この素晴らしい英霊たちと異世界へ!   作:もえみ

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オリンピックどうなるんでしょうね?
地方に居るのであまり実感がありません。
こういう状況になる前は観に行こうと思ってましたが無理ですし、家で大人しくしています。

~FGO話~
二部第六章開始されました。
まだ進めていないので、これ書き終えたらやります!!

ということでどうぞ!!!


第十三話 襲撃、再び

縋りついてくるミツルギを払ってリーフに任せた。あんたは王都からのクエストに行ってろ。こっちは駆け出し冒険者にしか出来ないことをするんだ。

 

 

カズマさんに付いていく。

 

―彼らが指名されているせいか、正門へ移動する際もみんな少し離れていて、さっきのことを追求する人がいないからだ。

 

ダクネスはクエストを受ける準備ではなかったので、一度別れて私たちはクエストに向かった。正門の先に見えるそのシルエットは、一週間ほど前に見たものだった。

 

 

 

「またあいつか」

「私、カオルコたちに怒られるから前に出ないね」

「なんですか、その理由」

「貴様ら・・・、なぁぜ城に来ないのだ!この、人でなしどもがぁっ!!

「はい?」

 

 

 

正門に現れたベルディアは私たちに向けて怒っているらしい。

でも、デュラハンに()()()()呼ばわりされたくない。さっきのミツルギへの嫌がらせを言ってるのか、こいつ。情報が早いな。

 

此処に居るということは、王都PTは全滅もしくは半壊くらいはしているのだろう。

 

 

 

「なんで?もう爆裂魔法打ち込んでもいないのに」

「打ち込んでもいないだと?何をぬかすか白々しい!」

「・・・そう言えば守衛さんが毎日めぐみんに会うって」

 

「は?」

 

 

 

毎日会う割には近場であの爆裂魔法の音が聞こえてこないから、どこまで行ってるのか心配していた。

この前のベルディア襲撃もめぐみんの爆裂魔法がきっかけだったが、今回もそれらしい。本人に言う気はないけれど、頭のおかしい爆裂娘の称号は貴女に相応しいわ。

 

ベルディアはそれに怒るし、カズマさんはそれを知って怒るし、周りの冒険者も可哀想なものを見る目で見ていた。めぐみんの頬は犠牲となったのだ(カズマさんが全力で引っ張っている)。

ちなみに共犯者であるアクア様も同じ目に遭っていた。

 

 

大きくて堅いもの(的が)でなくては満足できない身体になってしまったから。

 

ベルディアのせいで碌なクエストが受けれないのでその腹いせがしたかったから。

 

 

 

それぞれの主張である。はぁ、これもうわっかんね。

 

 

 

「我が名はベルディア。このオレが真に頭に来ていることは他にある!」

 

 

え、まだ何かやったの?確かに先ほどまで怒っていたベルディアはさらに闇が深くなっている。ここまで怒らせる行為など思いつかない。

 

 

 

「貴様らには仲間の死に報いようという気概はなかったのか!」

 

「あ?」

 

 

 

仲間の死に報いる?

ん~?

 

 

 

「ガリルさん、何か覚えあります?前の襲撃で誰か死にましたっけ?」

「いや、誰も死んじゃいないが」

 

「カズマさんは覚えある?」

「・・・あー」

 

「生前はこれでも真っ当な騎士のつもりだった。そのオレから言わせれば仲間を庇って呪いを受けたあのクルセイダー。騎士の鏡のような者の死を無駄にするなどっ!!

ん???

 

 

 

仮面をかぶっているのでガリルさん(一度、ダクネスと一緒にクエストでPTを組んでもらった。とてもご迷惑をお掛けしました・・・)の表情は分からないが、私も彼も同じように納得した表情だろう。

 

死の宣告から一週間と一日。

何とも律義なデュラハンだ。彼が自身の生前を真っ当な騎士と評したのもあながち間違いではないのだろう。

 

呪いを掛けて逃げる卑怯者でもあったが、それは死後の話ということで。

 

 

 

「や、やあ!その、騎士の鏡などと・・・」

 

 

 

