ノアが行く!FF6   作:ハジケハムスター・ポッポ

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前回のあらすじ

なんか最後にタコ以外にも出てきたっぽい。


「フンガー!!」


変装とコスプレは似てるようで似てない

 サウスフィガロで帝国軍の足止めに成功したロックと銀時だが、予想以上に警戒は厳しく自分たちも足止めをくらう羽目になっていた。

 

 

「くっそー……早くナルシェに行かなきゃ……」

「あー動いてばっかで糖分足りねーよ。パフェ食いに行こーぜパフェ。俺は特大サイズでいいから」

「状況分かってんの!?つか全然譲歩してねーよなソレ!!」

「バカヤロー普段の俺ァここにトッピングがコルツ山の如くてんこ盛りに加わんだよ」

「どーでもいいわ!!ったく……」

 

 

 やっぱり銀時も平常運転だ。

どうするかと悩むロックだったが、銀時の発案が突破口を開くカギとなる。

 

 

「そういやオメー『盗む』やれたよな」

「……スリでもしろってか?」

「ちげーよ。スリなんかより確実な方法だ。財布スるより身ぐるみ丸ごと剥いじまえばいいじゃねーか」

「もっとヤベ……!そうか!それだ!」

「あ?どーした?」

「変装だよ変装、商人とか帝国兵ならバレないだろ!」

 

 

 つまり服をぶんどる。リアルじゃ紛れもなく犯罪者である。さらに相手によっては変態である。

 ドヤ顔のロックに引き気味の銀時だが、RPGなんて大体そんなもんだ。てか発案はオメーだろ。

 

 

☆☆☆

 

 

 とりあえずは手短な商人を狙うことにしたロックと銀時は適当な商人に一先ずは予備の服があったら分けてくれないかと交渉してみようとしたのだが……

 

 

「お前は悪名高い泥棒単小だな!?」

「オイちょっと待てェェェ!?何でそんな名前で広まってんだァァァ!!」

「泥棒じゃなくてトレハンだっつー訂正はどうしたよ」

 

 

 何故だろう……トレハン呼びするとスピンオフ元のクロスオーバー作品の一つが頭に浮かぶのは。

 何はともあれロックに服を盗まれパンツ一丁で逃走する元商人現はだか。

 よくよく考えたらあれで町中を駆け抜けるのはマズいんじゃないのかと思ったが、ロックもロックで似たような事をやらかしてたというのを思い出す銀時。

 ちなみにそいつは外へ逃げようとした瞬間、足を滑らせてすっ転び頭を打って気絶するというコントのような展開になった。

 

「ちょっと小さいけど……まあいいか」

「そーいやお前ケツ抜きズボンとパンツはどうしたよ?」

「ちゃんと替えたよ!嫌な事思い出させんな!」

「思い出すも何も俺と出会ってからつい最近までそのまんまだったじゃねーか」

 

 

 確かにそうである。ノアとアクアに至っては素っ裸にされたロックを見る羽目になったが。

 それはそれとして、逃走した商人の荷物からもう一着服を取り出して着込む銀時。

 その商人装束のおかげかだいぶ行動範囲の制限が緩くなった。

 

 

「で、次はどうするよ?」

「そうだな……帝国兵から服を頂くか」

「うん、お前トレハンじゃなくて立派な泥棒だわ」

 

 

 あっさりそういう思考に行き着きすぎである。ちったあ悩めコノヤロー。

 で、路地裏に二人の帝国兵を二人で引きずり込んで……

 

 

「「な、何だ貴様ら!?」」

「万事屋でーす。商品の仕入れにご協力願いまーす」

 

ゴスッ!!

