんなものありはしない、束さんは絶対者なんだよ、なんの不条理があって立て続けに敗北しなきゃならないの」と狂乱。そして、群咲の単一仕様能力・無限進化〈インフィニット・ストラトス〉獲得。
フロンティアに脚部を接続後フロンティアごと変形させていく束、撤退していく制圧部隊。どんどん進化し、フロンティアを巨大な兵器に変える束。そしてフルバースト。シンフォギアはイグナイトブースター起動、一夏を除いたISは紅椿の絢爛舞踏からの電力をオーバーチャージしてシールドエネルギ量を底上げ、何とかしのぐ。
しかし、零落白夜で消滅させられないレベルの高出力プラズマフィールドで全員攻撃され、行動不能になる。箒にはソフトに、響に対して執拗にいたぶるような攻撃を繰り返す束。
そんな中千冬、バニシング・オーバーブーストで零落白夜を圧縮、プラズマフィールドを突っ切ってフロンティアと群咲の物理的接続を斬り裂いて解除、同時に暮桜が激戦の限界で各部が崩壊、戦闘不能になる。訃堂、一時的に管制機能の低下した兵器の攻撃の雨あられをかいくぐり叢雲の最大出力でプラズマフィールド発生装置を破壊。その際に大けがを負う訃堂。その隙に1組や残存したIS部隊は展開しプラズマフィールドやビーム砲を破壊していく。千冬は訃堂を連れて撤退。その後、フロンティアと再接続した束によって次々と撃墜されて撤退していくIS部隊。
響、「あれに勝つためには……どうしたら」と拳を握り締めると、平行世界の未来が「その手は誰かとつなぐためにあるんだよ」と言ってくれたのを思い出す。そして、今自分には信頼して手をつなげる仲間たちと愛する人がいることを再認識、同時に平行世界の自分が言っていた「胸の歌を信じて」という言葉を思い出し、自分たちを支えるのは受け継いできた思いと絆と愛であると奮起。紡いできた胸の歌が悪意に負けるはずがないと信じ立ち上がる。
「みんな手をつないで。そして7人の絶唱を束ねるんだ。胸の歌を信じて……エクスドライブを起動させる!!」と叫んだ響は翼とクリスの手を取り、翼はマリアとセレナ、クリスは切歌と調と手をつなぐ。
「まさかXDをか。だが悪くない」「本当に無茶苦茶だな。だけど」「やる価値はあるデス」「うん、やろう」「そうね私たちなら」「絶対にやれます」
そして絶唱。自らのフォニックゲインを爆発させる。身の危険を感じた束はカ・ディンギルから回収しフロンティアに組み込んでいた八咫鏡の欠片から聖遺物分解光線を発射する。しかし、高まったフォニックゲインの光の渦でそれすら飲みこみ、自らのバラルの呪詛を解除し、1組の6機のISのシールドバリアと一夏の零落白夜が途中で分解光線を妨害したその結果、シンフォギアはフォニックゲインで破損個所を再構築。最終決戦形態バーニング・エクスドライブを起動させる。
「なんだそのエクスドライブは……。まさか、バラルの呪詛を解除して、聖遺物の力をアヌンナキの如く自在に使いこなせるようになったから!? それに自分の命を燃やしているのか!!」
「篠ノ之束、あんたは怪物だ。悪意を連鎖させようとする本物の絶対悪だ。だから俺たちはあんたを倒す。必ず俺たちに倒される!!」
一夏以外の1組もダメージレベルDを超えたため未来を託して撤退。
7人の戦姫と一夏は共闘して群咲の進化速度を超えて徹底的に破壊。束、フロンティアを大ダメージの中、ネフィリムを暴走させてフロンティアをエネルギー体に変換し巨大なビーム砲に再形成。地上に落とす形で誘い出すことで大火力にて正面から戦姫たちを消し去ろうとする。真っ向から迎え撃つために戦姫たちは響にすべてのギアのパーツを託す。
「つなぐこの手が私のアームドギアだ!! そして今は拳と握り締める、みんなで明日を!!」
『迎えるために!!』
ついに顕現した響のアームドギア。巨大な拳を変形させて莫大なフォニックゲインの破壊エネルギーを内包した超巨大な拳へと再構築しその中に納まる響。響は腕を突き出す。その瞬間。巨大な拳は突き進み発射された1人の悪意で出来上がった人類を滅ぼさんとする灼熱のビームに激突!! フォニックゲインの塊である拳が光線を霧散させながら突き進み、悪意を吐き出す砲口へと突き刺さらんと迫る。だがあと少しのところで届かず、止まってしまう拳、エネルギーを一つに束て維持している各部の装甲に亀裂が走っていく。だが!!
