獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
極善ギルドと極悪ギルドの今後の展開が良い展開に転がるか悪い展開に転がるか楽しみにしていてください。
玉座の間にて待っていると…
「お待たせ致しました。我が王!申し訳ありません」
そう言ってランスロットが走って来る
「良い、呼び出したのは私だからな」
ランスロットは【剣士】のNPCだ。元々このギルドには近接戦や広範囲の攻撃を得意とするNPCが多い
まぁ、かくいう私も広範囲の攻撃も近接戦の攻撃も出来るのだが
面々が玉座に集まっていくと、全員が跪き
「キャメロット第1領階守護者、モルガン参りました」
「キャメロット第二領階守護者、ガウェイン御身の前に」
「キャメロット第三領階守護者、ランスロット、御身の前に」
「キャメロット第四領階守護者、モードレッド参りました!!」
場違いなような大声にアグラヴェインが睨んだ気がしたが気にしないふりをする。
「キャメロット第五領階守護者、トリスタン御身の前に馳せ参じました」
「玉座の間守護者統括アグラヴェイン、我が王の帰還心よりお待ちしておりました」
「各領階に異変はなかったか?」
「はい、どこも正常に動いておりました」
「そうか、礼を言う」
(切り出すのが怖いな…でも、切り出さないと始まらないな)
「皆の者に話すことがある。これから言うことに不満がある者は遠慮なく申してくれ」
極悪ギルドとして名を馳せていたアインズ・ウール・ゴウンと共闘関係を結びたいとそう思っていた。
理由はこの転移した先で情報交換が出来るからだ
それに、戦友を裏切るような真似はしたくないからだ
「この世界にアインズ・ウール・ゴウンのギルド長がギルドごと同じ時間に転移してきた。そのことは皆も知っているだろう、そのアインズ・ウール・ゴウンと共闘関係を結びたい」
「「「!!!」」」
(あー!!やっぱり嫌な顔をするよねー!!分かってだけども!)
「我が王、意見を述べてもよろしいでしょうか?」
ガウェインが挙手して来る
「なんだ?」
「あの極悪…失礼致しました。あのアインズ・ウール・ゴウンとの共闘関係を結ぶメリットがあるとは到底思えないのですが、なぜ、共闘関係を結ぶのでしょうか?」
ガウェインは殺気は無いものの、明らかに良いイメージを持っていないのは確かだ。
「この世界に転移して来てあちらは早速、この世界の情報をある程度理解したようだ、その情報交換をこちらとしても共有したい」
「この世界の情報なら、アサシン達を持ってすれば…」
地下階層に存在している高レベルのアサシンNPCの存在を言って来る
「確かに彼らを使えば調査は容易いと思うが、私はできる限り貴公達を危険に晒したくない」
「!!」
「無論、そなた達は強いのはわかっている。だからこそ、警戒しているのだ、友が残した子を、私が作った命を犠牲にしたくない」
未知の世界であるがゆえにむやみやたらにNPCを出したくないし…それに、アインズ・ウール・ゴウンの存在があればこちらのNPCがあちらのNPCに殺される可能性だって万が一にもあるのだ。
「王…!我らを思ってくださる方に不敬の念を抱いた私を断罪してください!!」
「ちょっと待て!ガウェイン!」
私の行動に疑念が生じたらしく、ガウェインはそんな疑念を抱いた自分を断罪しようとワールドアイテムの一つである【ガラティーン】で腹を斬ろうとした。
西洋風に設定したはずなのになんで首じゃないんだとか思ったが、大慌てで止めるとランスロットが羽交い締めにしてくれた。
「それに、共闘関係を結べば、あちらが間違った行動をした場合は止めやすいだろう?」
「確かに、あちらがむやみな虐殺をしようとすれば止められますな」
アグラヴェインの言葉に頷く
「先程、あちらと話が繋がりここから少し離れたカルネ村という所で話し合いを取り付けることが出来た」
「!王自ら行かれるのですか?」
「無論だ、この城の守護はアグラヴェイン、ランスロット、トリスタンに任せたい。私が帰るまで護っていてくれるか?」
「「!命に代えてもお守り致します!!」」
「ガウェイン、モードレッド、モルガン、貴公らは私に着いてきてくれ」
「「「は!!」」」
カルネ村に行くために馬に乗って向かうことにしたのだが、向かう前にこの城周辺に第10位階魔法《絶対障壁》でキャメロット城を護ることにした。
(帰る場所がないのは悲しいし)
「聖槍抜錨、我が城を、我が子達を護りたまえ」
そう言い、聖槍を突き刺すと周囲に結界が張られていく
(これなら第10位階魔法じゃなければ障壁を破壊することは出来ないだろうし、悪魔種達は無論弾き出せる)
すると…
「ハァァ…//この至高なる力、この目で見られるとは幸せにございます」
後ろにいたモルガンが惚れ惚れしたような表情を見せる。
「我が創造主、アルトリア・ペンドラゴン様は魔法詠唱者でもないのにこのような高位魔法を使えるなど、悶える程の素晴らしさでございます。ハァァ///」
