獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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うーん、ノッブの方も書きたいけど圧倒的に時間が足りない!

今回はペースがゆっくりですが、アルトリアの武器についてや仲間たちとの冒険の話などがあります。

デミウルゴスが急遽、ヤルダバオトとしての立ち回りを取りやめたので聖王国編は発生しません。何故ならアルトリアがデミウルゴス=ヤルダバオトと見抜いているので

後…モモンガがよくアイテムを取り出すあれなんていうんだろ…調べ足りないのか調べても??なのでアルトリアの場合は『宝物蔵』と明記してます。

宝物庫だったらAUOだけど、『宝物蔵』だからなぁ…


番外編・単独転移『死の足音』

アルトリアは青の薔薇の拠点にて武器の手入れ等をしていた。

 

この世界に来てよく使う聖剣、聖槍の手入れは欠かせないのと同時に使わない武器の手入れも欠かせない。

 

宝物蔵から出した武器等々を見てハァ…とため息をつく

 

こうして見ると剣類が多すぎる。

 

(…まぁ、私はギルドの中でも騎士だったし…他のギルメンは魔法詠唱者とか効率良くしてたけど…この世界に来て武器頼みじゃいけないな…)

 

ワールドアイテムのうち数個はキャメロットの騎士達に持たせているので蔵にはない。

 

(…聖剣ばっかり振るっていたらいたらで問題だな…)

 

ワールドアイテムの聖剣は確かに威力は格別だが、同じワールドアイテムを持つ者には威力が弱くなる。

 

特にアルベドの持つ武器とは圧倒的に相性が悪い。

 

ワールドアイテムの防御鎧で固められてしまえば、ただの威力の高い武器にしかならない。

 

(…やっぱりそうなると、ワールドアイテムじゃないやつでも使えるようにならないといけないか…)

 

アルトリアは蔵から一本の剣を出す。

 

手に持つと剣の刀身が消えていく

 

アルトリアのスキルの一つに《風王結界(インビジブル・エア)》というスキルがある。

 

不可視の剣であり、敵に武器の間合いを把握させないためのスキルだ。強力な魔法によって守護された宝具で、剣自体が透明という訳ではない。

 

しかし、シンプルではあるものの、敵にしてみれば振るっている剣がワールドアイテムなのか神器級アイテムなのかふつうの武器なのか分からないように出来るのだ。

 

隠されてしまえば対処の仕方は限られる。

 

たっち・みーのようにワールドチャンピオンなら少し大変だが、並みのプレイヤーならコレで突破出来る。

 

武器を見つめていると…

 

「アルトリア、任務」

「任務の時間」

 

ティアとティナがやってくる

 

「あぁ、行こう」

 

武器を消して蔵に収めて彼女達についていく

 

 

 

 

 

 

 

 

ー王都にてー

 

任務のために王国をしばらく離れていたら王国の馬鹿貴族が魔導国の馬車を襲い、それに怒った魔導国が一部領地を襲ったと情報が流れてくる。

 

ラキュース達は急ぎ王国に戻り王都まで攻めてくる可能性が高いため、逃すべき者達を逃すことにした。

 

「アルトリアがいない間を狙うとはな」

 

アルトリアが王国に戻ればそれなりに向こうの手は緩むだろうと王国の貴族たちは思ったのだろうが、魔導国の手は緩むことはない。

 

イビルアイはラキュース達が叔父であるアズスに会うと言ったので着いて行くと、そこにいたのは女に囲まれている男がいた。

 

アルトリアは何か考えていたのか気づいていなかったが、異様な光景にラキュースはため息をつく

 

「叔父さん、もっとマシな格好で会えないのかしら?」

 

「いや、もう少し遅く来ると思っていてな、まぁ、なんだ、ベットでやっている訳でもないんだ。別に構わないだろ?」

 

「構いますよ!」

 

それから女達を下がらせ、魔導王の侵略について話し始める。

 

「叔父さん、一緒に戦いましょう」

 

「無理だやめておけ、直接見た訳じゃないからどれくらいの強さか分からんが、並大抵の奴じゃ勝てっこない相手だ。そうだろ?アルトリア・ペンドラゴン」

 

そう言ってアルトリアの方を見る

 

アルトリアは静かにアズスの方を見る

 

「化け物に化け物をあてるならまだ勝ち目はありそうだが、アンタがあの魔導王と何度か戦ったことがあるって聞いたが、今この場で勝てるような奴はいるか?」

 

アズスの言葉にアルトリアは首を振る

 

