獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
ハーメルンで小説読んでて投稿したくなったので登録して書きます。前回言い忘れましたが、オリ主は女です。
「陛下、どうされましたか?」
隣にいたアグラヴェインがそう言ってくる
「いや…少し混乱していた。すまない」
「いえ、我々に出来ることがあればなんなりとお申し付けください」
(そうだな…もし、異世界転移したのなら、周りの状況も探らないと)
彼らNPCが動き出したというのも驚きだったが、まずは周りの状況を探らねばならない。
【キャメロット城】はユグドラシルでは砂漠地帯に位置していたはずだ。それがもし、転移したとなら話は別だ。
「ガウェイン、トリスタン、二人はまず周辺を警戒しつつ見に行ってくれ」
「「は!」」
「モードレッド、お前は急ぎレベル100の守護騎士達を広間に集めてくれ」
「了解だ!父上ー!」
「ち、父上?!」
モードレッドは確かに自分が作ったNPCの一人であるが、親子設定はしてなかったはず…
(あ!!したわ!!アルトリア・ペンドラゴンの息子として…!)
リアルでは一人っ子だったので弟として付けようとしたのだが、仲間の一人に『いや、弟よりも息子の方が萌える!!』とか無茶苦茶な設定を付けたはずだった。
モードレッドが離れて行ったのを見送り、立ち上がる
「アグラヴェイン、一緒に来てくれるか」
「はい、無論でございます」
慣れない、この崇めっぷり
「どうやら、アインズ・ウール・ゴウンのギルド長もこの世界に転移して来たようだ。先程から連絡が来る」
「!!あの極悪ギルドの…!」
「?ど、どうした?アグラヴェイン」
アグラヴェインの表情が苛立ちに似たような、そんな怒りの表情に変わる。
「かつてこのキャメロットに居られた御方々と幾度となく争った異形種ギルドがあるのですか、あのような極悪ギルドとまた戦うことになるとは…!」
「とりあえず落ち着いてくれ、アグラヴェイン」
「!!失礼致しました。見苦しいところをお見せし、申し訳ありません」
そう言って膝をつくアグラヴェイン
(まさか、そんなにあのギルドを嫌っていたとは…)
悩んでいると…
『失礼致します。王よ、ガウェインでございます』
《伝言》が直接頭に流れて来る。
(この感覚慣れないなぁ…)
『周辺には草原が広がっておりました。遠くの方に小さな村が見えます』
「…小さな村、草原…砂漠地帯ではないのか?」
『はい、見渡す限り草原です』
「そうか、周囲に敵の影はあるか?」
『今のところありません』
「分かった広間に戻ってきてくれ」
『はっ』
キャメロット城があったのは砂漠地帯だったはずだ、それが草原となっている、そう考えれば転移したと考えて間違いないだろう。
数日後…
情報を整理し終わった後、伝言で戦友の元に繋げる
『モモンガさん、今よろしいですか』
伝言でそう言うとあちらもひと段落したのか
《はい、アルトリアさん聞こえてます。こっちは草原地帯みたいです》
『私の方も草原地帯のようです。それと近くに村がある』
《村…それって、カルネ村の可能性が高いです》
『カルネ村?』
《はい、草原の近くにあった村で転移してきた日に襲われていたので助けに行った村です》
対処が早いなぁと思いつつ、今後の課題を話し合おうとしたのだが…
(…むやみやたらに会うのは良くないか…?アグラヴェインの反感を見るにアインズ・ウール・ゴウンにNPCは良いイメージを抱いていないようだし…)
『わかりました。その村への調査はいずれします。こっちが落ち着きましたらまた連絡します』
《はい》
そう言って伝言が切れる。
確かに、同じ時間軸に戦友であるモモンガが転移して来たのは良かった。
不安を打ち明ける友がいるのは有り難い
しかし、彼らアインズ・ウール・ゴウンがこのギルドにとって良い存在になり得るかといえば疑問だ。
この【キャメロット】とアインズ・ウール・ゴウンは敵対関係にあった。
後半こそお互い交友関係はあった。
でも最初の方こそ、争いは絶えなかった。
NPCであるアグラヴェインやベディヴィエールは何度か彼らに殺されている。
幸いにもアグラヴェインのレベルは100まで戻せたが、ベティヴィエールのレベルは90台だ。
広間に着くとそこにいたのは守護騎士たちとレベル100の領階守護者を集めていたモードレッドがいた。
私が来たのが分かったのか、騎士達は膝をつき臣下の礼をする。
「至高の方であられる我らが王・獅子王陛下の招集に馳せ参じました。守護騎士並び領階守護達にございます」
そう言ってガウェインが挨拶する。
アグラヴェインが横から下に行き、ガウェインの隣に膝をつく
「我ら円卓の騎士、今後とも獅子王陛下に忠義を尽くす次第にございます。なんなりと御命令を」
(うわぁ、ガチな忠誠…まじだ…)
息を整え、深呼吸をし
「良い、今後ともよろしく頼む」
そう笑顔を見せながら言うと彼らは惚れ惚れしたようなそんな表情を浮かべる
(……この時はマジで富裕層でよかったなぁ…)
リアルでの教育に感謝しつつ全員を見渡す
「さすがは、我が王、こんな下々な者達にそのような配慮までされるとは惚れ惚れ致しますわ」
声を発したのは《モルガン》でこのギルドでは珍しくカルマ値は邪悪な分類だ
「モルガン、貴公にも期待している」
そう言うと「はい、我が王」と言う
「皆の者に話すことがある。玉座にて再び会議をする。守護騎士は持ち場に戻り、領階守護者達は玉座に来てくれ」
「「「は!!」」」
玉座の間に転移し、玉座に座り頭を抱え
「……疲れた」
これからどうなるかは分からない。
アインズ・ウール・ゴウンとの距離の取り方、この世界をどう探索するか考える必要がある。
「……酷いことにならなければ良いんだがな…」
【領階守護者】
ナザリックでいう「階層守護者」と同じもの
基本的なレベルは100。
ガウェイン、ランスロット、モードレッド、トリスタン、モルガンが今のところ領階守護者
【カルマ値】
基本的に極善のNPCが多いが、モルガンは邪悪、アグラヴェインは善〜中立。アルトリアは例外
今後も少しずつキャラが増えるので随時追加あり