獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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アルトリアが王国を乗っ取ったと知ったツアーがブリテン王国に調査を入れる話。そして、青の薔薇と円卓の騎士達が交流する話


閑話・獅子王と円卓の騎士

リ・エスティーゼ王国がキャメロットに譲渡され、新たな王国【ブリテン王国】となったことにツアーは驚きと少しの警戒心が沸き起こる

 

(彼女には悪意はないが…彼女のあり方は善ととっても良いのだろうか…)

 

かつての王国がぷれいやーに手を出してしまったのならば、それはかつての王国に非がある。

 

ぷれいやーは人によって違うが、積極的に干渉してこない者だっているし、積極的に人に害意を成す存在だっていた。

 

その間として干渉してこなければ干渉しないぷれいやーだっている。彼らの場合は穏やかな生活さえ約束されればむしろこちらに手を貸してくれる存在でもある。

 

(…リーダーだってそうだった、彼女はリーダーみたいなタイプではないのか?)

 

そして、もう一つ疑問ある

 

それは"彼女は本当に魔導国の事を知らなかったのか?"

 

おそらく時期・同程度の強さを考えれば双方に何か関係があるかもしれない。

 

もしや内部分裂を起こし今の状態に至った?

 

(…いやそう考えればあの陣営の偏り方はおかしい…魔導国はアンデット…キャメロットは人型が多い…)

 

カッツェ平野での戦いでは、魔導王が出した【黒い仔羊達】の対処方法も知っていた。

 

(…敵対関係にあるギルドが同じ時間に転移してきた?そう考えれば…)

 

ゾッとする光景がツアーの脳裏によぎる。

 

二つのギルドが正面衝突した場合、間違いなくこの大陸は焦土化するだろう。

 

「リグリット、青の薔薇に頼んで調査出来ないかい?」

 

近くにいたリグリットに問いかける

 

「イビルアイに聞いておこう」

 

 

 

 

 

 

 

ーブリテン王国、王宮内ー

 

円卓の騎士の一人であり守護者でもあるランスロットはまず、トリスタン達と話し合い、王国内の冒険者を国抱えの兵士に出来ないかという話をしていたが

 

冒険者組合は人々を守るために活動しており、国から独立した機関である

 

組合は、国の政治や戦争には加担しない規約があり、それを守ることで国家を超えて活動が可能になっている。

 

「国抱えの兵士には出来ないか…」

 

ランスロットは面会に来た組合長達を返した後、悩んでいた

 

「王国の労働力等は剣士兵達でなんとかなるとしても、軍備までキャメロットの兵士で固めるのは些かどうかと思いますね、それでは公平と言えません」

 

トリスタンは書類を見ながらいう

 

キャメロットには三種類の騎士達がいる

 

キャメロットの守衛及び外部の敵を排除する役割を担っている【守護騎士】は基本的に外に出ないでキャメロットの警備に尽力している。

 

【守護騎士】のレベルは80〜90に該当する。

 

【粛清の騎士】はキャメロットから他のギルドを攻める為にあるもので、基本的なレベルは50〜80と低いが、他の騎士達と違い多い軍勢で構成されているし、大体の粛清の騎士達は纏まって動くようになっている。火力はそこそこだが、耐久値及び体力が尋常ではないくらいあるので耐久戦にはもってこいだ。

 

【剣士兵】はレベル50で統一された騎士達で役割はまぁ、粛清の騎士達と似ているものの、ランスロット直下の精鋭部隊でもある。

基本的に何でもこなすという役割の元作られ、キャメロットにあった。

 

「王国の兵士達もカッツェ平野で多数死んでしまったからな…新たに出来るまではキャメロットの兵で何とかするしかないな」

 

「その方が良いでしょうね、それよりもランスロット卿、孤児院の建設は上手くいっていますか?」

 

「ええ、ガレス卿が建設してくれているし、孤児院の表向きの管理は元王族のラナーに任せようと思ったが…あの人はナザリックに繋がっていた事を考えれば安易には任せられないしな…」

 

「モルガンが彼女を監視して管理下に置いていると聞きましたね」

 

「モルガン殿の事だから大丈夫だと思うが…」

 

「そういえばランスロット卿」

 

「?なんだい?」

 

「王国戦士長と言われたガセフ・ストロノーフに匹敵するくらいの戦士が王国にいたと聞きました。名前は確か、ブレイン・アングラウスでしたっけ?彼を抜擢したらどうでしょう?」

 

「ブレイン・アングラウスか…人間の中で強いというなら考えてみよう」

 

