この素晴らしい英霊たちと異世界へ!   作:もえみ

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お気に入り登録、ありがとうございます。
誤字や読みにくいなどがあれば教えていただけると助かります。

今回は分割していた英霊たちの冒険者登録になります。
オリキャラも登場します。

三人を召喚した根拠、書くとこがないのでここに。
紫式部→本が好き(清少納言の可能性もありました。でも作者の推し!)
刑部姫→兵庫県出身(こじつけのためのオリ主設定。口調も若干関西風。違ったらすみません)
卑弥呼→お米好き(こじつけのためのオリ主設定そのに。この設定が日の目を見る日が来るのか・・・)

それではお楽しみくださいませ。

※2/17修正
ルビや特殊タグがちゃんとされていませんでした。。
プレビューでは出来ていたのに・・・。


第三話 サーヴァントと一緒!

翌朝、宿で食事を摂ると、私はギルドへ向かった。もちろん、サーヴァントの皆も一緒だ。そのせいで目立つ目立つ。

昨日の受付お姉さんに声を掛けて、面接を待つ。彼女らには食堂の方で待ってもらっていた。カオルコさんにお金を預けて、何か食べて待っていて欲しいと告げる。朝食摂ったのは私だけだからね。待っている間、暇だろうし。

 

 

「私はルナです。イチカさん、早速ですが、料理が出来るとはどの程度です?」

「魚は三枚に下ろせます。大体レシピを頂ければ作れるかな。鳥は捌いたことあるけど、カエルはないです!」

 

 

食用カエルなんて触ったことがなかった。でもここでは主流だ。触らねばならぬだろう。

 

 

「料理人だったのに?」

「うちはカエルが出てきたことがなかったんです」

「(比較的安価なカエルが出てきたことのない家庭?)」

「洋食も和食もある程度です」

 

 

ここで落とされると、どこで働けばいいのか分からない。頼む、採ってくれ。

 

 

「まあ、実際に入ってもらいましょうか」

「!」

「料理人に見て貰ってOKが出たらそのまま働いていただく感じでいいですか?」

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

ルナさん神!ありがとうございます!良い人!!

 

早速厨房に案内され、ティムさんという方のそばで包丁を握った。頼まれたのは鯵の開き。

色々渡されるので忠実に手順を守って作っていった。ティムさんのOKが出たので、このまま働く。ルナさんに三人への伝言を任せた。

 

“終わり時間まで解散。好きなことしてていいよ。”

 

ルナさんは訝しんでいたが、それ以上に言うことがなかったのだ。

 

ティムさんは鋼錬に出てくるカーティス夫妻の旦那の方を思い起こしてもらえればいい。マッチョマンだけど、すごく丁寧に指示を出してくれるので動きやすい。

 

―彼の左手にリングも見えるのでうまくいっているご家庭だといいなぁとニヤニヤした。

他人の恋バナは心の栄養です。(真面目)

 

よっしゃー!頑張るぞう!

 

 

 

一方、三人は、

 

「解散ですか?」

「え、パイセンもミコもどうします?」

「私はこのまま未来チャン待っとこうかな」

「でもここにずっと居るのもお店側の迷惑となってしまいましょう。マスターのお言葉ですし、ここは一度街の散策でもしてみませんか?」

「マスター?」

「ああ、イチカ様のことです」

「パイセン、呼び捨てって言われたじゃないですか」

「ですが、マスターであることには変わりないですし」

「(育ちの良さげな三人から()()()()なんて呼ばれている。イチカさんってばどこかのご令嬢かしら?でも()()()()。活躍が目覚ましい冒険者の方々と似た容姿なのよね・・・)」

 

 

ルナの勘違いを進行させていた。

 

 

 

 

「じゃあ、明日からも頼むぞ」

「ええ!もちろんです!」

 

 

私のバイト時間が終了し、みんなが居るだろうところに向かえば三人とも他の冒険者に絡まれていた。美人だし、絡まれていても不思議には思わない。むしろ、当然?でもあれ、嫌がってないかな?

