気が付けばお気に入り登録者が100名を超えていて嬉しいかぎりです。
何きっかけで読み始めていただけたのか、もしよろしければコメントで教えて欲しいです。私が喜びます。
最近忙しくてゲームもろくにしていません。
FGOイベも途中のまま。クリアできるかな?
それでは本編へどうぞ。
お休み最終日の本日。キャベツのおかげで降って湧いたお休みだったが、結構充実していた。
ようやっとカズマさんPTとちゃんと絡むことが出来たし、
ミコと畑にも行って一緒にお米の収穫もしたし、
オッキーとカオルコと良本探しにも出掛けたし、
ウィズのところでスキル開発の講座と投擲の解明のお手伝いもしてもらえたし、
ギルド女子メンバーでスイーツをいただきながらお喋りもした。
リア充ですよ、ドヤァ!
今日の予定は今のところ何もない。
誰かとクエストに行くのもいいかもしれない。それならギルドで時間を潰すかな?
ああ、でものんびりと散歩をするのもいいかもしれない。秋晴れって感じで天気もいいし。自由だと何でも出来るからな。
自分の部屋で過ごしているだけなのも勿体ないので、とりあえず外に出ることにした。
オッキーはキャベツから三日後に出掛けた(キャベツの翌日はやはり筋肉痛になっていた。少し遅れてきたみたい)時の気分転換で道筋が見えてきたと嬉しそうに原稿を進めている。
カオルコはお店に出ている。週に二度のお休みをしたのは久々で今週はずっとお店を開くことにしていると言っていた。
「どうしたの、イチカ?」
「ミコ、お休み最終日で何をしようか考えてたとこ。とりあえず外に行こうかなって」
「あ、最後?今日?名残惜しい?」
「何もしなかったら後悔の嵐だったろうけど、十分に楽しかったからそんなに」
「じゃあ、最後までわいわいしよー!今から教会に行くつもりだったんだけど、一緒にどう?」
「なら行こうかな。子どもたちにも会いたいし」
「じゃあ行こう、今すぐ行こう!」
背中を押すミコに準備を急かされ、目的のものを手に取った。
ミコは一時期、遊びたそうにしていても自分から誘うことなく、私がその様子に気が付いて出掛けるのがパターン化していた。
もじもじ卑弥呼様も超絶可愛かったけど、ここ最近その姿は見なくなり、こうやって自分から遊びに誘ってくれるようになった。
私はリア充になれてとても嬉しい。
私のこういったお休みの空き時間は比較的時間の融通が利くカオルコとミコが誘ってくれることが多い。
オッキーは常に〆切と戦っている為、こちらから誘うよりも向こうの都合に合わせてどこかへ出掛ける予定を立てる感じ。キャベツの時のような仕事なら遅らせることもできるが、
本当にヤバいときはうちのPT一同で参戦して、朝まで頑張ったのもいい思い出。
私?お夜食作って、消しゴム係だよ。ぐしゃってならないように消しゴムを使い続けるのって神経使うって身に染みて分かった・・・。
文明の利器はやはり偉大だ。こっちが中途半端に発達してるのって絶対にものつくり系の転生者でしょ。
そういう系の能力をもらって好き勝手自由に生きて行った結果でしょ?なぜPCやタブレットを作ってくれなかったんだ!!