そういってランスロットは立ち上がって王宮内を歩いていると…

 

木刀の音が響き渡る音が聞こえてくる

 

場所はかつて貴族達が使っていた部屋を何部屋かぶち抜き、兵士達が稽古できる場所になっている。

 

その中を見るとモルガンから聞いたクライムがいた。

 

(…確か、ブレイン・アングラウスはラナーの部下だと聞いたな…)

 

ランスロットが稽古部屋に入ると、静まり返り、兵士達は横に退き頭を下げる

 

(…王国を平定してから大分日は経ったと思いたかったが、やはり、少し恐怖は感じられるな…)

 

兵士達は獅子王・アルトリアが兵士たちを蹂躙して行った黒い仔羊達をいとも容易く倒した王の直属の部下なのだ。

 

あそこまで行かずとも実力は桁外れだと思っているのだろう。

 

(…ガウェインが4万人消しとばした事も知られてるだろうしな…)

 

あのアルトリア至上主義のガウェインは一応極善なのだが、人間から見てみれば極悪なタイプに見えてしまうかもしれない。

 

ランスロットはクライムを見つけ

 

「クライム」

 

そう一声かけるとクライムはビクつくが「は!!」と大きな声を出して走ってくる

 

「お呼びでしょうか!!」

 

「あぁ、少し聞きたいことがある。一緒に来てもらって構わないか?」

 

「はい!」

 

断る事など出来ない、そう言っているように見えて少し笑ってしまう。

 

「そう緊張しないでくれ、ブレイン・アングラウスと親交があった君にいろいろ聞きたいんだ」

 

「!ブレインさんの事をですか?」

 

「あぁ、ここではあれだ、移動しよう」

 

「!はい!」

 

 

 

 

 

 

 

クライムは自身の直属の上司でもあるランスロットと共に王国内の街を歩いていた。

 

直属の上司と言われると少しだけ違う気もしていたが、兵士達を纏めているのがランスロットなだけで、クライム自身がランスロットに声をかけることは基本的に緊急の用事がなければ無理なのだ。

 

いつもの鎧姿になっているランスロットはブレインがいるであろう場末の酒場に来ると丁寧にお辞儀をしたので驚いていると、ブレインも緊張の糸が切れたのか笑いながら『お偉方が来ると聞いてヤケ酒でもしていたんだが、お偉方のアンタにそんな律儀な風にされたらなぁ』と笑っていた。

 

クライムはラナーのときと同じように立って話を聞こうとしたら、ランスロットに椅子を指差されたので、拒否しようと思ったが、ラナーから『円卓の騎士の方々には逆らわないでくださいね』と言われていたので、頭を深く下げ椅子に座る。

 

それからブレインをブリテン王国の兵士長(戦士長の役割は無くなり代わりに兵士長という役割が追加された)に任命したいとランスロットから言われブレインは苦笑いして『俺にそんな実力はないな』と言う

 

ブレインは人を纏める役割はむかないといい、ランスロットの意見を否定しようとするが、ランスロットは『我が王に先ほど確認をとりました。あの戦士長と互角にやり合える貴方を是非と推薦がありました。なのでここで断られると代わりを探すのに手間がかかり…』と言う

 

ブレインはそれを聞いて『そうまで言われれば』と受諾していた。

 

「しかし、ランスロット様は酒も飲めるのか」とクライムに言うとランスロットにも聞こえていたのか微笑み

 

「私は何でも飲めますよ、キャメロットでも賑やかな酒盛りはよく開かれていました。我が王も参加されてましたね」

 

「へぇ、獅子王様がな」

 

それからブレインが自分の剣の実力に限界を感じていると言ったことに興味を持ったランスロットが「何か壁にぶつかったんですか?」と聞かれ

 

「シャルティア・ブラッドフォールンに出会ってからだな」

 

そう言った瞬間、ランスロットが持っていたジョッキが物凄い音を立てて壊れる

 

「…シャルティア・ブラッドフォールン?」

 

「知ってるのですか?」

 

クライムの質問にランスロットはブレインに『それはいつのことですか?』と聞く

 

「結構前だったけどな…確か、半年前だったか」

 

そう言うとランスロットは立ち上がり、代金を支払いブレインを見て『私はこれで失礼します。クライム、ブレイン・アングラウス殿を王宮に案内してくれ』といわれクライムは頷く

 

去って行ったランスロットにクライムとブレインは首を傾げる

 

 




終わりです!

聖王国編買いました!これから読みます!
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