ノアが行く!FF6   作:ハジケハムスター・ポッポ

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前回加入の新戦力

レオタード女将軍・セリス

○まふうけんがつかえるぞ!

※ロックの尻が悲惨な事になりました。


「オイ最後ォォォ!!」
「魔封剣でそうなったみたいに書かないで!」
「原因むしろソイツの自業自得だからな」


パワーは全てを解決する

 帝国の魔の手から逃れるべく急流の中をナルシェに向かう。

 神楽、新八、バナン、エドガー、そしてティナ……ナルシェまであと少し……

 

 

「銀ちゃんもノア様も、あとマッシュもいなくなって戦力不足アル。男どもが揃いも揃って役立たずだし、ティナを守れるのは私しかいないネ!」

「いやなんで僕も役立たず扱いされてんの!?ていうかロックさんとかアクアちゃん数に入れてないよね!?」

「アクアはノア様の武器になるけどケツ出しハンターは武器にさえなんないアル!」

「なんでその二人は武器である事が前提なんだァァァ!!」

 

 

 たとえメンバーが減ろうとも新八のツッコミは健在だ。これがないと詰む。雰囲気的に。

 それはそれとして人数は減ったが無事残りのメンバーはレテ川を突破し、ナルシェに到達。

 

 しかし、いざナルシェに入ろうとするとガードが出て来てティナを見るやいなや……

 

 

「お前は……この前の帝国兵士!?」

「待ってください!」

 

 

 バナンの制止も虚しく、ガードはバナンを突き飛ばす。

 

 

「出ていけ!さもないと……!!」

「まあ、待て。私はフィガロ国王エドガー……」

「嘘をつけ!」

 

 

 バナンに続きエドガーも突き飛ばされる。

 

 

「信用ないアルなお前ら。知ってたけど」

「オイィィィ!!ちょっとは二人の心配しなよ神楽ちゃん!」

「ごめんなさい、神楽……私のせいなの」

「ティナ、待ってるアル。私が道を切り開くネ!」

((すっごく嫌な予感しかしないんだが……))

 

 

 鼻息荒く意気込む神楽に突き飛ばされた二人は不安を隠せない。

 未だ警戒しているガード2名へとズンズン進んでいく神楽。

 

 

「おい、さっさと退くアル。さもないと……」

「さもないと、何だ?ガキ」

「出ていくのはお前たち「ほあちゃあァァァ!!」ぶべら!?」

 

 

ゴシャアァァァァァ!!!

 

 

「「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」」」

 

 

 神楽の容赦ない一撃がガード1名の股間に炸裂し、蹴り上げられたガードは門の天井に突き刺さる。

 そんな光景を見て男三人は絶叫し、ティナは口に手を当てて驚いていた。

 

 

「な……な……!?」

「一人分空いたアル。お前もこうなりたくなかったらおとなしく引き下がるヨロシ」

「なんつー強引な方法取ってんだお前はァァァ!!」

「グダグダ言う方が悪いネ!この通り、パワーは全てを解決するアル!」

「いややってる事が帝国と変わんねーだろォォォ!!」

 

 

 結局、増援を呼ばれてしまったので仕方なくその場を離れるエドガーたちだったが、神楽は不満そうである。

 

 

「エドガーたちがチンタラやってたからザコが増殖したアル。どう責任を取るつもりアルか?私は酢昆布一年分で手打ちにしてやるネ」

「「どう見てもお前が原因だろーが」」

 

 

 新八とエドガーのダブルツッコミを受ける神楽だが、そんなんで反省するような彼女ではない。

 ハァー……と溜息を吐く新八にエドガーが一つの案を出す。

 

 

「仕方ない。元々正面から行って入れるなんて思ってなかったからな。もう一つの方法で行こう」

「エドガーさん、何か案があるんですか?」

「まあな。とりあえず、こっちだ」

 

 

 エドガーに連れられ、門から離れて岩山らしさがある場所までやってくる一行。

 そこはかつてティナがロックやノア、アクアと共に脱出してきた場所だった。

 

 

「ロック達に助けられた時、確かこの辺りから……」

「ロックから聞いている。たぶん、この出っ張りをひねれば……」

 

 

 なんでそんなミステリーちっくなモンあるんだ、と思いたくもなるがエドガーがそれを動かすと入口らしきものが出現する。

 

 

「おおっ!?ここから侵入するわけですね!」

「ま、言葉は悪いがそうなるな」

「何ドヤ顔してるアルか。あのお粗末トレジャーとしか相談してない時点で良からぬ事に使おうとしてたのバレバレネ」

「えっ……ノアやアクアも知ってるはずなのに、ロックとしかここの事……相談してなかったの?やっぱりそういう人なのね……」

「何この扱い納得出来ないんだけど!!」

 

 

 普段の振る舞いのせいか神楽はもちろんティナにも信用されてないエドガー。まあ頑張れ。

 新八とバナンに慰められつつナルシェの炭鉱に入るエドガーと他の四人。

 炭坑をつつがなく進むもある場所に出ると何やら光が妙な動きをしながら先行して次の通路までの道筋を描く。

 

 

「何アルか今の」

「聞いたことがある。ナルシェにはガードに認められるための試練があると。確かあの光が通った道を進めば問題なく突破でき……」

「面倒くさいアル。心配しなくてもあんな一般ピーポーに毛が生えた程度の連中になるための試練に付き合う必要ないヨ」

「人の話聞いてお願いだからァァァ!!」

 

 

 自分から聞いておきながらそんなの関係ねぇ!とばかりに突き進んで行く神楽だが、当然ペナルティに引っ掛かる。

 その時、自身の周囲を回る光が自身の正面に来るように止められればモンスターとエンカウントせずに再開出来るのだが、神楽はそれすらもお構い無しだ。

 邪魔だと光を蹴っ飛ばし、現れたモンスターを尽くブッ飛ばしを繰り返して逆に試練のシステムがブッ壊れ、しかもモンスターが恐怖のあまり出て来なくなってしまった。

 