私の個人的な価値観だけどさ、ナンパはそこまで悪いものだと思ってないの。でもされている人が嫌がった時点でセクハラ行為だと認識している。

 

という訳で上玉見つけて興奮気味なお兄さん方には悪いけど邪魔しに行くとしますか。

 

 

「あ、ごめんなさい、お待たせしました!」

「イチカお疲れ~」「イチカ様、おかえりなさいませ」

「未来ちゃん!この人たち美味しいご飯連れて行ってくれるって!」

「食事ならここでも出来ますし、それに今日はみんなの冒険者登録がありますから、また次回ということで」

「お!なら後輩じゃんか。先輩冒険者として手取り足取り色々教えてやるぜ?」

「教えてもらうならギルドを頼りますから」

「ギルドが知らない美味しい話なんかもあるぜ?」

 

 

私の容姿を一度上から下まで見て鼻で笑った人間の話なんて聞くもんか。

男たちはよほど三人を逃したくないらしい。うん、気持ちは分かる。でもオッキーは滅茶苦茶嫌がっているし、カオルコさんはよく分かんないけど表情は目を伏せがち、ミコさんに関しては美味しいご飯が気になっているだけみたいです。あれ?女王様??

面倒くさいので、ティムさんを呼んできて彼らをあしらってもらった。強面の料理人(ティムさん)血まみれの包丁(鳥を捌いていた)を持って出てきたら誰だって怖いだろう。私も彼の中身を知らなければ怖い

 

 

「ありがとうございました」

「いや、いい。ルナもたまにああいうのに絡まれていたからな」

「彼女も美人ですもんね~。見る目はありますが、嫌がってたら引かないとスマートとは言い難いです」

「お前の連れも十二分に美人だと思うがな」

当たり前のことですね

 

 

彼女らは英霊ぞ?人理の危機を救う英霊ぞ?

美麗であることは当然で、素晴らしい方々であることは必然なのだ。

 

日本系サーヴァントしか召喚出来ないと聞いていたので、正直、酒吞童子や茨木童子、伊吹童子なんて方向の鬼系の方々が来られたらどうしようか不安でしかなかった。ありがたいことに、日本系サーヴァントに反英霊は多くなかった。でも、好戦的な人(宮本武蔵や源頼光など)とか先ほど挙げた鬼のメンツや忍び、妖怪の類の方々は多い。

 

今回、召喚に応じてくれた反英霊は刑部姫だが、全然反英霊って感じしない。姫路城の守り手だもの。むしろ、こっちからしたらありがたみしかない。しかも人間味が強い。英霊色が強い方だと気後れしてしまうが、彼女に関してはそこまではない。私にとってはとてもいい意味で付き合いがしやすい方なのでほんとありがてぇ。

 

 

「さて、では行きましょうか」

「ん、なら今度こそ明日だ」

「あはは!私は弱いのでまた頼ります~」

「いつでも言ってこい」

「・・・ほんと頼りがいがありますね」

 

 

くっそう。イケオジ枠はこの方で決まりだわ。私は今度エリス様にこの方の幸福をお願いしておこう。

みんなで礼を言ってから昨日も行った受付に向かう。そしたらルナさんが出てきてくれた。クエストならあっちの掲示板だと教えてくれた。

なんだろう。私、子供扱いされてます?

 

迷子で間違って受付の方へ来た訳じゃないんですよ?確かにクエストの受け方は知らなかったから教えてくれてありがとうございます!

 

 

「昨日はバイトとしての面接の話で終わってしまいましたから。後で気がついたんですが、まああの宿をとれない場合はまた来るだろうと思っていたので」

「え?とれない?」

「結構人気なんですよ?安価で食事も美味しいですし」

「うわあ、私、超絶ラッキーだ」

「本当に」

 

 

でも今日はこの三人の冒険者登録なのでお願いします。お金はこちらです。

お金を受け取ったルナさんは私の昨日したような説明を行い、彼女たちそれぞれにカードを渡して触ってもらった。

 

さてさて、みんなはどんな結果になるかな。やはりわくわくは隠せなくて後ろでそわそわしてしまう。オッキーも割と私と同じ感じだ。

 

 

「はい、けっこうです。御三方の潜在能力はっ・・・!?な、な!?

「あれ、お姉さんどうしたの?」

(゚∀゚)キタコレ!!さっすがサーヴァントスペック!」

「刑部姫様?」

 

 

そしてルナさんが絶句する程度にはいい結果らしい。オッキーが言ったようにサーヴァントスペックだもの。人間と比べるまでもない。

 

こっそりと覗いてみたが、筋力・器用度・運以外は私よりも断然に良い結果だ。

魔力が少しばかり追いついている。(でもこれは神様補正のおかげである。三騎の英霊の現界を許すだけの魔力保有量だ。それでも本職の彼女らには足下に食らいつける程度のようだ)

カオルコさんとオッキーは武力派ではないので、筋力も同等でも驚かない。ってか、武力派じゃないのに同じって・・・。元運動部の意地とか言ってらんないなー。ミコさん?骨砕くような人だよ?察して?

