獅子王アルトリア・ペンドラゴンが行く異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
エルフについてはマジで書こうか迷ってる
ー聖王国首都ー
魔導国とヤルダバオトが間接的に関わっていたと言う話は瞬く間に国家間で話題に上がった。
ヤルダバオトが魔導国の手の者だと分かってから、モモンがどうなのか、いろいろ問題になっているのと同時に聖王国へ救援し、王とその部下達が大活躍し、聖王国の人々を助けたという話題は他国に轟いた。
聖王国の首都にて、アルトリアは復興し始める街並みを見ていた。
(…この世界にまだ希望はある…あんな世界とは縁遠い、いや…あんな世界にしてはいけない…)
汚染された現実世界を思い出す。
人間が私利私欲のために過ごした結末があれだった。
ならば、この世界はどうだろうか
あの世界のように発展してはいない。
異形種という種族が存在しているから人間は縮小傾向にある。
それが吉と出てこの青空は護られているのかもしれないし、多種族の脅威があるから人間は現実ほど恐ろしいものを使っていないのだろうか
聖王国の女王・カルカはなんとか復活した。
ジャンヌの蘇生魔法は大したものだ。
それでも、死の恐怖は感じただろう。
あんな状態で見たかったのだ、デミウルゴスからどんな扱いを受け、死んだか想像に難くない
(…もし、魔導国が本気で戦うつもりだとしたら…最悪なことになるかもしれない…)
聖槍に補填されたデミウルゴスの魂を奪い戻そうとするだろう。
(…戦いは始まったばかりか…考えたくない、でも…どうしてだか…)
青空を見上げる
「…奪われる痛みは誰よりも、貴方が理解しているはずなのに…」
モモンガは囚われていらのだろうか、アンデットの体に
一度会って槍を構えず話をしたいと思っていた。
そう思っていると、部下がやってくる
「陛下、聖王女様が参りました」
「ああ分かった」
そう言ってそちらへ行く
数時間前…
誰も泣かない国を、誰も傷つかない世界を、そう願っていたのは今や昔の話だ
カルカにとって、今回の戦いはもう二度と味わいたくないものだった
「私が死んでいた間、ブリテン王国の人々に助けを求め、ブリテン王国の人々が活躍してことが収まったという話を聞きました。蘇生させた時の状況も覚えています」
活躍した聖騎士団のメンバー達が目の前で頭を下げていた。その中にレメディオスもいた。
ケラルトの確定された死亡は相当応えたのだろう。目つきがもっと悪くなっていた。
「しかし、今回の戦い、聖王国の聖騎士団の皆様も大きく活躍してくれたと同時に、ブリテン王国の王陛下自らこの国を守ってくれたことに私は感謝しかありません。しかし、ことは聞いております」
聖騎士団のメンバーを見て
「今回の戦いでレメディオスは大きく活躍してくれました。同時にブリテン王国の王陛下や騎士の方々に罵倒や押し付け等があったという報告もありました。レメディオス、貴方は聖騎士団団長剥奪及び左遷を申し上げます。そして、王都に無断で立ち入ることを固く禁じます」
そうハッキリと言った時、レメディオスは気が狂ったのか声高高に
「偽物だ!!聖王女様はそのようなこと言われない!」
多くの貴族の爵位を剥奪したり、蘇生する前ではやらなかったことをカルカ自らが行うようになった。
発狂するレメディオスがいる下にゆっくりと歩み寄る
「レメディオス。貴女の才能は確かに素晴らしいものでした。でも、それ以上にすごい方々を見て貴女は…助けに来てくれた援軍の方々を罵倒した。本来はあってはならない愚行。ブリテン王国の王陛下は聖王国が復興するまでの手伝いをすると言われました。そんな方々を不快にさせた罪は重いのです」
それでもなお操り人形だ、何故気づかないと叫ぶ
「私は一度ヤルダバオト…いえ、デミウルゴスからの攻撃にこの身を全て焼かれました。振り回され、首と胴が真っ二つになりました。その時の痛みは想像を絶するものでした。あぁやっと終われる。そう思いましたが、死の間際にも貴女の言葉は聞こえてきました」
聖王女の隈が出来た目がレメディオスを見る
「…どうして、死なせてくれないのだろう。またあの同じ痛みを味合わせてくるのかと貴女の声を聞きながら拒否しようと思いました。でも…」
暗闇の中、眩い黄金の光が辺りに立ち込める。
『聖王女様、生きて行きましょう。もう二度とあんな風には味わいたくないですよね、でも、生きるのですよ』