「立花に力をアメノハバキリ!!」「イチイバル!!」「シュルシャガナ!!」「イガリマ!!」「ヘルメス!!」「アガートラーム!!」
ギアのインナーと背中に生えた光の翼のみとなった6人の戦姫は拳を突き出し、そこから各々の纏うシンフォギアの色と同じ輝きの光線を巨大な拳の後ろに送る。
絶刀アメノハバキリと翼、魔弓イチイバルとクリス、獄鎌イガリマと切歌、鏖鋸シュルシャガナと調、瞬剣ヘルメスとマリア、銀腕アガートラームとセレナ、そして撃槍ガングニールと響の力だ。
「うぉぉぉぉ!!!! ガングニィィィィル!!!!!!!!」
響の叫びに呼応して、拳が砲口の中心に突き刺さるその瞬間、フロンティアに戦姫の胸の歌で作り出された強力なフォニックゲインが流れ込む。それをネフィリムの心臓が吸収することは叶わない。7人の想いで生成されたフォニックゲインは悪意が飲みこめないほどに強烈だった。そして悪意にとっては人類の未来を願う純粋な勇気と優しさで生成された愛の力にはなすすべなどある道理が無かった。だからフロンティアは、その灼熱色の巨大な図体より、流し込まれた虹色のフォニックゲインの輝きを各所から漏らしながら、轟音とともに崩壊した。それはネフィリムの断末魔でもあった。
響は力を使い果たし、各所が破損したギアで落下する。それを受け止める翼とクリス。響は疲労と高エネルギーにさらされたことによるダメージで痛む体でそれでも叫んだ。
「行けぇぇぇぇ!!!! 一夏君!!!!」
一夏、巨大な人型ユニットから纏っている群咲を解除して響への罵詈雑言を投げかけながらこの場からテレポートジェムでいなくなろうとする束を零落白夜砲で吹っ飛ばしテレポート座標から押し出す。その後ダイダロスの迷宮で束を包み、零落白夜の剣で迷宮ごと切り裂く。爆発して真下にある無人島へと落下する束。
一夏視点。
「お前を、ここで殺す」
束は「これからお前は人を殺めるんでしょ?一生人を殺したことに苛まれながら生きろ」と呪詛を吐く。
「黙れ、お前は人間じゃない。人の姿をした正真正銘の怪物だ。悪意の権化だ。人だと思ってもらえるなどと思い上がるんじゃない。俺をお前を殺すことにためらいもしないし、永遠に後悔することなどない。この世界はお前のものじゃない、俺たちみんなのものだ。だから」
ここまでの束の振る舞いや夕凪燈夜ですら効かない元からの邪悪だったこと、なにより虐殺からヒーローになるという自分の信念以前に生かしておけないと考えていた一夏は悪意に完全勝利するためにそう言い切る。
「そうか、そうなんだね……。おのれ織斑一夏ぁぁぁぁ!!!!」
「消え失せろ篠ノ之束ぇぇぇぇ!!!!!」
一夏が束を切り裂き2つになって崩れたのち、聖遺物の力を肉体に流し過ぎた影響で塵となって風に消える束。
「終わったね一夏君」
「おう、終わったぜ響さん」
やがて朝日が昇る。
「「みんなで明日を迎えられた」」
心の底から笑いあう一夏と響、やがて夜明けの日に照らされた2人の影が重なる。新たな今日の到来を少年と少女は抱きしめあって喜んだ。
その後みんなで風鳴機関本部に帰投。英雄たちの凱旋だとオペレーショントゥモローに参加した人々、大盛り上がりする。しかしこの場にいるみんなが全員ヒーローだと一夏が発言しさらに歓声が沸く。