 

運に関してもミコさんにしか勝ててない。まあ、こんだけの幸運に恵まれている私だから?一つだけでも勝てたのは嬉しい。一応マスターだし?

あ、器用度も勝ってる!オッキーには負けるけど!

 

ふぅ・・・。悔しさから息が抜けた。

 

サーヴァントスペックとしての彼女らを数値化すると、こんな感じだ。

 

    筋力 生命力 知力  魔力 器用度 敏捷  幸運

紫式部 E   D   A   A   C   D   A+

刑部姫 E+   E   B+   A+   B+   C   A+

卑弥呼 B++  A   B   A   C   C   B

 

 

 

これはさっきも言ったが、サーヴァントスペックだ。これを人間かする訳で。幸運と器用度、知力に変化はないが、他は大体二段階向上する。私のスペックは気にしないで。頑張るもん。

 

 

「これだけ高い数値なら大抵の職に・・いえ、上級職に十分なれるだけのスペックですね!」

「やりぃ!マーちゃんって、どの職なんだっけ?」

「前衛職の魔法戦士になる予定です。今は冒険者・・・」

「そうですか、では私は後衛職を」

「分かるんです?」

「先ほど刑部姫様に、あ、オッキー様に一定のことはお教えいただきました。では、アークウィザードを。すなわち魔法使い、ですね!清明様直伝の陰陽術は扱えるでしょうか?」

 

 

テンションが高めの紫式部さん、いただきましたー!!!さっきの落ち込みから回復。萌えは別口なので落ち込んでいても美味しくいただけます。

ルナさんも興奮気味にニコニコしていたが私の顔見てハッとし、コホンと咳払いをした。バツが悪そうだけど、大丈夫だよ。いつか、アクア様が降臨されたら同じような反応するから。きっとその際にはカズマさんが私と同じような顔(しわしわピカ○ュウ)になっているんだろうな。

 

え?せっかくの異世界生活だからやっぱりちょっとは特別感が欲しかったんだよ!ちくしょう!!自分で選んだことだけどね!!

 

 

「姫はまあ、アサシンかなぁ。クラス的にも」

「アーチャーもありますよ?」

「姫の柄じゃないの。アレは夏の魔力によってテンションがおかしくないと無理」

「私はどうするかな~。未来ちゃん的には何かある?」

「・・・いえ、俺TUEEEEEを目の前でされているとここまで心が荒むと思っていなかったので、何でも」

「あ、そっか。ごめんごめん!」

「いいえ、気を遣わせてごめんなさい。まあ、真面目な話、皆には自分で決めて欲しいです。人生楽しんでほしいですから、バランスとか考えなくていいんです。バランス悪くなったら良くなる人材を引き入れるか、私が補えるスキル覚えたらいい話なので!」

 

 

指を立ててちょっと格好つけて説明してみる。

でもこれは本心だ。何度か言っているけど、サーヴァントという縛りからまだ順応出来てないなぁ。オッキーは馴染んでるっぽいからよし。現場猫が脳内でオッキーを指していた。

 

 

「うーん、なら保留で」

「ほ、保留!?」

「あ、冒険者だったら何かいい事あるの?」

「え、一応全クラスのスキル取得可能っていうのはあるけど、職業補正はないですし、取得のためのポイントは他より高いし、あまり良い事ないですよ?」

「でも未来ちゃんは選んだんだよね?なら私もやりたいことが出来るまでそうするわ!」

 

お揃い!と笑うミコさん。

やっべぇ・・・。途轍もないことをしてしまったのでは?ギルティ?ルナさんが驚愕の表情。

そりゃ、何でも選び放題の黄金の卵が何も選ばないとか、ギルド側からすれば損失だよなぁ。でもこの笑顔を崩すのは嫌だなぁ。

後日ルナさんには謝罪をしておこう。で、なるべく早めに彼女のやりたいことを見つけて手に職を付ける方向で。

 

早速クエストに行こうとするミコさんとオッキーを慌てて止めて、この世界での冬とはどういうものなのかを説明した。貴女方はいきなり高難易度クエストでも問題ないかもしれないけど、激弱な普通の人間の私はそういう訳にもいかないので、皆での初クエストは春になってから、そこんとこお願いします。

 

某英霊(不夜城のキャスター)ではないけど、死んでしまいます。

 

 

「んじゃ、バイトしてたのって」

「私たちに冬の蓄えはないし、手持ちだけで冬を越すのは難しいので、資金調達」

「ちょ、普通に飲み食いもしちゃったじゃん!」

「普通のことでしょう?」

「いやいや!マスターなイチカ働かせてのんびりしてるってダメでしょ!?」

「ルナ様、申し訳ないのですが、もう少しばかり働き手を必要としている場はございますか?」

「まあ、ないこともないですが」

「あ、私は結構力持ちだから力仕事やるよー」

「そういうことは下々の仕事なので私とかでやりますけど!?」

 

 

女王様に力仕事とかさせらんない!

