オーバーフロッシャー。
それは、全ブキ中最も高低差に強いブキ。
それは、障害物すら利用して塗り広げ、相手を飲み込むブキ。
それは『バケツ』という括りの中でも特異なブキ。
オーバーフロッシャー。それは、何処までも俺を魅了して止まない最強の―――
「ひょぉぉぁもう我慢できねぇ!突っ込めぇぇぇ!!!!」
「フロ単体で突っ込んでく馬鹿が何処にいるのよぉ!?」
「ざけんな戻れ!」
「うわああああスピナーとチャージャーだあああああ!!!」
「馬鹿!もうこの馬鹿!!」
「ビーコン!サブ性特化ビーコンあるから使いなさい馬鹿!!」
「あああクアッドホッパー追加来たあっあっあっあああ!!!」
「ダメだもう終わりだぁ!」
「逆に考えろ!馬鹿に三人釣られてる内にナワバリ広げるんだ!後30秒!」
「あーもー世話の焼ける!シェルター飛ばすから裏入りなさい馬鹿!」
「おわああっあっあっアッー!シェルターまでが遠いあああ!!!」
「 や っ た ぜ 」
「いや変態だァァァ!!!」
「あの状況で生きてるお前は間違いなく変態だァァァ!!!」
「おい馬鹿油断するな!そっちにスシ行ったわよ!」
「やはりオフロこそさいつよ」
「もうやだコイツと組むの……」
これは最高にイカしたガールがオーバーフロッシャーを担いでウデマエXを目指す物語である!
* *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
◆
よっす!俺『アビゲイル』って言うんだ、よろしくな!
「反省」
「待ってください。結果的に勝ったのだからオールオッケー万事完了万々歳というヤツなのでは?俺悪くない」
「
今俺たちは『ロビー』内にあるイカしたカフェで茶をしばいてる最中さ。またの名を反省会とも言う。
「相手さん、多分いきなり目の前にオフロ突っ込んできたから混乱して、狙いがブレただけだと思うぞ……」
呆れたように肩を竦めながらコーラを飲むこのボーイは『サブきち』。相手を爆殺するのが大好きなボンバーマン。
さっきのバトルではロングブラスターを担いで、相手を何度も爆殺しようとしてたヤベーヤツさ。
「というかナワバリバトルなんですから無意味に敵陣突っ込まずに塗って下さいよ……」
オレンジジュースをストローでちゅーちゅー吸ってるボーイは『シュータ』。スーパーチャクチジャンキー。
さっきのバトルではボールドマーカーを使って、塗っては跳ねて塗っては跳ねてを繰り返しまくってたヤベーヤツさ。
「マグレよマグレ!貴方があの時、結果的に生き残ってたのはマグレなんだからね!だいたい、オーバーフロッシャーってのはたしかに前線に立てるブキだけど、『最前線で切り開く』モンじゃないって何度言わせるのよ!」
そしてさっきから台バンしながら可愛い顔を歪ませて唾を飛ばしている超可愛いタコガールは俺の最愛のパートナーである『ヒーナ』。
さっきのバトルではキャンピングシェルターを使って、ビーコンやシェルター飛ばしで何度もサポートをしていた縁の下の力持ち的存在。しかも色んなブキの知識を持ってる上に超可愛いという才色兼備に文武両道、百花繚乱、百合専門と完璧でイカしたガールなのだ!
「聞いてるのアビゲイル!!?」
「聞いてる聞いてる。今日も一緒にお風呂入ろうねぇヒーナちゃん!」
「全然聞いてないじゃないの!?」
あーもー今日もヒーナちゃんは可愛いなぁ!帰ったら無理矢理にでもお風呂に連れ込んであんなことやこんなことを……ぐへへ!
「……なぁシュータ」
「ん?どうしたのサブきち」
「女の子はやっぱり女の子同士で恋をするべきだよな……」
「……それ僕に聞く?」
今日もハイカラスクエアは平和でした。
『アビゲイル』
オーバーフロッシャージャンキー。
調子の良し悪しがどちゃくそ激しい。
俺っ子系百合ガールで馬鹿なインクリング。
『ヒーナ』
なんでも使う系タコガール。
世界一可愛い。
地下鉄乗って世界を救ってきた。
馬鹿とはハイカラスクエアで出会い、同棲(当人にとってはルームシェア感覚)している。
『サブきち』
爆発物ジャンキー。ブラスター系だったらなんでも使うぜ。ただしクラブラ、テメーはダメだ。
初めてのナワバリバトルの際に、偶々投げたスプラッシュボムによって相手のインクリングが爆散したのを見て目覚めた。
基本サブ効率ガン積み。ブラスター系ならメイン効率を積んだりする。
百合推し。
『シュータ』
スパジャンジャンキーのスパチャクジャンキー。マニューバージャンキーと違って縦に飛ぶのが楽しいらしい。
好きになったガールが別のチームメイトの事好き過ぎてつらい。とてもつらい。