獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

35 / 47
カオスを極める聖王国編。

今気づいた…オチどうしよう…!!


救いを求めて

ー謁見ー

 

ブリテンの王ーこの国に来てから判明したのは、貴族間や平民達には『獅子王』と呼ばれていること、その獅子王と対面が叶ったのは約束の日の夕方17頃、だいぶ遅い方であったが、ブリテン国内の貴族らしき人々が行ったり来たりしているのを窓から観察できた。

 

聖騎士団一行、最後尾にはネイアが到着した居城はとてつもなく凄いものだった。

 

なんと言えば良いのか、凄いとしか言い表すことしかできないぐらい白銀の装飾に全てに魔法が込められているような装飾

 

元王都のようなみすぼらしい場所ではなく、新王都と呼ばれているキャメロットの城の足元に案内される。

 

巨大な門を潜り抜けた先に見えた白亜の城に同じ聖騎士団達も息を呑んだであろう。

 

(…す、凄すぎる…これが獅子王陛下の城なのか…)

 

こんな巨大な白亜の城があったなんてわからなかった。

 

おそらくは高位の魔法で隠されていたのであろうが

 

旗が垂れ下がり赤いカーペットの上を進んでいくと、その先にいた存在にビクッとなる

 

「ようこそ、聖王国の皆様。ブリテン王国、円卓の騎士・ガウェインと申します。王のいる間へご案内させて頂きます」

 

黒い仮面を被った騎士達と共に出て来た美男子

 

白銀の甲冑と深緑の外套を身に付けた金髪の騎士が現れる

 

筋骨隆々、たくましい姿にレメディオスも少しだけ驚いて声を出せていないようだった。

 

「こ、これはご丁寧にありがとうございます。私は聖王国使節団の団長、レメディオス・カストディオと申します。本日は私どものためにお時間を作ってくださり、誠にありがとうございます」

 

深々と頭を下げる珍しいレメディオスに釣られて頭を下げる

 

「感謝など必要ありません。偉大なる獅子王陛下は聖王国で起こっている事態に対して深い憂慮を抱いております」

 

「そ、それはありがとうございます…」

 

「それでは陛下がお待ちなので、謁見の間にご案内致します」

 

騎士達に釣られある部屋に通される

 

長い机に銀の装飾、椅子にも豪華絢爛な装備で埋め尽くされていた。

 

「こちらは作戦会議の場にございます。謁見の後、問題がなければ貴国の情報を整理し援軍を出すという流れになっております」

 

そう言ってガウェインは隣の部屋に出ると、そこは巨大な、白銀の色で統一され、玉座すらも華々しくなっていた。

 

「こちらでお待ちください」

 

そう言ってガウェインが言った後、黒騎士達が脇に立ち、自分は少し壇上へ上がって行く

 

【円卓の騎士】とは聞き覚えのない言葉だが、聖騎士団みたいなものだろう。

 

(…それにしては、凄い装備…)

 

彼らの装備と自分達の装備を比べたくはないが、どうしても装備の違いが凄まじい

 

部下一人一人(と言っても要人達だけだろうけど…)に魔法で守られているであろう甲冑を着させていた

 

聖王国内でもこんな光景を見たことはなかった

 

「王の謁見です」

 

宰相の言葉に頭を下げる

 

獅子王と言われている王がどのような姿形をしているかすごく気になるが、レメディオスが『皆、頭を下げよ』と指示が飛んでくる

 

頭を下げつつ、目だけを必死に動かし、周囲の聖騎士たちの姿勢を盗み見る

 

(大丈夫…かな)

 

もちろん、後ろ姿だけの判断なので、正面からだと自分だけ少し変という可能性はある

 

「アルトリア・ペンドラゴン獅子王陛下の入室です」

 

玉座のわずか斜め前に立つ宰相の声とともに、足音が聞こえてくる

 

カツンカツンという硬質な何かが歩いて行き、玉座に座るような気配があった

 

「許可が出ました。頭を上げろ」

 

宰相の言葉に少し剣がある言い方に結構胃が痛くなる

 

レメディオスの以前の態度は相当不快だったのだろうか

 

ゆっくり数秒数えて顔を上げる

 

(あ、あれが獅子王陛下…)

 

まず一際目を見張ったのは絶世の美女だということ、綺麗な金髪に人では見たことのない黄色みがかなり強い緑色の瞳、白銀、いや白一色なのだろうかネイアから見て初めて見た立派な鎧似を包んでいた

 

(これが…獅子王…)

 

人間としては異常すぎるぐらい高潔で王という風格にふさわしい存在だった

 

不敬だろうが聖王女よりも数倍…いや数十倍王としてふさわしすぎた

 

獅子王から『さて』という声が聞こえてくる

 

「はるばる聖王国からここまでご苦労であった。カストティオ殿、そして聖騎士団の方々」

 

単調に聞こえる声、己の感情を見せることなく超然としている様子だった

 

「ありがとうございます。獅子王陛下」

 

レメディオスの拳が握り締められていた

 

「国を挙げての歓迎の宴を開いてもよかったのだが、貴殿らに時間的余裕はないと判断し、時間を作った。故に無駄な時間はない、今現在の聖王国のことを教えてほしい。嘘偽りなく、隠すことなく発言してくれ」

 

「わかりました。獅子王陛下」

 

了解したレメディオスは聖王国の現状を滔々と語る

 

どのように考え、情報を提供する気になったのかはネイアにはわからない。考えるのが少し面倒になったこともあった

 

戦局はギリギリ持ち堪えているというところで終わった

 

聖王国が崩壊寸前になっているということは他国に言いたくないのだろう

 