 ナルシェ、こんなんでガードの選定してたのか……。

 

 

「これでわかったアルな。力こそパワー!パワーがあれば何でも出来るアル!キャッホォォウ!!」

「神楽すごい!」

 

 

 ノリノリな神楽と尊敬の眼差しでそれを見るティナ。

 一方の男性陣はもはや達観してしまっていた。

 

 

「……エドガーさん、バナンさん」

「……何だ、新八」

「僕、生態系が壊れる瞬間を目の当たりにした気がするんですが」

「安心しろ、俺もそうだから」

「脳が考える事を拒否しとるな。かくいうワシもそうじゃ」

 

 

 彼らは知る。神楽こそが、少なくともフィガロ国最強のモンスターだと。

 知ったところで対処出来るわけじゃないが。

 

 それからの道中、ロックの尻を槍で一突きしたモーグリなる生物をティナがふかふかしたり神楽が締め殺しかけたりしたものの問題らしい問題も起きず、無事に炭鉱を抜けティナを助けたジュンという老人の家の裏手に到着した。

 

 

「私、ここから外に逃されて……」

「ここで間違いないアルか?無信用ドスケベ振られマン国王」

「何かダメな方にグレードアップしてんだけど!?」

「じゃあマダオにするアル。まるでダメな王様、略してマダオネ!この世界にもいたアルな、これが似合うどうしようもない奴」

「……あれ、おかしいな。目の前が滲んで見えないや」

 

 

 頑張れエドガー。負けるなエドガー。

 もう負けてるし頑張れなさそうだけど。

 

 

「人んちの裏手で何しとるんじゃ」

「「「「「あ」」」」」

「なんかデジャヴ感じるのう。あの時はロックがバンダナと靴だけで素っ裸じゃったが」

「「「「「!?」」」」」

 

 

 本人の素知らぬところで黒歴史が大暴露されているロック。知ってるのジュン以外だとロック本人とノアとアクアだけだし。

 

 

「あの野郎ォォォ!!やっぱり真正の変態だったアルかァァァ!!」

「私……そんな人に助けられたの……?」

 

 

 激怒する神楽と絶望した顔でへたり込むティナ。

 男三人は「いやいやそんなまさか」とか「さすがにそれはないだろう」とか「真実だったらどうしよう」とか色々混乱している。

 まあ、ノアに盗み返しされたとはいえ先に有無を言わさず仕掛けたのはロックだし、自業自得だろう。

 

 

「んん?よく見ればバナン様、エドガー様!ほう、それにティナか!見たことない新顔もおるようだが、ひとまず中へ」

 

 

 ぶっちゃけロックの醜態は気になるがとりあえずそれは置いておくとしよう。

 ジュンの家に招かれた5人はさっそく話を聞く。

 

 

「ジュンよ。ナルシェの様子はどうじゃ?」

「ここは帝国からもリターナーからも独立している町。リターナーに加われと説得してもなかなか聞きません。バナン様やフィガロ王が来てくれたとなれば、もしかしたら……」

「でもさっき門番にぶっ飛ばされたアル。あんまり期待しない方がいいネ。いざとなったら力づくアル!POWER!!」

「「オメーはそのいざとなったらしか考えてねーだろ!!」」

 

 

 エドガーと新八、割と良いコンビかもしれない。ツッコミ的な意味で。

 何故か発音が無駄に良い神楽をスルーしてエドガーはジュンに尋ねる。

 

 

「ゴホン!……住民の様子は?」

「炭坑の幻獣を見て、みな不安がっています」

「それが原因で帝国が来たんですよね。不安がるのも当然か……」

「実際、幻獣発掘以前は帝国もこのナルシェには手を出して来なかったからのう。しかし、この子がその幻獣についての答えを導き出してくれるかもしれんのだ」

 

 

 バナンの言葉にジュンも頷く。

 

 

「住民も幻獣の正体を知りたがっている事には変わりない。説得の仕方によってはティナを受け入れてくれるかもしれません……」

「ティナはともかく……もう一つ問題があるというか、ナルシェに着いてから追加されたというか……」

「また問題行動アルか?面倒起こすんじゃねーヨ」

「「原因はお前だァァァァァ!!」」

 

 

 ド派手にガードを1名ブッ飛ばし、ガード選定試験を破壊したことをもう忘れたらしい。

 エドガーと新八が揃って額に青筋浮かべてツッコんだ。やはりナイスコンビ。

 

 

「ふう……さて幻獣は、我々にとって救世主となってくれるのか……それとも地獄からの使者となるのか?」

「地獄からの使者!スパイダーマッ!!」

「何してんの神楽ちゃん。ノア様やアクアちゃん、銀さんは大丈夫かな……」

 

 

 銀時とロックはセリスを仲間に加え、またもロックが尻にダメージを受けつつこのナルシェへと向かっている。

 

 

 

 

 

 ノアとアクア、マッシュはどうなるやら。




ナルシェの防備が手薄になった原因がティナと神楽(前者は洗脳されてた)の女性キャラかつ二人ともガードとモンスターの撃滅という共通の事を成し遂げている点。
……アクアは?

次回『たとえ激流に流されようと雰囲気には流されるな』勇気と無謀を履き違えるなってよく言うよね。

もし本作で、無理のない範囲でキャラ追加するなら?

  • 定春(マスコット枠)
  • 桂&エリザベス(ボケ加速)
  • 高杉(シリアス枠)
  • お妙(ある意味女性キャラ最強)
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