 

「「ぶげっ!?」」

 

 

 銀時の一撃で簡単に気絶する帝国兵2名。もう完全に強盗じゃねーかコレ。

 そして気絶した帝国兵から平然と服を剥ぎ取るロックもロックである。

 ついでに二人してその帝国兵の有り金も頂戴していた。

 

 

「ちょっと大きめ……しょうがないか」

「さてと……連中と同じ格好に成り済ましたっつってもこのままここの外には出れそうにねーな。こーゆー町にはどっかしら抜け道みたいなモンがあると相場が決まってるが実際どうなんだ?」

「さあな……とりあえず聞き込みでもしよう。住民が帝国兵相手に喋るとは思えないが、逆に同僚なら多少は喋るんじゃないか?」

 

 

 しゃーねーな、とぼやくもしっかり仕事をするあたりさすがプロ。

 見張りというか巡回というか、そんな感じの帝国兵に交代と言ってそこを離れさせ、少し離れた時に銀時とロックは酒場へと向かう。

 

 

「やっぱここだろ。情報収集なら」

「……こないだみたいなのは勘弁してくれよ」

「わぁーってるよ。俺だって連中にゃ捕まりたくねーし、それに……」

「それに?」

「あとはテメーで考えろや」

「な!?そこまで言ったなら教えてくれたっていいだろ」

 

 

 やなこった、と返した銀時の脳裏に浮かんだのは、ロックとこのサウスフィガロへ向かう時にサムズアップで返してくれたノアや、万事屋の残りの二人、それからついでにアクア。

 

 

(オメーらもしっかりやれよコノヤロー)

 

 

 彼らの信頼に応えるべく銀時は奔走する。

 

 

☆☆☆

 

 

「結局振り出しに戻ってんじゃねーか」

「別に振り出しじゃないだろ?抜け道を知ってるってじいさんの話を聞けたんだから」

「いやそうじゃなくてこのカッコだよ。また商人ルックに逆戻りしてんだろーが。帝国兵のコスプレする必要あったのコレ」

 

 

 ロックの言う通り抜け道を知ってるという老人の事を聞き、酒好きだというのでどっかの商人から服を剥ぎ取り変装して、届ける酒まで奪い取っていた二人。

 マジで強盗である。ヤベーイ。

 

 そしてその酒(銀時が途中で開けようとしたが、ロックが死守した)を酒飲み酔っぱらいじいさんに届け、金持ちの屋敷の地下から町の外に出れることを聞いた二人は、孫に合言葉を言って通してもらおうとしたのだが、肝心の合言葉をじいさんが忘れてしまっていたため……

 

 

「おい坊主、通してくれるならコイツをやるぜ?」

「オーケイ、商談成立」

 

 

 銀時がエロ本で懐柔した。

 

 

「オイィィィ!?未成年になんつーモン渡してんだ!!」

「バカヤロー性教育は早ェ方がいいんだよ。なァ?」

「うん。こっちのイケメンお兄さんと違ってそっちの人は前時代的だね」

「だろ?で、ちなみにオメーはこっちとこっちどっち派だ?」

「断然こっちだよ。やっぱ大きい方がいいな」

「わかってんじゃねーか。オメーは大物になるぜ」

「どんだけ頭ン中真っピンクなんだテメーらァァァ!!」

 

 

 何故か妙な友情が生まれてしまった銀時と孫は名残惜しくも別れる事になった。さらば友よ。

 

 

「あの歳でどんだけませてんだよ……」

「誰も見てないからって商人や帝国兵を一切の迷いなくひん剥くテメーが言うんじゃねーよ。しかもどいつもこいつも男だっただろ。さてはテメーそっち派か?」

「変な勘違いすんなァァァ!!」

「うるせーな。デケー声出すな連中にバレたらほっぽり出してくぞ」

 

 

 商人ルックでこっそり金持ちの屋敷に忍び込み、風が吹く音がするという部屋に入ると、そこで見つけた隠し通路らしき場所から地下へ降りていくロックと銀時。

 

 

「オイオイすげーなここの金持ちはよ。こんな地下室まで持ってんのか」

「聴いた限りじゃあの屋敷の住人も知らなかったっぽいけどな……ん?」

 

 

 地下のある部屋から何か音がすることに気付いたロックはちょうど外から部屋の中が見れるのを確認して覗き込む。

 

 

「オイ何してんだオメーは。バカなことしてねーでとっとと行くぞ。バレたら今度こそ振り出しどころか悪い意味でジ・エンドなんだからよ」

「あいつ見た事がある……」

「あ?」

「帝国の将軍……確か……」

 

 