・・・とは思うけど、あれらもここ4,50年くらいで出来て発展したものだから仕方ないか。でもその人が生きているか、そういった人がこれから来たら絶対に全力で頼み倒そう。
「じゃあ、傘を持っていこうか」
「さっきまで晴れてたのになんでよー!!」
大丈夫、もう慣れたよ。降り方的に通り雨だろうから帰りには晴れるよ、たぶん。きっと。
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雨の中、教会を目指す。これでも彼女のお出かけで降られる確率は1/2までに低くなったのだ。
100%から50%。エリス様の幸運値って本当にすごい。
そんなエリス教の教会だが、孤児を養う施設が併設されている。孤児の子どもたちは教会の掃除の手伝いやバザー、露店の手伝いなど仕事をしながら暮らしている。
なぜそんなことになっているのか?それはエリス様のことに戻る。
エリス教は幸運の女神様のエリス様を祀る宗教だ。
そんなエリス様、悪魔が大層お嫌いで、悪魔統べなく滅ぶべしとお考え*1。その教徒である者たちはみんな、悪魔などの魔のつく者たちと対峙し、多くが命を落としている。そうして残されてしまった子どもたちの施設というわけだ。
施設運営は司祭様やプリーストの方々が職員となり、寄付や子どもたちと一緒に稼ぐことで成り立っている。
国教になっているエリス様には申し訳ないけど、この孤児院は一種の洗脳じゃないだろうか?と思ってしまった。私は悪くない。
職員たちから教えを受けて、大抵が冒険者になる。そして・・・。
戦争中という特殊環境下ではあるけど、出来ればそれ以外の選択肢も見て欲しい。少しでも他の道を示してあげられないかとミコはお手伝いとともに活動している。
畑仕事体験とかがいい例かな。田植え経験とか日本の小学校でもしたし。
ミコをプリーストにした(語弊があるかな。エリス教がどういう女神様を祀っているのかを教えてくれた)アリシャさん。
彼女は私たち寄りの考え(宗教観が他と比べて薄い。信仰心は十分にある)をしてくれていて、こちらの企画を快く受け入れてくれる。父親が日本人らしく、宗教観が薄いので、それを受け継いだ形だ。ちなみに母はエリス教なので、そちらの流れも継いでいる。
二人は元々冒険者で同じチームだったそうだ。母はゴリゴリのソードマン、父は能力持ちの拳闘士、そんな二人の一人娘はプリースト。好きなことをやれと背中を押してもらったので子どもたちにも同じことをしてあげたいそうな。(補足として、子どもが生まれてからは
「たーのもーっ!!」
「あ、怪力マンだ!」
「今日はびんぼーもいる!」
「本当だ!びんぼー遊ぼ!」
「こら!みんな、ミコさんとイチカさんでしょ!」
「もうびんぼーじゃないからそのあだ名は返上してほしいなぁ」
「みんなきよーびんぼーだって、言ってるよ?」
「びんぼーはびんぼーだよ」
「馬小屋生活のびんぼー!」
「ここらの冒険者は馬小屋生活してるのも多いでしょうが!」
「あはは!でも器用貧乏は否定できないね?」
「・・・」
泣きたい。クソガキども・・・。
「はいはい。何して遊ぶ?」
「あくまごっこ!」
「じゃあ、びんぼーあくまな!」
「あくまたいじだー!」
「ちょ、急に攻撃!?逃げる時間は!?」
「あくまにじひはない!」
こういうところからこうなんだから洗脳教育と思っても仕方ないよね!是非もない!
一応は現役冒険者なので、さくっと子どもたちの包囲網から抜け出して人数を数えた。今日のメンツは6人なのね。
ふっふっふー!やってやろうじゃないの!!
30分ほど、教会付近を逃げ回って、力尽きたぁと倒れると容赦のない暴力が私を襲う。
本当!!
この時間の子どもは嫌い!!
情けをかけろ!
悪魔に情けはいらない、じゃない!
人間だ!
ちゃんと捕まってあげてんやろうがっ!
一通りの暴力が終わると子どもたちは満足したように私から離れていった。・・・きゃいきゃい楽しそうなことで。
「あの、本当にありがとね。大丈夫?」
「あはは。まあ。あ、あそこに置いてるの、この前収穫したお米です。良かったら足しにしてください」
「いつもありがとうございます。ほら、みんなもお礼を言いましょう?」
「「「びんぼーありがとー!」」」
「・・・・・」
「イチカさんでしょ!」
子どもたちに舐めてかかられているのは私がこの世界を学ぶために一緒に勉強していた時期があるからだと思う。
こいつ、同レベルか、と。
あの頃から私のカーストは低い。生意気勢には下に見られてるし。ほんと、一回ぶっ飛ばしてやろうか。
ミコはそのあだ名の通り、怪力を見せてすげー!と尊敬の念をいただいていた。ダメでも拳で黙らせてたしね。
元々歴史的にも崇められている人物だったし、カリスマ持ちだし、子どもたちどころか教会の人たちからも尊敬されている。格の違いがこんなところでも現れる。
まあ、私よりもミコの方が頻繁に来ているからちゃんと礼節をあの子らに叩き込んでいるのだろう。
「今日は生意気勢が固まってたんですね」
「ええ。キャベツの収穫がありましたから、そちらの販売を元気よく手伝ってくれていましたよ」
「大人しい子たちは別のことを?」
「はい。ミコさんのところのお手伝いはあの子たちをいかせます」
「収穫以外でお願いね!*2」
ミコが中から戻ってきた。
なんだ、私の作ったお菓子差し入れてたの?ついでに準備も?一緒に子どもたちの相手しても良かったくない?
