獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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今回はツアーが出ます。

ナザリック陣営もそろそろ出るかもです

戦闘シーン入れたいけど、入れるのがまだ先な気がする…

今更ですが、アニメしか見ていない方は要注意です。書籍版のネタバレとか普通にしてます。


第二章
対話


ツアーはキャメロット城の近くまでやってきた時、いきなり展開した結界に驚き、少し離れる

 

(…やはり、ぷれいやーの城だったか…)

 

ツアーは門の上に人影がいるのが分かり、警戒を崩さず見ると…

 

(…ふむ、見たところ種族は竜人か、本質は善だな…)

 

彼女はこちらに結界を張るだけでいきなり攻撃してくる事はなかった。

 

本質は善、そう確信する

 

彼女の目から悪意を感じられない。

 

こちらに向けて結界を張ったのも、襲ってくる可能性を吟味してだろう。

 

「驚かせてしまってすまない。私はアーグランド評議国の竜王・ツァインドルクス=ヴァイシオンだ」

 

ここで偽名を名乗っても良かったのだが、彼らから悪意は感じられないし、なおかつ隠し事を貫けるか分からなかったからだ

 

プレイヤーの中にはひときわ頭脳に秀でている者だっていた。その可能性を考えれば嘘をつくのは得策ではない。

 

プレイヤーの動向を見ていると、プレイヤーと思しき人物の周りにNPCが集まってきているのが分かった。

 

(ぷれいやーとは話ができるとしても…えぬぴーしーとは出来る限り話は避けたい…)

 

八欲王の時や六大神の時もそうだった。

 

ぷれいやーとある程度話は出来ても、えぬぴーしーとは全く話が繋がらない。

 

というのも、NPCはプレイヤーに狂信的に忠義を尽くしている。プレイヤーの命令や言葉なら従うが、他の者の意見は聞かないからだ

 

「…ここに何用だ」

 

警戒しているであろうプレイヤーにツアーは十三英雄のリーダーと出会った時の事を思い出し、深呼吸をする。

 

「君はこの世界に転移してきたぷれいやーだろう?話がしたい。もちろん、信用に足らないと思うならそれでいい」

 

「…!ツァインドルクス=ヴァイシオン『ツアーで構わない』では、ツアー、私の名はアルトリア・ペンドラゴンだ」

 

「よろしく頼む、ペンドラゴン殿」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツアーと名乗った鎧は、器用に宙に浮きながらこの世界の事について教えてくれた。

 

ツアーはアーグランド評議国の永久評議員で、六百年前の六大神というプレイヤーが転移して来た時からプレイヤーと関わりがあるらしかった。

 

この世界に転移して来たプレイヤーが人によっては大陸を荒らし回ったり、時には人類を救済してくれたり、様々な事をしたからツアー自身がいつプレイヤーが転移してくるか大体の仮説を立て世界を巡回しているらしかった。

 

(…私に声をかけたのも、私が世界を滅茶苦茶にする可能性が低いから声をかけて来たのか…)

 

ツアーのレベルは見たところ、レベル90行くか行かないか、断言は出来ないが相当な力の持ち主だろう。

 

ガウェイン達なら圧勝とまでは行かないが、勝利を収める事は出来るだろう。

 

「ところで君に質問したい」

 

「なんだ?」

 

「以前、砂漠地帯に吸血鬼が出現していた。赤い服を着て銀髪だった、見た目は少女と大差なかったが…あれは君の部下なのか?」

 

"赤い服装の吸血鬼"

 

それを聞いてまず先に思いついたのは、ナザリック地下大墳墓にいるシャルティアだった。

 

「私の部下ではない。一応種族は竜人に統一している。稀に悪魔や夢魔もいるが、彼らは積極的に人を襲いはしない」

 

後ろにいたマーリンが『めんどくさいからねぇ』と言う

 

悪魔はこのギルドに二人いる。一人はアルトリア自身が制作したNPCであり、もう一人は"第三地下階層から出ることは出来ない"悪魔だ

 

「…そうか、君の部下ではないか」

 

「信じるのか?」

 

「信じるよ、君は出来るなら"誰も殺したくない"んだろう」

 

そう聞かれ思わず苦笑いが溢れる。

 

ガウェイン達は持ち場に戻らせたが、マーリンは後ろにいて聞いている。

 

「聞かれていたか」

 

「君とは今後も良好な関係を築いて行きたい。何か聞きたいことがあるなら…」

 

そう言うツアーにアイテムを渡す

 

「なんだい?これは」

 

「携帯という物だ、こちらから連絡を入れたい時にかけるアイテムだ、真ん中のボタンを押せばモニターという大きなスクリーンが出てくる。そこから私の声は聞こえるし会話も出来る」

 

「そんな重要なものを良いのかい?」

 

「何、そんなに重要でもない、ただ便利だから愛用しているだけだ。無論盗み聞き出来る機能までは入っていないから安心してくれ」

 

「…そうか、大事に持っておくとしよう」

 

ツアーがいなくなったのを見てアルトリアの後ろにいたマーリンは

 

「おや、正直に彼のことも口に出すなんて珍しいじゃないか、アルトリア」

 

マーリンは花を愛でながら言う。

 

第三地下階層にいるのは中立〜極悪までのNPCがいる。彼らはギルド長の了解が無ければ外に出てくる事はないし、ある意味、本質は悪だ

 

「彼は、カルマ値が極悪であろうと悪魔であろうと、私の仲間が作った命だからな、軽んじたくない」

 

「お優しいねぇ〜」

 

マーリンは微笑みながら花の塔に向けて歩き出す

 

(…ツアーに、ナザリックのことは言わなかった…言った方が良かったのだろうか…)

 

この世界に転移して来ている者は自分達【キャメロット】を含め、極悪ギルドとして名を馳せていた【ナザリック】だっている。

 

本来ならツアーに伝えるべき事柄だったのだろうが、どうであれ、戦友を安易に売りたくはなかった。

 

(…しかし、あのナザリックがこんなに静かなわけない。一度、確かめる必要があるか…?)

 

もしも、彼らが人の命を軽んじているような行為をするならば、こちらとしてもツアー達に手を貸さねばならない。

 

アルトリアはマントを翻し、玉座の間に向かって歩き出す。

 

すると、帝国に向かわせていたアサシン達から連絡が入る

 

『どうした?アサシン』

 

《陛下、帝国の皇帝がナザリック地下第墳墓に向かいました》

 

『何?皇帝がか?』

 

《追跡しますか?》

 

『いや、追跡はダメだ。ナザリックに向かったと知れただけでいい。撤退しろ』

 

《はい、かしこまりました》

 

(…皇帝とナザリックが接近したってことは…)

 

アルトリアは至急、アグラヴェイン達を呼ぶことにした。




第三地下階層の領域守護者の【彼】
カルマ値極悪、キャメロットの知恵者
大抵のことは解決できるし、少しのことで大抵は分かる。
レベルはそんなに高くないが、頭脳戦だと高確率でデミウルゴスば負ける。チート級レベルの人


マーリン
アルトリアのNPCではないが、アルトリアの唯一無二の親友が残して行ったNPC。設定上は『アルトリアと最も仲良し』ということになっているので、悩み相談とかも普通に乗っている。
花の塔で犬?猫?みたいな動物飼ってる。
第三地下階層の【彼】と創造主が同じ
マーリンがロクデナシなら【彼】は人でなし
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