ちょうど到着したようで、ダクネスはおずおずと姿を表に出してきた。その姿にデュラハンは声を震わせ動揺している。ダクネスはダクネスで、騎士の鏡と評されたことが嬉しいらしく、戦場には似つかわしくない笑顔を浮かべていた。普段からそうしてればいいのに、勿体ない。

 

 

 

「あ?あ?・・・あぁるぇ~~~~!?な、生きてる?な??」

 

「なぁに、このデュラハンずっと私たちを待ち続けてたのぉ?帰った後あっさり呪いを解かれちゃったとも知らずにぃ~?プークスクス、受けるんですけど。超受けるんですけどぉ!あははは!」

 

 

 

アクア様がベルディアを煽り、ベルディアがアクア様を煽り返す。待って、ベルディア。それは悪手だ。彼を応援する気はまるでないが、どっちが悪者なのか分からなくなる。

これがギャグ時空。恐ろしい・・・!

 

 

ターンアンデッド。

 

アークプリーストになったミコも取得している魔法だが、今アクア様が発した魔法は、彼女のものとは比べ物にならない威力だろう。その証拠に魔王軍幹部であるはずのベルディアが痛みで転げまわっていた。

ギルドに居るから結構王都の方の情報とかも聞くんだけど、ただのターンアンデッドがベルディアに効いたなんて話は聞いたことがない。やっぱり()()()だなぁ。

 

 

 

「ねぇ、カズマ!変よ。効いてないわ!」

「いやぁ、結構効いてたように見えたけど。ぎゃあっ!って言ってたし」

「ぐぅ!お前、本当に駆けだしか?駆け出しが集まるようなところなのだろう!この街はっ!」

「あうあう・・・」

 

 

 

効いていないとぬかすアクア様は狼狽えている。

彼女基準で効いていないのか。それなら彼女が現界するに当たって弱体化したと考えられるか?でもおかしいよな。カズマさんの特典として此処に来たのだから弱体化なんて。

 

ってことは、やっぱりベルディアが強力な武具を装着しているのか?光魔法に耐性のある鎧なのかな?

 

考えているうちにベルディアはアンデッドナイトを召喚した。

私たちを襲わせるつもりらしい。ならなんで部下の一人も連れずにここに来たんだ?最初からそうすればいいのに。

 

私の疑問に答えるようカズマさんは手を打った。

 

 

 

「あー、あいつ、アクアの魔法が意外に効いてびびったんだぜきっと」

「((*・ω・)(*-ω-))」

「あーなるほど」

 

「なな納得するな!違うわい!いきなりボスが戦ってどうする!まずは雑魚から「セイクリッド・ターンアンデッド!」あ、ひぃや~~!!」

 

 

 

またベルディアは転げまわった。・・・私たちにはこいつ、本当に魔王軍の幹部か?という想いが浮かんでしまっている。いや、アクア様が規格外なだけで私たちの攻撃はおそらく通じない。今の内にめぐみんを待機させ、爆裂魔法の準備に取り掛かるべきでは?私たちがベルディアを倒せるとしたらそれくらいだろう。

 

 

 

「どうしようカズマ!私の浄化魔法がちっとも効かないの!」

ひぃや~~って言ってたし、すごく効いてる気がするが」

「ええい、もういい!街の連中を皆殺しにする!」

 

 

 

ベルディアの合図でアンデッドナイトたちは動き出した。

 

・・・ドレインタッチしたらアンデッドって動かなくなるかな?

そのためには直接触れる必要があるため、一対一ならともかく、一対複数では勝ち目が低い。それに大勢の前でやるのはちょっと。魔力が尽きたら困るからって言う奥の手のつもりだし。

 

 

 

「なぁ!プリーストはまだか?」

「強烈パンチの占い師は!?」

「まだだよ!」

「教会に聖水取りに行ったのは!」

「そっちも戻ってねえ!」

「イチカ!占い師の姉ちゃんは今日どこだよ!」

「南門の畑だから正反対!」

「もっといいところに畑作れよ!!」

「そんなお金ないんだもん!!」

「世の中世知辛ぇな!」

「ホントにな!!」

 

「はっはっはっ!さあ、お前達の絶望の叫びをこのオレに・・・ん?