「そうだろうな、アンタと戦って勝てない冒険者だ。アンタが何も言わずにラキュースを連れてきたのはどうしてだ?」

 

「…ラキュースを説得しても王国で戦うと聞かなかったからこそ着いてきた。本気で危なくなるなら転移魔法で評議国あたりに飛ばす」

 

「アルトリア!」

 

ラキュースは最後までここで戦いたいという思いがあるのだろう。アルトリアを説得しようとする。

 

「ほぉ、最高の友人を持ったなラキュース」

 

「叔父さん!」

 

「初対面の人にはっきりというのはあんまり好ましくないんだが、私としては貴公が残ったところであまり勝てるとは思えない。そのスーツがあれば少しは保つだろうが…」

 

機嫌を悪くするのだろうかと思ったのだが、アズスは笑いながら

 

「アンタの言う通り俺自身はクソ弱いな、ハッキリ言う奴は嫌いじゃねぇ」

 

「そうか」

 

「…二人の会話、胃がちょっと痛い」

「うん、ちょっと胃が痛い」

 

ティアとティナがそう呟く

 

「客が来る前にアンタに少し聴きたいことがある」

 

「なんだ?」

 

アズズは前のめりになり、アルトリアを見て真剣な眼差しになる。

 

「魔導王の人となりは?」

 

「石橋を叩いて結局渡らず、飛行の魔法で飛ぶ奴だな」

 

「要は慎重派ってことか」

 

「…そして、この世界にいない仲間達をいつまでも探し続ける狂人だ」

 

アルトリアの強い言葉にイビルアイは驚く

 

彼女は敵に対してもあまり口調を変えずに話し、強い言葉は決して使わない。

 

(…確執でもあるのか…)

 

そうこうしていると…

 

「客が来たぜ」

 

アズスがそう言うと扉を開けて入ってきたのは複数の男女とフードを被った女がいた。

 

「……」

 

「…アルトリア?」

 

アルトリアの右手に透明な剣が現れる

 

「ん?来るのは二人って聞いたが、明らかに増えてるな?それに、そこのフードの女とそこの青年の仮面は神人だな」

 

そう言うと青の薔薇のメンバーが警戒する。

 

「約束を破った事をまずはお詫び申し上げます。アイドラ様、青の薔薇様、かの神々と同等な方が青の薔薇に所属していると聞きましたので我々が参りました」

 

そう言って謝罪する男の目はアルトリアしか見ていない。

 

神人の後ろにいた十本の指に指輪があり、柔和な笑顔を整った顔に浮かべている男が前に出て

 

「我々は魔導国の侵攻に伴い、王国の冒険者方を勧誘しに参りました」

 

その言葉にアズズは『お断りだ、法国の冒険者になるつもりなんてない』と言う。

 

「それでは青の薔薇様はどうされますか?」

 

その言葉にアルトリアはラキュースを一度見て

 

「イビルアイが命を狙われていたと聞いたが、それは本当か?」

 

静かな声に優男ではなく、神人が『それは事実でございます。我々の国は人間を守り人間に害をなす可能性の高い存在は排除するという使命がございました。しかしながらそれは過去の話。これからは青の薔薇・イビルアイ様や青の薔薇様には手を出さないとお約束いたします』と言う。

 

イビルアイは法国の神人がそこまで下手に出ているのに驚きつつ、ラキュースに小声で「アルトリアに任せてみろ」と伝えると「ええ…」と頷く

 

「法国のあり方なんて分からないし、興味がない。だが…」

 

アルトリアは真剣な眼差しで神人を見る

 

「人種を差別するような国は信用しないようにしている」

 

そう言ってアルトリアはラキュースを見る

 

「私はどこに行っても構わない。ラキュース達が幸せになれるのならどこにでも着いていく」

 

アルトリアの笑顔にラキュースはハッとなる。

 

神人はそれを見て少し面食らったような顔をしたが、微笑み

 

「分かりました。法国の傘下になるの話は一度保留に致しましょう。青薔薇様」

 

「…何?」

 

イビルアイは彼らが引き下がった事に驚く

 

基本的に法国はスカウトしに来たのならばその場で了解か拒否を決断するように言ってくるが、アルトリアの言葉を聞いてお辞儀をする。

 

「…隊長良いのですか?」

 

優男の言葉に「大丈夫だ」と言う神人

 

「何かあれば法国にいらっしゃってください。攻撃などしないよう法国の者にも言っておきます。おそらく神官長達も納得するでしょう」

 

「柔軟な上層部だな…」

 

「えぇ、上層部はかの神々と同じ御方である貴女の事は信用されております」

 