エピローグ
ー約2年後ー
それぞれの日常を描く。
男女共学となったIS学園で入学式。引き続き教師をやる千冬はファンだと騒ぐ少年少女たちに呆れる。それを「毎年すごいですね」と笑うセレナ。織斑先生は人気者ですからとニコニコする真耶。「全くですと」誇らしげな顔をする特別教師となったラウラ。お前がどや顔をしてどうすると突っ込む特別教師の箒。新入生代表マリアが挨拶のためにステージに。マリアはセレナが目を輝かせていることに苦笑しつつ挨拶を始める
シャルロット、デュノア社令嬢としてセシリアと商談。しかしそれもすぐにまとまり、堅苦しい雰囲気は無しで早速会話する2人。話題は恋愛。「一夏さんのようにカッコいい男性がなかなか現れません」「僕もだよ。困ったものだよ。全く一夏は」
ユニット「バヨネット」として音楽界にデビューした翼とクリス。楽しげに歌を歌う。それを観客席で見て盛り上がる鈴と簪ときりしら。
地球連合軍総司令官として、卑怯者と罵られようとも生きて責任を取ることを選び、活躍する訃堂はモニターで翼のライブを嬉しそうに眺める。その後秘書の楯無に仕事をしてくださいなととがめられる。すると「大変です総司令官」と青年が駆け込んでくる。バルベルデ軍がデモ活動中の民間人にアルカノイズを使用したと。「地球連合軍の出番だな。彼を派遣するぞ」
響と一夏、織斑家で準備中。「翼さんとクリス、楽しげに歌ってるな。本当に良かった。こんな風にみんなが好きなことをできる世界になって」
「さて俺たちも新婚旅行に行きますか、響さん!!」 「うん一夏君!!」
すると通信が入る。一夏、顔を引き締める。
「全く新婚旅行だってのに」
「でも仕方ない。誰かが助けを求めてる、一夏君はヒーローなんだから、行かないとね。一夏君の背中を護れないのが残念だけど」
「おう!!じゃあ行ってくる!!」
「行ってらっしゃい気を付けてね、この子と一緒に待ってる」
まだ張り出していないが、確かに命の宿っているお腹をさする響。
「助けられるだけ助けて早く帰ってくるよ!! 来い!! 白式神威!! ……バニシング・オーバーブースト!!!!」
死にたくないよ。誰か助けて!!こんなところで終わるのか!?もう駄目だ、おしまいだ……。
「生きるのを諦めるなぁぁぁぁ!!!!」
絶望した人々の元にヒーローが舞い降りる。瞬く間にアルカノイズ6匹を紅い塵へと変えた。
「地球連合軍所属、ノーブルレッドの織斑一夏です。助けに来ました!!」
人々の心に巣くっていた感情が絶望から希望へと変わる。歓喜の声が上がった。
「もう誰も死なせねぇぇぇぇ!!」
一夏は雪片弐型を構えビームソードを展開。アルカノイズに突撃する。宣言通り誰1人として死なせないために。
人の悪意は消えない。バラルの呪詛も解かれていない。だけどこの世界の人々はそれでもよりよい未来を求めて善意を心に灯して進んでいく。
そして、よりよい未来を諦めてしまいそうな、苦しんでいる人々の明日を切り開くために、翳り裂く白夜、織斑一夏は悪意と戦うのだ。愛する立花響の想いと共に。
お疲れさまでした。読んでくださりありがとうございました。