「…それで卿らは貴国をこれからどうしていくつもりなのか」

 

「はい、そこで獅子王陛下にお願いがございます。貴国にいるモモンという冒険者をお借りできればと」

 

その言葉に獅子王は初めてん?と言ったような空気を出す

 

「…いささか情報に食い違いがあるようだが、かつての王国を支配下に置いたと言えど、冒険者一人一人を管理しているわけではない。それに、モモンは統治下においてエ・ランテルへ向かった。あそこは魔導国の国、モモンを貸してほしいのなら魔導国に援軍を求めるべきだと思うが…」

 

宰相が失礼しますといって冒険者としてブリテン王国内にいるのは青の薔薇以外アダマンタイト級の冒険者はいないと伝える

 

他のアダマンタイトは評議国におり、話によれば評議国に応援をしてみるのもどうかという話になる

 

評議国は聖王国から離れすぎていることもあり、なおかつ亜人の国家だと聞いたレメディオスは訝しげな表情をする

 

「それは失礼いたしました…獅子王陛下」

 

情報間違いなんて洒落にならないが、獅子王は気にしていないのか「良い」と言ってくる

 

「…ところで話は変わるが、カストディオ殿の話で出てこなかった者達の話でヤルダバオトがかつてこの王都で暴れた際に現れたメイド達がいたらしいが…その者達を聖王国で見てはいないか?」

 

「聖王国ではそのような者達の姿は見ておりません」

 

「…なるほど…出さないようにしているのか…?」

 

「陛下」

 

宰相の声に獅子王が振り向く、少し目配せした後、無言が数秒訪れる

 

「南の方はまだ大丈夫だという話だったが、南の方とは連絡を密にしているのか?」

 

「ある程度は取っております」

 

その言葉にガウェインと言っていた騎士が若干首を傾げるような仕草を見せる

 

「単刀直入に聞こう、我々の軍勢を貸し出したとして聖王国は我が国の支援に対し、どの程度の見返りを差し出せる?」

 

当然の質問だ。ごくごく当たり前の、しかし、答えるのは非常に困難だ

 

「我が国の友情と、信頼、そして敬意を」

 

レメディオスの答えに相変わらず表情が変わらない獅子王の代わりに落胆の表情をする宰相

 

レメディオスが悪いのかと言われればそうとは言い切れない。時に聖騎士は、それだけで命のかかった戦いに赴くことができる。例えば報酬の支払えない村からの願いを受け、亜人達と戦うことが聖騎士の鑑とされている

 

「聖騎士らしい言葉だ。動くことに関して文句はない、困っている国を見捨てるほど悪ではない、が、その言葉、忘れるではない」

 

そう言われ、援軍が得られることに聖騎士団一向の顔色も血色が良くなる

 

「話は以上だ、とは言っても援軍とは言ってもこちらも準備に時間を要する、なるべく今日動けるようにしたいが早くて今日の夜だ、卿らの体調を鑑みれば明日の方が良いか?」

 

その話にえ?となる

 

軍の準備に1日もかからない

 

その言葉に驚く、通常、他国へ援軍に行くための軍隊の準備には想像以上に時間がかかる

 

それを今日の夜、出発可能だと言うのだ

 

「今日!今日の夜お願いいたします!」

 

レメディオスの叫び声に獅子王は「よかろう」と言って立ち上がる

 

「獅子王陛下、退出されます」

 

宰相の言葉に反応し、ネイアは頭を下げる

 

入ってきた時の同じように足音が遠ざかっていく。やがて扉が閉ざされる音がした

 

「退出されました」

 

ネイアが頭を上げると、ガウェインと呼ばれた騎士ではない男の騎士が「それではご案内いたします」と言う

 

 

 

 

 

 

 

かなり危険な賭けだが、今回の聖王国への援軍は自分自ら行くことにした

 

そのことに相変わらず騎士達は正反対していたが、ハサン達をフル活動すること、そして、今回は円卓の騎士の数名を連れていくことを入れた

 

危険が伴うだろうが、王はどっかりと座っているだけでは失望されてしまう可能性もある。

 

出来るならば【ボス】ではなく【リーダー】のような王としてありたいと思っている部分もあった

 

キャメロットをガラ空きにはできないため、アグラヴェインにはいてもらうことになるが、ランスロット、ガウェイン、モードレットというかなり火力重視のチームにすることにした

 

それと、ジャンヌダルクを連れていくことを決めたら渋々、彼らも納得してくれた

 

(それと、キャメロット外の見張りは彼に任せて…アグラヴェインのサポートとして、マーリンを説得することに成功して、後は…)

 

かつての仲間が残したNPCを思い出し、少し頭を悩ませるが…あの存在はナザリックは周知しているだろう、だからこそ安易に攻め入れない




ジャンヌ・ダルク
【レベル】90
【種族】英霊
【カルマ値】極善
【クラス】信仰系魔法詠唱者
【性別】女性
【創造主】アサシンエミヤを創った創造主

【詳細】
旗を持って戦う信仰系魔法詠唱者
レベルは低いが防御魔法、蘇生魔法に全振りしている。基本的にはキャメロット外に出てくることもなく、創造主が消えてからはアルトリアの話の相手にはなるが、彼女のやり方に加担は一切しなかった。それでも今回出てきたのはアルトリアが必死にお願いしたから

【能力】
味方全員に防御力UP、時間制限はあるが体力を全回復させる、一回の攻撃を無力化、味方全体の弱体状態解除といった耐久戦にもってこいの能力
もう一つ、自爆技に似たような最大の能力はあるが、アルトリアから絶対に使わないようにと言われている
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。