そう言って退出しようと背を向ける彼らの中にいて一言も喋らなかったフードの神人を見て

 

「フードの神人」

 

そう言うと少しだけ振り返ってくる彼女

 

「お前は強い、今度会えるのならば手合わせしてくれるか?」

 

その言葉にフードの神人は『……会えたらね』と呟く

 

そう言って宿から居なくなる気配を感じとる

 

「叔父さん、これからどうするんですか?」

 

「ん?俺は隣の部屋で腰を軽くしてくる。お前らはこのまま逃げるのか?」

 

「…避難させるだけの市民を避難させたら対処いたします」

 

アズスの言葉に顔を顰めつつもお辞儀をして部屋から去っていく

 

外に出た際に遠くの方で爆発などが起きているのを見てラキュースは全員を助ける事は出来ないと感じつつ、孤児院がある方向に向かうようにティア・ティナ達に指示を出し、走って行ったのを見て自分も行こうとすると…

 

「ラキュース」

 

アルトリアの声に振り向くと

 

「これを持っておいてほしい。出来るのなら全員に渡したかったが、一つしかないからお前に渡しておく」

 

「…何?これ」

 

渡されたのは剣の鞘であり、大きさに対してかなり軽かった。

 

「私の持つ聖剣の鞘で名前はアヴァロン、ワールドアイテムだ」

 

「え…?ワールド…アイテム…」

 

ぷれいやーが持つ強力なアイテムであり、この世界においてそれらを破壊するためには同じワールドアイテムくらいだろう。

 

かつて、八欲王がそれらワールドアイテムを使い大陸を荒らし回ったと聞いていたラキュースは手にある物を見て少し怖い気持ちになるが…

 

「大丈夫だ、これは攻撃に適していない。危惧する事は起きない」

 

アルトリアを見ると微笑んでくる

 

「デカイからかさばるだろう。《同一化》」

 

「!」

 

ラキュースの手にあったアヴァロンが消え、代わりにラキュースが光る

 

「安心してほしい害も副作用も何もない。代わりに攻撃を防いでくれる。その気になればヤルダバオトの炎だって弾くだろうし、怪我も治癒し続ける」

 

「…そんな凄いもの、どうして私に?」

 

その言葉にアルトリアは微笑み『生きていてほしいから』と言う

 

「え…」

 

まるで死を覚悟するような言葉にラキュースはハッとなる。

 

「待って、アルトリア、何か危険なものでも迫ってるの!?」

 

アルトリアがこちらに武器などを渡す時は大抵、敵が来ている時か、あるいは…

 

「アルトリa…「《転移》」」

 

ラキュースを転移させる。

 

聖剣を構えて振り向くとそこにいたのは…

 

「…本当に嫌気がさす。お前とは戦ったことがないから戦いたくないし、お前の妹は強すぎるから嫌いだと言ったのにな。アルベド」

 

屋根の上から冷たくこちらを見下ろすアルベドと表情が分からないが、こちらを敵意の眼差しで見つめるパンドラズ・アクターがいた。

 

そして、目の前に立つルベド

 

 




【アヴァロン】
聖剣・エクスカリバーの鞘でありワールドアイテムの一つ
鞘であるがゆえに攻撃は出来ないが、防御に全てをかけている。
アルトリアの魔力に呼応し、持ち主に不老不死と無限の治癒能力をもたらすとされており、本人以外が持っても持ち主が生きている限り別の持ち主を治癒し続ける能力もある。
本気になれば超位階魔法を一度だけ跳ね返す

【カリバーン】
エクスカリバーよりも劣る剣だが性能は普通にいい。
かつてユグドラシルで『エクスカリバー』を手に入れようとプレイヤー達が争う中、全く同じ形・色でユグドラシル内にあった。
エクスカリバーより威力が劣るため、ユグドラシルプレイヤーからは『偽物』と言われ捨てられていた。
アルトリアが拾い神器レベルまで引き上げた。


【漆黒聖典の人達とアルトリア】

隊長
第一席次。
アルトリアと対面して法国の基礎を作り上げた神々と同じ存在だと知りつつも、アルトリアが仲間思いであるのを認識し、そう簡単に敵対しないだろうと安心して国に帰った。
今後、関係を構築しようと思っているのだが、アルトリアの周りに評議国の者がチラチラ見えるのでそこを警戒している。

番外席次
フードをかぶってアルトリアを見ていたけど、自分より明らかに強い上に、女だったので少しガッカリしつつ時と場所が整ったら本気で殺し合いしたいなと思っている。
強さを認められたので少しだけ嬉しくなってる。
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