そう言って私を優しく抱きしめ、手を引っ張ってくれた人々は誰だったのだろう。
そこにいたのはかの王と聖女を思わしき人だった。
「命というのは人一人一つです。それは絶対に忘れてはならないことです。私が偽物だと、そう言いましたね、レメディオス」
ハッキリと言うカルカはレメディオスから目を離さない
「私は誰も泣かない国にするために必要なのは力です。私たちの力では本当になす術はなく蹂躙されました。誰も泣かない優しい国を作り上げるために私は大きく人員を変えて行くつもりです。グスターボ、貴方を聖騎士団団長に任命するわ、そして、貴族の…」
聖王女の指揮を出す言葉にレメディオスは何も言えなくなる
自分の知っているカルカと違いすぎる
いつもケラルトと二人で話し合い、動き出すのが多かった
それでも、残酷な決断は出来なかった。
それに、今の聖王女の顔は凛と先頭に立っている知らない人だ
「私の知っているカルカ様は!!そんなことを言わない!!そんな残酷な決断は…」
カルカは振り返り、レメディオスを悲しげな眼差しで見る
「…レメディオス、私は変わりました。あのような絶望と痛みは二度と味わいたくはありません。一度は蘇生魔法を拒否することもありましたが、私を救い上げたのはここにいるグスターボと獅子王様とジャンヌ様達だけでした。変わらなければいけないのです。私はあなたの知っているカルカらしくないかもしれません。でも、そうでもしなければこの国は持ってはいけませんから」
騎士達にレメディオスを外に出すように命令する
ー数時間後…
「それで、今日未明には国へ帰る」
「はい」
聖王女が深々と頭を下げる
後ろには聖騎士団団長になったグスターボがいた。
「私ができることはここまでだ。復興のための食糧を送るのは後々やろう。問題は今回の自軍に負傷した人はいたが、死者は1人たりとも出ていない喜ばしいことだ」
「はい」
聖王女の顔色が悪い
「これからどうこの国を変えて行くが、どうするか、そなたは一人きりで考えることになるやもしれない。まぁ、グスターボ団長という心強い存在がいる以上すぐには壊れないだろう」
レメディオスが左遷され新たな軍隊を築いて行くのも相当時間のかかることだろう。
「はい、分かっております。すぐには解決できない問題だということも、ですが」
胸を張って言うカルカ
「この国が復興し、繁栄するまで、決して陛下の気分を不快にさせることはもう二度と起こらないようにいたします」
「そうか…それに、あまり話していても意味がないな、今日はこれにて失礼しよう。魔導国のこともある以上、長く国を離れるわけにはいかない」
そう言って立ち上がると、馬車が準備されている場者に向かう
歩いて降りていると、そこにいたのはジャンヌと親しげに話しているネイアがいた。
現れた獅子王と聖王女に驚いたのな流れるようにはじによって頭を下げようとするネイアを止める
「ジャンヌ。やたらネイアと話しているようだが、そんなに気に入ったか?」
その言葉にジャンヌはやや顔を赤くしながら「はい、楽しかったです」と笑っていた。
そんな姿を見てアルトリアはアイテムボックスの中から白銀色の立派な弓を手渡すとネイアな「え?え?私?」と言われる
「一番の労力者であろう者が何も持っていないならいささかな。その武器で今後ともこの国の助けてあげてください」
そう言って渡された遺物級のアイテムを持ちながら「大切にいたします!」と言われる。
白銀の装飾がされている馬車の門を開けるランスロット
「何か困ったことや問題があったら、遠慮なく知らせてくれるように」
「はい、ありがとうございました」
ガウェインが先頭部の所に乗る
ジャンヌがネイアと軽く抱擁した後、自分の馬車に向かって走って行く
「ブリテン王国の王陛下及び騎士の方々がご帰還されます!!」
グスターボの声が聞こえてくる
その音お共に、馬車が動き出す
その瞬間、国民達の熱狂が響き渡る
「陛下ー!!ありがとうございます!」
そう叫ぶ人々の声を聞きながら目を閉じる
グスターボ
正式に聖騎士団団長へストレスの要因がいなくなったので、これからはノーストレスになるだろうと期待している
ネイア
ジャンヌとの戦いの後、名声をあげ聖王女の従者と言う大出世を果たしてしまった。
ジャンヌとは仲良くなれてる
レメディオス
カルカに縋ったら切り捨てられた。
偽物だなんだと叫んでいるがもう、彼女の言葉を真面目に聞くものはいなかった