 銀時は俺の話聞いてんのか、と頭を掻きつつ仕方なく自分も見てみる事にすると、部屋の中では一人の女性が帝国兵に殴られている。

 

 

 

 

 

「裏切り者はこうなるんだ!常勝将軍セリスも落ちたもんだな」

「弱者を力で踏み潰すお前たちほどとは思わんがな……」

「何っ!?」

「ケフカは東方の国ドマを毒を用いて皆殺しにする計画をしているそうじゃないか。しかも自業自得な報復をされて酷い火傷を負った自分を治療させるために腕の立つ医者をあちこちから無理矢理かき集めたとか」

「うるさい!」

 

 

 さらに帝国兵に殴られ、セリスと呼ばれた女性は気絶した。

 

 

「チッ!明日はどうせ処刑されるんだ。今のうちにへらず口を叩いているんだな!おい、しっかり見張っておけよ!」

「はっ!三日三晩寝ずに見張ります!」

 

 

 

 

 

 部屋から兵士の片割れが出ていき、姿が見えなくなったところで柱の裏側、しかも上の方にへばり付いていたロックと銀時は通路に降りる。

 

 

「……行ったか?」

「おう。しっかしまあ数奇な事もあるもんだ。つか何やらかしたんだあのべっぴんさん……ってオイ!?」

 

 

 平然とその部屋に入っていくロックと、驚きつつこれまた仕方なしに追いかける銀時。

 部屋に入ると寝ずに見張ると言っていた兵士はどこぞの小学生もかくやといったレベルで夢の中に突入しており、セリスは枷で壁に繋がれていた。

 

 

「え、何コイツのび太くん?」

「誰だよのび太って……それより」

 

 

 繋がれているセリスを見て……

 

 

「「このまま眺めてるのもいいか」」

 

 

「じゃねーだろォォォ!!」

「うるせーっつってんだろこの単小!何がわりーんだよ。このくい込みの部分とか見てるだけでこうムラムラくるっつーか……ティナといいこの女といい帝国の女兵士ってこれが正装?やべ、俺この世界じゃ帝国に就職しよーかな」

「エロ目的で帝国に就職しようとするなよ!エドガーと似たようなモンになってるぞ!?」

「てかこののび太くんマジで起きねーな。ホントにのび太くんの転生者じゃねーのかコイツ」

 

 

 のび太くん呼びされる帝国兵はさておき、溜息を吐きつつセリスの枷を外すロック。

 銀時は帝国兵が何か持っていないか身体調査している。

 セリスは枷を外されたことで倒れ込むが起き上がり二人を見、第一声が……

 

 

「……こんなところまで押し売り?」

 

 

 この言葉で未だ商人ルックだったことに気付いた二人はそれを脱ぎ捨ていつもの服装に戻る。

 

 

「おっとこんな格好で失礼。俺はリターナーに与する者、ロック。で、こっちが……」

「ったくしけたもんしか持ってねーなのび太くん。何かの鍵と小銭しか持ってねーよ。こんなんポーション何個か買ったら無くなるっつーの」

「いやソコは自己紹介しろよ!?何でこっちのシリアスを吹き飛ばすようなマネしてんだァァァ!!」

「ぎゃっふァァァァァ!?」

 

 

 相変わらず帝国兵の持ち物を物色していた銀時にロック渾身の踵落としが炸裂!

 いきなり訳のわからないやりとりを見せられたセリスは案の定ポカン顔。

 

 

「何しやがる単小の分際で」

「初対面が近くにいるのにそう呼ぶのはやめろォォォ!!」

「自己紹介すりゃいいんだろ自己紹介。俺ァ坂田銀時、万事屋だ。世を忍ぶ二つ名はギントキ・ザ・ナイスガイ」

「初めて聞いたんだけどそんな二つ名」

「リターナー!そうか……私はセリス将軍……だった。今はただの裏切り者」

「「え?今のスルー?」」

「あ、いや……ツッコんだらいけないのかと……」

 

 

 変なところで気遣いが出来る人だったらしい。

 つかあのバカ騒ぎの中、帝国兵まだ寝てるんですが。こんなんばっかで大丈夫なのかガストラ帝国。

 