 

「「ん?」」

 

 

 

私たちは逃げの一手だったが、アンデッドナイトはすべてアクア様に向かって走っていた。私たちには目もくれない。理由は分からない。

 

ベルディアもこのことは予想外だったようで高笑いがなくなっていた。

 

 

なら今の内に!!

 

 

 

「めぐみん!こっち!」

「え?イチカ?」

「カズマさん、めぐみんあっちで待機させるからどうにかアレ全部一か所によろしく!」

「は?俺じゃなくてアクアに、ってぇ!

 

 

 

アクア様が君に頼らない訳がないじゃないか。私の想像通り、アクア様はカズマさんの方へアンデッドを引き連れたまま逃げてきていた。彼もどうしようもなく逃げる。

 

 

 

「ああっ、ずるい!私は本当に日頃の行いはいいはずなのにどうしてぇ!」

「うわーん!」

「このバカ!こっちくんな!向こう行ったら今日の晩飯おごってやるから!」

「私がおごるから何とかして!あいつらターンアンデッドを打っても消し去れないのぉ!」

「・・・くっそ!アクア付いてこい!任せるぞ、イチカ、めぐみん!」

 

 

 

彼はアクア様を引き連れてベルディアの方へ向いて走る。流石のベルディアも予想外の動きだったようで停止していた。あれが油断なのか、判断しにくいところだ。

 

ダクネスは知らない。ほんと、勝手にして。

 

 

 

「めぐみん、準備はいいね!」

「ええ!何という絶好のシチュエーション。感謝します!深く感謝しますよカズマ!」

 

 

 

眼帯を外し、彼女の周りには魔力が纏われた。

本当に可視化出来るほどの膨大な魔力って凄まじいな!

 

 

 

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操りし者。我が力見るがいい!エクスプロージョン!

 

 

「うぎゃあああ!!」

 

 

 

 

めぐみんの爆裂魔法はきっちりとアンデッドを倒しきり、ベルディアにもダメージを与えた。よっし、弱体化出来た。

 

しかし、凄い威力だな。爆裂魔法をまともに受けた地面にはクレーターが出来ていた。

 

 

 

「くっくっくっ、我が爆裂魔法を目の当たりにして誰一人声も出せないようですね。はぁ・・・すごく、気持ち良かったです」

「いや、ほんと全力なんだね」

「イチカ、倒れる前に受け止めてくれてありがとうございます」

「おんぶはいるか?」

「お願いします」

「では、はい」

 

 

 

身体に力が入らず凭れ掛かっているめぐみんをカズマさんにお願いし、私は手を空けた。アンデッドを一掃しためぐみんに対して歓声をあげる冒険者たち。

 

 

 

「やった!頭のおかしい紅魔の娘がやりやがったぞ!」

「名前と頭がおかしいだけでやる時はちゃんとやるじゃないか!」

「見直したぜ、頭のおかしい娘!」

 

 

「むか!すみません、ちょっとあの人達の顔覚えておいてください。今度ぶっ飛ばします」

「お前の行動のせいだろ。ちょっとは自重しろ」

 

 

 

 

頭のおかしい娘と言われ過ぎて、彼女怒ってるよ。

そのあだ名には物申すようなエピソードもないし、どうでもいいけど。

 

でもこれ、終わった感出てない?こんくらいで終わるならみんなこぞって爆裂魔法を取得すると思うんだけど。

王都のPTが全滅してるかもしれないってみんな知らない?

 

 

 

ふっふっふっ。おもしろい。ふっふっふっ、あーはっはっ!

 

 

晴れた土煙の中から立ち上げった影。

 

やはりと言うか、ベルディアはまだまだ倒れる気は無いようです。

ミコとカオルコ、早く来ないかなぁ。




ベルディア死にませんでした。
一気に書き切るつもりでしたが、長くなったので分けます。

作者的には何回書き直してもイチカさんが空気だな、ってなりましたが、どうでしょう?
次回、活躍させてあげたいです。サーヴァントたちも活躍させたい・・・!

戦闘描写は苦手なので、訳分からんかったり、即終了したり、説明が長くなったりとすると思いますがご了承ください。
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