獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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アルトリアの王国が建国される話です。

基本的にナザリック陣営とキャメロット陣営の力は互角という扱いにしております。

戦闘回にしようと思いましたが、本格的に戦闘をするのはナザリックがキャメロットと対等になったらにしようと思います。アニメ以上の話もあるのでネタバレが含まれます


建国

カッツェ平野での戦いは王国の惨敗で終わった。属国になることが決まっていたというのに、王国側は勝手に兵を動かし17万人の死傷者を出した。

 

(結局、ガゼフ・ストロノーフはアインズに一騎討ちを申し込んで死んだ。そうまでしてランポッサ三世の命を乞うた…)

 

ベットから起き上がり、長い髪を自分で梳かしながら物思いに耽っていた。

 

今日、王国の宮殿に行き、ザナック王子の王位継承権を剥奪及び新王国を作る宣言をしなければならない。

 

(あー、新王国の建国と言っても王国の民達の反感を考えれば胃が痛くなる…)

 

人間っぼい見た目をしているが、自分の種族は『竜人』だ、人間ではない

 

(…反乱を考えればやることは山積みだなぁ…今日が最後の就寝だったのかもしれない)

 

いろいろと考えていると…

 

「失礼致します。陛下、ガレスです」

 

「あぁ、入りなさい」

 

「はい」

 

そう言って入って来たのはメイド達の長でもあり、キャメロットの食料及び人事の管理をしている円卓の騎士の一人であるガレスが入ってくる。

 

ガレスはレベル60程度で、外に出ることは基本的にないが戦闘にも長けている。ガウェインの妹で兄妹の仲は良好と設定されている。

 

少女騎士のような見た目をしているが、やはりガウェインに似て美形だった。

 

「朝食を準備出来ました」

 

「そうか、ありがとう」

 

鎧に着替えて玉座の間の隣にある部屋に行き、朝食を食べる

 

(あーー!!うっっまいー!最高ー!)

 

料理が食べれる種族にしておいて良かったとしみじみと思っていた。

 

「美味しい。ありがとうガレス、料理長達にも伝えてくれ」

 

「!はい、陛下!」

 

食事を済ませ、深呼吸して玉座の間に入ると、そこには跪いている騎士達がいた。

 

玉座に座るとアグラヴェインが先日の戦況についての話を始めた。

 

「カッツェ平野での戦いにてナザリックはエ・ランテルを強制的に奪い、王国側は食料生産量に優れていたエ・ランテル近郊を魔導国に奪われてしまいました」

 

モードレッドが自重したのか小さい声で『あの無能国家滅ぼそう』と呟いたのが聞こえた。まぁ言ってすぐにトリスタンに肘で小突かれていたが

 

それから王国の現状を聞き、王国の基盤を最初っから破壊するのは決定事項だ。

 

「そして、我が王があの国の上に新王国を建国する日が参りました」

 

こちらをみて誇らしげな表情を見せていた。

 

「その為に一つ必要なことがございます」

 

「なんだ」

 

守護者達の方を見てアグラヴェインは真面目な表情をし

 

「我が国の名を決めなければならないことです。あの国の名前をそのまま付けねばならないのはどうかと思います」

 

「んじゃあ、ブリタニア王国は?」

 

モードレットの言葉にモルガンが『いえ、ここは、獅子王の名を取り獅子王国にするのはどうでしょう』と話す

 

「ガウェインはどうだ」

 

アグラヴェインの言葉に『私は帝国で良いと思います』と話しランスロットが『シンプルに新王国と言うのはどうでしょうか』と言う

 

「トリスタン」

 

「陛下は以前、このキャメロットの名を"ブリテン"と名付けようとしたとお聞きしました。なので世界中に響き渡るよう"ブリテン王国"というのはどうでしょうか?」

 

アルトリアは他の案を聞いてもなんかイマイチピンと来ないのと、自分が名付けたら絶対にロクでもない名前になりそうだったのでトリスタンの案を採用しようと思い頷き

 

「うむ、トリスタンの意見を採用し、ブリテンと名付けよう」

 

ガウェイン達が歓喜の声を上げる。

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、アルトリアは重装備で王国内に入場する。

 

市民達はカッツェ平野での戦いの一部始終を聞いていたのか、登場したアルトリアをみて『我らの王国に繁栄を!』『獅子王様!我らの王!』と歓喜の声で手を振って歓迎していた。

 

そこに恐怖なんて色は見えなかった。

 

初めの頃に見た未知なものを見る目はなくなり、その目にはこの王国を良い方向に導いてくれるという期待の目しかなかった。

 

そして、王国の宮殿に入り、元王族の彼らは部下として扱うことになった。

 

拷…尋問済みのバルブロ王子を返還し、使える貴族と使えない貴族で分けることにした。

 

(元王族である彼らに仕事なんて出来るか分からないが、少なくともザナックは期待しても大丈夫だろう)

 

今までランポッサ三世が座っていた玉座に座り、並ぶ貴族達を見る

 

貴族達は皆、冷や汗をかきながら待っていた。

 

(…別に殺すとか言わないけどな)

 

「まず、今後の市民政策についてだ、貴族は大幅に削減し、そこから市民に食糧等を回す」

 

アルトリアは今後の方針を伝えれば伝えるほど、貴族達は不満げな表情を見せていたが、度重なる失敗をしでかしたことからおおっぴらに声を出さなかった。

 

「ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフを王国の筆頭に政策を執り行うように」

 

ザナック元王子ならきっと大丈夫だろう。使えそうな貴族達は彼の下に付けやっていけばいい。

 

使えない貴族達は一度、キャメロットに連れて行き"再教育"しなおせば良い

 

王国の執務室にてアルトリアはため息をつく

 

(使えない奴が多すぎる…)

 

カッツェ平野での戦いで貴族家の長男や優秀な者達は死んだ。

 

代わりにスペアと言われる次男三男は生き残っている。それが逆にまずかった。

 

本来なら家を継げない立場であるからこそ、何も教育は施されていない。

 

(…【彼】やアナスタシアの負担が増えるな…いっそのこと…)

 

聖槍を見てあることを考えるが首を振り

 

(…いや、コレはまだ先に残しておこう)

 

すると…

 

「陛下、アダマンタイト級冒険者の方々と関係者の方が参りました」

 

「!分かった、別室に通せ」

 

「はい、かしこまりました」

 

アルトリアが呼んだのは王国に滞在していたアダマンタイト級冒険者・青の薔薇のメンバー達と彼らと関係がある者達を呼んだ。

 

片付けていた書類をメイドに渡して部屋を出る。




次回、モルガンが動き出します

ガレス
【種族】竜人
【レベル】60
【居住区】キャメロット第一階層

【詳細】
ガウェインとは兄妹設定。ランスロットに惚れてる
獅子王に絶対の忠誠を誓っている。
キャメロットの人事や料理長も兼任している。
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