 

「行くぞ!」

「主語もなしじゃ分かんねーだろ」

「……!?私を連れてか?いいや無理だ。走る事が出来ない」

「え?分かっちゃったのこの子。もうわけわかんねーよ」

 

 

 セリスは何とか歩けるものの確かに走れそうにない。痛めつけられて拘束されていたのだから当然といえば当然だ。

 銀時はセリスがロックの言った事を即座に理解出来たことが理解出来ない。

 

 

「ありがとう……だが、仮にお前たちが私を連れ出しても守りきれるはずがない……それならば、ここで潔く死を迎えた方が」

「守りきれるはずがないだ?勝手に人の実力を決めつけてんじゃねーぞテメー」

「「!?」」

「ウダウダ言ってんじゃねーよ。美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか」

 

 

 かつて銀時が攘夷志士だった頃、桂小太郎と共に包囲された際に口にした言葉。

 それに動揺するセリスと、それに感銘を受けたロック。

 

 

「守る!俺が守ってみせる!行くぞ!」

「なら俺がオメーを守ってやらァ。そっちのレオタード将軍はオメーが責任持って守れよ。あ、報酬割り増しで頼むわ」

「オイィィィ!?せっかくカッコ良かったのに自分から台無しにしてんじゃねーか!!」

 

 

 そんな二人のやりとりにようやくセリスも笑みが零れた。

 ついでにセリスはのび太くん兵士が役立つ物を持っているかも、と言おうとしたが先程まで銀時が手当たり次第物色していたのを思い出して言うのを止めた。

 ……服を剥ぎ取られなかっただけマシと思ってもらおう。

 

 それから奥の部屋の宝箱の中身を頂戴しつつ、兵士からパクった鍵で時計を動かして地下通路を抜ける三人。

 そこの宝箱も当然のごとく頂いていく。

 

 

「おーうオメーら無事についてきてんだろーな」

「ああ、俺もセリスも無事だ」

「……あの木の刀、何か特別な一品なのか?」

「いや……後で聞いたら通信販売とか言うもので買った物らしい」

「ふ、普通に売ってるの!?」

 

 

 そういう反応が普通なのだ。銀時が振るうからおかしいのであって。

 途中で出てきたワン公を銀時が威圧しながらボコったらいきなり何も出て来なくなり、割と地下通路は安全に突破でき、階段を上り地上に出るといい感じにサウスフィガロから出られそうな場所に出て来れた。

 

 

「お、ラッキー。ちょうど町の外側じゃねーか」

「どうして私を守ると……?」

「似てるんだ……いや、何でもない。俺自身のためさ」

「そりゃ結構だが人に勝手な行動しないよう釘指してるくせにテメーが勝手な行動すんのはやめろよな。今回はテメーが騒ぎの発端のほとんどだし」

「うっ……悪かったよ」

 

 

 そこからはかつてフィガロ城から移動してきたのと逆に洞窟を通ってナルシェに向かう三人。

 フィガロ側からの入口、つまりサウスフィガロ側からは出口付近にある回復の泉で休憩し、いざ洞窟を出ようとした時……

 

 

「さっきから何の音だ?何だ?」

「何コレお前のドリルで天を突け的な?」

「壁の中から何か来る!」

 

 

 セリスがそう叫ぶと、壁をブチ壊しながら大型のバイク型魔導アーマーらしき物が現れた。

 

 

「ディッグアーマーだ!コイツの魔法を浴びればひとたまりもないはず!!」

「見たとこ自律走行してるみてーだな。これも魔法の産物か?」

「いや、そのあたりは私も詳しくは聞いていない」

「そうかい。ま、やる事は決まってんだけどな」

「それで、どうすりゃいい?」

 

 

 ロックに対してセリスは病み上がりだというのにある提案を出す。

 

 

「魔法は魔封剣で私が引き寄せる!」

「そんなことして大丈夫なのか!?」

「まあ、見ていなさい!!」

 

 

 ディッグアーマーは三人に対してサンダーを放つも、セリスの魔封剣により一人分に集束されて吸収され、僅かながらMPを回復させる結果になってしまう。

 