「あの子たち、私だと遠慮するからね」
「私にもその気遣いあっていいよね!?」
「礼節がなっていない子らですみません」
「なんだかんだでイチカも許すからよ」
「だって子どもだし、寂しい思いしてるなら」
「これはイチカの問題だし、私は助言しません」
塞ぎこんでいる子どもを見るよりも全然いいので問題はない。
そう思っている私が問題なんだろうけど。本人がこれだから彼らが自分で気が付くまで改善はされないだろう。
私としてはちょっとだけ暴力を手加減してくれたらそれでいいし。
「いつまでころがってんのー?」
「はやく怪力マンが準備してくれたおかし食べよー」
「お仕事組ももどってきたよ!」
「はいはい。行くかいね」
「てあらってね!」
「遅いとびんぼーの分ないぞ!」
「お菓子ちゃんと作ってきたのに!?」
遠慮がなさすぎるのも考え物だ。
@
教会を後にし、明日のシフト時間の確認のため、ギルドに寄って帰ることにしたら、カズマさんたちに会った。
もう夕暮れ時なのに怪我も疲労も見えないPTが勢ぞろい。
「どうしたの?」
「イチカか。これからクエストなんだが・・・ミコさん連れて来ない?」
「ちょっと!人が増えたら私の報酬が減るじゃない!」
「お前だけじゃ不安なんだよ!」
「今から?夜の魔物?」
「うむ、ゾンビメーカーだ」
「確かにプリースト向け。ってことは私じゃなくてミコか」
「ぶっちゃけそう。来てもらえないか?」
カズマさんも教会の子どもたちと引けを取らない素直さだな!子どもが私に優しくない!
「でも、ねぇ」
「なんだ、まずいか?」
「私は明日からギルドだし」
「いや、本当にミコさんだけでいい」
「カズマさん本当ひどいな!?傷つくよ!?」
「あー、頼りにしてもらってるのにごめんね?私、高難易度クエスト以外は受付拒否されるの」
「一体何をしたらそんなことになるんです?」
「アークプリーストとしては見事な手腕だったぞ?」
ジト目をしてこちらを見るめぐみんに事実を知るダクネスがフォローをくれた。
まあ、あれだ。私の為*3に片っ端から仕事を引き受けて頑張ってくれた結果、
「街のプリーストたちから苦情が来た」
「お金がたくさんもらえるクエストを優先的にやってたからねー。あははは」
「金が入用だったのか?」
「まあね。で、今、拝金主義のプリーストが増えちゃって問題になってるっぽいの」
共同墓地の魂なんかも天に還らせることが出来ず放置気味。
教会の司祭は忙しいし、プリーストが受けるにも力量が足りない者たちもいる。でも実力ある者は金が出ないなら、とそういうクエストは後回し。ミコが受けてしまうと、どうせあいつがやるだろ、とますますお金の入るクエストしかやらなくなり今後のクエストにも支障が出る。
そういう訳で、ミコはこの一年ほどアークプリーストとしての仕事は受けていない。私とPTを組んでクエストに行くのもダメだった。私が戦うのに・・・。
まあ、家も建てれたから仕事を引き受ける理由もなくなってこちらとしても問題はなかった。
「なんか、本当・・・すごいな」
「うん!そうなの!うちの人達はすごいの!!」
「・・・・・」
「カズマ、イチカにこの手の話はこういった返ししかないぞ」
「本当に好きなんだな・・・。うちとは大違いだ」
ミコはすごいんです!えっへん!!
「まあ、ゾンビメーカーなら私が居なくても全然大丈夫でしょ。アクアちゃんの神性もすっごいし」
「ふっ、当然よ!ほら、行くわよカズマ」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
「ああ、行ってくる」
「イチカ!明日居るなら、ご飯おごってください!」
「そう頻繁には無理でーす」
「っち」
「朝から居るからお仕事の報酬で食べに来てね~」
翌日、クエストに
ゾンビメーカーはそんなに強くないモンスターだ。
そんな簡単なクエストにも失敗したというカズマさんPTはこの食堂でいい笑いのネタになっていたため、私の耳にもすぐに届いた。
私はアクア様が居て失敗するとかどんな強敵が現れたのかとしつこく聞いたら観念して本当のことを話してくれた。
だって、アクア様がダメな魔物だったらこの街の人間、誰でもダメだろう。むしろよく生きて帰ってきたな、という気持ちがでかい。
「ウィズっていうこの街で魔法道具店やってる
・・・・ウィズが消されなくてよかった!!!!
明日、様子を見に行こう・・・。
アニメには入っていないゾンビメーカー回でもありました。アニメ、キャベツの後ベルディアさん、すぐに来てるんですけど、間があったとしてください。
メインは予告通りミコとのお出かけ。エリス教知識はwikiと独自解釈より。作者も宗教には詳しくありません。
表現には気をつけているつもりですが、ギャグチックな部分も入りますのでそのような発言と今後もイチカさんはちょっと引き気味になります。ご了承ください。
次回、ベルディアさん襲来・・・まで行けたらいいな。
何かあればコメントよろしくお願いします。