待って!?働こうとしないで!?

私の都合でこの時期に呼んじゃったんだから三人は好きなことしてて!?

人に仕えるみたいな感覚をお持ちなのはカオルコさんだけじゃないの!?

働くことに違和感を覚えて!姫様!女王様!!

 

 

「(この人達の力のバランスが分からない・・・)」

 

 

とりあえず私もお腹が空いたので、食堂の方へ移動し、ジャイアントトードの定食を頼んで、三人とこれからどうやって過ごしていくか話し合う事にした。

 

 

「まずはそれぞれしたいこと思いつきました?」

「それは・・・」

「姫はなんとなく。でもその為にはお金がないとペンタブも買えない・・・って、無いから作るところからだけどさ」

「私は別に思いつかないんだよねー。未来ちゃんは何かしたいことがあるの?」

 

 

 

ありきたりですけど、一番してみたいのは恋愛!まあ、そんなことを言うつもりはないが。女性が好きであると告げるには、ちょっと勇気が必要で、怖い。オッキーには伝わりそうだけど、他二人がそんな文化に触れた事がないだろうからゆっくり行こうと思う。

―恋愛もしたことのない状態で死んでしまったからか、恋愛をしてみたい。しかし、それを告げる勇気もない。何故なら、惹かれる相手が女性だからだ。英霊という高潔な存在である彼女たちがそれを受け入れてくれるか、正直分からない。弥生時代と平安時代にそういった文化はなかっただろう。オタクという文化を知っている刑部姫には話が分かるかもしれない。それを告げるにはもっと親密になる必要があるだろう。

では、何をしたいというかな。冒険?まあ、それもだね。他?誰かの役に立てればいいかな。

―彼女らにも告げられる自身のしたいこと。せっかくの異世界だ。冒険も心が高鳴る。他には、と考えた際に思いつくのは自身の存在価値。誰かの役に立つ人間になろう。そう思ってい来ていた筈だが、自分は前世でそれを成していない。ならばこれがきっと自身のやりたいことだろう。

 

「(・・・パイセン、これって)」

「(泰山解説祭、です・・・)」

「(えっと、本音を解説形式で暴露しちゃうって言う?)」

「(当人に認知されないが故、マスターはお気付きでないかもしれません)」

「(あー、ならナイーブな話だし、黙ってようか)」

 

 

よし、決めた!(嘘はつきたくない。彼女たちに伝えよう。)

 

 

 

「まだ17ですからね。普通に働いてみたいし、トモダチ作って遊びまわりたいし、せっかくの異世界生活なんだからここでしか出来ないことだってしてみたい!私のやりたいことはこんな感じですかね。だからバイトもするし、冒険者としてクエストもやってみたい」

 

 

 

ちゃんと本音だって話せたし(嘘は言っていない。)イイ感じに(罪悪感を覚えながらもいつか)まとまったぜ!(ちゃんと伝えたいと思う。)

 

 

 

「(本音が漏れてるのも知らずにドヤってるよ)」

「(これ、いつ終わる?)」

「(申し訳ございません・・・香子は自分の術ですらコントロールも出来ぬ未熟者です・・・)」

「(イチカ、オタクらしいし、私からちょいちょいつついていきますね)」

 

 

なんか、みんながこっちを見てひそひそ言ってる・・・。まずった?カオルコさん、落ち込んでない?やっぱり私みたいなのがマスターでがっかりかな。

そう簡単に変われないのでそこは諦めていただいて、この先のことを建設的に話そう。




※サーヴァントスペックは水着化も合わせています。プロフィールにないものは独断と偏見で決定しています。これはおかしくない?的な意見はどんどんお待ちしております。いただいた根拠がこちらで思っていたものよりそうだな!と思った場合、変更させていただきます。

解説祭は全部ルビでやりたかったけど、出来ませんでした・・・。無念。


次回はちょっと残酷描写と独自解釈入ります。後複数のオリキャラも。
なので、タグ増やしました。

何かあればコメントよろしくお願いします。
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