獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
物語を考えながら『これ違う、あれ違う』と悩んだ末に削除致しました。今回は最初の方だけ前回のストックがあったので書きます。
極善による管理社会になりつつあるブリテンとエ・ランテルを支配下に置いたナザリックが帝国に手を伸ばす話。
感想コメントの方でありましたが急速すぎてナザリックの方の進みがわからないとのことでしたので、頑張って書きます。
ワーカーは普通?にナザリックに潜入しています。
ブリテン王国が移民希望者100名のうち50名を向かい入れ、残りの50名はブリテン王国の官僚の一人であるモルガンの手により葬られたと世界各国で話題になった。
しかし、その後、ブリテン王国の宰相位であるアグラヴェインが世界に発表したのは、これが獅子王の聖伐だと公表された。
ブリテンに犯罪を生むであろう存在は無作為に命を奪われる
そのことを知った移民達は人間であれば法国、異形種達は竜王国などに避難していった。
それでも一縷の光を求めブリテンに来る者達も多かった。
ブリテン王国の人々は獅子王を喝采し、その犠牲もやむ得ないものと判断しているものが多かった。
「…私には洗脳されてると思うんだが」
イビルアイ達、青の薔薇の面々は酒場に集まりその話になった。
「このブリテン王国は確かにひと昔前の貴族社会よりかは人々の生活は潤っている。犯罪に怯えることも、異形種に襲われる危険性も少ない。ヤルダバオトのような悪魔が出現しないようにお偉方は常に城から街を見ている」
「…まぁ、あの時はマジかと思ったなぁ」
魔導王が虐殺した数に比べればいくばくか少ないものの、それでも、人々が犠牲になったことには変わりない。
(…このことをリグリットにも相談したが…まずかったか?)
かつて十三英雄の一人であるリグリットに獅子王が行った聖伐について話をした。
その話は無論、あの竜王の耳にも入るだろう。
それが吉と出るか凶と出るかなどイビルアイには分からなかった。
ーバハルス帝国皇帝・ジルクニフー
ジルクニフはカッツェ平野での戦い以降、毎日胃がキリキリと痛んで仕方なかった。
どんな貴族を粛清するときも、帝国を揺るがすような反乱の計画を聞いたときも、隣国との関係が悪化したときも、決して慌てず混乱もしなかったというのに、答えの出ない問題を前に頭を抱える事しか出来なかった。
「おのれ!奴め、死んで腐ってしまえ!」
ジルクニフは頭を掻きながら呪いの言葉のようなものを口にする。
魔法による呪いで相手を呪い殺す事は出来るが、ジルクニフにはその力を持たない。その為、単なる罵声にしかすぎなかった。
魔導王のことを考え、毎日そのような罵声を吐くことが増えた。
「いや待て、生きろ、というのが正しいのか?破壊されろと言った方が良いのか?神官はアンデットを神聖なる力で破壊できると聞いたことがあるからな…」
そんなくだらないことばかり考えてしまう。
魔導王の引き起こした最強魔法とそれらを一瞬で葬り去った獅子王なる存在の恐怖による帝国騎士団の脱退だ
あの戦いの後、騎士団を脱退したいと望んだ者の数は3780人だ。カッツェ平野の戦争に参加した帝国騎士16万のうち、6%が辞めてしまっている。
(いかん、思考が脱線してしまった。法国の使いの者と会うのは闘技場と決まった…そこで何を話しするかだ)
法国の使者は先日、リ・エスティーゼ王国からブリテン王国となった王国に向かい、現王である獅子王と会談を行ったらしい。
少なくともアンデットを王とする魔導国よりかは、人間で構成されているブリテン王国の方が安全だという判断に至ったようだが…
(あの王国も魔導王以上とまでは行かないが、価値観が少々人間にしては逸脱しすぎているような気もするがな…)
先日、ブリテン門前で行われた『聖伐』による死者は50名だと聞いた。
どうやっているかは不明だが、獅子王は『犯罪を犯さない・悪意のない者』のみをブリテン王国に向かい入れているらしい。
(それでは家畜になったのも同然じゃないか?)
限定的な者しか受け入れない
そんな管理社会など恐ろしすぎるとジルクニフにも感じていた。
しかし、国を治めている身だからこそ分かる犯罪発生率の高さ、いくら制御しても穴という穴から抜け出て国内で好き勝手する犯罪者ども
それらを入れないように出来るのなら、ジルクニフだって手を出していただろう。
「皇帝陛下、闘技場に行きましょう」
「あぁ、分かった」
バジウッドの言葉に頷き立ち上がる
ー魔導国・ナザリック地下大墳墓玉座の間ー
デミウルゴスはブリテン王国と対抗するための方法をアインズに進言する。
(アインズ様はすでに分かっていただろう)
デミウルゴスの計画の一つには、帝国を属国にするためには何通りかの計画があった。
アインズは現在、エ・ランテルに残っていた冒険者組合の人間と出かけ皇帝がいるであろう闘技場に向かっていた。
「ねぇ、デミウルゴス、アインズ様の智慧は確かに凄いわ、でも一つだけ問題があるのだけど、それについては大丈夫なのかしら?」
アルベドの言葉にデミウルゴスは眼鏡をクイッと上にあげる
「君の心配はわかっているよ、アルベド、キャメロットにいる第三地下階層領域守護者の【彼】についてだろう?」
「ええ」
キャメロットの情報はあまり多くない、ユグドラシル当時の情報しかないゆえに決定的とはいえないが、ナザリックが最大限に警戒するのは獅子王とそれに並ぶくらいの頭脳を持つ第三地下階層にいる【彼】の存在。
「あの男はあそこから出てくることはないと聞いたけど、出てこないからこそ貴方の策が看破されていないか不安なの」
戦闘については【彼】は不得意だろうが、下手にこちらの情報を与えて処理されたらたまったものではない。
「安心したまえ、というには適切ではないだろうが、私自身もいくつかの計画はアインズ様に進言している。アインズ様なら大丈夫だろう」
キャメロット第三地下階層の【彼】はまだ出てきません。まぁ、大方分かってる人もいるかな?
そもそも、アサシン軍団のリーダーだって当ててる人いるし…もうそろそろ出そうかなぁと思っています。
ちなみに獅子王はデミウルゴス程の頭脳の持ち主ではないです。デミウルゴスが深く考えすぎています。
いろいろ今後もあると思いますが、よろしくお願いします