「不敬だぞ、モルガン」
アグラヴェインの怒りの声にモルガンは『仕方ないじゃないですか、アグラヴェイン、私はこの目で見るために生まれてきたのですから』と話す
途中から『その御力に身が焼かれるのならこれ以上のない喜びにございます』と途中からドM思考に入り出してるのを見てため息をつく
(…確かに、魔女らしく設定したけども、こんな変態にまで設定してなかったはずなんだけどなぁ…)
「ゴホンっ!」
「!申し訳ありません。陛下」
「失礼致しました。獅子王様」
「アグラヴェイン、留守を任せた、モルガン、行くぞ」
「はい、かしこまりました陛下」
馬に跨り走る、目指すはカルネ村
『モモンガさん、もうすぐでカルネ村に着きます』
《分かりました。準備しておきます》
カルネ村に着くと巨大な門がそこにあった。
「我が王!お下がりください!」
ガウェインが自分から前に行くと村人達が明らかに怯えた表情をする。
「ガウェイン。怯えさせるな」
「!は、申し訳ありません」
ガウェインを下がらせ、代わりに馬から降りて門に向かって歩いて行く、すると門の中から『ゴウン殿?!』と声が聞こえてくる
「門を開けよ」
低い声が聞こえてくるが、確かにこの声はモモンガさんの声だった。
《すみません。アルトリアさん、魔王ロールで行きます》
伝言でそう言って来る
(大変だなぁ…向こうも)
門が開き、中から出てきたのは確かにモモンガさんだった。
(魔王オーラぱねぇ)
モモンガさんの左右にいるのは、確か、アインズ・ウール・ゴウンでは守護者統括のアルベドと悪魔種のデミウルゴスだ。
二人の表情を見て苦笑いが溢れそうになる。
明らかに殺意が半端ない。それに、警戒心が凄まじい
「モモンガ、貴公もこの世界に来ていたとは、友と同じ時間で良かった」
「ははは、私も嬉しい、我が戦友・アルトリア」
そう言って握手をする。
「少し中で話さないか」
「私は別に構わないが、私の騎士達も良いか?」
「あぁ、構わん」
そう言って後方にいるガウェインとモードレッドを見る
モルガンはお辞儀をして粛清の騎士たちの前にいく
モードレッドとガウェインが横に着いて来る
モモンガさんは上機嫌だが、横の二人は警戒を辞めない。
(…これは明らかにダメだな…)
出来るなら共闘して行きたかったが、デミウルゴスとアルベドの表情を見るにこちらに害意を向けて来る可能性が高い。
ガウェインとモードレッドも警戒は怠らない。
それからテーブルと椅子のところに通され、そこで村長から教えてもらったらしい地図でいろいろ教えてもらう。
(王国に帝国…聖王国に評議国、法国が位置している…)
キャメロットがあるのはエ・ランテルからかなり離れた地点にあり、ナザリックからも割と離れた地点に位置しているのが分かった。
(大きな山があって、上手い具合にキャメロット城が評議国側から見えないようになっていたな…)
かなりモモンガさんは教えてくれたが、教えれば教えるほどデミウルゴスの眉にシワがよるのが分かる。
「ありがとうモモンガ、これだけ情報をくれればありがたい」
そうにこやかに言うとモモンガさんの表情は変わらないが安心したような、そんな雰囲気がする。
「モモンガ、一つ質問があるんだが良いか?」
「?なんだ?」
「人間の事をどう思っている?」
元は人間だったのだ、何かしら思っているからこそこの村を助けたのだろう
「特に何も感じなくなっている。私にとって大事なのは、アインズ・ウール・ゴウンの仲間達が残した子達だ。アルトリアは違うのか?」
「いや、私も無論、友の残した子供達は大事だ」
そう言って立ち上がる
動くたびにアルベドが警戒心を露わにして身構える。身構えるたびにガウェインが睨みを効かせる。
悪循環だ
「モモンガ、良い話をしてくれてありがとう。私の方も何か分かればお知らせしよう」
「うむ、礼を言う」
「達者でやってくれ」
そう言って立ち上がり背を向けて歩き出す、鎧がガシャンガシャン音を立てて門に向かう
少しだけ振り向きデミウルゴスを見る
門を出て、馬に跨りキャメロットに向けて戻る
獅子王・アルトリア・ペンドラゴン
【主武器】聖槍・ロンゴミニアド
【準武器】聖剣・エクスカリバー
アルトリアが持っているものは基本的にワールドアイテム。魔法詠唱者ではないものの、第10位階魔法を少し所得している(運営に無理矢理通したら受諾された)
【創作NPC】モードレッド、モルガン、アグラヴェイン
ガウェイン
【主武器】ワールドアイテム・ガラティーン
【カルマ値】極善
【レベル】100
【種族】竜人
【クラス】騎士
モルガン
【主武器】無し
【取得魔法】第九位階魔法
【カルマ値】邪悪
【種族】悪魔
【クラス】魔法詠唱者
【レベル】100
粛清の騎士
レベル50以上の騎士たち。基本的にキャメロット城を護る騎士達だが、アルトリアの命令によって出撃する。
次回はアインズ様目線の話です