獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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今回はちょっとキャメロットの理不尽とも取れるような話です。

ナザリックほどでもありませんが、アルトリアはリアルのような世界にしたくないと決意しているため、少しだけ暴力的な思考に至る事があります。

アルトリアも人間性が少しずつ、極善の方向に振り切り始めてます。(アインズ様が人間をなんとも思っていないのならアルトリアはその逆)

超位魔法のあの結界?なんて言うんだろ…

アインズ様がブルー?白?なのに対し、モルガンの位階魔法はメディア(Fate)の魔術と同じ色をしています。


人間のあり方

アグラヴェインは創造主・アルトリアに呼ばれ執務室に向かう

 

エ・ランテル割譲でだいぶ王国の領土は減ったものの、王国の領土は強大だ、そんな国を管理するにも人手が足りない現状では、移民や難民を無作為に増やす事は避けるべき事だろう。

 

王国はかつて難民達を無作為に受け入れ犯罪が増加したという歴史もある。

 

何も難民や移民を受け入れることが正義だとは限らないのだ。

 

部屋の前にいたメイドがアグラヴェインに気づき、アルトリアに訪室のことを伝える

 

「入ってくれ」

 

「はい」

 

それから二、三王国の内政の話になり、王国門の近くに集まりつつある移民・難民をどうしようかという話になった。

 

「我が聖槍には第10位階魔法《魂の選定》が付与されている。それを使えば容易いだろうが…弾かれた人間をどうするかだな」

 

「なるほど…陛下はそれをお悩みだったのですね」

 

《魂の選定》は魂の本質、悪を知っても悪にならない者が望まれる

 

「陛下、私の方で少し擦り合わせを行ってよろしいでしょうか」

 

「別に構わない(その方が助かる)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

難民達は王国の門の前に集められており、そこである程度調査を受けて国内に入るのが通例だったのだが、ブリテン王国となった今、その方針も見直された

 

クライムは難民達が雪崩のように王国内に入らないようにするために門の前で警備していた。

 

魔導国から逃げて来た者、法国の手から逃げて来た移民達など様々だった。

 

「おい、まだなのか?王国に入れるのは?」

 

「お待ちください。今、準備しております」

 

クライムは人間達が多い中、何人かのエルフ達がいるのを見て複雑な気持ちになる。

 

王国でもエルフや異形種はかつてまで奴隷の対象とされていた。

 

それが新政権になり改善されたとはいえ、王国の深いところにはいまだにその名残がある。

 

(…彼女達が王国に入れるのか…?)

 

エルフ達は最後の望みでここに来たのだろう。

 

人間達と違いみすぼらしい姿をしたエルフ達は隅っこで纏まり震えていた。

 

クライムが彼女らに毛布等を渡そうとした時…

 

「皆さん、よく参られました。ブリテン王国へ」

 

その声のする方を見ると門の前にいたのは、炎の騎士と呼ばれているガウェイン卿がいた。

 

「ここから先は人間も異形種も平和に暮らしているブリテン王国があります。入国される方々には安寧を約束しましょう」

 

その言葉に難民達は歓喜の声を上げる。

 

「我が王・獅子王に祈りを捧げなさい」

 

そう言うとそびえ立つ門の上から獅子王が現れる

 

「…最果てに導かれる者は限られている。故に私は選び取る」

 

その声と共に獅子王の手が光る

 

「!」

 

クライムのすぐ横にいたエルフ達全員と人間達の半数がその光に呼応するように光る

 

「50名の者達を我が王国に招き入れる"回収しろ"ガウェイン卿」

 

難民100名のうち50名が光るのを確認した獅子王はガウェインに指示を出す。

 

「心得ました。行きなさい、剣士達よ」

 

その言葉でガウェインの後ろから剣士達が現れ、光に包み込まれた人々の手を取り王国内に入って行く。

 

「おい!俺らはどうなるんだ!?」

 

「ねぇ!?私はーーちゃんと一緒に行けないの?」

 

50名全員が門の中に入ったのを確認すると…

 

「モルガン、後は任せました」

 

そう言ってガウェインが門の中に消えて行き、代わりにモルガンが現れる。

 

「ふふふ、可哀想な子供達、哀れな人々」

 

(っ…!なんだあれは…!?)

 

モルガンの周りに複数展開されているモノ

 

カッツェ平野で魔導王が見せたそれと同じくらいの禍々しさだが、あちらの青色がかった結界と打って変わり、紫色になっているそれを複数展開し、モルガンは不敵に笑う

 

「可哀想な子兎達、せめて一瞬の痛みもなく安寧を迎えさせてあげましょう」

 

魔法が発動したと同時に人々は倒れこむ

 

「!?」

 

クライムは目の前で起きた現象に息を呑む

 

この場にいるのは50名が一瞬のうちに絶命した。

 

(なぜ…こんなことを)

 

モルガンと交代する形で出てきた全体的に白い衣装を着て、足元から花が舞っている男は遺体を見て

 

「やれやれ、あの時よりいくばくか少ないけど、やってあげるか」

 

そう言って男は杖でタンッ!と地面を叩く

 

花々が咲き誇り、遺体全てを包み込むとその場から搔き消える

 

「君達の次の来世に必ず幸せを届けよう久遠に開かれた理想郷(ホープ・オブ・アヴァロン)

 

無数の光の玉が天に向かって登っていく




【魂の選定】
第10位階魔法で聖槍付与されている。
聖槍を手に入れた際に魔法詠唱者である友人と考えて『これ付けたら女神っぽくていい』という理由で付けられた。
fgo獅子王様と似たような能力だが、こちらは『悪意を知っても悪にならない者、何があっても悪い行動に移らない者』を条件にしている。少しでも邪な気持ちや悪意があれば弾かれる。


【久遠に開かれた理想郷】
第10位階魔法。
ガーデン・オブ・アヴァロンとは違い遺体を地に返し、魂を天に戻し、別の清い体に蘇生する魔法。
マーリンの杖が指し示すのは地平線の彼方。
久遠の先で光り続け、いまも人々を走らせ続ける『希望』そのものである。

【モルガンが発動した魔法】
第8位階魔法
一瞬の痛みも苦しみもなく眠るように相手を殺す魔法
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