 

「大したモンだな。マジで身体とか平気なのかよ?」

「身体の方は。だが、魔封剣を行っている間は私は他の行動が取れない。戦闘は実質二人に任せてしまう形になるが……」

「心配すんな。あの厄介な魔法ってのが来ないならあとはガチンコ勝負だろ?そうなりゃ相手が魔導アーマーだろーがブルドーザーだろーが負けねーよ。行くぜ、ロック」

「ああ、直接の相手は俺たちに任せてくれ!」

 

 

 心強い返事と共にディッグアーマーへ立ち向かう二人にどことなく安心感を覚え、セリスは魔封剣の維持に集中する。

 ……が。

 

 

「『盗む』っ!!」

 

 

 盛大に銀時とセリスがズッコケた。

 ディッグアーマーも自律回路の理解が追いついていかないようで、アイドリングしているだけだ。

 

 

「よっしゃあ!エアナイフを盗んだぜ!」

「テメーはこの状況で何してんだァァァ!!」

「……ちょっと格好いいと思った少し前の自分を殴りたい」

 

 

 浮かれるロックに対して怒鳴る銀時と後悔しているセリス。

 そしてそんなロックにディッグアーマーの攻撃が迫る。

 魔法ではなく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ドリル』が後ろ向きのロックの尻に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンギャアァァァァァ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悲劇は繰り返された。

 ついでに今回は刺さっただけじゃなく回転していたから大ダメージである。痛すぎる。

 

 

「お……おぐっふぅ…………」

「あのディッグアーマーとかいうのハンパねーな。岩盤だけじゃなくて別のモンも掘れんのか」

「何かが頭に語りかけてくるのだが……『アレに惚れてはいけない』と」

 

 

 銀時なんかもういつもの事と考え始め、セリスは何故か天の声らしきものを受信している。

 目から血涙、尻からも血が出ているロックも含めこのパーティーも色々ヤバいだろ。

 そんな事などお構いなしにディッグアーマーは追撃を仕掛けてきた。

 

 

「生憎だったな。俺ァそんなモンで掘られる気は毛頭ねェ。もし掘りたいってんなら……」

 

 

 銀時は迫りくるディッグアーマーに対して跳躍し――

 

 

 

 

 

「てめーの墓穴でも掘ってやがれェェェ!!」

 

 

 

 

 

 ダイブしながら手にした木刀でディッグアーマーを思いっきり突き刺した。

 それは動力部まで及んだらしく、銀時がディッグアーマーから飛び離れると軽く爆発して停止した。

 

 

「はァい終了〜」

「……すごい」

「似たようなやつと何度もやりあってるからな。こんなん屁でもねーよ」

 

 

 感嘆の声を上げるセリスに対しいつもの調子で応える銀時。

 そしてようやく復帰出来たロックが一言。

 

 

「ふう、やっと振り切れたようだな」

「オメーは結局盗んで報復されただけだろ」

「……それ、丸出しで進むのか……?」

 

 

 セリスのツッコミに再びロックは絶叫する。

 せっかく着替えたばかりなのに早速穴が空いたズボンとパンツ。

 

 ロックはがっくりと肩を落としつつも、サウスフィガロへと引き返せない三人はそのままナルシェへと向かうのだった。

 

 

 

 

 

「なあ、モンスターの俺を見る目が哀れみを含んでるように見えるんだけど」

「コイツに関わっちゃいけません的なモンじゃねーの?」

「私たちはそのとばっちりか……」

 

 

 ……この作品におけるロックの好感度、だだ下がりである。




モグ、ディッグアーマー、次は何にロックは狙われるのか!?(どっちもほぼ自業自得だったけど)

一方そのままイカダに乗ってナルシェへ向かっていた五人は無事にナルシェに到着。
……したはいいが……

次回『パワーは全てを解決する』困った時頼りになるのはやはり腕力。力こそパワー!

もし本作で、無理のない範囲でキャラ追加するなら?

  • 定春(マスコット枠)
  • 桂&エリザベス(ボケ加速)
  • 高杉(シリアス枠)
  • お妙(ある意味女性キャラ最強)
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